- すのこベッドの種類が多すぎて選び方が分からない・・
- すのこベッドならカビが生えない?
- 本当に人気があるすのこベッドを教えて!
すのこベッドは板と板の間に隙間を作る事で、湿気やすいマットレスや床板の通気性を向上させる効果があります。
すのこベッドはカビが気になる方におすすめですが、種類が多いので選び方が分からない方がたくさんいらっしゃいます。
私はベッドショップオーナーで、睡眠・寝具指導士、寝具ソムリエの資格を持っていますが、すのこベッドはランキング上位で満足度が高い商品から選ぶのを推奨しています。
そこでこの記事では、すのこベッドの素材やデメリット、カビ予防方法に加えて販売台数ランキングや満足度を含めたおすすめ商品をご紹介します。
この記事を読めば、すのこベッド選びに迷う事がなくなりますよ!
すのこベッドのおすすめ素材
すのこベッドを選ぶ時に注目して頂きたいのが「素材」です。
通常のベッドは合板に塗装を施してありますが、自然そのままの特性を最大限生かした無垢材のすのこベッドは見た目にナチュラル感があり、吸放湿性などのメリットがあります。
主な素材としては、
- 桐
- 檜(ひのき)
- 杉
- パイン材
があるのですが、それぞれ特徴が異なります。
桐は吸放湿性に優れて軽量!
すのこベッドに使われている素材の中で、人気が高いものとして「桐」があります。
桐は吸放湿性に優れていて、湿度が高い時には余分な湿気を吸い取り、乾燥すると吐き出すように出来ています。
また、独立した空気の層が幾つもある桐は、断熱効果に優れている材木でもあります。
あらゆる木材の中で2番目に軽量なので、部屋の模様替えや引っ越しをする際にも便利な素材です。
防虫効果に優れている
桐にはタンニン・セサミン・パウロニンと言った成分が含まれています。
そのため、防虫効果に優れていてカビや害虫の抑制効果もあります。
但しタンニンがある事で変色しやすいデメリットもあります。
(「桐」の欠点を知る 参照)
桐を使用しているおすすめのすのこベッドとしては、Kirimuku キリムクがあります。
檜(ひのき)は丈夫でリラックス効果抜群!
檜(ひのき)は、古来より寺院などの建造物に使用されてきた木材です。
耐久性に優れていて経年劣化がほとんどないので、長く愛用したい方におすすめです。
リラックス効果・殺菌効果・防虫・防ダニ効果がある
檜に含まれている香り成分(ヒノキチオール・ヒノキチオール・αカジノール・αピネン)には、リラックス効果や殺菌効果・防虫・防ダニ効果があるので、寝室を衛生的な環境出来ます。
特にヒノキチオールは、アトピー性皮膚炎や喘息などの原因物質を抑えてくれるので、赤ちゃんや小さな子供と添い寝をする木材としてもおすすめです。
(ヒノキ肌粧品 参照)
檜を使用している人気すのこベッドとしては、棚付きヒノキベッドがあります。
杉は有害物質を吸着!
杉は桐同様に調湿効果に優れているので、床板に使用する事で寝具内をいつでもサラサラの状態にする事が出来ます。
また、喘息などの有害物質を吸着する事から、アレルギー症状に悩まされている方におすすめの素材となっています。
パイン材は安くておしゃれ!
パイン材は木目が綺麗な材木で、加工しやすいのが特徴です。
桐や檜に比べて節目が多く、自然な風合いが人気の素材です。
白色から薄い黄色の色合いをしているのが特徴で、色合いの違いによって「イエローパイン」や「ホワイトパイン」など種類が異なってきます。
カントリーベッドや北欧ベッドに使われている
パイン材は比較的安く、カントリー調ベッドや北欧ベッドの素材としても重宝されています。
パイン材を使用している人気すのこベッドとして『Ecru』 エクルがあります。
すのこベッドのデメリット
すのこベッドは湿気やカビに強いので、高温多湿の日本では最適なベッドです。
しかし、
- 冬は寒い
- きしみ音がしやすい
- 敷布団は寝心地が硬い
と言ったデメリットがあるので、購入する前にチェックしておきましょう。
1.冬は寒い
通気性が良いすのこベッドは、夏場や湿度が高い季節では新鮮な空気を取り込み寝床内環境を改善出来ます。
一方冬場になると、ベッド下から空気が入り込みやすいので寒く感じる事があります。
特に薄手の敷布団を使うと、冷気がまともに寝具内に入ってきます。
快適な睡眠を取れる寝床内環境は、温度が33度、湿度が50%なので、寒ければ冬場だけすのこの上にアルミシートを敷きましょう。
>>冬はすのこベッドが寒い?冷気をシャットアウトする寒さ対策7選!
