マットレスとベッドフレームの寿命を判断する12の目安と長持ちさせる方法

寿命 マットレス

昔は布団で寝ていたという方も多いかもしれませんが、一人暮らしや高齢者の方、新婚夫婦などはベッドで寝るという方が今では大半を占めるのではないでしょうか?

そんな毎日使うマットレスやベッドフレームは、何年も使っているうちにへたりが出てきたりします。

寿命を超えたマットレスで寝ていると、腰痛や肩こりの原因になりますし、ベッドフレームでは本来の強度が保てなくなり、地震などの際に安全性を確保する事が難しくなります。

そこでこの記事では、マットレスとベッドフレームの寿命について詳しくご説明したいと思います。

マットレスの寿命は長くて10年

ベッドフレームは10年以上持つものが多いですが、マットレスの寿命は長くて10年と言われています。

ボンネルコイルマットレスは長寿命

ボンネルコイルマットレス

寿命が長いタイプは、中にスプリングが入っているもので、尚且つ両面使用出来るマットレスになります。

その中でもボンネルコイルマットレスは、スプリングが連結していて面で体を支えるので一か所に負荷がかかる事がなく、長期的に使用する事が出来ます。

ポケットコイルマットレスは寿命が少し短い

耐圧分散が出来ているポケットコイルマットレス

一方、ポケットコイルマットレスのようにスプリングが独立しているタイプは、点で体を支えるので耐圧分散に優れていますが、お尻や腰骨付近の辺りのスプリングに集中して負荷がかかるので、マットレスとしては少し寿命が短くなります。

ウレタンマットレスの寿命は3年~5年

ウレタンマットレス

また、ウレタン素材のマットレスの場合も、安価で購入できるメリットはありますが、何年も使用しているとどうしても真ん中あたりに凹みが出てくるので、寿命はそこまで長くはありません。

ウレタンマットレスの寿命は3年~5年程度と考えてよいでしょう。

マットレスの寿命の目安

マットレスの寿命は長くても10年ですが、それまでに

  1. 側生地が擦り切れたり破れたりした場合
  2. 中のクッション材が劣化した場合
  3. スプリング自体がへたってきた場合
  4. スプリングが飛び出してきている場合
  5. 汗じみができてしまった場合
  6. おしっこや飲み物で汚してしまった場合
  7. カビが生えた場合
  8. 寝ていると体が痒くなる場合
  9. きしみ音がうるさいと感じる場合

のような状態になっているのであれば、対策を取るようにして下さい。

1.側生地が擦り切れたり破れたりした場合

マットレスの側生地

一番外側にある側生地は、一番摩擦があり劣化しやすい部分です。

ここが劣化してしまうと、中のクッション材が飛び出たり汗の吸収が悪くなったりします。

側生地の劣化は、シーツやベッドパッドを使用する事である程度防ぐことが出来ます。

2.中のクッション材が劣化した場合

ポケットコイルマットレスの構造

「なんだか最近寝心地が悪い」と感じたら、マットレスの中のクッション材を疑ってみましょう。

クッション材にはウレタンやフェルト素材が使われていますが、劣化してくると厚みがなくなりスプリングが体に当たっているような感触になる事があります。

多少であればベッドパッドを使用する事で改善出来ますし、酷い時にはマットレストッパーを敷くようにしましょう。

3.スプリング自体がへたってきた場合

【日本ベッド】-ポケットコイルマットレスのコイル

スプリングマットレスのスプリングやウレタンマットレスのウレタンがへたって来た場合には、マットレスの真ん中あたりが凹んできて、腰が沈んで寝返りもしづらく感じるようになります。

クッション材の時と同様に寝心地も悪くなり、腰痛や肩こりの原因にもなります。

凹んでいる部分に薄手のタオルを敷いて、その上からマットレストッパーを敷くようにしましょう。

4.スプリングが飛び出してきている場合

マットレスのスプリング

表面生地や詰め物の劣化が進むと、更に内側にあるスプリングが飛び出してきてしまうことがあります。

飛び出したスプリングによってケガをしてしまう危険がありますので、この状態になってしまったらすぐにでも買い替える必要があります。

もともとマットレスはある程度の厚みがありますが、厚みが均等に薄くなることはまずなく、体が乗っている部分(特に腰の部分)がぐっと凹んでしまう事で寿命を判断する事が出来ます。

