すのこベッドは湿気に強いベッドですが、使い方を間違えるとカビが生える事もあります。
また、すのこベッドはマットレスだけでなく、布団を敷くことも出来ますが、使用する人によっては体調が悪化する可能性があります。
そこで、この記事では、
- すのこベッドのカビない使い方
- すのこベッド「布団の使い方」
について、ご説明したいと思います。
目次
すのこベッドのカビない使い方
「すのこベッドにしたからカビは生えないだろう」と思って、メンテナンスを怠る人はたくさんいます。
しかし、あくまですのこベッドは「カビが生えにくい」程度の効果しかないので、しっかりとカビ対策を行うようにしましょう。
実際、ネット上の口コミを見ても、
すのこベッドにカビが生えていて布団にもカビが生えてます。これらを綺麗に掃除したいのですがどうしたらいいですか?適切な処理とカビが生えない方法を教えてください。
(ヤフー知恵袋より引用)
と言った方がいらっしゃいます。
一度カビが生えると、黒ずむだけでなく、胞子をまき散らす事で喘息などの症状が出る事もあります。
そのため、日常的にカビ予防をする事が大切になってきます。
カビ予防に大切なポイントは、
- ベッドパッド・シーツを併用する(マットレス使用時)
- マットレスを定期的に立てかける(マットレス使用時)
- 布団を片づける(布団使用時)
- 布団乾燥機で乾かす
- 除湿シートを使う
- 定期的にベッドフレームを除菌する
となっています。
ベッドパッド・シーツを併用する(マットレス使用時)
マットレスを使用する場合には、シーツだけでなくベッドパッドを使うようにしましょう。
人は寝ている間にコップ一杯分の汗をかくと言われています。
シーツやベッドパッドがないと、その湿気がマットレスの底面に溜まる事でカビが発生します。
また、人間の皮脂やフケと言った汚れはカビの好物でもあるので、衛生的に保つ必要があります。
すのこベッドと言えども、不衛生で湿度が高い状態が続くとカビが生えてしまいます。
そのため、ベッドパッドとシーツを付けて、1~2週間に1回は洗濯をするようにして下さい。
マットレスを定期的に立てかける(マットレス使用時)
マットレスの底面は空気が触れにくいので、どうしても湿度が高い状態になります。
そのため、定期的に立てかけるようにして、中の湿気を追い出すようにしましょう。
布団を片づける(布団使用時)
布団を使用する場合には、万年床にするのは厳禁です。
床板がすのこになっているので、ある程度空気が通るようになっていますが、布団はマットレスと比べると通気性が悪くなっています。
押し入れなどがないと、片づけるのは難しいですが、すのこベッドの上に折りたたむだけでも、布団の裏側が空気に触れるのでカビ対策になります。
布団乾燥機で乾かす
寝具に溜まった湿気を手っ取り早く乾かす方法として、「布団乾燥機」を使う方法があります。
温度を60度以上に設定すると、カビ予防だけでなく、ダニ対策にもなるので、持っている方はぜひ活用するようにして下さい。
除湿シートを使う
日常的な湿気を吸い取ってくれるのが、除湿シートや除湿マットと呼ばれている商品です。
マットレスの下(床板の上)に敷く事で、寝ている間にかいた汗を吸い取ってくれます。
中にはシリカゲルやベルオアシスと言った乾燥材が入っていて、天日干しする事で繰り返し使用する事が出来ます。
定期的にベッドフレームを除菌する
マットレスや布団を置いているすのこを除菌するのも、カビ対策には有効です。
菌が繁殖する前に、アルコール除菌スプレーでふき取る事で、カビの繁殖を抑える事が出来ます。
すのこベッド「布団の使い方」
布団を使える事も、すのこベッドのメリットの一つですよね?
しかし、使い方によっては、腰痛などを発症する事があるので、注意点をご説明したいと思います。
- 腰痛持ちの人は布団は避ける
- 年配の方は寝心地を予めチェックする
- 体重が重い人は分厚い布団を使用する
腰痛持ちの人は布団は避ける
まず、腰痛の方は布団よりも、マットレスの方がおすすめです。
と言うのも、人が横になっている時に一番荷重がかかるのが「腰」になります。
しかし布団は基本的に耐圧分散性が出来ないので、その荷重がそのまま腰にかかってしまいます。
一方、マットレスの中には「ポケットコイルマットレス」や「マルチラススーパースプリングマットレス」「デュラテクノマットレス」と言った耐圧分散に優れている商品があります。
腰痛をケアしながら、睡眠の質を上げるためには、マットレスを使用する方が良いでしょう。
年配の方は寝心地を予めチェックする
年配の方で良くあるのが、「以前はすのこベッドに布団を敷いていても大丈夫だったけれども、最近朝起きると体が痛い」と言うケースです。
これは、年と共に関節や筋肉が硬くなったことが原因と考えられます。
すのこベッドに布団が使える言うのは、あくまでも「機能的に問題ない」と言う事で、寝心地が快適と言うわけではありません。
板の上に布団を敷いて寝ているのですから、クッション性が足りなくなり腰や背中が痛くなることがあります。
そのため、すのこベッドに布団を使用する予定の方は、一度フローリングに布団を敷いて寝てみるようにしましょう。
問題なければすのこベッドでも快適に眠れますが、身体が痛くなるようであればマットレスを使った方が良いと言えます。
体重が重い人は分厚い布団を使用する
子供や細身の女性の場合、比較的薄い布団でも問題なく寝る事が出来ます。
しかし、体重が80kgを超える重い人の場合、薄っぺらいせんべい布団では、底付き感が出てしまいます。
そのため、最低でも厚みが5㎝以上、出来れば10㎝程度ある敷布団を使用するのが望ましいと言えます。
羊毛混ボリューム敷布団×羽根布団8点セットであれば、厚みが10㎝の省スペースタイプと、厚みが15㎝のボリュームタイプから選べるので体重重たい方でも安心です。
すのこベッド使い方まとめ
すのこベッドは湿気に強いベッドですが、使い方を間違えるとカビが生える事もあります。
そのため、布団乾燥機を使ったり、アルコールスプレーですのこベッドを除菌すると言った使い方をしましょう。
また、すのこベッドは布団を使う事も出来ますが、腰痛やお年寄りの方はマットレスの方がおすすめとなっています。