- ベッドと布団はどっちが人気?
- 布団のメリットが知りたい!
- マットレスを直置きしても大丈夫?
一人暮らしを始めるにあたり、「ベッド」と「布団」どちらで寝るか迷っている方も多いのではないでしょうか?
「ベッドの方がおしゃれだけど、邪魔になるかもしれない・・・」と心配になりますよね?
私はベッドショップオーナーで、睡眠・寝具指導士、睡眠・寝具インストラクター、寝具ソムリエの資格を持っていますが、睡眠の質を重視するならベッドが、部屋を広く使いたいなら布団をおすすめしています。
ただし、マットレスを直置きするのだけは絶対に止めてください。
そこでこの記事では、ベッド派と布団派の割合、メリット加えて、マットレスを直置きした時に発生する不具合についてご説明します。
一人暮らしにおけるベッド派と布団派の割合
一人暮らしでは、ベッドを使用している人と、布団を使用している人とではどちらが多いのか気になりますよね?
無印良品が行った調査によると、どの年代もベッド派の方が多くなっています。(ふとんについてのアンケートレポートより引用)
特に一人暮らしを始める、大学生や新社会人と言った10代、20代ではベッド派の方が8:2くらいの割合で多くなっています。
洋室しかない賃貸マンションが増えている
古い物件では和室の間取りが多いので、布団で快適に睡眠を取れますし、むしろベッドを置くと畳を傷めてしまいます。
しかし新しいワンルームマンションでは、洋室の間取りが圧倒的に多くなっています。
そのため布団で寝ようとすると、フローリングの上に布団を敷く事になります。
フローリングは畳と違いクッション性がほとんどないため、布団だと底付き感が出やすく、身体の節々を傷める原因にもなりかねません。
こう言った住宅事情も相まって、一人暮らしを始める年代ではベッド派が多くなっていると考えられます。
ベッドのメリットについて
一人暮らしを始めるにあたり、布団よりもベッドの方が優れている点としては、
- 布団を片づけなくて良い・寝たい時にすぐに横になれる
- 恋人が来ても安心
- ほこりの影響が少ない
- 湿気やカビに比較的強い
- 睡眠の質が向上する
- 収納機能を付ける事が出来る
- 冬の寒さ対策になる
- インテリア性が高い
と言った事があります。
1.布団を片づけなくて良い・寝たい時にすぐに横になれる
ベッドなら、布団を敷いたり片づけたりする手間を省くことが出来ます。
特に社会人の一人暮らしであれば、毎朝布団を片づける必要がないのは、時間の節約にもなりますよね。
またちょっと疲れた時や、テレビを見る時にすぐにゴロンと横になれるのは、ベッドならではの魅力です。
2.恋人が来ても安心
彼氏や彼女がいる一人暮らしの方は、恋人とベッドインをする事もあります。
そんな時、わざわざ布団を敷いて・・・となると、雰囲気が台無しです。
でもベッドなら、盛り上がった雰囲気のままベッドイン出来ますよ!
3.ほこりの影響が少ない
床から30cmの高さは「ほこりゾーン」と呼ばれていて、アレルギー物質を含むほこりが舞い散っています。
ほこりの中には、ダニの死骸や糞、花粉などアレルゲンがたくさん含まれています。
しかしベッドの高さの平均は40cm程度あるので、ほこりの影響を受けずに済みます。
喘息や花粉症の方は、高さがあるベッドの方がおすすめです。
4.湿気やカビに比較的強い
ベッドもマットレスを定期的に立てかけたり、ベッドパッドや除湿シートを敷いて湿気対策を行う事は大切です。
しかし布団に比べると、スプリングマットレスは通気性に優れているので、比較的湿気やカビに強いと言えます。
布団を万年床にしてしまうと、すぐにカビが生えるので注意しましょう。
>>マットレスを直置きした時のカビ対策&インテリア実例集【寝具指導士推奨】
5.睡眠の質が向上する
布団の硬い寝心地が好きな方もいらっしゃいますが、一般的にはマットレスの方が睡眠の質を向上しやすくなっています。
特にポケットコイルマットレスやフランスベッド社製の高機能マットレスは、耐圧分散性に優れているので、身体にかかる負担を軽減出来ます。
マットレスは種類も豊富なので、選ぶのに多少手間は取りますが、一度購入すると10年間くらい使用出来るのでコストパフォーマンスにも優れています。
6.収納機能を付ける事が出来る
ワンルームマンションに一人暮らしをすると困るのが、収納スペースが狭い事です。
ベッドには、引き出し式収納ベッド以外にも、チェストベッドや跳ね上げ式ベッドと言った大容量の荷物を収納できるタイプもあります。
狭い間取りでも、寝るためのスペースと収納スペースの両方を備える事が出来るのも、ベッドならではのメリットです。
7.冬の寒さ対策になる
冬になると冷え性で足が氷のように冷たくなる女性は多いですよね?
