ベッドオーナー推奨|熟睡出来るベッドの置き方・配置

ベッドを部屋に配置しているベッドの豆知識
  • 朝方に中途覚醒する・・
  • 暖房を付けて寝ると喉が乾燥して寝ずらい・・
  • 部屋の何処にベッドを置けば良いか分からない・・

寝室にベッドを配置する際にインテリアを気にする方はたくさんいらっしゃいます。

しかし見た目を気にする余り、睡眠の質が低下するようでは本末転倒ですよね?

私はベッドショップオーナーで、睡眠・寝具指導士、睡眠・寝具インストラクター、寝具ソムリエの資格を持っていますが、ベッドは寝床内環境や横になった時の圧迫感、動線を考慮して置く事が大切だと考えています。

そこでこの記事では、睡眠の質や風水の観点から抑えておきたいポイントをご紹介します。

この記事を読めば、眠りを妨げる気温変化や音、光に影響されないベッドの配置が分かりますよ。

睡眠の質を向上するベッドの配置

寝床に入ってから起きるまでは8時間時間がかかります。

冬場は朝方冷え込みますし、夏場は外光が睡眠の邪魔をします。

また都心部では騒音が気になる事もあるでしょう。

それ以外にも高い家具の横では圧迫感を感じやすいですし、生活動線を考慮する事も大切です。

そのためベッドを置く時は

  1. 窓にくっつけない
  2. エアコンの直風は避ける
  3. 動線を邪魔しない
  4. 背の高い家具の横は避ける

と言ったポイントを抑えましょう。

1.窓にくっつけない

窓

ベッドを置く際に一番避けなければいけないのが、窓の隣です。

寝室は窓を隔てて外と繋がっているため、外の影響を一番受けやすく

  • 冷気
  • 騒音

がダイレクトに伝わってきます。

冬場になると冷気が流れ込んでくる

冷気

窓際は冬に冷気の影響を受けやすく、就寝中の寝冷えから風邪をひくリスクが高まります。

実際私も新婚時代にヘッドレスのベッドを購入して頭が窓際になるように配置したのですが、窓から外気が入り込んでしまい一気に睡眠の質が落ちてしまった経験があります。

特に朝になると寝床内温度が一気に低下してしまい、中途覚醒の原因となります。

>>ベッドが寒いのは窓やフローリングからの冷気が原因。寒さ対策で冬を乗り切る!

夏場は太陽光で目が覚めやすい

まぶしい太陽

東京では夏至になると4時半頃に日の光が窓から入ってきますが、サラリーマンや学生では6時~7時頃に目覚めるのが理想です。

また太陽の光には覚醒作用があるので、ベッドの隣が窓だと2時間程度早く目が覚めてしまい睡眠時間を確保するのが難しくなります。

騒音が伝わりやすい

音がうるさい

都心部では夜中でも外がうるさい事が頻繁にありますし、朝早くから道路工事を行う業者もいます。

音の振動は窓を通して寝室に入ってくるので、窓の近くが一番うるさく感じます。

>>ベッドがうるさい!そんな人はベッド周りの防音対策を万全に!