2.きしみ音がしやすい
すのこベッドは商品によって強度が大きく異なります。
耐荷重が500㎏や600㎏と言った頑丈なすのこベッドは、床板に多くの桟が張り巡らされています。
しかし安価なすのこベッドは、板と板の間に隙間がある分強度は低い傾向にあり、ギシギシときしみ音がする事もあります。
きしみ音がすると不快に感じますし、寝返りをうつ度にギシギシ音がすると睡眠の質も低下してしまいます。
きしまないすのこベッドを選ぶポイントは、
- 耐荷重の目安は「体重×1.5以上」
- 布団が使えるすのこベッドを選ぶ
があります。
耐荷重の目安は「体重×1.5以上」
耐荷重が低いすのこベッドに重たい方が寝るときしみ音がしやすいので、目安としては「体重×1.5以上」の商品を選ぶようにします。
不必要に頑丈なすのこベッドは重量が大きくなるのでおすすめしませんが、寝る人の体格に合わせてある程度余裕がある商品にしましょう。
布団が使えるすのこベッドを選ぶ
すのこベッドには、敷布団が使えるタイプとマットレス専用の2種類があり、敷布団が使えるタイプの方が床板が頑丈に作られています。
もしもマットレス専用のすのこベッドに敷布団を使うと、きしみ音がするだけでなく床板がひび割れする可能性があります。
そのためきしまないすのこベッドが欲しい方は、敷布団が使える商品を選びましょう。
3.敷布団は寝心地が硬い
敷布団が使えるすのこベッドは、頑丈で通気性も良くなっています。
しかし薄手の敷布団を使うと、底付き感が出たり寝心地が硬くて腰や背中が痛くなる事があります。
本来布団は畳の上で使用するために作られていて、畳はい草を編み込んでいるので弾力性に富んでいます。
しかしすのこベッドはクッション性がほとんどない板の上に布団を敷くので、寝心地はお世辞にも良いとは言えません。
特に年配の方は関節が硬く柔軟性に欠ける傾向にあるので、マットレスの方がおすすめです。
すのこベッドならカビは生えない?
すのこベッドを使用している人の中には「カビが生えないから安心」と思っている方もいるかもしれません。
しかし実際には、
- ほとんどカビの心配をしないで良いすのこベッド
- 「カビが生えにくい程度」のすのこベッド
があります。
ほとんどカビの心配をしないで良いすのこベッド
ほとんどカビの心配をしなくて良いすのこベッドは、
- ベッド下に空間がある
- マットレスの通気性が良い
の2つの特徴があるタイプです。
ベッド下に空間がある
ベッド下に収納機能が付いていないすのこベッドは、マットレスの下から空気が入り込み余分な湿気が籠らないようにしてくれます。
マットレスの通気性が良い
また、ボンネルコイルマットレスやマルチラススーパースプリングマットレス、ゾーンコイルマットレスなど通気性が良いマットレスを選ぶことも大切です。
もちろん絶対にカビが生えないと言う事はありませんが、日ごろのメンテナンスの割合はかなり少なくしても大丈夫です。
「カビが生えにくい程度」のすのこベッド
一方、収納付きや、フロアベッドのようにフレーム枠で囲まれているすのこベッドは、空気の通り道が限られているので、それほど通気性は良くありません。
張り板のベッドよりはましですが、定期的にマットレスを立てかけるなどしないと簡単にカビが生えます。
また、すのこベッドの中には「布団が使えるベッド」もありますが、敷布団はマットレスと比べると通気性が悪いので、万年床にせず毎日片づけましょう。
すのこベッドにおすすめのマットレス
すのこベッドに限らずマットレスを選ぶときには、体重に応じた硬さを選ぶことが基本となります。
一般的に体重が、
- 50㎏未満:ソフト
- 50㎏~80㎏:普通
- 80㎏以上:硬め
となります。
細身の女性・子供におすすめのマットレス
体重が軽い子供や女性であれば、柔らかい寝心地のポケットコイルマットレスがおすすめです。
海外製のボンネルコイルマットレスのように硬めのマットレスを選ぶと、身体が沈み込まないために血流が悪くなってしまい、疲れが抜けにくくなるので注意しましょう。
おすすめは国産ポケットコイルマットレス
