- ダブルベッドは何処で買うのが安い?
- 楽天やIKEAよりお得に買いたい!
- ダブルベッドの相場が知りたい!
ダブルベッドは、新婚夫婦の4割が選ぶというアンケート結果があるくらい、カップルに人気のベッドサイズです。
しかし金額が大きいので、相場や何処で購入すると安いかを知らないと、後悔する事になりかねません。
特に最近のインフレや、木材・運送費の高騰を受けて、ベッドの値段も数年前から比べると1~2割程度値上がりしている上に、この傾向は暫く続くと考えられています。
私はベッドショップオーナーで、睡眠・寝具指導士、睡眠・寝具インストラクター、寝具ソムリエの資格を保有していますが、金額が大きいダブルベッドは仲介手数料が上乗せされていないネット通販を使い、早めに購入するのが得策と考えています。
そこでこの記事では、ダブルベッドを何処で購入するかや種類、相場に加えて、新婚夫婦がベッドに費やす相場、ベッドの価格高騰原因をご紹介します。
ダブルベッドは何処で購入するのがおすすめか?
ダブルベッドを購入する事が出来るのは、
- 町の家具屋さん
- IKEA・ニトリなどの大型店舗
- Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング
- ベッド専門通販店
の4つがメインになってきます。
町の家具屋さん
相場が一番高いのは町の家具屋さんで、ダブルベッドの相場は8万円~17万円程度です。
メリットは
- 実物を見れる
- 持ち帰る事によって送料を浮かせられる
事です。
実際に商品の肌触りや質感、寝心地が確認出来るので「こんな商品だと思わなかった!」と後悔する事がありません。
逆にデメリットは、
- 値段が高め
- 展示できる商品は限られている
です。
店舗を構えていて土地代や人件費が上乗せされている分、値段は高くなります。
また、展示出来る商品は限られているため、購入する時はサイズ違いやマットレスの種類をカタログから選ぶ事もあります。
マットレスは硬さ・きしみ音を確認
家具屋さんでベッドの確認をするのはおすすめですが、マットレスの寝心地は信頼しすぎないで下さい。
と言うのも、5分・10分横になった程度では、マットレスの耐圧分散性や寝心地、睡眠の質にどう影響するかは正直分からないからです。
そのため、硬さや変なきしみ音がないかの確認程度にしておきましょう。
IKEA・ニトリなどの大型店舗
IKEAやニトリと言った家具を専門に取り扱っている大型店舗もあります。
ダブルベッドの相場は7万円~15万円程度となっています。
町の家具屋さんと比べると、取り扱っている商品も多く、大量に仕入れているので値段も少し割安です。
家具屋さん同様に実物商品を見れるのがメリットですが、店舗を構えている分、場所代などが料金に上乗せされています。
Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング
Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングは、インターネットで購入する事が出来ます。
相場は6万円~13万円程度と家具屋さんと比べると、かなり割安なのが魅力。
商品点数が多く、楽天やYahoo!ショッピングではポイントも付けられます。
但し同じダブルベッドでも、販売しているショップによって値段が異なり、楽天などに掲載する費用が上乗せされています。
ベッド専門通販店
ベッドを取り扱っている専門の通販ショップもあります。
ベッド専門通販店の相場は、5万円~12万円とAmazonや楽天と変わらない価格帯です。
基本的に店舗は必要なく、注文が入ると卸業者から直送するので倉庫や人件費が必要ありません。
専門店なので楽天やAmazonに比べて商品点数が多く、自分好みのベッドを見つける事が可能。
また、ベッドはサイズやマットレスの種類、カラーと言った選択項目が多いですが、通販ショップは選ぶのが簡単にサイト設計がされています。
全体的に相場が安く送料無料の商品も多いため、最安値に近い価格でダブルベッドを購出来ます。
デメリットはポイントが付かない事ですが、楽天などと違い出品手数料が必要ないのでその分割安のケースが多くなっています。
ダブルベッドの種類は?
ダブルベッドの相場を決めるもう一つの要因が、ベッドの種類です。
人気が高いダブルベッドの種類には、
- 引き出し式収納ベッド
- チェストベッド
- 跳ね上げ式ベッド
- フロアベッド
- ローベッド
- 脚付きマットレス
の6種類があり、それぞれ価格帯が異なってきます。
そこで一番ダブルベッドを安く購入できる、ベッド通販専門店を例に取ってご説明致します。
引き出し式収納ベッドの相場
引き出し式収納ベッドのダブルサイズの相場は、ベッド通販専門店で5万円~9万円程度です。
引き出しが付いていますが、チェストベッドのように引き出しに蓋や囲いがない分割安です。
値段が安く人気が高いので、種類も豊富に揃っています。
チェストベッドの相場
チェストベッドのダブルサイズの相場は、7万円~13万円程度です。
値段は高めですが、引き出しが覆われているのでほこりが入りにくく、ベッド下にも収納スペースがあるので、整理整頓しやすいベッドです。
ボックス構造なので、引き出しはスライドレール付きで、耐荷重が高く組み立ても簡単です。
跳ね上げ式ベッドの相場
跳ね上げ式ベッドのダブルサイズは、7万円~13万円程度の相場です。
ベッド下全てが収納庫になっているので収納力が高く、ガス圧で開閉するので力も必要ありません。
シリンダーを使用している分値段は高いですが、タンス1個分に相当する荷物を収納出来る事を考えるとコスパに優れているベッドです。
フロアベッドの相場
フロアベッドのダブルサイズの相場は、4万円~7万円程度です。
高さが低い分使用している部材が少なく、ダブルベッドの中でも一番値段が安くなっています。
開放的な雰囲気でおしゃれ感もありますが、湿気やカビに弱いので、湿気対策は必須です。
ローベッドの相場
ローベッドのダブルサイズの相場は、6万円~11万円程度です。
ベッド下は何もないので通気性に優れていて湿気やカビに強いですし、ロースタイルで高級感もあります。
ヘッドレスやフラットパネルのようにシンプルなデザインであれば値段は安いですが、レザー仕様になると一気に値段が高くなるので注意しましょう。
脚付きマットレスの相場
脚付きマットレスのダブルサイズは、5万円~8万円が相場となっています。
マットレスに脚を取り付けているシンプルなデザインなので、比較的値段が安いですが、マットレスの品質にこだわると値段は高くなります。
新婚夫婦のダブルベッドの相場は?