どうしても窓際にベッドを置く場合の対策方法

もし窓際にベッドを置く場合は、

  • カーテンを二重にする
  • カーテンの裾を出来る限り床に近い位置まで下げる
  • 遮光カーテンを使う
  • 防音パネルを付ける

など工夫をして、外からの冷気や光、音が部屋に入らないようにしましょう。

遮光カーテンを使う


窓からの日差しで目を覚ますのは良い事ですが、夏至など日が長い時期には寝不足になる事もあります。

そんな時には遮光カーテンを使って、外からの光を遮断するのがおすすめです。

但し、睡眠リズムを整えるためにも目が覚めたらカーテンを開けて外の光をしっかりと浴びるようにしましょう。

防音パネルを付ける


騒音対策も防音カーテンである程度は遮断出来ますが、それでも音が気になる場合は壁に防音パネルを貼り付ける事で更に騒音を軽減出来ます。

睡眠は外からの刺激が強いと熟睡できないので、出来る限り余計な刺激は排除するように工夫をしましょう。

2.エアコンの直風は避ける

エアコンを付けている

快適な睡眠を取るためには、寝床内環境を整える事も大切です。

寝床内環境とは、寝具内の温度と湿度の事で、熟睡しやすい寝床内環境は温度が33度で湿度が50%と言われています。

そのため寝床が暑くなる夏場や、底冷えをする冬場にはエアコンを使う事で寝床内環境を整える必要がありますが、直接風が当たらないように配置します。

冷房は冷えすぎに注意

夏は冷房の風が直接当たると、寝冷えを起こしたり、夏風邪の原因になります。

直接風が当たっていると涼しくて気持ち良いので入眠時は快適ですが、寝ていると次第に体温も外気も下がってきます。

そのため、エアコンを使用する場合はタイマー設定して冷えすぎないに注意しましょう。

暖房は乾燥に注意

冬場は暖房の風が直接顔に当たっていると、乾燥の原因になります。

適切な寝床内環境は湿度50%ですが、極端に乾燥している状態では鼻や口の中が乾燥して口呼吸になりがちです。

そのため暖房を使用する場合は、加湿器を併用して下さい。

3.動線を邪魔しない

動線を邪魔しない寝室

動線を邪魔しないように配置する事も、生活をする上では大切です。

窓の開け閉めする場合、ベッドが邪魔で通りにくいと、それだけでストレスに感じます。

また、クローゼットの間近にベッドの端があると、扉の開閉がスムーズに出来なくて困りますよね?

抑えたいポイントは、

  • ドアから窓の動線を邪魔しないように配置する
  • ドアからタンスの動線を邪魔しないように配置する
  • クローゼットや押し入れの横には置かない

があります。

寝室にベランダがある場合は、ドアからの生活動線を遮らない向きでベッドを置くか、人が無理なく通れる幅を確保しましょう。

人が抵抗なく通る事が出来る通路の幅は約50cm以上です。

そのため狭い部屋にベッドを置く場合には、小さめのベッドを購入する方法もあります。

またクローゼットなど収納の前面に必要な幅は90cmなので、この場合は収納を優先して下さい。

通路幅が50㎝ない場合は、ショートベッドやセミシングルベッドを検討する

ショート丈ベッド・セミシングルベッドの配置

部屋を往来する通路幅が50㎝に足りない時は、ベッドの配置を変えるのも一つですが、ショートベッドやセミシングルベッドなどコンパクトなベッドにするのもおすすめです。

シングルベッド幅90~100cm長さ195cm
ショートベッド幅90~100cm長さ180cm
セミシングルベッド幅80~85cm長さ195cm
長さが短いショート丈ベッド

ショート丈セミシングルベッド

一般的なシングルベッドは長さ195cmですが、ショート丈ベッドは180cmと15cm短くなっています。

シングルベッドは180cmの男性でも眠れるサイズなので、ショート丈ベッドは165㎝までの女性であれば眠る事が出来ます。

>>ショート丈ベッドはこちら!

幅が狭いセミシングルベッド

セミシングルベッドのサイズ

セミシングルベッドはシングルベッドに比べて10~20cm程度幅狭で、良くあるサイズは幅80cmです。

肩幅が広い男性は窮屈に感じますが、少し細身の女性であれば十分快適に眠れます。

小柄な女性であれば、ショート丈ベッドと組み合わせる事で部屋をより快適にすることが出来ますよ。

>>セミシングルベッドはこちら!

