ローベッドのメリット・デメリット【睡眠・寝具指導士が解説!】

クイーンサイズローベッド ベッドの選び方
  • ローベッドとフロアベッドは何が違う?
  • ローベッドが気に入ったけどデメリットは何?
  • 普通のベッドとローベッドどっちがおすすめ?

ローベッドはデザイン性が高く、サイズも豊富で人気が高いベッドです。

但しローベッドは、フレームとマットレスの幅を変えられる「ステージタイプ」があるので購入時に混乱する方がたくさんいらっしゃいます。

私はベッドショップオーナーで、睡眠・寝具指導士、睡眠・寝具インストラクター、寝具ソムリエの資格を持っていますが、おしゃれなベッドをお探しの方は、ローベッドのステージレイアウトがおすすめです。

そこでこの記事では、フロアベッドとの違いや、メリット・デメリットに加えてステージタイプの特徴をご紹介します。

ローベッドとフロアベッドの違い

ローベッド

ローベッドと良く混在するベッドとして、フロアベッドがあります。

どちらも「ロースタイルのベッド」と言う点は同じですが、構造が異なります。

フロアベッドは脚がなく、マットレスをフレーム枠で囲っています。

床面に沿うように寝床があるので使用している部材が少なく、値段が安いのが特徴。

一方、ローベッドは短いながらも脚は付いています。

脚がある事により、ベッド下には空間が広がり通気性が良く、ベッド下の掃除を簡単に行う事が出来ます。

但しメーカーによって見解が異なり、どちらも「ローベッド」で統一されているケースもあります。

ローベッド9個のメリット

メリット

ローベッドは脚が付いている事により、フロアベッドより多くのメリットがあります。

主なローベッドのメリットとしては、

  1. おしゃれで高級感がある
  2. 部屋を広く見せる事が出来る
  3. ステージタイプがかっこいい!
  4. 厚みのあるマットレスが使える
  5. 通気性抜群で湿気に強い
  6. 転落しても怪我をしにくい
  7. 犬や猫のペットが上り下りしやすい
  8. ベッド下の掃除がしやすい
  9. 2台のローベッドをくっつけやすい

と言った事が挙げられます。

1.おしゃれで高級感がある

高級感のあるレザーローベッド

見た目のカッコよさに魅力を感じて、ローベッドを候補に入れる方は多いのではないでしょうか?

収納や宮棚が付いていないシンプルなモダンデザインは、都会的で見た目に高級感があります。

生活感を感じさせず、おしゃれでクールな暮らしがしたい方におすすめです。

2.部屋を広く見せる事が出来る

ローベッドで開放的な部屋

ローベッドは高さを抑えてある分、部屋を広く見せる効果があります。

立った時に視線を邪魔せず、床や畳との一体感を感じられることから、狭い部屋でも圧迫感を感じにくくなります。

3.ステージタイプがかっこいい!

