- 4畳半の間取りにベッドを置きたい!
- 出来るだけコンパクトなベッドが欲しい!
- 狭い部屋を活用出来るベッドは何がある?
都市部のワンルームマンションには、4畳半程度の狭い間取りがたくさんあります。
快適な生活を送るためには、限られたスペースを有効活用しなければいけませんが、ベッドサイズを知らなかったり、予め配置を決めないまま購入する方がたくさんいらっしゃいます。
私はベッドショップオーナーで、睡眠・寝具指導士、睡眠・寝具インストラクター、寝具ソムリエの資格を保有していますが、狭い間取りにベッドを置くなら入居前にサイズや家具の配置を決めるのが大切だと考えています。
そこでこの記事では、4畳半や6畳の間取りにシングルベッドを配置したレイアウトや狭い部屋におすすめのベッドをご紹介します。
この記事を読んで、ベッドを置いて生活している具体的なイメージを膨らませましょう!
狭い部屋にベッドを配置したレイアウト
部屋の間取り | 縦 | 横 |
4畳半 | 261㎝ | 261㎝ |
6畳 | 261㎝ | 352㎝ |
4畳半などの狭い部屋では、ベッドを購入する前に予めレイアウトを決める事が大切です。
ベッドがどの程度部屋を占領するか分かれば、タンスや本棚などベッド以外の家具の置き場所も決まってきます。
地域によって部屋のサイズは若干異なりますが、都心部で最もポピュラーな「江戸間」では、
- 4畳半:縦261cm×横261cm
- 6畳:縦261cm×横352cm
となっています。
一方、シングルベッドのサイズは、縦210cm×横100cm程度が一般的です。
4畳半・6畳にシングルベッドを配置したレイアウト
シングルベッドを4畳半の部屋に置くと、足元の隙間は50cm程度なので、人が歩けるスペースはありますが、タンスなどを置くのは難しいです。
また、ベッドを壁にくっつけるとベッド横には150cm程度のスペースがあります。
寝室として使うのであれば、この空きスペースにタンスを置く事も出来ますが、ワンルームマンションのように生活空間を兼ねている場合には、家具を置くと生活空間がなくなるので注意しましょう。
一方6畳の間取りであれば、壁にベッドをくっつければ横に240cm程度の空きスペースが出来ます。
これだけの余裕があれば、タンスやテレビデッキを置く事が出来ますし、小さな机を置いて食事をする事も可能です。
狭い部屋に置くベッドの選び方
4畳半を始めとした狭い部屋にベッドを置く際には、
- コンパクトなベッドを選ぶ
- 収納力が高いベッドを選ぶ
- 視覚的に広く見せるベッドを選ぶ
- 折りたたみベッドを選ぶ
- 脚付きマットレスを選ぶ
と言う方法が効果的になってきます。
1.コンパクトなベッドを選ぶ
サイズ | 長さ | 幅 |
シングル | 195cm | 90~100cm |
セミシングル | 195cm | 80~85cm |
ショートベッド | 180cm | 90~100cm |
一人用ベッドはシングルベッドと考えている人が多いですが、女性ならサイズダウンする事も視野にいれてみましょう。
コンパクトなベッドには、
- 幅が狭い「セミシングルベッド」
- 長さが短い「ショートベッド」
の2種類があります。
幅が狭い「セミシングルベッド」
通常のシングルベッドは幅が90cm~100cmですが、80cm~85cmのセミシングルサイズがあります。
間取りの幅方向に余裕を持たせたい方におすすめです。
セミシングルベッドの寝心地
気になる寝心地ですが、人が快適に睡眠を取る事が出来る幅は「肩幅+両サイド20㎝ずつ」となっています。
男性には狭いですが、女性の肩幅の平均は41cmなので、少し細身の方や子供であれば寝心地に問題はありません。
長さが短い「ショートベッド」
一方、長さ方向をコンパクトにしているベッドとして「ショートベッド」があります。
通常のベッドは長さ195cmですが、ショートベッドは180cmなので、長さ方向に余裕を持たせる事が出来ます。
ショートベッドの寝心地は?
