すのこベッドのきしみ原因と対策|ギシギシ音を確認

すのこベッドのきしみ原因と対策

先に結論|すのこベッドのきしみは「音が出る場所」を順番に確認します

  • 接合部から鳴る → ネジ・ボルトの緩みを確認
  • 床板付近から鳴る → すのこと受け桟、割れ・反り・浮きを確認
  • 床付近から鳴る → 脚のガタつきや床との接触を確認

すのこベッドのきしみは、すのこそのものだけが原因とは限りません。フレームの接合部、すのこと受け桟の接触、床板の割れや変形、脚と床の接触など、音の発生場所を切り分けることが大切です。

まずはマットレスを外して目視し、ネジやボルトの緩み、すのこの割れ・浮き・変形、脚のガタつきがないか確認しましょう。破損が見つかった場合は、無理に使い続けず、取扱説明書や販売店の案内に従ってください。

私はベッドショップを運営し、睡眠環境・寝具指導士、睡眠・寝具インストラクター、寝具ソムリエの資格を持っています。この記事では、すのこベッド特有のきしみを中心に、原因の見つけ方、対処方法、買い替えるときの選び方まで順番に解説します。

目次

すのこベッドがきしむ主な原因は4つ

すのこベッドがきしむ4つの原因

「ギシギシ」「ミシミシ」と音がするときは、最初から原因を決めつけず、次の4か所を順番に確認すると切り分けやすくなります。

① フレームの接合部
ネジ・ボルトの緩みや、部材同士のこすれを確認します。
② すのこと受け桟
荷重がかかったときの接触や動きを確認します。
③ すのこ自体
割れ・反り・変形・浮きがないか確認します。
④ 脚と床
ガタつき、床の段差、接触部分の摩擦を確認します。

1.フレームの接合部がこすれている

ベッドは、ヘッドボード・サイドフレーム・フットボードなど複数の部材をネジやボルトで固定して組み立てます。使用しているうちに固定部分が緩むと、寝返りなどで荷重が移動した際に部材がわずかに動き、接合部からきしみ音が出ることがあります。

音が接合部付近から聞こえる場合は、取扱説明書を確認したうえで、ネジやボルトに緩みがないか点検してください。

対処のポイント
緩みがあれば適切に締め直します。ただし、強く締めればよいわけではありません。締めすぎはネジや部材を傷めることがあるため、商品の取扱説明書に従って作業してください。

2.すのこと受け桟が接触して音が出ている

すのこは寝ている人と寝具の荷重を受ける部分です。寝返りや乗り降りによってすのこがわずかに動き、フレームや受け桟との接触部分から音が出る場合があります。

マットレスを外した状態で、すのこが正しい位置に収まっているか、固定部品が外れていないか、特定の場所だけ浮いていないかを確認しましょう。

商品によって床板の固定方法は異なります。自己判断で穴を開けたり部材を追加したりせず、まず取扱説明書を確認することが大切です。

3.すのこに割れ・反り・変形がある

木製のすのこは、使用環境や経年変化などによって状態が変わることがあります。また、一点に強い力が加われば、ひび割れや破損につながることもあります。

割れ、ひび、著しい反りや変形を見つけた場合は、そのまま使用しないでください。破損した床板はきしみの問題だけでなく、安全に使用できない可能性があります。

重要
すのこの上で飛び跳ねたり、想定された使い方以外の荷重をかけたりしないようにしましょう。異常な音や揺れ、破損がある場合は使用を中止し、販売店やメーカーに確認してください。

4.脚と床の接触部分から音が出ている

ベッド本体ではなく、脚と床の接触部分が原因で「ギシギシ」と聞こえる場合もあります。床のわずかな段差や傾き、脚のガタつきなどによって、寝返りのたびにベッドが動いて音が出ることがあります。

まずはベッドが水平か、すべての脚が安定して床についているかを確認しましょう。床との接触音であれば、商品や床材に適したフェルトなどの緩衝材で軽減できる場合もあります。

