- 添い寝をしないと赤ちゃんの機嫌が悪い…
- 布団で添い寝したいけど洋室しかない…
- ベビーベッドをやめた後寝かせる場所がない…
赤ちゃんが産まれたら、ダブルベッドで赤ちゃんとの添い寝を考えている人も多いのではないでしょうか?
しかし、ダブルベッドで赤ちゃんと添い寝をするには、ベッドからの転落防止をする必要があります。
私はベッドショップオーナーで、睡眠・寝具指導士、睡眠・寝具インストラクター、寝具ソムリエの資格を保有していますが、添い寝は消費者庁からの注意喚起を守る事が大切と考えています。
そこでこの記事では、赤ちゃんの転落防止方法や1歳の赤ちゃんと添い寝をするおすすめダブルベッドをご紹介します。
ダブルベッドで赤ちゃんと添い寝は出来る?
赤ちゃん(乳児)は、柵を上げたベビーベッドの中で硬めの赤ちゃん用布団・枕を使って寝かせるのが、
- 転落する心配がない
- 窒息する心配が少ない
ので最も安全です。
とは言え、夫婦がダブルベッドを使っている場合、日中にそのダブルベッドで赤ちゃんと添い寝したいお母さんは多いですよね?
サイズだけ考えると、ダブルベッドは長さ195cm×幅140cmなので、赤ちゃんと添い寝するスペースは十分にあります。
また、ベッドインベッドを使う場合でも、お母さんと赤ちゃんが寝るスペースはあります。
しかし転落防止にベッドガードやベッドインベッドを使うには、年齢制限や注意事項があるので次項で詳しくご説明します。
赤ちゃんとダブルベッドで寝る時は転落防止が必須!
ダブルベッドで赤ちゃんと添い寝をする時に一番怖いのが「ベッドからの転落(落下)事故」です。
ベッドはそれほど高く感じなくても、赤ちゃんが落下すると命にかかわります。
特に赤ちゃんは体に対して頭の比重が大きいので、転落すると顔や頭を床にぶつける事が多いと言われています。
そこで、
- ベッドガード
- ベッドインベッド
を使用する方法がありますが、意外に使用期間が短いので注意が必要です。
ベッドガードは生後18か月以降に!
まず生後18カ月未満の赤ちゃんに、ベッドガードは使用出来ません。
と言うのも、マットレスとベッドガードに挟まれて赤ちゃんが死亡する事故が毎年のように起こっているからです。
消費者庁も注意喚起していますし、ベッドガードの取扱説明書にも生後18か月以降の幼児に対して使用するように記載されています。
大人用ベッドに取り付ける幼児用ベッドガードは、生後18か月未満の
乳幼児には絶対に使用しないでください。
子どもが隙間に挟まり、自力で抜け出せずに窒息するリスクがあります。(消費者庁のホームページより引用)
- 米国消費者製品安全委員会(CPSC)では、ベッドガードの使用を生後 18 か月から 60 か月(5歳)までと定めています。日本でも一般財団法人製品安全協会が定めた安全基準(SG 基準)では、生後 18 か月未満には使用しない旨の本体表示を義務付けています。
- 平成 29 年度に0歳児が、大人用ベッドとベッドガードに挟まれて死亡する事故が2件発生しています。
ベッドと壁との隙間にも注意
また、ベッドと壁の間に隙間が出来てしまうと、そこに赤ちゃんが転落してしまい窒息する可能性があります。
そのため、ベッドを壁際に寄せるのも、生後18か月以降となります。
ベッドインベッドは生後4か月まで
ベッドインベッドは、大人用ベッドに設置する赤ちゃん用の小さなベッドです。
両側にフレームがあり、ダブルベッドからの転落を防止するとともに持ち運びも簡単に行えるので、床や布団でも使用出来ます。
製品によって使用出来る期間は異なりますが、多くは生後4ヶ月までとしているようです。
寝返りを始めると使えなくなる
成長の速度には個人差がありますが、成長して窮屈になったり、寝返りを始めるとベッドインベッドは使用出来ません。
特にベッドインベッドから抜け出す事があれば、すぐに使用を中止しましょう。
1歳の赤ちゃんと添い寝は出来る?
ダブルベッドで赤ちゃんと添い寝をするには、
- 生後18か月以降にベッドガードを使う
- 生後4ヶ月までベッドインベッドを使う
と言う方法がありますが、「4ヶ月~18か月の赤ちゃんはどこで寝るの?」となりますよね?
