「脚付きマットレスで寝ると腰や背中が痛い」と言う人がいます。
もちろん全ての脚付きマットレスで、腰痛が起こるわけではありませんが、せっかくベッドを新調したのに身体が痛くなっては元も子もありません。
そこでこの記事では、
- 腰が痛くなる脚付きマットレスの特徴
- 痛い時の対処法
- 腰痛持ちの脚付きマットレスの選び方
- 腰痛持ちにおすすめの脚付きマットレス
について詳しくご説明したいと思います
目次
腰が痛くなる脚付きマットレスの特徴
腰や背中が痛くなる脚付きマットレスの特徴としては、
- 分割式脚付きマットレスを使用している
- マットレスが体格に合っていない
- マットレスがへたっている
の3点が考えられます。
分割式脚付きマットレスを使用している
設置や搬入だけでなく、引っ越しや模様替えに便利なのが「分割式脚付きマットレス」です。
一般的な脚付きマットレスは、一枚のマットレスになっています。
しかし分割式脚付きマットレスは、マットレスが二つに分かれていて、金具やマジックテープで繋げてあります。
分割式脚付きマットレスはつなぎ目が腰に当たる
分割式脚付きマットレスが腰痛を引き起こすのは、マットレスのつなぎ目がちょうど腰や背中に当たるからです。
通常のマットレスでは荷重を分散して、マットレス全体で体を支えるように出来ています。
しかし分割式脚付きマットレスでは、荷重を分散出来ずに、腰や背中に負担を掛ける事になります。
縁が硬い分割式脚付きマットレスは要注意
特に「縁」が硬い分割式脚付きマットレスは、硬い縁が腰に当たるので、寝心地がかなり悪いケースがあります。
どうしても分割式脚付きマットレスが欲しい場合は、縁が柔らかくしてある商品を選んで上にベッドパッドを敷くようにしましょう。
マットレスが体格に合っていない
脚付きマットレスに限らず、マットレスで寝ると体が痛くなる原因として、ご自身の体重とマットレスの硬さが合っていない事が考えられます。
硬さの目安としては、
- 体重50kg未満:ソフト
- 体重50kg~80kg:普通
- 体重80kg以上:硬め
となっているので、マットレスのスペックを確認して下さい。
マットレスがへたっている
通常の脚付きマットレスは、裏表をひっくり返すローテーションが出来ないので、寿命は5年程度になっています。
ご使用されている脚付きマットレスが寿命を超えているのであれば、経年劣化によって中のコイルの反発力がなくなっている可能性があります。
この場合には、新しい脚付きマットレスに買い替えるようにして下さい。
>>脚付きマットレスの寿命|何年でへたる?寿命が長い脚付きマットレスは?
痛い時の対処法
脚付きマットレスの寝心地が体に合っていない場合には、新しく買い替えるのが一番確実です。
しかし、脚付きマットレスの上に「マットレストッパー」を敷いて寝心地を改善する方法もあります。
マットレストッパーとは、3㎝~7㎝程度の薄手のマットレスの事で、寝心地が悪い時に上に重ねて使用します。
おすすめのマットレストッパー『エイプマンパッド』
『エイプマンパッド』は、高反発ウレタンマットレスです。
トッパーとして使用する場合には、体重が50㎏までの方は5㎝の厚みを、それ以上の方は7㎝の厚みを使うようにして下さい。
腰痛持ちの脚付きマットレスの選び方
腰痛持ちの方が、脚付きマットレスを選ぶときには、
- 分割式脚付きマットレスは避ける
- 耐圧分散性に優れているマットレスにする
- 体重に合った硬さにする
の3点を重視するようにして下さい。
分割式脚付きマットレスは避ける
分割式脚付きマットレスの上に、マットレストッパーを敷くことである程度身体の痛みを取る事は可能です。
しかし、マットレストッパーはスプリングマットレスに比べてへたるのが早いので、これから購入する方は分割式脚付きマットレスは避けるようにして下さい。