この状態を放置していると、体を支える役割を果たすことができないので、寝心地が悪いだけでなく腰痛や肩こり、頭痛などを併発して睡眠の質も大幅に低下してしまいます。

見た目でわかるので、マットレストッパーを敷いても改善しないようであれば、買い替えた方がいいでしょう。

5.汗じみができてしまった場合

マットレスの汚れ

マットレスに直に寝ているというかたはあまりいないでしょう。

大抵はその上にシーツやカバーなどを掛けて寝るのですが、人の汗というものはそれを通り越して何年か使用していると汗じみとなって残ってしまいます。

隠れてしまう部分ではありますが、何となく気になるようでしたら買い替えの基準としても良いでしょう。

6.おしっこや飲み物で汚してしまった場合

飲み物をこぼす

マットレスですから時には子供が粗相をしてしまうということもあるでしょう。

そのような場合は内部にまで汚れが入り込み、表面上は乾いたと思っていても、内部は生乾きの状態である可能性が高いです。

生乾きの状態が続くと雑菌が繁殖してしまうので衛生的ではありません。

飲み物やおしっこでマットレスが汚れた時には、すぐにタオルで吸収させて、その後に水で湿らせたタオルで出来る限りふき取るようにします。

最後に乾燥させることである程度衛生的にすることが出来ますが、中のクッション材にまで染み込んでいる場合には完全に汚れを取りきる事は出来ません。

そのため、赤ちゃんや子供が使用する場合にはあらかじめベッドシーツとベッドパッドを使用ようにしましょう。

7.カビが生えた場合

マットレスのカビ

一番外側の表面生地にカビが生えた場合は消毒用エタノールで落とせますが、やはり気持ちのいいものではありませんよね?

>>マットレスのカビ取りはどうする?効果的なカビ予防方法もご紹介!

表面だけだし気にならないという方は買い替えなくても良いのですが、気になる場合は買い替えた方が良いかと思います。

内部にカビが生えてしまった場合

内部のクッション材であるウレタン素材にまでカビが繁殖してしまうと、除去するのは非常に困難です。

カビが繁殖する前に除湿シートをマットレスの下に敷いたり、布団乾燥機でマットレスや掛け布団に染み込んでいる汗を乾燥させるようにして、カビを防止する事が大切です。

8.寝ていると体が痒くなる場合

ヤケヒョウヒダニの雄と雌

ヤケヒョウヒダニの雄と雌

寝ていると体が痒くて仕方がない場合には、マットレスがダニの巣窟になっている可能性があります。

布団専用の掃除機でマットレスの裏表両方をしっかりと掃除することで、表面のダニはある程度駆除する事が出来ますが、中のクッション材にいるダニまでは吸い取る事が難しいために、しばらくするとまた痒くなる可能性があります。

週に2,3回掃除機をかけても改善しないようであれば、マットレスを買い替えるようにして下さい。

>>マットレスのダニ対策方法。布団乾燥機・掃除機でダニを徹底駆除!

9.きしみ音がうるさいと感じる場合

寝ていてギシギシという音がする場合、スプリングが経年劣化しているかし、汗などが染み込むことで錆びついている可能性があります。

きしみ音自体はあまり気にならないという方もいるかもしれませんが、劣化や錆が原因となっている場合にはスプリングの弾力性がなくなっているので、寝心地が悪いだけでなく腰痛や肩こりの原因にもなります。

この場合には、早めにマットレスを買い替えた方が良いでしょう。

マットレスの寿命を延ばす方法

メリット

ベッドはベッドフレームとマットレスに分ける事が出来ますが、値段が高いのはマットレスの方ですし、寝心地を左右する大切なものでもあります。

マットレス自体は体を支えるためにある程度の重さがあるので、中のスプリングもしっかりと強度のあるものを使用しています。

しかし、マットレスに体の重みが加わる場所は大抵同じ場所です。

特に腰が乗っかっている中央部分は他に比べると劣化が早く、スプリングの性能も落ちやすくなります。

そのため、

  • マットレスのローテーションをする
  • 湿気対策を行う

の2点を行うようにしましょう。

マットレスをローテーションする

マットレスのローテーション方法

マットレスの凹みを少しでも緩和させるためには、時々マットレスの向きを変えてあげるのが効果的です。

2~3ヵ月に一度のペースで定期的に裏表を変えてみたり、上下を変えてみたりすると寿命をある程度伸ばす事が出来ます。

一度凹みが出来てから改善するのは難しいので、小まめにローテーションをするのがポイントです。

湿気対策を行う

布団乾燥機

人は寝ている間にコップ一杯分の汗をかくと言われていますが、その汗はマットレスを通って、マットレスの底面と床板の間に溜まってきます。

そのまま放置していると不衛生なだけではなく、カビやダニが繁殖してきて喘息やアレルギーの原因にもなります。

ベッドを購入したときからマットレスの下には「除湿シート」を敷き、マットレスの上には「ベッドパッド」を使用する事で汗をマットレスの中に入り込むのを出来る限り防ぐことが大切です。