ポケットコイルマットレスの中でも国産品は、抗菌加工などが施されているので衛生的な環境で使う事が出来ます。
特にポケットコイルマットレスは他のマットレスと比べて通気性が悪くなっているので、抗菌・防ダニ仕様にする事でカビやダニの発生を抑える事が出来ます。
体重が重い男性におすすめのマットレス
一方、体重が80㎏を超える重い男性の場合には、「硬め」のマットレスが良いでしょう。
柔らかいと重い腰が沈み込みすぎてしまい、身体が「く」の字に折れ曲がった状態で寝る事になります。
おすすめはボンネルコイルマットレス
おすすめは、ボンネルコイルマットレスやフランスベッド社製の高機能マットレスです。
反発力が強いのが特徴で、重たい腰や肩をしっかりとサポートしてくれます。
腰痛の方におすすめのマットレス
体重が軽い・重いに関わらず腰痛の症状がある方は、耐圧分散性に優れているマットレスでなければいけません。
人が寝ている時には、腰に全体重の44%の荷重がかかっているので、マットレスで分散しないと腰への負担が大きくなります。
おすすめはフランスベッド社製マットレス
フランスベッド高密度連続スプリング【R-ZERO】マットレス
52,000円~
おすすめは、フランスベッド社製のマルチラススーパースプリングマットレスです。
耐圧分散性に優れているので、荷重を分散して腰に負担がかからないようにしてくれます。
寝心地は硬めになっていますが、表面は柔らかいフェルトやウレタンを使用しているので、体重が軽い方でも安心してご使用頂けます。
すのこベッドおすすめ8選+ベッドオーナー推奨品
すのこベッドの中でも、販売台数上位おすすめ8選をご紹介します。
1位.棚・コンセント・脚付き無垢すのこベッド
ベッドの種類 | サイズ | カラー |
デザインベッド | シングル~ダブル | ナチュラル、ブラウン |
宮棚 | 値段 | |
2口コンセント | 36,786円~ |
こちらは、床板が天然木のファルカタで出来ているすのこベッドです。
すのこが頑丈に作られているのでマットレスはもちろん、敷布団も使えます。
2位.総桐すのこベッド Kirimuku キリムク
ベッドの種類 | サイズ | カラー |
総桐すのこベッド | セミシングル~ワイドK280 | ナチュラル |
宮棚 | 値段 | 3ヶ月販売数・満足度 |
ヘッドレス | 33,781円~ | 29台・100% |
Kirimuku キリムクは、無垢材の桐で作られたすのこベッドです。
四方八方から空気を取り込めるので、湿気やカビの心配が最も少なくなっています。
3位.棚付きヒノキベッド 日本製 ひのき すのこベッド
ベッドの種類 | サイズ | カラー |
ヒノキベッド | シングル~ダブル | ヒノキ無垢材 |
宮棚 | 値段 | |
2口コンセント | 45,541円~ |
こちらは、睡眠・寝具指導士の有資格者である私が最もおすすめしているすのこベッドです。
檜の香り成分が豊富で、リラックス効果や殺菌効果、防虫・防ダニ効果があります。
耐久性も高く、敷布団で寝る事も出来ます。
4位.新・ショート丈天然木調すのこベッド 【KASANE】
ベッドの種類 | サイズ | カラー |
コンパクトベッド | ショート丈セミシングル、ショート丈シングル | ライトグレー、シナモングレージュ、ニュアンスホワイト |
宮棚 | 値段 | 3ヶ月販売数・満足度 |
ヘッドレス | 12,239円~ | 308台・98.1% |
こちらは長さ180cmのコンパクトすのこベッドです。
脚の付け替えが出来て、好みの高さに調整可能。
リネン類をセットにして購入する事も出来ますよ。
5位.宮棚付き・すのこ ローベッド 組立品【グレージュ・ストーングレー】
宮棚付き・すのこ ローベッド 組立品【グレージュ・ストーングレー】
ベッドの種類 | サイズ | カラー |
フロアベッド | シングル~ダブル | グレージュ、ストーングレー |
宮棚 | 値段 | |
2口コンセント | 15,806円~ |
こちらは、スタイリッシュなデザインが人気の宮付きフロアベッドです。
フレームはワンランク上のメラミン樹脂加工を施しているので、傷や汚れに強くメンテナンス性にも優れています。