ギシギシ音の場所を確認する手順

すのこベッドのギシギシ音を確認する手順

原因が分からないときは、いきなり部品を交換するのではなく、次の順番で確認すると効率的です。

① マットレスを外す
フレームだけの状態で音の発生場所を確認します。
② 接合部を確認する
ネジ・ボルト・接合部に緩みやガタつきがないか見ます。
③ すのこを確認する
割れ・ひび・反り・浮きがないか、正しい位置に収まっているか確認します。
④ 脚と床を確認する
すべての脚が床に接しているか、ベッドがガタつかないか確認します。
⑤ マットレス側も切り分ける
フレーム側に問題が見つからなければ、マットレスから音が出ていないか確認します。

マットレスを床に置いた状態でも音がするなら、ベッドフレームではなくマットレス側が発生源の可能性があります。反対に、マットレスを外したフレームに軽く荷重をかけたときに音が出るなら、フレームやすのこ側を重点的に確認します。

すのこベッドのきしみを抑える対処方法

ネジやボルトを点検する

接合部の緩みは、きしみの代表的な原因の一つです。購入時にしっかり組み立てていても、使用中の振動や荷重移動によって緩む場合があります。

定期的に接合部を確認し、緩みがあれば取扱説明書に従って締め直しましょう。ネジが空回りする、部材が割れている、締めてもすぐに緩むといった場合は、無理に使い続けず販売店へ相談してください。

すのこの位置と状態を確認する

すのこがずれていたり、一部だけ浮いていたりすると、荷重がかかったときに接触音が出やすくなります。固定部品がある商品では、外れや緩みがないかも確認してください。

割れやひびがある床板は、音だけを抑える応急処置ではなく、交換や修理を検討する必要があります。

ベッドの設置状態を見直す

床に段差や傾きがあると、ベッド全体にねじれが生じ、接合部や脚から音が出ることがあります。設置場所を変えられる場合は、水平で安定した場所か確認しましょう。

床との摩擦音であれば、床材を傷めない適切な緩衝材を使う方法もあります。ただし、厚みのあるものを一部の脚だけに入れると逆にガタつくことがあるため、安定性を優先してください。

直らないきしみは「破損」と「構造」を確認する

ネジを締め直し、設置状態を整えても大きな音が続く場合は、単なる緩みではない可能性があります。

  • すのこやフレームにひび・割れがある
  • 接合部が変形している
  • ネジ穴や金具が傷んでいる
  • 床板を支える部材に異常がある
  • ベッド全体の揺れやガタつきが大きい

このような状態では、音を消すことよりも安全確認を優先してください。破損・変形したベッドを自己流で補強して使い続けるのではなく、交換部品の有無や修理可否を販売店へ確認しましょう。

きしみにくいすのこベッドを選ぶ5つのポイント

きしみにくいすのこベッドを選ぶ5つのポイント

「絶対にきしまないベッド」と言い切れる商品はありません。設置状態や組み立て、使用期間によっても音の出方は変わるためです。

そのうえで、購入時には次の5点を確認すると、安定性を判断しやすくなります。

① 耐荷重
使用人数や寝具を含め、商品仕様に余裕があるか確認します。
② すのこの支え方
受け桟や中央部分など、床板を支える構造を確認します。
③ フレームと接合部
脚・フレーム・接合部の構造を確認します。
④ 対応する寝具
マットレス用か、敷布団にも対応しているか確認します。
⑤ 組み立て・点検方法
組み立て方法や使用後の点検方法が分かりやすいか確認します。

耐荷重は「体重の○倍」ではなく商品仕様で確認する

耐荷重を見ることは大切ですが、「体重の1.5倍なら大丈夫」といった一律の基準で選ぶ必要はありません。

使用する人の体重だけでなく、マットレスや布団などの寝具、複数人で使用する可能性も考え、各商品の取扱説明書や商品仕様に記載された耐荷重と使用条件を確認しましょう。

すのこを支える構造を見る

床板の厚さだけでは、ベッド全体の安定性は判断できません。すのこをどのように支えているか、中央に支えがあるか、床板のずれを防ぐ構造になっているかなども確認したいポイントです。

