ローベッドは高級感がありますが、「ギシギシ」ときしみ音がすると、気になって寝つきが悪くなりますよね?
特に夫婦や家族で一緒に寝ていると、パートナーを起こしてしまわないか気を遣わなければいけません。
そこでこの記事では、
- ローベッドきしみ音の原因
- ローベッドのきしみ音対策方法
- きしまないローベッドの選び方
- きしまないローベッドおすすめ3選
について、詳しくご説明したいと思います。
目次
ローベッドきしみ音の原因
ローベッドは比較的きしみ音がしにくい部類に入ります。
と言うのも、フラットなフレームに脚がついているシンプルな構造なので、フレームのねじれなどが起きにくいからです。
また、ロフトベッドや二段ベッドのように高さがないので、安定感も比較的高くなっています。
しかし全くきしみ音がしないと言うわけではなく、
- パイプ製のローベッドを使っている
- フレームが歪んでいる
- ネジが緩んでいる
- 脚と床との擦れ
- ボンネルコイルマットレスを使っている
と言ったケースではきしみ音がする事もあります。
パイプ製のローベッドを使っている
まず、一番多いローベッドのきしみの原因は、パイプ製を使用しているケースです。
パイプ製ローベッドは木製に比べて安価で購入できるので、人気が高いですが、強度自体が木製に比べて劣っています。
また、金属同士の擦れは音域が高いので、人間の耳にはうるさく聞こえやすいと言えます。
フレームが歪んでいる
フラットなフレームに脚が付いているだけのローベッドであれば、フレームの歪みは起こりません。
しかし、ヘッドボードが付いているタイプや、フレーム枠で囲まれているようなローベッドでは、歪みが生じている可能性があります。
特に新品のローベッドできしみ音がする場合には、歪んだまま組み立ててしまった可能性が高いと言えます。
ネジが緩んでいる
シンプルな構造のローベッドでは、ネジの個数も比較的少ない傾向にあります。
しかし、その中のどこかが緩んでいる可能性はあります。
しっかり組み立てていても、半年ほど使用すれば自然とネジは緩んできます。
ネジの緩みを放置しておくと、音だけではなくひび割れや破損の原因にもなるので、対処するようにしましょう。
脚と床との擦れ
ベッドフレーム自体に問題が無くても、床との摩擦できしみ音がするケースもあります。
多いのが、重量があるローベッドを使用している場合で、柔らかめのフローリングとの間で摩擦が起こっている場合です。
「キュッキュッ」と言う音がしている場合には、床との擦れを疑ってみましょう。
ボンネルコイルマットレスを使っている
スプリングマットレスの中でも、ボンネルコイルマットレスはきしみ音がしやすい傾向があります。
新品のマットレスではあまりないのですが、使っている間に中のコイルが痛んできて、歪みが生じる事できしみ音がします。
特にダブルベッドなど二人以上で使用する場合には、音がしにくいポケットコイルマットレスがおすすめです。
ローベッドのきしみ音対策方法
ローベッドからきしみ音が聞こえてきたら、どのように対処すれば良いかをご説明したいと思います。
ステップとしては、
- 何処からきしみ音がしているか特定する
- ネジの増し締め(フレームの修正を行う)
- パッキンを挟む
- 脚の裏にフェルトを貼る
になります。
1.何処からきしみ音がしているか特定する
まずは、きしみ音が何処から聞こえているのかを特定しましょう。
場所によって、対策方法が異なりますし、問題がないところを下手に触ると、かえって逆効果になる事があるので注意しましょう。
2.ネジの増し締め(フレームの修正を行う)
基本的なきしみ音対策は、ネジの増し締めです。
パイプ製ローベッドの金属同士の擦れにしても、ネジの緩みが原因だとしても、増し締めを行う事できしみ音が消えるケースはかなりあります。
但し増し締めを行うのは、フレームの歪みが無い事が前提です。
フレーム自体が歪んでいる状態で、ネジを強く締めすぎると、ネジやネジ穴を壊してしまう事があります。
新品のローベッドできしみ音がする場合
そのため、新品のローベッドできしみ音がする場合には、一旦全てのネジを緩めて、フレームの歪みを修正してから、増し締めを行うようにしましょう。
3.パッキンを挟む
パイプ製ローベッドでは、増し締めをしてもきしみ音が消えない事があります。
フレームとネジの当たり具合によっては、どうしても擦れるからです。
