二段ベッドを購入する時には、メリットだけでなくデメリットを知っておく事で、後々後悔する事がありません。
二段ベッドは高さがあるために、通常のベッドとは異なる特徴があります。
そこでこの記事では、
- 二段ベッドのメリット
- 二段ベッドのデメリット
- 二段ベッドの良くある後悔事例
について詳しくご説明したいと思います。
目次
二段ベッドのメリット
二段ベッドには、
- 1台分のスペースに2台のベッドを置ける
- 2台ベッドを購入するよりも経済的
- 赤ちゃんから大人まで長く使える
- 子供たちの自立心を育める
- 地震対策になる
と言ったメリットがあります。
1.1台分のスペースに2台のベッドを置ける
子供たちが小学生に入るころには、子供部屋を準備されるご家庭も多いと思います。
しかし、一般的なサラリーマン家庭では、子供部屋と言っても広くて6畳ですよね?
二台のシングルベッドを置くとなると、勉強机や本棚を置くスペースがなくなりますが、二段ベッドならそんな心配もありません。
2.2台ベッドを購入するよりも経済的
二段ベッドは通常のシングルベッドと比べると、値段は高くなります。
しかし、二台のベッドを購入するよりは安いので、経済的でもあります。
3.赤ちゃんから大人まで長く使える
二段ベッドは、
- 二台並べてキングサイズベッドとして使う
- 二段ベッドとして使う
- 分割してシングルベッド2台として使う
の3通りの使い方があります。
そのため、まだ赤ちゃんで添い寝が必要な年齢から、一人部屋を持つまで長く使い続ける事が出来ます。
4.子供たちの自立心を育める
兄弟・姉妹が同じベッドで寝る事で、親からの自立心を養う事が出来ます。
時には兄弟喧嘩をする事もあるでしょうが、それも成長に必要な過程と言えます。
5.地震対策になる
二段ベッドは、ロフトベッドと比べると重心が下の方にあるので、地震の際に転倒する事がほとんどありません。
逆に、地震の時に転倒しやすい家具としては、本棚やタンスなどがあります。
通常のベッドでは、これらの下敷きになる事がありますが、二段ベッドでは、高い柵が子供たちを守ってくれる事があります。
二段ベッドのデメリット
一方、二段ベッドには気を付けなければいけないデメリットもあります。
主なデメリットとしては、
- 転落により怪我をする事がある
- 布団の上げ下ろしが大変
- 夏は上が暑い・冬は下が寒い
- 上からほこりを被りやすい
- 処分に費用がかかる
があるのでご説明したいと思います。
1.転落により怪我をする事がある
まず何よりも注意して頂きたいのが、上段からの転落事故です。
二段ベッドには柵が設けられているので、そう簡単に転落して怪我をする事はありません。
しかし、子供の寝相が悪いケースでは、稀に寝ている間に転落して怪我をする事があります。
特に子供が小さい間は、寝返りを頻繁にしますし、身体が軽いために寝相も悪い傾向にあります。
そのため、寝相が悪い子供は下段に寝かせるようにして下さい。
やさしいコルクマットを床に敷く
また万が一お子様が転落した時のために、クッション材を床面に敷き詰めるようにしましょう。
おすすめなのは、EVA樹脂が配合されているコルクマットで、弾力性・耐久性・防音効果に優れています。
特に「ラージサイズ」は厚みが11mmと分厚く作られているので、お子様をしっかりと受け止めてくれます。
2.布団の上げ下ろしが大変
高さがある二段ベッドでは、上段の布団の上げ下ろしが結構大変です。
特に身長が低いお母さんの場合には、ロータイプの二段ベッドを選ぶ方が良いでしょう。
3.夏は上が暑い・冬は下が寒い
二段ベッドを購入してから始めて気が付くデメリットが、上と下の温度差です。
暑い空気は上に行き、冷たい空気は下に溜まる性質があるため、夏場は上段が暑いですし、冬場は下段が寒くなります。
夏場などは天井付近と床付近の温度差が10度を超える事もあるので、熱中症になる子供もいます。
エアコンで温度調整をしても、気温差をなくすことは難しいので、サーキュレーターを使ってエアコンの風を循環させるようにして下さい。
また、敷きパッドやひんやりグッズなどを利用して暑さ対策をするのも効果的です。
4.上からほこりを被りやすい
下段に寝ている子供は、上からほこりが舞い落ちてくることがあります。
上段の床板やマットレスのほこりなどが原因なので、小まめに掃除をして清潔に保つようにしましょう。
また、喘息などのアレルギー症状がある子供は上段に寝かせる事をおすすめします。
ほこりガード付きの二段ベッドにする
また二段ベッドの中には、床板の裏にほこりガードが付いている商品もあります。
アレルギーがあるけれども下段で寝かせたい場合には、ほこりガード付きの二段ベッドを選ぶようにしましょう。
5.処分に費用がかかる
二段ベッドを処分する時には、基本的にベッド2台分として扱われます。
粗大ごみとして出すときには、同じ二人用ベッドでも、ダブルベッドと比べると割高になってしまいます。
二段ベッドの良くある後悔事例
購入してから「こんなはずじゃなかった」と後悔するのは、時間もお金も労力もったいないですよね?
そこで、二段ベッドを購入して、「こんな事で後悔した」と言う、事例を2つご紹介しておきます。
転落の危険性を考えずに後悔した口コミ
二段ベッドを考え無しに買って後悔してます。
小学生の息子達は喜んでます。
しかし。いつ落ちてもおかしくありません。
二階の階段の所の開口が広くて二階部分で寝かすのが不安で結局、一階部分に兄弟が二人で寝る事にしました。
部屋の狭さの為分解して一段で使うのはありえない状況です。
二段ベッドの開口を木の板でも打ちつけて無くそうかな…?市販で落下対策で何か売ってませんか?(ヤフー知恵袋より引用)
対策方法
転落の危険性がある子供を寝かせる場合には、ベッドガードが高めのもので、ぐるっと周囲を取り囲んでいるものがおすすめです。
また、床にクッション性の高いコルクマットを敷いておくと、万が一転落しても子供を守ってくれますよ。
耐荷重が80kgで後悔した口コミ
子供用の二段ベッドは80kgぐらいしか耐荷重がないものもあります。
成人した男性は80kgぐらい超えてらっしゃる方も多いかと思います。
当時夫は70kgぐらいです。
ちなみに身長も低く、161cm。
なので上段で眠ることができました。
でもこの耐荷重80kg、あとから後悔することになります。
(子供が1人の時に2段ベッド購入より引用)
対策方法
二段ベッドに限らず耐荷重の目安としては、「体重×1.5倍」となっています。
と言うのも、ベッドにはマットレスや布団、毛布と言ったものを載せますし、寝返りなどをする事で瞬間的に大きな荷重がかかるからです。
後々後悔しないためにも、耐荷重は最低でも100㎏のもの(出来れば150㎏が理想)を購入するようにして下さい。
二段ベッドのメリット・デメリットまとめ
二段ベッドには
- 1台分のスペースに2台のベッドを置ける
- 2台ベッドを購入するよりも経済的
- 赤ちゃんから大人まで長く使える
- 子供たちの自立心を育める
- 地震対策になる
と言ったメリットがありますが、逆に
- 転落により怪我をする事がある
- 布団の上げ下ろしが大変
- 夏は上が暑い・冬は下が寒い
- 上からほこりを被りやすい
- 処分に費用がかかる
と言ったデメリットもあります。
上段からの転落事故は絶対に防ぐ必要があるので、柵が高い二段ベッドを選ぶとともに、床にコルクマットを敷くようにしましょう。