- すのこベッドにカビが生えた時の対処法は?
- カビを繰り返さないための予防方法を知りたい
- 湿気対策をしやすいすのこベッドの選び方は?
湿気対策のために選ばれることが多いすのこベッドでも、寝室の湿度や使い方によってはカビが発生することがあります。
私はベッドショップオーナーで、睡眠環境・寝具指導士、睡眠・寝具インストラクター、寝具ソムリエの資格を保有していますが、すのこベッドのカビ対策では「湿気をためない」「ほこりや皮脂汚れをためない」「定期的に床板やマットレス裏面を確認する」ことが大切だと考えています。
この記事では、すのこベッドにカビが生えた時の対処方法、再発を防ぐ湿気対策、カビ対策をしやすいすのこベッドやマットレスの選び方をご紹介します。
すのこベッドにもカビは生える!
すのこ床板は、板と板の間に隙間があるため、張り床と比べてマットレス裏面へ空気を通しやすい構造です。
ただし、「すのこだからカビない」というわけではありません。
次のような条件が重なると、すのこベッドでもカビが生えやすくなります。
- 寝室の湿度が高い
- マットレスや布団を長期間敷きっぱなしにしている
- ベッド下に荷物を詰め込みすぎている
- 床板やマットレス裏面にほこり・皮脂汚れがたまっている
- 壁や床との隙間が少なく、空気が動きにくい
そのため、すのこベッドを選ぶだけでなく、定期的な乾燥・換気・掃除を組み合わせることが重要です。
すのこベッドにカビが生えた時の対処方法

カビを見つけた場合は、まず商品の素材・塗装・メーカーのお手入れ方法を確認してください。
木材や塗装によっては、アルコール・漂白剤・カビ取り剤などで変色や劣化が起こることがあります。
カビ取り前の注意点
- 窓を開けるなど十分に換気する
- ゴム手袋やマスクを使用する
- 目立たない場所で変色しないか試す
- 薬剤同士を混ぜない
- メーカーが使用を禁止している薬剤は使わない
軽い表面汚れなら、まず乾いた状態を確認する

カビがごく狭い範囲に見られる場合は、周囲へ広げないよう注意しながら、製品のお手入れ方法に従って表面を清掃します。
濡らしすぎると木材へ水分が染み込みやすくなるため、清掃後はしっかり乾燥させることが大切です。
消毒用エタノールを使う場合

消毒用エタノールを使用できる素材であれば、狭い範囲の表面清掃に使える場合があります。
ただし、塗装・接着剤・木材の仕上げによっては変色や傷みにつながるため、必ず目立たない場所で確認してください。
使用後は十分に乾燥させ、マットレスや布団を戻す前に湿り気が残っていないか確認しましょう。
漂白剤・カビ取り剤は素材対応を最優先

黒い斑点などが残っていても、家庭用の塩素系漂白剤や浴室用カビ取り剤を木製ベッドへ安易に使うのはおすすめしません。
木材の変色・塗装の剥がれ・金属部品の劣化につながる可能性があります。
使う場合は、「木材・家具に使用可能」と明記された製品を選び、商品の表示・ベッドメーカーの説明に従ってください。
サンドペーパーは最終手段

無塗装の無垢材などで、カビ跡が木材表面に残っている場合は、メーカーが問題ないとしている場合に限り、表面を軽く研磨する方法があります。
ただし、塗装・化粧板・突板などは表面を傷めるため、むやみに削らないでください。
広範囲・内部まで入り込んだカビは買い替えも検討

カビが床板全体へ広がっている、木材内部まで黒ずんでいる、臭いが強く残るといった場合は、家庭での清掃だけでは対応しにくいことがあります。
その場合は、床板やフレームの交換、ベッド自体の買い替えも検討しましょう。
マットレスにもカビがある場合はこちらの記事をご覧ください。
>>マットレスのカビ取り方法4選&カビの悪影響|睡眠環境・寝具指導士監修
すのこベッドのカビ予防5つ
カビを取り除いても、寝室環境や使い方が同じなら再発する可能性があります。
予防では、次の5点を意識しましょう。
- 布団を敷きっぱなしにしない
- マットレスを定期的に乾燥させる
- 除湿シートを活用する
- 布団乾燥機やサーキュレーターを使う
- 床板・マットレス裏面を定期的に掃除する
1.布団を敷きっぱなしにしない

すのこベッドに布団を敷いて使っている場合は、敷きっぱなしにせず、定期的に布団とすのこ床板へ風を通しましょう。
毎日片づけるのが難しい場合でも、湿度の高い時期や汗を多くかいた日は、めくる・立てかけるなどして乾燥させることが大切です。
2.マットレスを定期的に乾燥させる

