私はベッド・家具ショップオーナーで、睡眠環境・寝具指導士の資格を保有しています。この記事では、畳ベッドにいるダニの種類、増える条件、毎日の手入れの目安を、自治体の資料に沿ってまとめます。
目次
畳ベッドにいるダニの種類
家の中で多いのは、畳や布団、カーペットのどこからも見つかるヒョウヒダニです。千葉市保健所によると、体長は約0.3mmで、人のフケや垢、食べこぼし、ホコリやカビを餌にします。
| ダニ | 大きさ | 人への害 |
|---|---|---|
| ヒョウヒダニ | 約0.3mm | 刺さない。死骸や糞を吸い込むと、アレルギー(小児ぜん息など)の原因になることがある |
| ツメダニ | 0.5〜0.8mm | ほかのダニの体液を吸う。たまに人を刺し、かゆみの原因になる。ヒョウヒダニが増えると一緒に増えることがある |
出典:千葉市「身近にいるダニ」
ダニが増える条件
ダニは温度20〜30℃、湿度60%以上でよく増え、湿度50%以下の状態では増えないとされています。カビも温度20〜30℃・湿度75%以上でよく増えるので、湿気を下げることがダニとカビの両方の対策になります。千葉市保健所は、部屋の湿度を50〜60%に保つよう案内しています。
畳ベッドのダニ対策|毎日の手入れの目安
| すること | 目安 |
|---|---|
| 畳を掃除機で吸う | 1畳あたり1分(千葉市)。寝室は毎日(堺市) |
| 換気する | 天気のよい日に窓を開け、反対側の窓や戸も開けて風を通す(堺市) |
| 湿度を下げる | 50〜60%に保つ(千葉市) |
| 布団を干す | 天日干しの後に掃除機で表面を吸う。干せない時は布団乾燥機(千葉市・堺市) |
| 洗う | 洗濯でダニのアレルゲンはほとんど取れる(堺市)。シーツやカバーをこまめに洗う |
| 置き方 | 畳の上にじゅうたんを敷かない。家具は壁から5cm離す(堺市) |
畳の中で大発生したときは、業者による熱処理の方法もあります(千葉市。熱処理できない畳もあります)。
手入れしやすい畳ベッドを選ぶ
畳ベッドを選ぶときは、畳を水拭きしやすいかと、ベッドの下に湿気がこもりにくいかを見ます。セラピスでは、セキスイの「美草(みぐさ)」の畳を使った畳ベッドを扱っています。美草は、ポリプロピレンと無機材料で作った畳で、商品ページでは水や汚れに強い畳として紹介しています。
畳ベッドのダニでよくある質問
畳ベッドは、マットレスのベッドよりダニが増えやすいですか?
ダニが増えるかは、ベッドの種類より、湿度・掃除・寝具の手入れで変わります。畳も布団もマットレスも、ヒョウヒダニが見つかる場所です(千葉市)。湿度と掃除の目安を守ってください。
畳ベッドの上に布団を敷きっぱなしにしてもいいですか?
敷きっぱなしにすると、畳と布団の間に湿気がこもります。起きたら布団を上げるか、干す・乾燥機にかける日を決めてください。
畳ベッドのダニは、湿度何%から増えますか?
湿度60%以上でよく増え、50%以下では増えないとされています(堺市)。部屋の湿度は50〜60%を目安にします(千葉市)。
畳ベッドは掃除機を何分かければいいですか?
千葉市保健所は、畳は1畳あたり1分を目安にしています。寝室は毎日が目安です(堺市)。
畳ベッドのダニ対策まとめ
- ダニは温度20〜30℃・湿度60%以上でよく増え、湿度50%以下では増えない
- 部屋の湿度は50〜60%、畳は1畳あたり1分を目安に掃除機で吸う
- 布団は干すか乾燥機にかけ、シーツやカバーはこまめに洗う
- 畳ベッドは、水拭きしやすい畳とベッドの下の通気で選ぶ