また、定期的にマットレスを立てかけたり、エアコンの「除湿(ドライ)」を使ったり、布団乾燥機で換気するのも効果的ですよ。

ベッドフレームの寿命の目安

ベッドフレーム

ベッドフレームはその種類によって寿命がかなり異なってきます。

例えば収納ベッドやサイズがコンパクトなベッドは、短い間隔で木材が補強しているので比較的長寿命ですが、ロフトベッドや二段ベッドなどは高さがある分寿命は短くなります。

>>ベッドフレームとマットレスの寿命は何年?長寿命なベッドのおすすめをご紹介!

寿命を判断するための目安としては、

  1. きしみ音がする
  2. 床板が割れた
  3. 床板にカビが生えた

と言った事があります。

1.きしみ音がする

ベッドフレームからきしみ音がする場合には注意が必要です。

特にロフトベッドや二段ベッドなど高さがあるベッドに多いのですが、接続箇所のボルトが緩んでいる可能性があります。

増し締めをしても改善すれば良いですが、増し締めをしても改善しない場合は地震などが起きた時に接続部分が破損してしまう可能性があるので、早い目に買い替えを検討してください。

>>ベッドのきしみ音は危険のサイン!きしみの対策方法&きしまないベッド

2.床板が割れた

二段ベッドの床板

通常のベッドフレームで一番弱い箇所が床板になります。

マットレスの重みと人の体重、それに布団などの寝具が全て乗っかっているので耐荷重はある程度持たせているのですが、経年劣化で割れやすいのも確かです。

床板だけ割れた場合には、DIYで代わりの板をはめ込むことも出来ますが、難しいようであれば買い替えるようにしましょう。

>>割れやすいベッドの板の特徴と床板が割れた時の修理・交換方法

3.床板にカビが生えた

ベッドフレームのカビ

カビが生えるのは、マットレスに限ったことではありません。

床板も湿気が籠りやすい場所なので、放置しているとカビが繁殖する事があります。

カビが生える事で、床板本来の強度が損なわれて、破損に繋がるケースもあります。

早期発見できれば、しっかりとカビ取りをする事で問題なく使用出来ますが、ボロボロになっているようであれば、買い替えを検討するようにしましょう。

>>ベッドフレームの床板にカビが繁殖したときの除去方法&カビないベッド選び

ベッドフレームの寿命を延ばす方法

チェック項目

ベッドフレームの寿命を延ばすには、

  • 組み立ては取扱説明書に従う
  • ベッドの上で飛び跳ねたりしない
  • 定期的にボルトの増し締めを行う

の3点がポイントです。

組み立ては取扱説明書に従う

ベッドの取扱説明書

インターネット通販などでベッドを購入した場合には、大抵自分で組み立てるようになっています。

その際、取扱説明書に記載されている順番通りに組み立てを行わないと、出来上がりの見た目は同じでも強度が弱くなることがあります。

ベッド組み立て時は取扱説明書通りに組み立てるか、設置サービスを活用してベッド本来が持っている強度をしっかりと保つようにしましょう。

ベッドの上で飛び跳ねたりしない

ジャンプ

床板が割れる原因の大半は、ベッドの上で飛び跳ねる事でおきます。

子供がいるご家庭では、しっかりと子供に注意を促すようにしましょう。

また、シングルベッドで2人が寝るような場合にも、耐荷重以上の重さがベッドフレームにかかるので、床板の破損の原因になります。

定期的にボルトの増し締めを行う

工具

ベッドフレームを固定しているボルトは、何カ月、何年も使用しているとどうしても自然に緩んできます。

そのため、半年に一度はボルトに緩みがないかを確認して、増し締めを行うようにしましょう。

マットレスとベッドフレームの寿命まとめ

マットレスの寿命はスプリングマットレスで10年、ウレタンマットレスでは3年~5年と言われていますが、その前にクッション材やスプリングがへたったら交換するようにしましょう。

一方、ベッドフレームの寿命は高さのある二段ベッドやロフトベッドでは短いですが、一般的には10年以上長持ちします。

ローテーションや増し締めを行う事で、寿命を延ばす事が出来るので、是非取り入れて下さい。

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