高温多湿の日本において、湿気対策として開発されたのが「すのこベッド」です。
板と板に意図的に隙間を作り、通気性をアップする事で、マットレスに溜まりがちな余分な湿気を解消してカビの繁殖を防いでくれます。
しかし、夏場は大活躍してくれるすのこベッドですが、冬になるとやたら寒く感じる事があります。
そこでこの記事では、
- すのこベッドが寒い原因
- 今すぐできる寒さ対策5選!
について詳しくご説明したいと思います。
すのこベッドが寒い原因
先ほどお伝えした通り、すのこは板と板の間に隙間があります。
冬になると、「底冷え」と言う言葉があるように、冷えは床からやってきます。
この床からやってきた冷気がすのこの隙間を通り抜ける事で、ベッド全体を冷たくしてしまうのです。
特に薄手の敷布団や、通気性の良いスプリングマットレスを使っていると、寒さが厳しくなってしまいます。
また、窓にはカーテンを付けていると思いますが、冬場はカーテンの隙間からも冷気が入ってくるので余計寒く感じる事になります。
寒いすのこベッドの特徴
では具体的にどのようなすのこベッドが寒くなりやすいかと言うと、
- 収納機能がないすのこベッド
- 高さが低いベッド
の2つです。
収納機能がないすのこベッド
引き出し式収納ベッドやチェストベッド、それに跳ね上げ式ベッドと言った収納ベッドは、湿気が溜まりやすいデメリットがあります。
しかし、冬場になるとフローリングからの冷気を引き出しや収納庫、それに中に入っている荷物がシャットアウトしてくれるので、そこまで寒く感じません。
一方、ローベッドのように、収納機能がないベッドは通気性に優れている一方で、冬場は冷気を遮るものがないため、特に寒く感じる事になります。
高さが低いベッド
暖かい空気は上に、そして冷たい空気は下に行く性質を持っています。
そのため、高さが低いフロアベッドや二段ベッドの下段では冷えが強くなります。
同じ二段ベッドに寝ていても、上段と下段では温度差が10度以上になる事もあります。
今すぐできる寒さ対策5選!
女性の場合は冷え性の人が多いので、手足などの抹消部分が冷えて眠るのにも時間がかかる事もあります。
睡眠の質も悪化してしまうので、出来る限り快適な温度で眠れるように工夫をしていきましょう。
主な寒さ対策方法としては、
- アルミシートを敷く
- 敷きパッドを使う
- 床にコルクマットなどを敷く
- サーキュレーターを使う
- カーテンを長くする
の5つがすのこベッドには効果が高くなっています。
アルミシートを敷く
最も簡単に出来て、効果が高いすのこベッドの寒さ対策として、「アルミシート」を使う方法があります。
敷布団やマットレスの下に敷くことで、フローリングからの冷気をほぼ完全にシャットアウトする事が出来ます。
但しアルミシートを敷くことで、通気性が悪くなるので、冬が終わったら必ず外すようにして下さい。
敷きパッドを使う
マットレスに厚手の敷きパッドを敷くことも、すのこベッドの寒さ対策には有効です。
シーツだけだと床からの冷気を通しやすいですが、厚手の敷きパッドを敷くことで、冷たい空気が布団に入るのを防いでくれます。
床にコルクマットを敷く
価格円~
主な冷えの原因はフローリングからやってくるので、部屋中に断熱効果の高いコルクマットを敷くこともおすすめです。
コルクマットには無数の小さな空気の層があるため、断熱効果に特に優れています。
「寝室が特に温度が低い!」と感じている方は、是非取り入れるようにしましょう。
サーキュレーターを使う
エアコンを付けても、低い位置にあるすのこベッドは、なかなか温まらないですよね?
しかも長い時間付けていると、乾燥してしまうので、嫌がる方も多いと思います。
そんな時には、サーキュレーターを併用してみるのがおすすめです。
エアコンを少しだけ付けて、サーキュレーターを天井に向けて送風する事で、天井付近に集まっている暖かい空気がすのこベッド付近までやってきます。
カーテンを長くする
アルミシートやコルクマットと言ったものを購入しないで温かくするのであれば、カーテンを長くする方法があります。
寝室にあるカーテンが床についていないようであれば、アジャスターで少し長めにするだけです。
窓からの冷気は、カーテンの下の隙間から入ってきますが、床に付ける事で大幅に冷気を遮断する事が出来ます。
それ以外にも、カーテンを2重にしたり、断熱カーテンに変えるのもおすすめです。
特にベッドを窓にぴったりくっつけている方は、効果が高いので試してくださいね。
寒いすのこベッドまとめ
すのこベッドが寒いのは、板と板の間に隙間がある事で、床からの冷気がベッドまで上がってくるからです。
すのこベッドの寒さ対策としては、アルミシートやコルクマット、敷きパッド、サーキュレーターを使う事で大幅に改善する事が出来ますよ。