「布団対応」は寝具との組み合わせで確認する

すのこベッドの中にはマットレス使用を前提とした商品と、敷布団にも対応した商品があります。敷布団を直接使いたい場合は、必ず商品説明で「布団対応」か確認してください。

対応していない床板に想定外の使い方をすると、荷重のかかり方が変わる可能性があります。

きしみにくさを重視したすのこベッドの選択肢

ベッド通販セラピスでは、すのこの支え方や耐荷重、使用できる寝具などの商品仕様を確認したうえで選ぶことをおすすめしています。ここでは、構造上の特徴を比較しやすい商品を紹介します。

棚・コンセント・脚付き無垢すのこベッド

棚・コンセント・脚付き無垢すのこベッド

天然木の風合いを活かした脚付きすのこベッドです。敷布団にも対応しているため、マットレスだけでなく布団を使いたい方も候補にできます。

きしみ対策では、商品を選んだ後の組み立てと定期的な接合部の確認も大切です。

ナチュラル 総桐すのこベッド Kirimuku キリムク

総桐すのこベッド Kirimuku キリムク

桐材を使用したすのこベッドです。床板だけでなく、床板を支える構造や脚の安定性も含めて確認し、自分の寝具と使い方に合うか判断しましょう。

棚付きヒノキベッド 日本製 ひのき すのこベッド

棚付きヒノキベッド 日本製 ひのき すのこベッド

ひのきを使用したすのこベッドです。高さを調整できるタイプでは、見た目やベッド下収納だけでなく、取扱説明書どおりに脚を確実に固定することも重要です。

頑丈すのこベッド 棚付き・高さ調整タイプ

頑丈すのこベッド 棚付き コンセント付き 高さ調整タイプ

耐荷重を重視してすのこベッドを選びたい方の候補です。耐荷重の数値だけで決めるのではなく、使用人数、寝具、設置場所、組み立て方法まで含めて商品仕様を確認してください。

すのこベッドのきしみに関するよくある質問

Q1.すのこベッドがギシギシ鳴る原因は何ですか?

原因は一つに決められませんが、まず確認したいのはフレーム接合部のネジ・ボルトの緩みです。そのほか、すのこと受け桟の接触、床板の割れや変形、脚と床の接触でも音が出ることがあります。

Q2.ネジを締め直してもきしみが直らない場合は?

マットレスを外して、すのこの割れ・ひび・反り・浮き、脚のガタつき、接合金具の変形などを確認してください。破損や大きな揺れがある場合は使用を中止し、販売店やメーカーへ相談しましょう。

Q3.すのことフレームの間にクッション材を入れても良いですか?

商品によって構造や固定方法が異なるため、一律にはおすすめできません。床との摩擦音に緩衝材が有効な場合はありますが、すのこや接合部へ自己判断で部材を追加する前に、取扱説明書を確認してください。

Q4.耐荷重が高いほど、きしまないベッドですか?

耐荷重は重要な確認項目ですが、それだけできしみの有無は決まりません。接合部、すのこの支え方、組み立て精度、設置場所、使用状況なども影響します。耐荷重と構造の両方を確認しましょう。

Q5.新品のすのこベッドでもきしむことはありますか?

あります。組み立て時の固定不足、設置面のわずかな段差、床との接触などが原因になる場合があります。新品で大きな音や異常な揺れが続く場合は、無理に加工せず販売店へ確認してください。

すのこベッドのきしみまとめ

すのこベッドからギシギシ音がするときは、すのこだけを疑うのではなく、「接合部」「すのこと受け桟」「すのこの状態」「脚と床」の4か所を順番に確認しましょう。

ネジ・ボルトの緩みや設置状態であれば、点検や調整で改善することがあります。一方、すのこやフレームに割れ・ひび・変形がある場合は、安全を優先して使用を中止してください。

これから購入する場合も、「きしまない」という表現だけで選ぶのではなく、耐荷重、床板の支え方、接合部、使用できる寝具などの商品仕様を確認することが大切です。