ローベッドで腰痛が悪化?腰が痛い人のローベッドとマットレスの選び方

ローベッド

「ローベッドは腰痛に悪いのですか?」と言う質問を、時々頂きます。

ぎっくり腰やヘルニアを患っている方にとっては、ほんの些細な衝撃でも激痛に感じますよね?

少しでも腰に優しいベッドとマットレスを選ぶことは、健康的な生活を送るうえで不可欠な要素です。

そこでこの記事では、

  • 腰痛の方がローベッドを選ぶポイント
  • 腰痛の方のマットレスの選び方
  • 腰痛におすすめマットレス

をご紹介したいと思います。

腰痛の方がローベッドを選ぶポイント

腰痛持ちの人がローベッドを選ぶときには、

  • フロアベッドは避ける
  • 布団ではなくマットレスを使用する
  • 薄手のウレタンマットレスは避ける
  • 10年以上経過したマットレスは買い替える

と言った事に注意するようにしましょう。

フロアベッドは避ける

一般的にローベッドとは、脚が付いているタイプで、床板の高さは20㎝程度あります。

通常のベッドと比べると、若干起き上がる時に腰に負担がかかりますが、ぎっくり腰やヘルニアなど重度の腰痛でない限り、心配する事はありません。

フロアベッドは腰痛持ちには低すぎる

フロアベッド

しかし、中には脚がない「フロアベッド」の事も「ローベッド」に含めているメーカーもあります。

フロアベッドは、床板がほとんど床に接しているので、布団寝と同様寝転んだり、起き上がる時にかなり腰に負担がかかります。

そのため、腰痛持ちの方は脚がある「ローベッド」を選ぶようにしましょう。

布団ではなくマットレスを使用する

ローベッドに布団を敷いている

ローベッドはマットレスだけでなく、布団を使えるタイプもあります。

しかし、床板は畳と違いクッション性に乏しいので、布団を敷いても寝心地はかなり硬くなってしまいます。

関節が柔らかい子供や若い人であれば、違和感なく寝る事が出来ますが、腰に不安がある方は必ずスプリングマットレスを使うようにしましょう。

薄手のウレタンマットレスは避ける

マットレストッパー

ローベッドに薄手のウレタンマットレスを敷いて、寝ている方もいらっしゃいます。

しかし、厚みが3㎝や5㎝のウレタンマットレスは、それ単体で使用するためのものではありません。

厚みが5㎝までのウレタンマットレスは、「マットレストッパー」と言って、寝心地が悪くなったスプリングマットレスの上に敷くためのものです。

厚みが薄いと、底付き感からローベッドの床板が腰や背中に当たっている感触がします。

当然、筋肉も傷める事になりますし、血流やリンパの流れも悪くなってしまいます。

スプリングマットレスが一番おすすめですが、ウレタンマットレスの寝心地が好きな方は、厚みが10㎝以上ある高反発ウレタンマットレスにしましょう。

10年以上経過したマットレスは買い替える

マットレスの耐久性

スプリングマットレスを10年以上使用し続けている方は、そもそもマットレスの寿命を超えてしまっています。

マットレスの寿命は高反発ウレタンマットレスで、3年~5年程度、低反発ウレタンマットレスで2年~3年程度。

スプリングマットレスでも5年~10年と言われています。

寿命が過ぎたマットレスは、中央部分が凹んでいたり、スプリングが柔らかくなっていて、身体を十分に支える事が出来ません。

マットレストッパーで一時しのぎは出来る

マットレスの凹んでいる部分に薄手のタオルを敷き、その上からマットレストッパーを敷くことで、一時的に寝心地を改善する事は可能です。

しかし、長い目で見ると腰痛には決して良くないので、悪化する前にマットレスの買い替えをして下さい。

腰痛の方のマットレスの選び方

チェック項目

腰痛の方がマットレスを選ぶポイントとしては、

  • 耐圧分散性に優れている
  • 適度な弾力性がある
  • 低反発マットレスは避ける
  • 十分な厚みがある

の4つのポイントを抑える事が大切です。

耐圧分散性に優れている

マットレスにかかる耐圧

一番重要なポイントが、「耐圧分散」に優れているマットレスを選ぶと言う事です。

スプリングマットレスには、

  • ボンネルコイルマットレス
  • ポケットコイルマットレス
  • マルチラススーパースプリングマットレス
  • デュラテクノマットレス
  • ゼルトスプリングマットレス