快適に睡眠を取るためのベッドの長さの目安は「身長+15cm」になっています。
そのため、身長165cm未満の方であれば問題なくご使用する事が出来ます。
また、ショート丈のセミシングルベッドであれば、幅・長さ共にコンパクトになるので、狭い部屋でも置きやすくなりますよ。
おすすめのコンパクトベッド
サイズ | カラー | 価格 |
セミシングル・シングル(ショート丈及び通常丈) | アイボリー、ブラウン | 61,478円~ |
コンパクトベッドのおすすめは、こちらのチェストベッドです。
ヘッドボードが奥行き9cmと薄型で、ショート丈もセミシングルも揃っています。
コンパクトですが、4杯の浅型引き出し、1杯の深型引き出し、長物収納エリアと大容量の荷物を収納する事が出来ます。
2.収納力が高いベッドを選ぶ
女性は、洋服などの衣類に加えてアクセサリーやバッグ、化粧品などの小物が男性に比べて多い傾向にあります。
また、男性でも仕事柄パソコン作業をする人であれば、狭い部屋にパソコンデスクを置くことも考えなければいけません。
そう言った荷物が多い方の場合、ベッド下に大容量の収納スペースを確保できるベッドがおすすめとなります。
収納力が高いベッドや、部屋を有効活用出来るベッドは、
- 跳ね上げ式ベッド
- チェストベッド
- ロフトベッド
の3種類。
跳ね上げ式ベッドやチェストベッドは、ベッド下すべてが収納スペースになっているので、ベッドとは思えない程たくさんの荷物を片づける事が出来ます。
一方ロフトベッドは、寝床の下にハンガーポールを置いて洋服タンスにしたり、デスクを置いて書斎代わりにする事も出来ます。
1.跳ね上げ式ベッド
ベッド下すべてが収納スペースになっているのが、跳ね上げ式ベッドです。
収納庫に仕切りがないので、スーツケースや布団などの大型荷物を収納するのに向いています。
引き出しタイプのベッドでは、引き出しを開閉するためのスペースが50cm程度必要ですが、跳ね上げ式ベッドはその必要がありません。
高さもレギュラー・ラージ・グランドと3種類から選ぶことが出来るので、ごちゃごちゃ散らかっている狭い部屋でもスッキリと片づける事が出来ますよ。
狭い部屋におすすめの跳ね上げ式ベッド「aimable エマーブル」
サイズ | カラー | 価格 |
セミシングル、シングル(ショート丈及び通常丈)、セミダブル | ホワイト | 101,059円~ |
狭い間取りの部屋には、「aimable エマーブル」の跳ね上げ式ベッドがおすすめです。
セミシングルのショート丈があるのが特徴で、「大容量収納+コンパクトサイズ」が選べます。
フレームカラーは、膨張効果のある「ホワイト」なので、狭いお部屋でも圧迫感を感じる事もありません。
2.チェストベッド
チェストベッドとは、ベッドの側面に1段~2段の引き出しが付いているベッドです。
荷物をすぐに取り出せるので、普段着る衣類や重たいコミックを収納するのに適しています。
引き出し部分はボックス構造で、サイドフレームがない分引き出しに深さがあり、スライドレールも付いているので開閉がスムーズです。
また、ベッド下には長物収納エリアがあるので、日常的に使用するものは引き出しに、そうでない大きな荷物は長物収納エリアにしまう事が出来ます。
収納力は跳ね上げ式ベッドの方が高いですが、引き出しが複数ある事で整理整頓しやすいのがメリットです。
狭い部屋におすすめのチェストベッド「Fu-ton ふーとん」
サイズ | カラー | 価格 |
シングル~ダブル | ブラウン、ナチュラル、ホワイト | 83,738円~ |
狭い部屋で夏場になると困るのが「布団の収納場所」です。
Fu-ton ふーとんなら足元の引き出しに布団を片づけられるので、涼しい日と暑い日が交互に来る季節の変わり目に便利。
一般的な4畳半の間取りでは足元のスペースが足りないかもしれませんが、長細い5畳や5畳半の間取りには、便利なベッドです。
ロフトベッド
狭い部屋を最大限活用できるのが「ロフトベッド」。
寝床は梯子をのぼった上段にあり、その下には開放的なスペースが広がっています。
一人暮らしのレイアウトで多いのが、ベッド下にタンスを置いたりハンガーポールを置いて、収納スペースにするパターンです。
また大学生やビジネスマンの方の中には、家でパソコンを使う人も多いと思いますが、デスクを置いて書斎代わりにする事も可能です。
狭い部屋におすすめ「選べるロフトベッドシリーズ」
43,270円~
狭い部屋におすすめのロフトベッドは、4種類から好みのタイプを選べるこちらの商品となります。
狭い部屋に特化したロフトベッドで、
- ベッド下がフリースペースの「シンプルタイプ」
- 隠す収納に便利な「カーテン・ハンガーポール付タイプ」
- 子供の秘密基地に最適な「天然木タイプ」
- 可愛らしいお部屋にしたい方におすすめの「姫系タイプ」
がありますよ。
3.視覚的に広く見せるベッドを選ぶ
収納付きベッドは部屋を片付けるには便利ですが、高さが出てしまうので見た目に圧迫感があります。
狭い部屋を広く見せるためには、配置する家具に見た目の圧迫感をなくすことが大切で、ポイントしては
- 高さが低い「ロースタイル」のベッドを選ぶ
- 明るい色調で統一感を出す
の2つになってきます。
高さが低い「ロースタイル」のベッドを選ぶ
見た目に開放感を感じられるのは、高さを抑えた「フロアベッド」や「ローベッド」です。
ベッド下に収納スペースがないので、荷物が少ない方におすすめとなります。
狭い部屋におすすめのロースタイルベッドAliyahアリーヤ
ショート丈棚・コンセント付きフロアベッドAliyahアリーヤ
サイズ | カラー | 価格 |
セミシングル・シングル(ショート丈) | ブラウン、ホワイト | 22,680円~ |
Aliyahアリーヤは、ショート丈のフロアベッドです。
敷きパッドとボックスシーツの3点セットが付いてくるので、到着したその日から使い始める事が出来ます。
フレーム表面が強化樹脂仕上げで、傷や汚れに強いのも魅力です。
明るい色調で統一感を出す
狭い部屋を少しでも広く見せるためのベッド選びで重要となるのが見た目の印象です。
圧迫感を解消するためにはベッドの高さも重要ですが、もう一つ大事なポイントとしてフレームカラーがあります。
おすすめの方法としては、
- 白いベッドで広く見せる
- ナチュラルのベッドで統一感を出す
- ブラックは避ける
の3つがあります。
白いベッドで広く見せる!