冷たい空気は下に溜まる性質があるので、床に近い布団はどうしても底冷えをしてしまいます。
しかしベッドは高さがあるので、冷え性の女性でも暖かい環境で寝る事が出来ます。
8.インテリア性が高い
最近では「カントリー調」「北欧風」「ユーズドアンティーク風」などデザイン性に優れているベッドがたくさんあります。
お部屋のインテリアとして考えると、ベッドの方がデザイン性に富んでいます。
布団のメリットについて
では、一人暮らしの方が布団を使うメリットには何があるのでしょうか?
主なメリットとは、
- 場所を取らない
- 洗濯できる・干せる
- 引っ越しが簡単
- 安い
と言った事です。
1.場所を取らない
布団は折りたたんで片づける事が出来るので、場所を取りません。
最近のマンションは押し入れがない部屋が大半ですが、学生の一人暮らしなど安いアパートには押し入れ付きもあります。
そう言った場合には押し入れに布団を収納出来るので、部屋を広々と活用出来ます。
2.洗濯できる・干せる
布団は湿気やすいですが、お手入れをしっかりすれば衛生的な環境を整えやすいと言えます。
天気の良い日は天日干しをしたり、布団乾燥機で湿気を定期的に排除していれば、マットレスよりも清潔に保つ事が可能です。
また布団でもポリエステル素材のものは、コインランドリーで丸洗い出来ます。
喘息が酷い方は布団を小まめに洗濯して、部屋の掃除を徹底する事で症状を緩和出来ます。
3.引っ越しが簡単
引っ越しが多い一人暮らしの方は、布団の方が便利です。
ベッドは部屋への出し入れが大変なだけでなく、引っ越し費用も割高ですが、布団なら余分な出費を抑える事が出来ます。
4.安い
羽毛布団など高価な布団セットでも、ベッドに比べると割安です。
学生の一人暮らしなど経済的に余裕がない人は、取り合えず布団で済ませるのも良いかもしれません。
マットレスをフローリングに直置きするのはあり?
金銭的にベッドフレームの購入が難しい人がやりがちな間違いとして、「マットレスだけ購入してフローリングに直置きする」があります。
一見すると経済的ですし、マットレスなら寝心地も良いのでメリットだらけのような気がしますよね?
しかし、マットレスをフローリングに直置きをすると、あっという間に裏側にカビが繁殖してしまいます。
マットレスでも折りたたみタイプで寝ていない時に片づけるのであれば、問題ありません。
しかし、スプリングマットレスだと普段から立てかけるのは難しいので、どうしてもマットレスの裏側に湿気が溜まります。
すのこベッドを活用する
ベッドの種類 | サイズ | 価格 |
折りたたみすのこベッド | シングル~ダブル | 9,228円~ |
マットレスや布団を、フローリングに直置きするのは湿気るので厳禁です。
しかしフローリングの上に簡易的な折りたたみすのこベッドを敷くのであれば、マットレスや布団の下に隙間を作れるので大丈夫です。
値段も最低限で済むので、節約したい方はお試しください!