その場合には、ワッシャー部分にゴムやシリコン製のパッキンを入れるようにして下さい。
金属同士では音が高いので耳障りですが、パッキンを挟むことで衝撃を吸収すると同時に、音域も低くする事が出来ます。
4.脚の裏にフェルトを貼る
きしみ音がローベッドと床との擦れの場合には、脚の裏にフェルト素材のクッションを貼る事で消音する事が出来ます。
フェルトは薄手のタイプだと、すぐに擦れて役に立たなくなるので、少なくても厚みが3㎜以上ある丈夫なものにして下さい。
きしまないローベッドの選び方
これからローベッドを購入する場合には、予めきしまないローベッドを選ぶのもおすすめです。
ポイントとなるのは、
- 布団が使えるローベッドを選ぶ
- 耐荷重が高いローベッドを選ぶ
- 木製ローベッドにする
- ボンネルコイルマットレスは避ける
の3点です。
布団が使えるローベッドを選ぶ
ローベッドには、「マットレス専用」と「布団が使えるタイプ」の2種類があります。
2つの違いは「床板の強度」で、布団が使えるローベッドの方が頑丈に作られています。
と言うのも、分厚く耐圧分散が出来るマットレスは、荷重を分散してくれるので、一か所に荷重が集中する事がありません。
しかし、敷布団は薄手のものが多く、耐圧分散も出来ないので、衝撃が一か所に集中してしまいます。
そのため、布団を使うためには、フレームを頑丈にする必要があるのです。
ローベッドできしみ音がする場合、床板から聞こえるケースがほとんどなので、頑丈な布団が使えるローベッドを選ぶようにしましょう。
耐荷重が高いローベッドを選ぶ
布団が使えるローベッド同様に、耐荷重が高いローベッドもおすすめです。
耐荷重が高いローベッドの場合には、床板だけでなく脚やフレームも頑丈に作られているので、ちょっとやそっとでは音がしません。
但し、フレームに使用している部材を太くしたり、桟や梁をたくさん使用しているので、値段は少し高くなっています。
また、重量も重たい傾向にあるので、床との擦れ音の対策は必要になるケースがあります。
木製ローベッドにする
パイプ製はどうしてもきしみ音がしやすいのが、デメリットです。
そのため、きしみにくいローベッドを選ぶのであれば、木製にしましょう。
ボンネルコイルマットレスは避ける
どれだけフレームが頑丈であっても、マットレスから音がしたら興ざめですよね?
特に新婚夫婦や、赤ちゃんがいるご家庭では、音が大きいとかなりのストレスになってしまいます。
一番、良くないのが「ボンネルコイルマットレス」で、横揺れも大きく、きしみ音がしやすい傾向にあります。
そのため同じマットレスに2人・3人寝る場合には、マットレスをポケットコイルマットレスやフランスベッド社製マットレスにして下さい。
きしまないローベッドおすすめ3選
全くきしまないと言うわけではありませんが、きしみのリスクがほとんどないおすすめローベッドを3つご紹介したいと思います。
モダンデザインローベッド E-go イーゴ
E-go イーゴは、スタイリッシュなデザインが魅力のローベッドです。
ベッドフレームの裏側には、桟が3本入っていて頑丈に作られているので、布団でも使用する事が出来ます。
また、フレーム・桟・脚・ヘッドボードを組み立てるシンプルな構造なので、きしみ音のリスクが最小限となっています。
ウォルナットブラウンデザインボードベッドロングGirafyジラフィ
Bona ボーナは、フレームに脚を付けてあるだけのデザインローベッドです。
木脚とスチール脚がありますが、どちらも脚の長さは15㎝と短めなので、安定感に優れています。
布団が使えるローベッドの中でも、人気が高い商品で、ウォールナットブラウンが大人の魅力を醸し出してくれます。
頑丈デザインすのこベッド RinForza リンフォルツァ
Girafyジラフィは、敷布団も使える頑丈ローベッドです。
長さ210cmのロングサイズで広々とした寝心地に加えて、床板に強度を持たせてあるので大柄な体格の人でも安心です。
ローベッドきしみまとめ
ローベッドからきしみ音がする原因は、
- パイプ製のローベッドを使っている
- フレームが歪んでいる
- ネジが緩んでいる
- 脚と床との擦れ
- ボンネルコイルマットレスを使っている
と言った事が考えられるので、増し締めや、パッキンを挟むなどの対策を行いましょう。
きしまないローベッドの選び方としては、木製で布団が使えるローベッドや、耐荷重が高い商品がおすすめです。