4.背の高い家具の横は避ける

背の高い本棚

背の高い本棚などの真横にベッドを配置すると、横になった時に圧迫感を感じます。

また、心理的にも「地震が発生したら下敷きになるのでは・・」と不安になりがちです。

日本は地震大国ですし、「東日本大震災」や「阪神淡路大震災」でも多くの方が家具の下敷きになって尊い命を亡くされています。

私の友人も阪神淡路大震災の時に大阪に住んでいたのですが、「本棚が飛んできた!」と証言していました。

確かに震度6を超えるような大震災では建物が崩れたり、思いがけないものが飛んでくる事もありますが、ベッドを家具から離して配置するだけでもリスクを減らせます。

背の高い家具は固定する


どうしても高い家具の横にベッドを置く場合には、家具を固定して安全性を確保すると共に心理的不安を取り除く事が大切です。

賃貸マンションではL字固定金具などは使えませんが、粘着タイプであれば気軽にご使用出来るのでおすすめです。

風水を取り入れたベッドの配置

風水

風水とは、衣・食・住・行動など、自分の環境すべてを使って運を開いていく、いわば開運のための環境学です。

せっかく新しいベッドを購入したのなら「風水を取り入れたベッドの配置にしたい」と言う方も多いと思います。

「寝室」は風水の中でも「玄関」「トイレ」と並んで、3大ポイントに挙げられるほど大切な場所です。

寝室を単なる寝る場所ではなく、一日の疲れをリセットして翌日のエネルギーを養う場所にする事で、仕事運や健康運、金運をアップ出来ます。

 

風水を取り入れる場合には、

  1. ドアの正面にベッドを置かない
  2. 窓の真下やすぐ前にベッドを置かない
  3. 壁にベッドの枕元を付ける
  4. 鏡の前にベッドを置かない

の4点が重要です。

1.ドアの正面にベッドを置かない

部屋のドア

ドアの正面にベッドを配置すると、ドアから入ってきた気が直接ベッドにぶつかってしまうため良くありません。

実生活でも廊下の足音や光などが視界に入りやすいので、睡眠の邪魔をしてしまいます。

ドアの正面にベッドを配置する事は止めましょう。

2.窓の真下やすぐ前にベッドを置かない

部屋の窓

窓の近くは気の出入りが激しく安定しません。

ベッドは、窓から遠ざけた場所に配置しましょう。

3.壁にベッドの枕元を付ける

壁にヘッドボードをくっつけている

ベッドの枕元を壁にぴったりくっつけることで、気が安定します。

逆に隙間があると、窓からの強い気が隙間に流れ込むので良くないとされています。

専門的には「露空」と言い、気が不安定になるので、精神衛生上良くありません。

4.鏡の前にベッドを置かない

鏡にベッドが映っている

基本的に寝室に鏡を置くのは風水ではNGとされています。

睡眠中は無防備なので、鏡に姿が映ると運気が下がると考えられているからです。

どうしても寝室に鏡を置きたい場合には、就寝前に鏡に布を被せるようにして下さい。

>>ベッド・寝室の位置は風水で決める!方角と色で幸運を招こう!

ベッドの置き方まとめ

睡眠の質はベッドの置き方や配置に大きく左右されます。

ベッドを配置する時は、

  1. 窓にくっつけない
  2. エアコンの直風は避ける
  3. 動線を邪魔しない
  4. 背の高い家具の横は避ける

と言った事に注意をして下さい。

風水を取り入れる場合には、

  1. ドアの正面にベッドを置かない
  2. 窓の真下やすぐ前にベッドを置かない
  3. 壁にベッドの枕元を付ける
  4. 鏡の前にベッドを置かない

と言ったポイントを抑えると、気の巡りが良くなり仕事運や金運を招き入れる事が出来ます。

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著者情報
だんな

ベッドショップのオーナー
睡眠・寝具インストラクターの有資格者
質の高い睡眠と、インテリア性を兼ね備えたベッドの情報を発信中。
5年前に自身も頸椎を痛めてから、本気で寝心地の良い枕やマットレス選びを考える。
兵庫県生まれ、大阪育ちの根っからの関西人。
>>だんなのプロフィールはこちら!

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