すのこベッドは「通気性が良くカビに強い」と言うイメージを持っていると思いますが、選び方を間違えると後々後悔する事もあります。
すのこベッドを選ぶときには、
- ベッドフレームの素材
- 布団の寝心地
- マットレスの選び方
- 口コミ
の4つのポイントを抑える事が大切なので、それぞれご説明したいと思います。
目次
1.ベッドフレームの素材
すのこベッドを選ぶときに一番大切な事は、どの素材にするかです。
人気が高いすのこベッドの素材としては、
- 桐
- 檜
- 杉
- パイン材
の4つがあるので、ご説明したいと思います。
桐
すのこベッドの定番とも呼べるのが、「桐」を使用したすのこベッドです。
桐は、吸放湿性に優れているので、マットレスや布団の余分な湿気を吸い取り、寝具をサラサラで快適な環境に整える事が出来ます。
すのこ自体も通気性が良いので、相乗効果によってカビの繁殖を大幅に抑える事が出来るおすすめの素材です。
また、桐には防虫効果や殺虫効果もあるので、カビだけでなくダニや虫がつくのを防ぐことも出来ます。
日本で一番軽い素材の桐のすのこベッドは、引っ越しや模様替えをする時にも重宝します。
そのため桐のすのこベッドは、カビの繁殖を抑えたい方におすすめの素材です。
檜
桐と並んで人気が高いのが、「檜(ひのき)」を使用したすのこベッドです。
檜は香り成分が豊富に含まれている素材です。
特に有名なのが、「フィトンチッド」です。
フィトンチッド
フィトンチッドには、カビの増殖を抑える殺菌効果や、防臭効果があります。
また、フィトンチッドは「鎮静作用」と「強壮作用」も兼ね備えているので、家の中で森林浴をしている心地よさを体感する事が出来ます。
また、殺菌効果・防虫・防ダニ効果に優れていて、ホルムアルデヒドを吸着する素材としても知られています。
檜の防ダニ効果
マットレスなどの寝具に付くダニの種類には、「ヤケヒョウダニ」と「コナヒョウダニ」の2種類がいますが、これらの死骸や糞を吸い込むことで喘息を発症する事があります。
また、アトピー性皮膚炎の9割はダニが原因と言われているほど、ダニが健康に与える悪影響は深刻なものです。
檜は数ある素材の中でも、ダニの抑制に一番効果があると言われています。
そのため、赤ちゃんや小さなお子様がいらっしゃるご家庭、喘息やアトピー性皮膚炎で悩まれている方は、檜のすのこベッドをおすすめします。
杉
杉は、「ご神木」の代表的な木材として知られています。
繊維がまっすぐで、空気を多く含んでいるので軽く撥水性に優れています。
見た目は、心材(赤身)と辺材(白太)の色の差がはっきりしていて、暖かみのある肌触りが心地よい素材です。
杉のすのこベッドは喘息の原因となる有害物質を吸着する事から、檜と併用する事が多くあります。
パイン材
パイン材は松を加工した素材になります。
イエローパインやホワイトパイン、ポンデロッサパイン、欧州アカマツと言ったパイン材が家具として使用されますが、すのこベッドでは「ホワイトパイン」を使用しているものが多く見られます。
木の暖かみを一番感じやすい色合いをしている事から、パイン材のすのこベッドは北欧ベッドやカントリー調ベッドに頻繁に使用されています。
パイン材自体は安価で入手出来るので、すのこベッドに関しても比較的安い値段で入手する事が可能な素材です。
そのため、ナチュラルな風合いで低価格なすのこベッドをお探しの方におすすめとなっています。
2.布団の寝心地
すのこベッドの場合マットレスはもちろんですが、布団を使えるタイプもあります。
マットレスは最新の睡眠科学を導入して開発されているので、一般的には布団よりも寝心地が良いと言われています。
そのため、マットレスの方がおすすめですが、中には布団の寝心地が好きな方もいらっしゃると思います。
布団の寝心地は硬い
すのこベッドを使って布団寝を考えている方の場合、注意点が一つあります。
それは、想像以上に硬い寝心地になると言う事です。
これまで畳の上に布団を敷いて寝ていた方が、すのこベッドに変えた時に「すのこベッドで寝ると腰が痛い」と言う方が結構いらっしゃいます。
と言うのも、畳はイ草を織り込んで作られているため、イ草のクッション性に加えて織り込むことで弾力性もある程度あります。
しかし、すのこベッドは言わば「板の上に布団を敷いている」状態です。
すのこ自体にクッション性はほとんどないため、畳と比べるとかなり硬めの寝心地で底付き感が出やすくなります。
布団は厚手を使用する
すのこベッドに布団を使用する時は、敷布団をある程度分厚いものを使用するようにしましょう。
おすすめは、こちらの羊毛入り敷布団で、10㎝の厚みの省スペースタイプと、15㎝の厚みのボリュームタイプから選ぶ事が出来ます。
また羊毛は弾力性があり、吸放湿性・保温性に優れているので敷布団の中綿として最適です。
3.マットレスの選び方
すのこベッドにマットレスを使用する時には、ご自身の体格に合った硬さのものを選ぶことが大切です。
スプリングマットレスの場合、硬さは「硬め」「普通」「ソフト」の3種類に分類されていますが、目安としては
- ソフト:体重50㎏未満
- 普通:体重50㎏~80㎏
- 硬め:体重80㎏以上