マットレスを長期間動かさないと、裏面とすのこ床板の間に湿気がたまりやすくなります。
定期的に持ち上げたり、立てかけ可能な商品であれば安全な場所で立てたりして、裏面と床板へ風を通しましょう。
厚みのあるスプリングマットレスなどは、倒れないよう注意してください。
3.除湿シートを活用する
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除湿シートは、寝具とすのこ床板の間などに敷いて湿気を吸収する補助アイテムです。
ただし、除湿シート自体も湿気をため込むため、敷きっぱなしにせず、商品説明に従って定期的に干して乾燥させましょう。
4.布団乾燥機やサーキュレーターを使う
布団乾燥機は寝具の乾燥に、サーキュレーターは床板やマットレス周辺の空気を動かすのに役立ちます。
使用できる寝具・温度・時間は製品によって異なるため、それぞれの取扱説明書を確認してください。
5.床板・マットレス裏面を定期的に掃除する
カビ対策では、湿気だけでなく、ほこり・皮脂汚れなどをためないことも大切です。
マットレスを持ち上げたタイミングで、床板やベッド下も掃除しましょう。
防カビスプレーは使った方が良い?

防カビスプレーは、使用できる素材であれば補助的に使える場合があります。
ただし、防カビスプレーだけでカビを完全に防げるわけではありません。
また、木材・塗装・マットレス生地によって使用できない製品もあります。
まずは換気・乾燥・掃除を優先し、使用する場合は対象素材と使用方法を必ず確認してください。
カビ対策をしやすいすのこベッドの選び方

これからすのこベッドを購入する場合は、「カビない」と断定されている商品を探すより、湿気を逃がしやすく、掃除・点検しやすい構造かを確認しましょう。
- すのこ床板に十分な隙間がある
- ベッド下に空間がある
- 床板やベッド下を掃除しやすい
- マットレスを持ち上げやすい
- 寝室や寝具に合った通気性のあるマットレスを選べる
桐・ひのきなど天然木の特徴

桐・ひのきなどの天然木は、素材そのものに吸放湿性があります。
ただし、木材が寝室全体の湿度を自動で調整してくれるわけではありません。
素材の特徴だけに頼らず、ベッド下の空間・床板の隙間・寝室の湿度管理も合わせて確認しましょう。
ベッド下に空間がある

すのこ床板でも、ベッド下が床に近く、側面が囲われていると空気が動きにくいことがあります。
脚付きなど、ベッド下に空間があり、掃除や換気をしやすいタイプは湿気対策を続けやすいでしょう。
マットレスの通気性も確認する

マットレスの通気性は、ボンネルコイル・ポケットコイルといった名称だけで決まるわけではありません。
内部構造、詰め物、側生地、通気孔の有無などによって変わります。
商品説明で「メッシュ」「通気孔」「ベンチレーション」などの仕様も確認しましょう。
抗菌・防臭・防ダニ加工は補助機能

抗菌・防臭・防ダニ加工は、衛生管理を補助する機能です。
ただし、抗菌加工があるからカビが生えない、という意味ではありません。
カビ対策では、通気・乾燥・掃除を優先しましょう。
湿気対策をしやすいおすすめすのこベッド4選
ここでは、すのこ床板やベッド下の空間など、日常的な湿気対策を続けやすいベッドをご紹介します。
ベッド すのこタイプ 木製 ヒノキ 日本製フレーム 宮付き

国産ひのきを使用したすのこベッドです。
床板がすのこ仕様で、高さ調整にも対応しているため、ベッド下の空間や使いやすさに合わせて設置できます。
総桐すのこベッド Kirimuku キリムク
桐の無垢材を使用したヘッドレスタイプのすのこベッドです。
ベッド周囲が比較的開いているため、床板やベッド下を掃除・換気しやすいのが特徴です。
棚・コンセント・脚付き無垢すのこベッド
すのこ床板と脚付き構造を採用したベッドです。
棚・コンセントなどの機能を備えながら、ベッド下に空間を確保しやすいのが特徴です。
新・ショート丈天然木調すのこベッド
ショート丈セミシングル・ショート丈シングルを選べるコンパクトタイプのすのこベッドです。
ヘッドレスでベッド周りをすっきりさせやすく、掃除や換気もしやすい構造です。
すのこベッドのカビ対策まとめ
すのこベッドは、張り床と比べてマットレス裏面へ空気を通しやすい構造ですが、寝室の湿度や使い方によってはカビが生えることがあります。
- 布団・マットレスを敷きっぱなしにしない
- 床板やマットレス裏面を定期的に乾燥させる
- 除湿シートなどを補助的に使う
- ベッド下に物を詰め込みすぎない
- 床板・ベッド下を定期的に掃除する
- カビを見つけたら素材に合う方法で早めに対処する
「カビないすのこベッド」を探すより、湿気を逃がしやすく、掃除・乾燥を続けやすいベッドを選ぶことが大切です。




