脚付きマットレスは、シンプルなデザインで値段も安いので、一人暮らしの方を中心に人気が高い商品です。
しかし、選び方を間違えると、後悔する可能性もあるので注意が必要です。
脚付きマットレスの選び方のポイントとしては、
- 分割or一体型orボトムベッド
- サイズ
- マットレスの種類
の3つがあります。
目次
分割or一体型orボトムベッド
最初に決めて頂きたい事として、
- 分割式脚付きマットレス
- 一体型脚付きマットレス
- 脚付きマットレス「ボトムベッド」
のどれを選ぶかがあります。
それぞれメリット・デメリットがあるので、ご説明したいと思います。
分割式脚付きマットレスのメリット・デメリット
分割式脚付きマットレスは、マットレスが2つに分割されていて、マジックテープ等で2台を固定するようになっています。
そのため、
- 搬入・設置・移動が簡単に出来る
- 昼間はソファーとして使える
- 湿気・カビに強い
- 値段が安い
と言うメリットがあります。
一方で、デメリットとしては、
- 境目の寝心地が良くない
- マットレスのローテーションが出来ない
- マットレスの交換が出来ない
事が挙げられます。
分割式脚付きマットレスでは、マットレスの境目の寝心地が悪くなっています。
また、マットレスは基本的に片面しか使用出来ないうえに、マットレスだけの交換も出来ません。
そのため、寿命は通常のマットレスと比べて半分の5年程度になります。
分割式脚付きマットレスがおすすめの人
引っ越しやお部屋の模様替えを頻繁にするのであれば、移動が簡単に出来る分割式脚付きマットレスがおすすめです。
但し境目の寝心地はあまり良くないので、腰痛持ちの方は避けた方が良いでしょう。
一体型脚付きマットレスのメリット・デメリット
一体型脚付きマットレスは、マットレスが一枚で出来ている脚付きマットレスです。
そのため、
- 境目がなく寝心地が良い
- 湿気・カビに強い
- 値段が安い
と言うメリットがあります。
その一方で、分割式脚付きマットレスと同様、
- マットレスのローテーションが出来ない
- マットレスの交換が出来ない
と言うデメリットがあります。
一体型脚付きマットレスがおすすめの人
一体型脚付きマットレスもマットレスは片面使用で、交換が出来ません。
そのため寿命は5年程度しか持ちませんが、値段が比較的安いですし、寝心地は良くなっています。
一体型脚付きマットレスは、大学生活4年間だけ使用する場合などにおすすめとなっています。
脚付きマットレス「ボトムベッド」のメリット・デメリット
脚付きマットレス「ボトムベッド」では、ベッド本体とマットレスが分れています。
マットレスは一体型ですが、マットレス支えているベッド本体は分割されています。
メリットとしては、
- マットレスのローテーションが出来る
- マットレスだけの交換が出来る
- 境目がなく寝心地が良い
と言った事があります。
一方デメリットとしては、
- 通気性は若干良くない
- 値段が少し高い
と言う事が挙げられます。
マットレスのローテーションが出来るので、寿命は10年程度持ちます。
またマットレスは一体型なので、寝心地も良くなっています。
通気性は従来の脚付きマットレスに比べると、若干悪くなっていますが、カビが生える事はほとんどありません。
脚付きマットレス「ボトムベッド」がおすすめの人
脚付きマットレス「ボトムベッド」は、
- 寝心地にこだわりたい人
- 長く使用したい人
におすすめとなっています。
従来の脚付きマットレスに比べると、若干値段が高いので、出来るだけ安い商品を探している方には不向きかもしれません。
サイズ
「一人で寝るならシングルで、二人ならダブル」と思っている方は多いと思います。
しかし、実際の寝心地を考えると、セミシングルやセミダブル、クイーンと言ったサイズを候補に入れた方が良いケースもあります。
脚付きマットレスのサイズは、下記のようになっています。
サイズ | 長さ | 幅 |
セミシングル | 195cm | 80~85cm |
シングル | 195cm | 90~100cm |
セミダブル | 195cm | 120cm |
ダブル | 195cm | 140cm |
クイーン | 195cm | 160cm |
キング | 195cm | 180~200cm |
ヘッドボードやサイドフレームが一切ないので、マットレスのサイズがそのままベッドサイズとなります。
また脚付きマットレスの長さは基本的に195cmで統一されていますが、長さが180cmと短い「ショート丈」と言うのもあります。
細身の女性や子供のサイズ
熟睡出来る脚付きマットレスの幅は、「肩幅+両サイド20cmずつ」となります。
女性の肩幅の平均は41cm程度なので、細身の女性や子供であればセミシングルで大丈夫です。
平均的な体格の方のサイズ
平均的な体格の方であれば、女性であればセミシングルかシングルサイズがおすすめです。
男性の場合には、肩幅の平均が45cm程度あるので、シングルサイズにするのが無難です。
がっしり体型の男性のサイズ
体型ががっしりしている人や、広々とした空間でゆったり寝たい方は、セミダブルがおすすめです。
両サイドに25cm~30cm程度の余裕があるので、自由に寝返りをする事が出来ます。
夫婦やカップルのサイズ
夫婦やカップルなど男女が二人で寝る場合には、ダブルかクイーンサイズになります。
男女二人が熟睡出来る脚付きマットレスの幅は、「男性の肩幅+女性の肩幅+60cm(両サイド20cmずつ)」となっています。
一般的には「二人で寝るならダブル」と思われていますが、実際に寝ると少し狭くなっています。
細身のカップルであればダブルでも良いですが、平均的な体格であればクイーンサイズにした方が良いでしょう。
親子三人のサイズ
親子三人で寝るためには、キングサイズが必要になってきます。
子供が乳幼児であれば、クイーンサイズでも寝れない事はないですが、寝返りを始めるとすぐに使えなくなってしまうので注意が必要です。
マットレスの種類
脚付きマットレスでは、
- ボンネルコイル
- ポケットコイル
の2種類が主流となっています。
ボンネルコイルがおすすめの人
ボンネルコイルは、コイルが連結しているので、面で体を支える構造になっています。
硬めの寝心地で耐久性と通気性に優れていています。
また、ポケットコイルと比べると値段が安いのもメリットです。
おすすめとなる人は、
- 体重が80kg以上ある重い方
- 節約したい方
となっています。
ポケットコイルがおすすめの人
ポケットコイルは、コイル一つ一つが袋に入って独立している構造をしています。
点で体を支える構造になっていて、寝心地は柔らかく、耐圧分散性に優れているのが特徴です。
ポケットコイルがおすすめの人としては、
- 体重が軽い女性や子供
- 二人・三人一緒の脚付きマットレスで寝る方
- 腰痛を持っている方
となっています。
ボンネルコイルでは振動が伝わりやすいので、複数で寝るには不向きですが、ポケットコイルでは横揺れが少なくなっています。
また、身体のラインに沿ってフィットするので、腰痛持ちの方でも安心してご使用する事が出来ます。
脚付きマットレスの選び方まとめ
脚付きマットレスの選び方は、
- 分割タイプ
- サイズ
- マットレスの種類
に注目しましょう。
一般的に脚付きマットレスは、寿命が短いので、長くご使用されたい方は「ボトムベッド」が良いでしょう。
ボンネルコイルは体重が重い男性におすすめですが、女性や子供、ご夫婦で使用される場合にはポケットコイルにしましょう。