一人暮らしにおすすめ「布団が使えるベッド」5選!
ベッドか布団かで迷った時には、「布団が使えるベッド」を検討するのも一つの方法です、
布団が使えるベッドは、床板に強度を持たせてあると同時に、湿気ないようにすのこ仕様となっています。
>>布団が敷けるベッド10選!ベッドフレームの特徴は「すのこ」と「強度」
中でも一人暮らしの家計に負担がかからない、安い商品を5つご紹介したいと思います。
2位.販路限定/ベッド チェストベッド 大容量収納ベッド/センペール2
販路限定/ベッド チェストベッド 大容量収納ベッド/センペール2
ベッドの種類 | サイズ | 価格 |
チェストベッド | シングル~セミダブル | 25,552円~ |
センペール2は、布団で寝られる収納ベッドです。
ベッド下に収納ボックスや引き出しを入れる事で、一人暮らしでも整理整頓しやすくなっています。
色合いも綺麗で、男性にはシャビーグレーやウォールナットブラウンが、女性にはホワイトが人気です。
耐荷重が600kgと頑丈なので、長く愛用したい方におすすめです。
モダンデザインローベッド「 E-go イーゴ」
ベッドの種類 | サイズ | 価格 |
ローベッド | 120cm幅 | 47,400円~ |
ちょっとおしゃれな雰囲気を出したいのであれば、ローベッドの人気ブランド「 E-go イーゴ」がおすすめです。
マットレスも布団も使用できるようになっているので、好みの寝心地にする事が出来ます。
フレーム幅がマットレスよりも広いステージタイプなら、一人暮らしがグッと豊かになりますよ。
すのこベッド 高さ調節可能『香凛 かりん』
【新】すのこ ベッド 木製 日本製 国産 宮付 ひのき 香凛 かりん
ベッドの種類 | サイズ | 価格 |
すのこベッド | シングル~ダブル | 43,206円~ |
『香凛 かりん』は、天然木ひのきを使用したすのこベッドです。
ひのきには、リラックス効果・殺菌効果・防虫、防ダニ効果があるので、ベッド周りを衛生的で落ち着いた環境にする事が出来ます。
JIS規格をクリアしたフレームは、耐久性に優れていて、低ホルムアルデヒド仕様。
喘息などのアレルギーを持っている方でも、安心してご使用頂けます。
ホテルダブルクッション 脚付きマットレスボトムベッド
ベッドの種類 | サイズ | 価格 |
脚付きマットレス | セミシングル~キング | 22,428円~ |
通常布団が使えるベッドは、すのこ板の上に敷布団を敷くので、寝心地はかなり硬くなります。
そこでおすすめなのが、こちらの「ホテルダブルクッション脚付きマットレス」です。
ベッド本体部分に、スプリングが内蔵されているので、マットレスを敷くとダブルクッションで最高の寝心地になります。
布団を敷いても、ベッド本体のクッション性が高いので、快適な寝心地ですよ。
棚・コンセント付き大容量すのこチェストベッド Salvato サルバト
棚・コンセント付き大容量すのこチェストベッド Salvato サルバト
ベッドの種類 | サイズ | 価格 |
チェストベッド | セミシングル~セミダブル | 74,070円~ |
せっかくベッドを購入するなら、荷物をたくさん収納したいですよね?
そんな一人暮らしの方におすすめなのが、Salvato サルバトのチェストベッドです。
4杯の浅型引き出し、1杯の深型引き出し、長物収納エリアと収納力は抜群に高くなっています。
引き出しはスライドレールと、裏面には桟が付いているので、重たいコミックなども安心して収納出来ますよ。
まとめ
大学生や新社会人など一人暮らしを始める世代では、8:2の割合で布団よりもベッドの方が人気が高くなっています。
最近の賃貸マンションは、洋室だけの間取りが多い事もあり、年々ベッド派の割合は増加傾向にあります。
布団の寝心地が好きな方は、「布団が使えるベッド」を選ぶのもおすすめですよ。