日本の住宅はホワイト系の壁が多いことから、家具類も白い製品を選ぶと空間に馴染んでくれますし、膨張色なので部屋を広く見せる効果もあります。
白は光を一番良く反射するので、狭く暗い部屋におすすめのカラーです。
最近ではベッドも白い製品が増えてきていて、壁や室内のトーン全体の雰囲気がホワイト系であれば白のベッドを候補にしておくと良いでしょう。
白は大抵の色合いと調和しますが、既にある家具類とはあまり馴染まない印象がある場合には、フレームの色にこだわらないほうが良いでしょう。
その代わりに、ベッドカバーの色で工夫するほうが現実的です。
ナチュラルのベッドで統一感を出す
また、壁紙が明るいベージュ系だったり、木目を生かしたフローリングの床や家具類も木目調の製品が既にある場合は、それに合わせてナチュラルカラーの木製フレームを導入するのもおすすめです。
ベッドの色と床とを馴染ませることで、狭さを感じにくくなりますよ。
ブラックは避ける
逆にブラックなどあまり濃すぎる色合いは、狭い部屋には不向きと言えます。
黒っぽい色には「収縮効果」があり、黒っぽい色を多様すると部屋が余計に狭く見えます。
それよりも「白」や「ナチュラル」と言った色を基調にする事で、圧迫感を感じさせない明るい雰囲気を作り出した方がおすすめです。
「ブラック=おしゃれ」と思い込んでいる方もいるかもしれませんが、白いベッドを上手に使いこなすと空間を広く見せるだけでなく、一歩進んだインテリアに仕上げる事が出来ますよ。
狭い部屋を視覚的に広く見せるおすすめベッド『Ecru』 エクル
サイズ | カラー | 価格 |
ショート丈セミシングル、シングル、セミダブル | ブラウン、ホワイト | 28,709円~ |
『Ecru』 エクルは、カントリー調が可愛いすのこベッドです。
薄っすらと木目が透けて見えるホワイトウォッシュの色合いがお部屋を広く見せてくれますし、ベッド下には大容量の荷物を収納する事も可能。
4.折りたたみベッドを選ぶ
狭い部屋を有効活用するために、日中は片づけられるベッドを選ぶのも一つの手段です。
候補になるのは「折りたたみベッド」で、簡単に折りたたみ・開閉が出来るように工夫されている商品がおすすめ。
狭い部屋におすすめの折りたたみベッド Mallow マロウ
サイズ | カラー | 価格 |
ショート丈セミシングル | ブラック | 39,879円 |
とにかく部屋を広く使いたいなら、Mallow マロウの折りたたみベッドがおすすめ!
最小サイズですし、折りたたむ事で日中は部屋の隅に置く事も可能。
厚みが10cmある高反発ウレタンマットレスを使用していて、耐圧分散性に優れているので腰痛や肩こりが酷い方でもご使用する事が出来ます。
5.脚付きマットレスを選ぶ
狭い部屋には、ヘッドボードや収納機能を一切省いてあるベッドもおすすめです。
ヘッドボードが無い事で長さを短くする事が出来ますし、余分な機能を省くとスッキリとした見た目にする事が出来ます。
ベッドとして最低限の機能だけ持たせてある「脚付きマットレス」は、その代表とも言える商品で、組立設置も簡単ですし、部屋の模様替えにも適しています。
またベッド下には隙間もあるので、収納ケースを置く事も出来ます。
新・ショート丈脚付きマットレスベッド
サイズ | カラー | 価格 |
セミシングル~セミダブル(ショート丈) | さくら、ブラウン、アイボリー、ベージュ、グリーン | 31,493円~ |
ショート丈脚付きマットレスの中でも特に人気が高いのが、こちらの商品!
セミシングル~セミダブルまであるので、コンパクトでありながらも広い寝心地を得る事も可能。
リネン類がセットなので、ベッドの模様替えも簡単に出来ます。
狭い部屋ベッドまとめ
狭い部屋にベッドを置く時には、事前にレイアウトを確認する事が大切。
狭い部屋を効率的に使用するためには、
- コンパクトなベッドを選ぶ
- 収納力が高いベッドを選ぶ
- 視覚的に広く見せるベッドを選ぶ
- 折りたたみベッドを選ぶ
- 脚付きマットレスを選ぶ
と言ったポイントに注目すると後悔しません。
大容量の荷物を格納できる「跳ね上げ式ベッド」、圧迫感のない「フロアベッド」、邪魔にならない「折りたたみベッド」などが狭い部屋にはおすすめです。