ダブルベッドを購入する人の中には、新婚夫婦もたくさんいらっしゃいます。
長年連れ添った夫婦や同棲カップルが購入する場合には、比較的安いダブルベッドで良いですが、新婚夫婦にとってダブルベッドは、大切な「愛の巣」です。
そのため、新婚夫婦に限って言うと、ダブルベッドの相場は高めです。
新婚夫婦がベッドに費やす平均価格
新婚夫婦がベッドにかける費用で一番多いのは、「10万円~15万円」で平均値は14.8万円です。(ゼクシィ新生活準備調査 2016のアンケート結果より引用)
最近の物価上昇により、ボリュームゾーンはもう少し上がっていると推測できますが、ベッド通販専門店では同じ商品を安く購入できるので賢く節約しましょう。
マットレスの相場
ダブルベッドを購入する時には、付属のマットレスを選ぶようになっていますが、種類によって相場が異なってきます。
主なスプリングマットレスとしては、
- ボンネルコイルマットレス
- ポケットコイルマットレス
- マルチラススーパースプリングマットレス
の3種類があるので、それぞれの特徴とダブルサイズの相場をご説明したいと思います。
ボンネルコイルマットレスの相場
ボンネルコイルマットレスは、コイルが連結しているために、面で体を支える構造になっています。
通気性・耐久性に優れていて値段も安いメリットがある一方で、耐圧分散性は低く横揺れがしやすいデメリットがあります。
相場は2万円~で、国産やプレミアムボンネルコイルマットレスは4~5万円程度します。
ポケットコイルマットレスの相場
ポケットコイルマットレスは、コイル一つ一つが袋に入って独立しているので、点で体を支える事が出来ます。
耐圧分散性に優れていて体に細かくフィットするので疲れにくいメリットがありますが、耐久性や通気性はそれ程良くありません。
相場は4万円~で、国産やプレミアムポケットコイルマットレスは6~7万円程度します。
マルチラススーパースプリングマットレスの相場
マルチラススーパースプリングマットレスは、フランスベッド社製の高機能マットレスです。
衛生面に特に優れていて、抗菌・防臭・防ダニ加工が施されていて、側面にはアイレット(空気孔)があるので、湿気が籠りにくくカビやダニの繁殖を抑える事が出来ます。
相場は7万円程度ですが、寿命が長いのでコスパに優れているマットレスです。
ダブルベッドの相場は年々上昇している
ダブルベッドに限らずベッドの相場は、年々増加傾向にあります。
その要因となっているのは、
- 世界的インフレ
- 木材の高騰
- 人手不足による運送費の高騰
の3つです。
世界的インフレ
コロナ発生以降、大規模化金融緩和を行った反動もあり、世界的なインフレに陥っています。
日本でも30年以上に渡りデフレ不況が続いていましたが、最近は輸入商品だけでなく国産品もメーカーが積極的に値上げを行う事で労働者の賃金をアップする流れが出来てきています。
特にベッドの多くは、インフレ圧力が強い東南アジアを中心とした新興国で生産される事が多いので、必然的に値段も高騰しています。
木材の高騰
現在は第三次ウッドショックの最中にいます。(グラフは経済産業省より引用)
コロナ禍での度重なる外出規制によるサプライチェーンの停滞や、木材を輸出する際のコンテナ不足、山火事による被害などによって、木材価格が2倍前後に高騰しています。
ベッドの素材である木材の高止まりによって、製品であるベッドの価格も上がっています。
人手不足による運送費の高騰
ヤマト運輸や佐川急便など大手の運送会社は慢性的な人手不足で、労働環境の改善を図るべく、賃金を毎年増やす事で人を集めています。
また2024年問題により、トラックドライバーの労働時間が制限される事で一人当たりの走行距離が短くなり、長距離で物を運べなくなる事態が危惧されています。
送料は年に2回程見直しをされていて、その都度価格が上昇しています。
軽量の荷物であればそれ程大きな負担にはなりませんが、ベッドのように大型家具では送料の値上げによってトータルで支払う金額がかなり多くなってしまいます。
今後もベッドの価格上昇は続くと想定されているので、思い立った時に購入するのが一番の節約になりますよ。
ダブルベッド相場まとめ
ダブルベッドの相場は、
- 町の家具屋さん
- IKEA・ニトリなどの大型店舗
- Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング
- ベッド専門通販店
の何処で購入するかで大きく変わります。
種類によっても相場は異なり、引き出し式収納ベッド・フロアベッド・脚付きマットレスは安い価格帯です。
新婚夫婦がベッドに費やす相場は、10万円~15万円程度が多くなっています。