となります。
女性・子供におすすめのマットレス
細身の女性や子供用のマットレスは、基本的には「ソフト」か「普通」の硬さのマットレスを選ぶようにします。
おすすめとなってくるのが、「ポケットコイルマットレス」で、耐圧分散性が出来て、適度な弾力性が心地よい眠りとなります。
特に国産ポケットコイルマットレスや、プレミアムポケットコイルマットレスと言った商品は、抗菌・防臭・防ダニなどの加工が施されているだけでなく、作りも丁寧なので、衛生的で長持ちしておすすめですよ。
体重が重い男性は硬めのマットレス
体重が軽い人が多少硬めのマットレスで寝る分には、問題ありません。
しかし、体重が重い人は硬めのマットレスでないと、腰が沈み込みすぎて圧迫感が出てしまい、腰痛などの原因となるので注意しましょう。
体重が80㎏を超える人の場合、低価格のマットレスでおすすめなのが「ボンネルコイルマットレス」です。
コイルが連結されているので、部分的な落ち込みがなくへたりが少ないのがメリットです。
特に国産ボンネルコイルマットレスやプレミアムボンネルコイルマットレスは、機能性に優れていて長寿命なので、コスパにも優れていますよ。
腰痛の方はフランスベッド社製マットレス
体重の軽い、思いに関わらず腰痛や肩こり、背中の痛みなどを抱えている人は、フランスベッド社製マットレスがおすすめです。
日本を代表するマットレスメーカーの「フランスベッド」は、耐圧分散性・通気性・耐久性に優れたマットレスを製造しています。
優れた耐圧分散性が必要
腰痛を悪化させないで心地良い眠りを得るためには、腰に負荷をかけない事が大切です。
そのため、優れた耐圧分散性を誇る
- マルチラススーパースプリングマットレス
- デュラテクノマットレス
- ゼルトスプリングマットレス
は最適なマットレスです。
寝返りがしやすい
また、フランスベッド社製マットレスは、スプリングが硬めのしっかりした寝心地になっているだけでなく、フェルトやウレタンと言った中材が適度に柔らかくなっています。
そのため、体重が軽い女性でも、体重が重い男性でも適度に寝返りをする事が出来て、腰痛や肩こりの緩和に役立ちます。
4.口コミ
すのこベッドを選ぶときに、参考にして欲しいのが、実際に購入した方の口コミです。
そこですのこベッドをお買い上げいただいたお客様の口コミを、幾つかご紹介したいと思います。
Stogenストーゲンの口コミ:tetsutaro0821様
木の香りが心地よい。シンプルな中にもよく考えられた美しいデザインで大変気に入った。耐荷重180kgは、他のシンプルベッドフレームには一つも見当らず非常に優れている。組み立て時、サイドフレームに不良があり交換となったが、ショップの対応は早いもので、比較的早く完成できたので助かった。ナチュラルさの中にも洗練されたデザインを求める方にぜひオススメの逸品!
Camilleカミーユの口コミ:くま 38様(30代 女性)
すっきりしていて、寝室も圧迫感がなく、でも小物は置けて、思った以上によかったです。
色合いも、根曇があるけど、暗くならず、落ち着いた感で、最高です。
『Ecru』 エクルの口コミ:らいむ (40代 女性) 様
お値段が手頃で、組み立ても簡単でした。
機能的にも問題なく、可愛くて、寝心地もいいので、大当たりでした!
スノコなので、湿気もこもりにくいし、高さを調整できるので、高めにすると、ベッド下に収納も、沢山できます。
オススメです^_^
脚付きマットレス「ボトムベッド」の口コミ:世話焼き母さん (40代 女性) 様
今まで敷布団で寝ていた息子にとってボンネルコイルマットレスは慣れないものだったようですが、3日目くらいからぐっすり快適に眠れるようになったようです。
組み立ては10分ほどで簡単にできました。
見た目も、6畳の部屋に大きすぎず圧迫感もなくとてもスッキリしています。
購入してよかったと思います!
【SFORZA】スフォルツァの口コミ:いせじん (40代 女性) 様
男子ということもあって、扱いが雑なので
頑丈で、通気性のいいすのこタイプのベッドを探していました。
組み立てはとてもカンタンで、耐荷重600kgというだけあって、がっしりしています。
マットレスと布団を敷いて寝ていますが、キシムこともないです。
【fiume】フィウーメの口コミ:ルコ (30代 女性) 様
転勤族の私は、中々ベット購入の決断はできず(サイズや値段から)ずっと布団で過ごしていましたが、値段も手頃で通気性があって、安定感があって、何より省スペースに置ける点が気に入りました!
すのこベッド選び方まとめ
すのこベッドの選び方のポイントには、
- 素材
- 布団の寝心地
- マットレスの選び方
- 口コミ
の4点を抑える事が大切です。
「桐」「檜」「杉」「パイン材」と言った素材のすのこベッドは人気が高いですが、それぞれ特色が異なるので、用途や使用者によって選び方を変えるようにしましょう。
また、すのこベッドに布団を敷く場合には、厚手でクッション性の高いものを使いましょう。
女性や子供はポケットコイルマットレスが、体重が重たい男性はボンネルコイルマットレスが、そして腰痛の方はフランスベッド社製マットレスを選ぶと良いですよ。