一番安全なのはベビーベッドですが、赤ちゃんの機嫌が悪い時はお母さんの隣の方が安心するでしょう。
そこでおすすめなのが、フロアタイプや折りたたみすのこのダブルベッドです。
フロアタイプのダブルベッドで添い寝をする
フロアタイプは、床からの高さが20~25cm程度と低いので転落しても安心です。
乳幼児から小学生くらいまで添い寝出来るので、ベッドガードやベッドインベッドを使う必要もなく経済的です。
「1歳の赤ちゃんはどこで寝るの?」となったら、フロアタイプのダブルベッドを購入しましょう。
フロアタイプのダブルベッドのおすすめ『hohoemi』
サイズ | 高さ | 価格 |
シングル~ワイドK280 | 20cm | 21,592円~ |
『hohoemi』は、床からマットレスまでの高さが20cmと特に低いフロアベッドです。
F4スターの低ホルムアルデヒド製品なので、赤ちゃんやアレルギーがある子供でも安心です。
夜間の授乳に便利な棚やコンセント、照明は、ヘッドボードに内蔵されていて赤ちゃんがいたずらしにくい設計です。
マットレスは高品質なポケットコイルで、骨や関節が柔らかい赤ちゃんでも負担になりません。
フローリングにはコルクマットを敷く
床がフローリングなどの硬い素材であれば、フロアタイプでも赤ちゃんが痛い思いをします。
その場合には、床にクッション性が高いコルクマットを敷きましょう。
この時、アレルギーの原因になるものは避けるとともに、手入れが楽なものが良いのでEVA樹脂配合のコルクマットがおすすめです。
パズルのように組み合わせて使用出来ますし、防音・防寒対策にもおすすめです。
折りたたみすのこダブルベッドで添い寝をする
折りたたみすのこベッドで添い寝をする方法もあります。
フローリングに直接マットレスを敷くと裏面が湿気てカビが生えますが、すのこベッドを挟む事で寝具を乾燥状態に保てます。
折りたたみすのこベッドはマットレスも敷布団も使えるので、昼寝させる時はすのこベッドの上に敷布団を敷くのも良いでしょう。
おすすめの折りたたみすのこベッド
サイズ | すのこの厚み | 価格 |
シングル~ダブル | 2.5cm | 9,228円~ |
おすすめは、耐荷重が180㎏と高いこちらの折りたたみすのこベッドです。
吸放湿性に優れた桐を使用しているので、汗っかきの赤ちゃんでもサラサラとした肌触りで快適です。
低ホルムアルデヒド仕様なので、喘息やアトピー性皮膚炎などアレルギー症状がある赤ちゃんでも大丈夫ですし、布団の部屋干しも出来ます。
重さも4.8㎏と軽量で、お母さんが持ち運ぶのにも適しています。
乳幼児と添い寝する際の注意点
大人用ベッドで乳幼児と添い寝をする場合、ベッドの高さ以外にも窒息死に注意が必要です。
消費者庁から「0歳児の就寝時の窒息死に御注意ください!」という注意喚起があり、0歳児における不慮の事故死の中で就寝時の窒息死が一番多く、全体の32%を占めていました。
その内訳としては、
事故の状況 | 件数 |
顔がマットレスなどに埋まる | 33 件 |
掛け布団等の寝具が顔を覆う・首に巻き付く | 17 件 |
ベッドと壁の隙間などに挟まれる | 13 件 |
ベッドからの転落に起因する窒息 | 7 件 |
家族の身体の一部で圧迫される | 5 件 |
ベッド上の衣類やクッション等で顔を覆われる | 4 件 |
その他、詳細不明 | 81 件 |
計 | 160 件 |
です。
具体的な対策方法としては、
- できるだけベビーベッドに寝かせ、転落しないように柵は常に上げる
- 子供用の軽い掛け布団を使用し、敷き布団やマットレス、枕は、子供用に固めの物を使う
- 寝ている子供の顔の近くに、口や鼻を覆ったり、首に巻き付く物は置かない
- 寝室には、子供の頭や顔が挟まってしまう隙間をなくす
- 1歳までは、寝かせる時はあお向けに寝かせる
- 添い寝をしたまま寝込んでしまい、保護者の身体の一部で子供を圧迫してないように注意する
とあります。
悲しい思いをしないためにも、是非これらの注意を守るようにしてくださいね。
まとめ
添い寝にダブルベッドを使うには、ベッドガードやベッドインベッド以外にもフロアベッドや折りたたみすのこベッドにする方法があります。
高さが低いので、万が一転落しても安心ですし、ダブルベッドなら赤ちゃんと2人で添い寝をするのに最適なサイズです。
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