耐圧分散性に優れているマットレスにする
腰痛の方が脚付きマットレスを選ぶときには、「耐圧分散性」に優れている商品にして下さい。
寝ている姿勢では、腰に全荷重の44%がかかっています。
ボンネルコイルマットレスのように耐圧分散が出来ないマットレスで寝ると、そのままの荷重が腰にかかるので腰痛を悪化させてしまいます。
体重に合った硬さにする
脚付きマットレスを選ぶ時には、体重に適しているマットレスにする事が大切です。
細身の女性のマットレス
体重が40㎏未満の細身の女性の場合、マットレスの硬さは「ソフト」を選びましょう。
硬めのマットレスを使用すると、反発力に体重が負けてしまい、身体が反り返った状態になるので、腰痛を悪化させる要因となります。
おすすめは「海外製ポケットコイルマットレス」や「プレミアム2層ポケットコイルマットレス」で、柔らかい寝心地が特徴です。
平均的な体格の方のマットレス
体重が40kg~70kgの平均的な体格の方のマットレスは、「普通」となります。
おすすめは「国産ポケットコイルマットレス」や「スタンダードポケットコイルマットレス」、「プレミアムポケットコイルマットレス」で、適度に硬さがあるのが特徴です。
体重が重い方のマットレス
体重が70kgを超える方の場合、マットレスは「硬め」でなければいけません。
体重が重い男性が柔らかいマットレスを使用すると、身体が「く」の字に曲がってしまい、腰を圧迫する事になります。
おすすめは、フランスベッド社製の「マルチラスダブルデッキスプリングマットレス」になります。
体重が重い方の場合、硬めで耐圧分散性に優れいてる脚付きマットレスはあまりないので、商品選びは慎重に行ってください。
腰痛持ちにおすすめの脚付きマットレス
腰痛持ちにおすすめの脚付きマットレスとしては、
- 選べる7つの寝心地!すのこ構造 ボトムベッド
- ホテルダブルクッション 脚付きマットレスボトムベッド
があるので、ご紹介したいと思います。
選べる7つの寝心地!すのこ構造 ボトムベッド
選べる7つの寝心地!すのこ構造 ボトムベッドは、マットレスを
- スタンダードボンネルコイルマットレス(硬め)
- スタンダードポケットコイルマットレス(普通)
- プレミアムボンネルコイルマットレス(硬め)
- プレミアムポケットコイルマットレス(普通)
- プレミアム2層ポケットコイルマットレス(ソフト)
- 羊毛入りデュラテクノマットレス(普通)
- マルチラスダブルデッキスプリングマットレス(硬め)
の7種類から選ぶことが出来ます。
ボンネルコイルマットレスは耐圧分散が出来ないので、腰痛の方には不向きです。
それ以外のマットレスで、ご自身の体重に合わせて選ぶようにしましょう。
ホテルダブルクッション 脚付きマットレスボトムベッド
「腰の痛みを何とかしたい!」と言う方には、ワンランク上の脚付きマットレスがおすすめです。
こちらのホテルダブルクッション脚付きマットレスは、ベッド本体部分にもスプリングが組み込まれています。
上のマットレスと本体のスプリングの2つで荷重を分散してくれるので、腰への負担を極限まで減らす事が可能です。
こちらのマットレスの種類も、上と同様に7種類がラインナップしているので、酷い腰痛の方におすすめとなっています。
脚付きマットレス痛いまとめ
脚付きマットレスで寝ると腰が痛いのは、分割式でつなぎ目が腰に当たる事が主原因です。
寝心地を改善するためには、マットレストッパーを上に敷くようにして下さい。
腰痛の方が脚付きマットレスを選ぶときには、
- 分割式は避ける
- 耐圧分散性に優れているマットレスを選ぶ
- 体重に合った硬さにする
の3つを抑えるようにしましょう。