と言った種類がありますが、「ボンネルコイルマットレス」だけは止めて下さい。

ボンネルコイルマットレスは安くて寿命も長いのですが、残念ながら耐圧分散は出来ません。

人は寝ている時の体重の44%が腰にかかってきます。

そのため、耐圧分散が出来ていないマットレスでは、腰に集中的に負担がかかり、悪化の原因となってしまいます。

適度な弾力性がある

反発力

腰を支えるためには、適度な弾力性(反発力)が必要です。

柔らかすぎるマットレスでは、重たい腰が沈み込んでしまい、患部を圧迫してしまいます。

逆に硬すぎるマットレスでは、腰が全く沈み込まないので、身体が反り返った状態で寝る事になります。

適度な弾力性と言うのは、体重で目安が決まっていて、

  • 体重40㎏未満:ソフト
  • 体重40㎏~70㎏:普通
  • 体重70㎏以上:硬め

となっています。

身体が軽い方が多少硬めのマットレスを使用していても、大きな影響はありませんが、体重が重い人は必ず硬めを選ぶようにしましょう。

低反発マットレスは避ける

低反発ウレタンマットレス

ウレタンマットレスには高反発と低反発の2種類がありますが、低反発ウレタンマットレスは避けた方が良いでしょう。

と言うのも人は寝ている間に20回~30回寝返りをする事で、体の一か所に負担が集中しないようにしています。

そのため寝返りをしやすいマットレスの方が腰痛には良いのですが、低反発ウレタンマットレスでは体を捻っても力が吸収されてしまうために上手く寝返りをする事が出来ません。

寝返りの回数が極端に少ないと、腰痛に悪いだけでなく睡眠の質も低下するので、選ぶなら高反発ウレタンマットレスにしましょう。

十分な厚みがある

マットレスの厚み

スプリングマットレスは通常10㎝以上あるので、底付き感が出る事はありません。

しかし、ウレタンマットレスやファイバーマットレスを使用する時には、厚みを必ずチェックするようにしましょう。

目安となる厚みは、

  • 体重50㎏未満: 5cm以上
  • 体重50㎏~80㎏:8cm以上
  • 体重80㎏以上:11cm以上

となります。

また、低反発マットレスは底付き感が出やすいので、高反発マットレスを選ぶようにして下さい。

腰痛におすすめマットレス

では具体的にどのマットレスが、腰痛に優しいかをご説明したいと思います。

体重によっておすすめのマットレスが変わってきますが、

  • 女性の腰痛にはポケットコイルマットレス
  • 男性の腰痛にはデュラテクノマットレス

です。

女性の腰痛にはポケットコイルマットレス

細身の女性

女性は、一般的に男性よりも体重が軽いので、ポケットコイルマットレスがおすすめです。

硬さは少し柔らかめになっていて、耐圧分散に優れているのが特徴となります。

日本人技術者設計 超快眠マットレス ホテルプレミアム EVA エヴァ

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超快眠マットレス ホテルプレミアム EVA エヴァは、日本人技術者が設計して、ISO9001認定工場で製造しているため安心品質となっています。

横向け、仰向け、うつ伏せなどどのような寝姿勢をとっても、ストレスがなく快適な睡眠を取れるようにしてあります。

サイズもセミシングル~キングまで幅広くラインナップしているので、ベッドサイズに合わせてお選びください。

ポケットコイルマットレスには、硬さが3種類ラインナップしてあるので、体重が軽い方はディープソフトやデュオソフトを、平均的な体格の方は普通の硬さをお選びください。

男性の腰痛にはマルチラススーパースプリングマットレス

男性

一方体重が70kgを超える男性で腰痛の方は、ポケットコイルマットレスだと柔らか過ぎるので、腰が沈み込んでしまい寝返りも満足にうてません。

そのためおすすめになってくるのは、フランスベッド社製の「マルチラススーパースプリングマットレス」です。

マルチラススーパースプリングマットレス

マルチラススーパースプリングマットレス

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マルチラススーパースプリングマットレスは、高密度連続スプリングを使用していて体の部分的な沈み込みを防いでくれます。

硬めになっていますが、表面には分厚いフェルトとウレタンが入っているので表面は柔らかく仕上がっています。

そのため、体重が重い方はもちろん、軽い女性の方でも快適に睡眠を取る事が出来ます。

ローベッド腰痛まとめ

腰痛の方がローベッドを選ぶときには、

  • フロアベッドは避ける
  • 布団ではなくマットレスを使用する
  • 薄手のウレタンマットレスは避ける
  • 10年以上経過したマットレスは買い替える

と言ったポイントを抑えるようにしましょう。

また、ボンネルコイルマットレスは耐圧分散が出来ないので腰痛には不向きです。

女性であればポケットコイルマットレスが、男性であればマルチラススーパースプリングマットレスがおすすめです。

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