畳ベッドを使いたいけれども、ダニが繁殖するのは嫌ですよね?
ダニはマットレスを使うベッドにも発生しますが、畳の方が湿気が多いために慎重に対策を立てる事が必要です。
そこでこの記事では、
- 畳ベッドに生息するダニの種類と特徴
- 畳ベッドのダニ防止方法
- 畳ベッドのダニ対策グッズ
- ダニに強いおすすめ畳ベッド
について、詳しくご説明したいと思います。
目次
畳ベッドに生息するダニの種類と特徴
屋内に潜んでいるダニは、大きく分けて
- チリダニ科:80%
- イエササラダニ科:10%
- ツメダニ科:5%
- コナダニ科:2%
- ホコリダニ科:2%
- ニクダニ科:1%
の5種類がいます。
その中でも圧倒的に多いのが、チリダニで全体の8割を占めると言われています。
畳ベッドに生息しているのもほとんどがチリダニなので、清潔に使用するためには、チリダニ対策が必須となります。
チリダニ
チリダニは、人間のフケ、アカ、その他有機物等などを餌として、一年中家に住み着いています。
畳ベッド以外にも、カーペット、ベッド、枕、布団、ソファーを住処としています。
チリダニ自体は咬む事はないのですが、糞や死骸などがアレルゲンとなるため、吸い込んだり皮膚に付着する事で喘息やアトピー性皮膚炎を発症します。
そのため、生きているチリダニを根絶する事はもちろんですが、同時に糞や死骸対策を行うようにしましょう。
ツメダニ
また、畳ベッドを使用していて、咬まれて赤くはれた方もいらっしゃるかもしれませんが、その原因はツメダニです。
ツメダニは、チリダニなどの体液を吸って生きているダニですが、人間を咬んで体液を吸う事もあります。
咬まれた瞬間は痛くないですが、後になって赤くはれてくるのが特徴です。
通常あまり屋内には生息していませんが、新しい畳などにヒョウヒダニ、コナダニ、チャタテムシと言った害虫が大量発生した時に、それを捕獲するために出現する事があります。
畳ベッドのダニ防止方法
畳ベッドにダニを寄せ付けないためには、
- 餌をなくす
- 湿度を下げる
- 温度を下げる
- 住処を減らす
の4つの対策方法が効果的です。
餌をなくす
ダニと言えども、餌がなくては生きていけません。
そのため、餌となる人間のフケやほこりなどを徹底的になくすことが大切です。
具体的な方法としては、
- シーツ・カバー類を付ける
- シーツ類は1週間~2週間に1回丸洗いする
- 小まめに掃除機をかける
- 拭き掃除をする
と言った事を行いましょう。
シーツ・カバー類を付ける
まず大切な事は、畳に直接皮脂やフケが付かないようにシーツやカバー類をかえるようにします。
シーツ類は1週間~2週間に1回丸洗いする
そして、汚れたシーツ類は小まめに洗濯する事で、ダニの餌をなくすことが出来ます。
小まめに掃除機をかける
また、畳ベッドに落ちている食べこぼしや、ほこりなども餌となるので、小まめに部屋の掃除をするようにしましょう。
掃除機をかける時は、畳が傷まないように、目に沿ってかけるようにします。
同時に畳ベッドの周辺に落ちているほこりなども、ダニの餌になるので綺麗にします。
拭き掃除をする
畳の拭き掃除をする事も、ダニ予防には効果的です。
硬く絞った雑巾を畳の目に沿って、拭くようにします。
2日に1回程度行う事で、潜んでいたダニも次第に数を減らしていきます。
注意点としては、拭き掃除をした後は、換気をするなどして畳をしっかり乾かす事です。
湿度を下げる
ダニは湿度が60%以上になると、爆発的に繁殖するようになります。
そのため、毎日窓を開けて新鮮な空気を取り込むようにしましょう。
冬場などは加湿器を使うご家庭も多いと思いますが、畳に水分が吸収される事でダニが発生するので、エアコンで乾燥させるのも一つの方法です。
また、畳を取り外して部屋干しするのも効果的です。
温度を下げる
ダニは梅雨時の湿度と温度が高い時に、特に発生しやすくなります。
エアコンの除湿機能を使う事で、湿度だけではなく温度も下げられるので、ダニ対策としては効果的です。
住処を減らす
ダニは畳ベッドだけに潜んでいるのではありません。
布団や枕、毛布と言った寝具にもしっかりと住み着いているので、昼間は天日干しをするなどして、ダニが繁殖しないように注意しましょう。
また布団乾燥機があるご家庭は、定期的に使用する事でダニを大幅に減らす事が出来ます。
畳ベッドのダニ対策グッズ
大量に発生してしまったダニは、拭き掃除をしたくらいでは簡単にいなくなってはくれません。
そうなった場合には、市販のダニ対策グッズを活用するのが一番です。
おすすめなのが、
- ダニアースパウダー ハーブの香り 400g
- 防ダニシート
の2つです。
ダニアースパウダー ハーブの香り 400g
パウダー状になっているダニ対策グッズですが、振りかけて弱ったところを掃除機で吸い取る事が出来ます。
また、畳の下に散布しておくと、ダニや蚤の駆除にもなる便利ものです。
防ダニシート
防ダニシートに接触したダニは、脱水症状を起こして衰弱します。
ダニの繁殖を抑えて、駆除してくれます。
畳の下に敷くだけで、3年程度効果が持続するので、畳ベッド購入時に敷いておくのがおすすめです。
ダニに強いおすすめ畳ベッド
アレルギーやアトピー性皮膚炎の原因の8割は「ダニ」が原因と言われています。
そのため、赤ちゃんや小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、予めダニに強い畳ベッドを選んだ方が健康的な睡眠を取る事が出来ます。
おすすめなのは、
- 美草畳を使用した畳ベッド
- ひのき畳ベッド
の2種類です。
美草畳を使用した畳ベッド
美草畳とはセキスイが開発して、一躍注目されるようになった新素材の畳です。
樹脂に無機材料を配合して作られていて、い草の風合いや肌触りはそのままで、耐久性や安全性が非常に高い畳です。
ダニはイ草を食べて繁殖しますが、美草畳をしようしたベッドでは、1ヶ月もするとダニがいなくなります。
日本アトピー協会が推薦している安全性の高い畳ベッドで、【Sagesse】サジェス、夢水花 ユメミハナ、布団が収納できる・美草・小上がり畳連結ベッド、【Komero】コメロ、花水木 ハナミズキに使用されています。
ひのき畳ベッド
また、無垢材のひのきを使用している畳ベッドにも、ダニ予防の効果があります。
ひのきから出る香り成分は、リラックス効果・殺菌効果・防虫・防ダニ効果がある事から、畳ベッドを衛生的な環境で使用する事が出来ます。
畳ベッドのダニまとめ
畳ベッドには糞や死骸がアレルゲンとなるチリダニと、咬んで赤く腫れるツメダニの2種類があります。
ダニを予防するためには、
- 餌をなくす
- 湿度を下げる
- 温度を下げる
- 住処を減らす
が大切ですが、繁殖してしまった場合には、ダニアースや防ダニシートで駆除をするようにしましょう。
また、ダニが寄り付かない畳ベッドとしては「美草」や「ひのき」を使用した畳ベッドがおすすめです。