二段ベッドで寝ると、「ギシギシ」ときしみ音が聞こえる事があります。
通常、身体が軽い幼稚園や小学生くらいなら、大きな音がする事は稀です。
しかし、中学生くらいになると寝返りをうつだけで「うるさいな~」と感じる事があります。
そこでこの記事では、
- 二段ベッドからきしみ音がする原因
- 二段ベッドのきしみ音対策
- きしまない二段ベッドのおすすめ商品
について詳しくご説明したいと思います。
目次
二段ベッドからきしみ音がする原因
二段ベッドから聞こえてくるきしみ音の原因としては、
- 高さがある
- 耐荷重が低い
- 床板がすのこになっている
- ネジが緩んでいる
- フレームが歪んでいる
- 子供が暴れる
と言った事があります。
高さがある
通常のベッドと比べて高さがある二段ベッドは、どうしてもきしみ音がしやすい部類に入ります。
重心が高く、不安定になりやすいので、ある程度重量がある二段ベッドを選ぶことが大切です。
耐荷重が低い
使用する子供の体重に対して、耐荷重が低い場合にも「ギシギシ」と音がします。
耐荷重の目安は、「体重×1.5倍」と言われています。
寝ている人の体重だけでなく、マットレスや布団の重さ、それに寝返りなどをする事で瞬間的に荷重が高くなります。
そのため、耐荷重ギリギリの二段ベッドは避けるようにしましょう。
床板がすのこになっている
最近の二段ベッドの主流として、床板が「すのこ」になっている事が挙げられます。
すのこは通気性に優れているため、カビが生えにくく衛生的な環境を整えるメリットがあります。
しかし、一枚板に比べると、隙間がある分どうしてもきしみ音はしやすくなります。
但し桟や梁がしっかり入っているすのこは、一枚板よりもはるかに頑丈に出来ているのできしみ音の心配はありません。
ネジが緩んでいる
二段ベッドを組み立ててしばらくしてから、きしみ音が聞こえだした時には、ネジが緩んでいる可能性があります。
半年に1回程度の頻度で、ネジの緩みがないかをチェックするようにしましょう。
フレームが歪んでいる
新品の二段ベッドで、耐荷重なども問題ないにも関わらずきしみ音がうるさい時には、組み立て方に問題があるかもしれません。
フレームを組み立てる時には、「片締め」にならないように、ボルトを満遍なく少しずつ締める事が大切です。
片締めになると、フレームが歪んでしまうので、きしみ音がしやすくなります。
子供が暴れる
二段ベッドは子供にとっては、「秘密基地」のようにワクワクするベッドです。
そのため、興奮して飛び跳ねたり、暴れたりする事も少なくありません。
そう言った行動が積み重なると、フレームの歪みやネジの緩みに繋がり、「ギシギシ」と音がするようになります。
二段ベッドのきしみ音対策
では、次にどのようにしてきしみ音を、なくしていくのかをご説明したいと思います。
手順としては、
- きしみ音の場所を特定する
- ネジの緩みがないか確認する
- フレームが歪んでいないか確認する
- 増し締め・組み立て直しをする
となります。
1.きしみ音の場所を特定する
まず、音が聞こえてきたら場所の特定を行います。
床板から聞こえてくるのか、あるいはサイドフレームやヘッドボードから聞こえてくるのかを特定します。
2.ネジの緩みがないか確認する
次にきしみ音が聞こえてきている近辺から、ネジの緩みがないかを確認していきます。
音が聞こえてくる近辺のネジが緩んでいれば、そこが原因と考えて間違いないでしょう。
3.フレームが歪んでいないか確認する
新品の二段ベッドに良くあるのが、フレームの歪みです。
特に、床板の片方だけがサイドフレームに擦れていると、ギシギシと音が鳴る事が良くあります。
4.増し締め・組み立て直しをする
ネジの緩みがある場合には、増し締めを行います。
また、フレームが歪んでいる場合には、全てのネジを一度緩めて歪みを修正してから、片締めにならないように締めなおします。
増し締め・歪みを修正しても音が消えない場合
ネジの増し締めを行ったり、歪みを修正してもきしみ音が消えないケースもあります。
主なケースとしては、
- ネジと木材の摩擦によるきしみ音
- すのこのきしみ音
の2つがあるので、対策方法をご説明したいと思います。
ネジと木材の摩擦によるきしみ音
ネジと二段ベッドの木材との間で音がしている場合には、ワッシャー部分に「パッキン」を挟むのが効果的です。
金属と木材とでは摩擦係数が高くなりますが、ゴム製のパッキンであれば寝返りなどの衝撃音を吸収してくれます。
すのこのきしみ音
また、すのこ自体からきしみ音が聞こえてくるケースもあります。
耐荷重が低い二段ベッドで良くあるのですが、この場合にはすのこの裏側とフレームとの間に「フェルト」を挟むと音がなくなります。
きしまない二段ベッドのおすすめ商品
きしまない二段ベッドの特徴としては、
- 耐荷重が150㎏以上
- 耐震機能が付いている
- 重量がある
の3つを抑える事が大切です。
耐荷重が150㎏以上
一般的な二段ベッドの耐荷重は100㎏程度になっています。
しかし、男の子の場合高校生くらいになると、70㎏を超える可能性があります。
また、子供はどうしても二段ベッドの中ではしゃぐ事も多いので、耐荷重が高めの二段ベッドの方が頑丈で音の心配をしないで済みます。
耐震機能が付いている
二段ベッドの上段と下段の間には、「ダボ」と呼ばれている金属の棒が挿し込まれています。
しかし上段の子供が寝返りなどで動くことで、この連結部分から音がする事もあります。
そのため、ダボを固定しているタイプや、2本入っている耐震機能付きの二段ベッドの方がきしみ音は少ない傾向にあります。
重量がある
軽量タイプの二段ベッドは、引っ越しの際などに利便性が高いですが、安定感は今一つです。
それよりも、ある程度重量がある二段ベッドの方が、どっしりと頑丈に作られているので、きしみ音は少なくなります。
きしまないおすすめの二段ベッド 照明・宮棚付き2段ベッド
きしまないおすすめの二段ベッドとしては、こちらの照明・宮棚付き2段ベッドがあります。
耐荷重が上段・下段共に約280㎏あり、耐震機能としてダボを横からビスでロックします。
支柱も70cm角と太く、開き止めも入っています。
また梯子がベッド中央にある事で、全体の強度を大幅にアップしています。
まとめ
二段ベッドから「ギシギシ」ときしみ音がする場合には、ネジの緩みやフレームの歪みが考えられます。
対策としてはどこから聞こえてくるかを特定して、ネジの増し締めやフレームの修正をするようにしましょう。
きしまない二段ベッドを選ぶポイントとしては、
- 耐荷重が150㎏以上
- 耐震機能が付いている
- 重量がある
の3点を抑える事が大切です。