大容量の荷物を収納出来る「収納ベッド」ですが、いざ商品が届いてみると思いのほか圧迫感を感じる事があります。
中でも、チェストベッドと跳ね上げ式ベッドは、高さがあるので身長が低い方は注意が必要です。
そこでこの記事では、
- 圧迫感がある収納ベッドの特徴
- 圧迫感が少ない収納ベッドの選び方
について詳しくご説明したいと思います。
目次
圧迫感がある収納ベッドの特徴
収納ベッドには、
- 引き出し式収納ベッド
- チェストベッド
- 跳ね上げ式ベッド
の3種類がありますが、全て圧迫感を感じるわけではありません。
この中で高さがあるのは、「チェストベッド」と「跳ね上げ式ベッド」の2種類で、引き出し式収納ベッドは圧迫感が少ないベッドになっています。
引き出し式収納ベッドの高さ
具体的な高さを見てみると、引き出し式収納ベッドの場合フレームの高さが24cm程度となっています。
これに、厚みが16cm程度のマットレスを敷くので、ベッドの高さは床から40cmになります。
一般的に寝起きがしやすいベッドの高さの目安は、「身長×0.25」なので、160cmの身長の方が使いやすい高さです。
低すぎず、かと言って圧迫感も出ないちょうど良い高さと言えます。
チェストベッドの高さ
次にチェストベッドですが、主流は2段の引き出しが付いているタイプになります。
その場合、フレームの高さが41cm程度になっています。
マットレスは薄型になっていますが、それでも最低10cmの厚みがあります。
トータルでベッドの高さは50cm程度になりますが、これは200cm程度の身長の方が起き上がりやすい高さなので、かなり圧迫感があります。
跳ね上げ式ベッドの高さ
最後に跳ね上げ式ベッドですが、こちらは収納庫の深さによってフレームの高さが異なり、
- レギュラー:34cm
- ラージ:41cm
- グランド:48cm
となっています。
レギュラーの高さと圧迫感
一番浅い「レギュラー」であれば、34cmの高さに厚み10cmの薄型マットレスを使用する事で44㎝の高さになります。
この高さだと、176cmの方が使いやすくなるので、男性は特に圧迫感を感じる事はありません。
グランドの高さと圧迫感
しかし、グランドになると48cmの高さに10cmの薄型マットレスが加わるので、58cmの高さになります。
これは230cmの人が使いやすい高さなので、圧迫感が非常に強いだけでなく、寝起きする時も足が床につかない事があります。
高身長の男性や、荷物がどうしても多くなる場合には仕方ないですが、そうでなければ「ラージ」までに抑えた方が良いでしょう。
圧迫感が少ない収納ベッドの選び方
引き出し式収納ベッドは、通常引き出しが1段なので圧迫感を感じる事はありません。
しかし、チェストベッドや跳ね上げ式ベッドを選ぶ時には、
- 1段のチェストベッドにする
- レギュラーサイズの跳ね上げ式ベッドにする
- マットレスを薄型にする
事で、圧迫感を減らす事が出来ます。
1段のチェストベッドにする
チェストベッドの主流は2段の引き出しになっています。
しかし、身長が低い女性や子供用のベッドであれば、1段タイプがおすすめです。
レギュラーサイズの跳ね上げ式ベッドにする
跳ね上げ式ベッドの場合、ラージとグランドは圧迫感が強くなっています。
しかし、一番収納庫が浅い「レギュラー」であれば、圧迫感を感じずに済みます。
跳ね上げ式ベッドを選ぶときには、荷物の量や大きさはもちろんですが、ご自身の身長も考慮する事が大切です。
身長が低い方がグランドの跳ね上げ式ベッドを選ぶと、圧迫感が強いだけでなく、寝起きするのも大変になります。
マットレスを薄型にする
チェストベッドや跳ね上げ式ベッドでは、圧迫感を出さないように「薄型マットレス」を使っています。
しかし、薄型マットレスの中には、厚みが10cm程度のものもあれば、17cmの厚みのマットレスもあります。
体重が軽い細身の女性や子供の場合、マットレスが薄くても寝心地が変わる事はありません。
そのため、圧迫感が気になるのであれば、出来るだけ薄いマットレスを選ぶようにしましょう。
マットレスの厚みの目安
但し、体重が重い男性の場合には、ある程度厚みがないと底付き感が出てしまいます。
寝心地が良いマットレスの厚みの目安としては、
- 体重50kg未満:10cm以上
- 体重50kg~80㎏:12cm以上
- 体重80kg以上:15cm以上
となっているので、極端に薄いマットレスにならないように注意してください。
収納ベッドの圧迫感まとめ
収納ベッドでは想像以上に圧迫感を感じる事があります。
特に、引き出しが2段ある「チェストベッド」や、ラージ・グランドと言った深さの「跳ね上げ式ベッド」では圧迫感が強くなっています。
収納力が高いと利便性は向上しますが、圧迫感だけでなく寝起きするのも大変になるので、必要最低限の収納力のベッドを選ぶようにしましょう。