宮棚には2口コンセントが、シングル・セミダブルには1つ、ダブルには2つ付いています。
6位.コンパクト高さ調節コンセント付天然木すのこベッド Fit-in mini フィットイン ミニ
コンパクト高さ調節コンセント付天然木すのこベッド Fit-in mini フィットイン ミニ
ベッドの種類 | サイズ | カラー |
コンパクトベッド | ショート丈セミシングル、ショート丈シングル | ブラウン、ホワイト |
宮棚 | 値段 | 3ヶ月販売数・満足度 |
薄型、2口コンセント | 38,551円~ | 141台・100% |
minFit-in mini フィットイン ミニは、ショート丈のコンパクトベッドです。
すのこは取り外せて高さ調整も可能なので、ベッド下を有効活用出来ます。
7位.ローベッド 脚付き すのこ PVCレザー 組立品
ベッドの種類 | サイズ | カラー |
レザーベッド | シングル~ダブル | ブラック、グレージュ、 |
宮棚 | 値段 | 3ヶ月販売数・満足度 |
クッション | 43,856円~ |
こちらは、PVCレザーを使用したローベッドです。
丸みを帯びたデザインと、細身の脚、おしゃれなカラーが相まって、高級感と可愛さを兼ね備えたベッドになっています。
背もたれはふかふかのクッションになっているので、座って使うにも便利です。
8位.清潔に眠れる棚・コンセント付きすのこ収納ベッド Anela アネラ
清潔に眠れる棚・コンセント付きすのこ収納ベッド Anela アネラ
ベッドの種類 | サイズ | カラー |
引き出しベッド | シングル~ダブル | ナチュラル、ブラウン、ホワイト、ブラック |
宮棚 | 値段 | 3ヶ月販売数・満足度 |
2口コンセント | 45,816円~ | 73台・98.6% |
Anela アネラは、敷布団が使える引き出しベッドです。
色合いがおしゃれな仕上がりなので、若い方に人気が高くなっています。
まとめ
すのこベッドは通気性抜群でカビ対策に効果的ですが、種類が多くて選ぶのが難しいですよね。
この記事では、すのこベッドの素材、選び方、カビ対策、おすすめ商品ランキングを紹介しました。
すのこベッドの素材
- 桐: 軽量、吸放湿性◎、防虫効果
- 檜: 丈夫、リラックス効果、殺菌効果、防虫・防ダニ効果
- 杉: 調湿効果◎、有害物質吸着
- パイン材: 安価、おしゃれ
すのこベッドの選び方
すのこベッド選び方の一番のポイントは、素材(材木)になります。
素材
- 桐: 軽量・女性におすすめ
- 檜: 長く愛用したい方におすすめ
- 杉: アレルギー体質の方におすすめ
- パイン材: デザイン重視の方におすすめ
その他
- 耐荷重: 体重×1.5以上のものを選ぶ
- 布団が使えるかどうか: 使う場合は対応商品を選ぶ
- ベッド下空間: 収納や通気性を考慮
すのこベッドのデメリットと対策
- 冬は寒い: アルミシートなどで対策
- きしみ音: 耐荷重の高いものや布団が使えるものを選ぶ
- 敷布団は寝心地が硬い: 厚手の敷布団を選ぶ
すのこベッドのカビ対策
- ベッド下に空間があるものを選ぶ
- 通気性の良いマットレスを選ぶ
- 定期的にマットレスを立てかける
おすすめマットレス
- 細身の女性・子供: ポケットコイルマットレス
- 体重が重い男性: ボンネルコイルマットレス
- 腰痛持ち: フランスベッド社製マットレス
すのこベッドおすすめ8選
- 棚・コンセント・脚付き無垢すのこベッド: 頑丈、布団もOK
- 総桐すのこベッド: 通気性抜群、桐材
- 棚付きヒノキベッド: 檜の香りでリラックス、耐久性◎
- 新・ショート丈天然木調すのこベッド: コンパクト、高さ調整可能
- 宮棚付き・すのこ ローベッド: おしゃれ、傷や汚れに強い
- コンパクト高さ調節 コンセント付 すのこベッド: 高さ調整可能、コンセント付き
- ローベッド 脚付き すのこ PVCレザー: おしゃれ、クッション付き
- 清潔に眠れる棚・コンセント付きすのこ収納ベッド: 収納付き、布団もOK