通常のベッドから畳ベッドに変えると、朝起きた時に身体が痛くなる方がいらっしゃいます。
これは、畳のクッション性がマットレスに比べて弱いのが原因ですが、対処しないと腰痛や肩こりが悪化してしまいます。
そこでこの記事では、
- 畳ベッドで寝ると痛い原因
- 畳ベッドの寝心地を改善する方法
- 痛くない畳ベッド
について、詳しくご説明したいと思います。
目次
畳ベッドで寝ると痛い原因
通常のベッドでは、スプリングマットレスを使用しています。
マットレス自体にクッション性があるのはもちろんですが、厚みも10㎝以上あるので底付き感を感じる事がありません。
一方、畳ベッドでは「畳のクッション性+布団のクッション性」が寝心地を決めています。
畳に使用されている「い草」自体に弾力性がありますし、編み込んでいるのでクッション性もある程度あります。
また、布団もある程度柔らかく作られているので、通常であれば痛みを感じる事はありません。
しかし、
- 腰痛の持病がある
- 年配の人が使っている
- 体重が重い人が使っている
- せんべい布団を使っている
と言った場合には、痛みが出る可能性があります。
腰痛の持病がある
腰痛がある方にとって、布団で寝るのはあまりおすすめできません。
と言うのも、人は横になった時に全体重の44%が腰にかかってくるからです。
布団は耐圧分散が出来ないので、ほぼそのままの荷重を腰で受け止める事になり、腰痛を悪化させる要因となります。
年配の人が使っている
若い人の場合、関節や筋肉が柔らかいので、多少寝心地が悪いベッドで寝ても、違和感なく熟睡する事が出来ます。
しかし年齢を重ねると、身体の節々が硬くなってしまい、布団が少し硬いだけでも体に痛みを感じてしまいます。
体重が重い人が使っている
体重が軽い子供や女性場合、畳ベッドで寝てもあまり痛みを感じる事がありません。
しかし体重が重い人が布団寝をすると、体重の重みで布団がひしゃげてしまい、畳の硬い感触を感じながら寝る事になります。
せんべい布団を使っている
薄っぺらい「せんべい布団」を使うと、クッション性が足りずに底付き感が出てしまいます。
畳自体にクッション性があるとは言っても、身体全体の荷重を受け止める程の弾力性があるわけではないので、身体に痛みを感じる事になります。
畳ベッドの寝心地を改善する方法
ではどうすれば畳ベッドの寝心地を改善できるかと言うと、
- 布団を分厚くする
- マットレストッパーを敷く
- スプリングマットレスに買い替える
と言った対策方法があります。
布団を分厚くする
畳ベッドで寝て体が痛くなるほとんどのケースでは、敷布団のクッションが足りていない事が原因です。
そのため、分厚い敷布団に変える事で、寝心地を改善する事が出来ます。
畳ベッドにおすすめ全9色!羊毛混ボリューム敷布団×羽根布団8点セット
畳ベッドに寝ていて腰が痛い方は、敷布団を見直す事も大切です。
おすすめの敷布団としては、全9色!羊毛混ボリューム敷布団×羽根布団8点セットがあります。
厚みが15㎝とふかふかの敷布団を使用しているので、底付き感がなく腰痛の方でも安心してご使用する事が出来ます。
素材も保温性と放湿性に優れた羊毛なので、オールシーズン快適な寝心地になっています。
マットレストッパーを敷く
また、「マットレストッパー」と言って、スプリングマットレスなどがへたって来た時に寝心地を改善する、薄型マットレスを使っても良いでしょう。
少し硬めで反発力が強い高反発のウレタンマットレストッパーを敷布団の下に敷くことで、快適な寝心地にする事が出来ます。
厚みは体重が40㎏未満の人は、3㎝程度で良いですが、それ以上の方は5㎝以上の厚みのものをお選びください。
高反発マットレス 高耐久性 310 『エイプマンパッド』
『エイプマンパッド』は、高反発ウレタン素材で作られているマットレスです。
トッパーとして使用するのであれば、5㎝の厚みで十分ですが、敷布団を取っ払ってマットレス単体で寝るのであれば、9㎝以上の厚みにして下さい。
スプリングマットレスに買い替える
費用もかかりますし、布団寝が出来なくなりますが、スプリングマットレスに買い替えるのも必要かもしれません。
お年寄りや、身体が重い人の場合、同時に腰を痛めている方も多いですよね?
そう言った方は、畳ベッドではなく、しっかりとした反発力があるスプリングマットレスの方が痛みに悩まされずに済みます。
マルチラススーパースプリングマットレス
腰痛の方におすすめなのが、フランスベッド社製のマルチラススーパースプリングマットレスです。
厚みは16cmと十分あり、防虫・防臭・防ダニ加工が施されている衛生マットレスです。
また耐圧分散に優れているマットレスなので、腰や肩などの負担を大きく軽減してくれます。
腰痛におすすめの畳ベッド
これから畳ベッドを購入される方で、腰痛など身体の痛みが心配な方は、畳の素材を変えてみると良いでしょう。
具体的には、「クッション畳」を使用している畳ベッドがおすすめです。
クッション畳は、中材にウレタンや発泡スチロールを入れる事で、柔らかめの寝心地に仕上げています。
クッション畳が選べる畳ベッドには、
- 布団が収納できる棚・コンセント付き畳ベッド
- 悠華 ユハナ
の2種類があります。
布団が収納できる棚・コンセント付き畳ベッド
こちらは、ベッド下に布団が収納出来る宮付き畳ベッドです。
畳表の種類をい草畳・クッション畳・洗える畳の3種類から選べるようになっています。
腰痛の方は分厚く弾力性に優れている敷布団を使う方が良いですが、こちらの商品なら嵩張る寝具をまとめて片づける事が出来ます。
ヘッドボードには棚と2口コンセントも付いていて、枕元に必要な物を置けるので、起き上がる回数を減らす事が出来ます。
日本製・布団が収納できる大容量収納畳ベッド 悠華 ユハナ
悠華 ユハナは、ヘッドレスタイプの収納畳ベッドです。
ベッド下に大容量の荷物を収納出来るので、散らかりがちな部屋をスッキリ片づける事が出来ます。
ヘッドレスタイプなので、布団を片づけると小上がりとして使うのに最適です。
また組立設置サービスを付ける事が出来るので、腰痛の方でも安心してご購入する事が出来ます。
畳ベッド痛いまとめ
畳ベッドで寝ると痛いと言う方の多くは、
- 腰痛の持病がある
- 年配の人が使っている
- 体重が重い人が使っている
- せんべい布団を使っている
と言った特徴があります。
体の関節や筋肉が固まっている状態で、薄手の敷布団で寝ると、弾力性が足りずに腰痛や肩こり、背中の痛みに繋がります。
そう言った場合には、厚手の布団にしたり、畳ベッドの上にマットレストッパーを敷くなど対策を立てる事で痛みを軽減する事ができます。
また、痛くない畳ベッドを購入したい方は、「クッション畳」を使用しているものがおすすめです。