ステージタイプ

ローベッドでは、フレーム幅とマットレス幅を変える「ステージレイアウト」を選択出来ます。

「ステージレイアウト」にする事で、ゆとりのある空間を演出して、より高級感を増す事が可能。

また、フレームをサイドテーブル代わりにする事も出来るので、スマホやドリンクを置くのにも便利です。

4.厚みのあるマットレスが使える

分厚いスプリングマットレス

体重が軽い女性や子供であれば、薄型マットレスでも快適に睡眠を取れますが、体格の良い男性は分厚いマットレスでないと底付き感を感じます。

ローベッドであれば、十分な弾力性がある分厚い高級マットレスを使えるので、腰痛や寝心地重視の方におすすめです。

5.通気性抜群で湿気に強い

通気性の良いローベッド

フロアベッドと違い、ローベッドは湿気やカビに強いベッドです。

フロアベッドはフレームがそのままフローリングに接触しているため、湿気が中にこもりやすくマットレスにカビが生えやすいデメリットがあります。

また収納ベッドは、引き出し部分が空気の通り道を塞ぐのでやはり湿気やすくなっています。

しかしローベッドはベッド下に10cm~20cm程度の空間が広がっていて遮るものがないため、通気性が良く湿気やカビに強い仕様となっています。

また、ローベッドの床板はすのこ仕様となっているので、風通しが良くなっています。

6.転落しても怪我をしにくい

赤ちゃんがベッドから転落している

家族の中に小さな子供いる場合は、ベッドの上で遊ぶことも多いと思います。

その際に心配なのがベッドの上からの転落ですよね。

その点ローベッドは高さが低いので、万が一ベッドから落ちてもケガをするリスクが少なくなっています。

但し乳幼児にはローベッドでも十分高さがあるので、床にはコルクマットなどを敷いてクッション性を高めるようにして下さい。

7.犬や猫のペットが上り下りしやすい

犬

高さのあるベッドだと足腰が弱くなった高齢のペットには危険があります。

ベッドの上に登ろうと思ってもなかなか登れず、ストレスやケガの原因となることも・・・。

ローベッドなら楽に昇り降りできるので、高齢のペットにも優しいと言えます。

実は私もローベッドを使用しているのですが、高さが少し変わるだけでも愛犬は飛び乗る事が出来なくなります。

犬や猫を飼っている方は、ペットの年齢に合わせてベッドの高さを変えていくのも優しさではないでしょうか?

8.ベッド下の掃除がしやすい

ルンバでベッド下を掃除

ローベッドは、床面との間に10cm~20cm程度の隙間があります。

そのため、掃除機のヘッドやクイックルワイパーだけでなく、ルンバでベッド下の掃除をする事が出来ますよ。

>>ルンバでベッド下は掃除できる?ルンバの高さ約9cm+1cmの隙間が目安!

9.2台のローベッドをくっつけやすい

2台のローベッドをくっつけている

ローベッドならベッドフレームにマットレスを載せているだけなので、2台をぴったりくっつける事が可能。

ローベッドを並べる時には、お互いのベッドが動かないように脚の裏に粘着シートを貼り付けて置くと安心です。

ローベッド5つのデメリット

デメリット

ローベッドはメリットが多い一方で、一般的な高さのベッドと比較した場合に

  1. 収納スペースを確保できない
  2. 脚を短くすると掃除がしにくい
  3. フロアベッドよりは割高
  4. 寝起きするのに若干力が必要
  5. 冬は寒く感じやすい

と言ったデメリットがあります。

1.収納スペースを確保できない

ベッド下の隙間が狭い

ローベッドの最大の弱点は、収納スペースを確保出来ない事です。

一般的なベッドは床面からの高さがあるため、ベッド下に収納ケースを置く事が出来ますし、最初から引き出しが付いているタイプもあります。

しかしローベッドは、フローリングと床板の隙間は10cm~20cmがスタンダード。

引き出しはもちろん、収納ケースを入れるスペースもありません。

2.脚を短くすると掃除がしにくい

別売り品の短い脚

ローベッドでは別売り品の短い脚がありますが、注意が必要です。

高さをより低くする事でお部屋に開放感を与えられますが、ベッド下に掃除機が入らない事があります。

その場合は、クイックルワイパーなど狭い隙間でも掃除できるグッズを使いましょう。

3.フロアベッドよりは割高

お金

ローベッドはベッド全体で見ると安い部類に入りますが、同じロースタイルである「フロアベッド」と比べると割高になっています。

出費を抑えたい方は、フロアベッドを検討して見るのも良いですよ。

>>睡眠・寝具指導士監修|フロアベッドのメリット・デメリット!

4.寝起きするのに若干力が必要

ローベッドで寝起き

普通のベッドは寝起きが楽ですが、ローベッドに薄手のマットレスや敷布団を使うと、長身の方には低すぎて膝や腰に負担がかかります。

高齢者や足腰が悪い方は、床板の高さにマットレスの厚みをプラスした時に、起き上がりやすいか確認して下さい。

起き上がりやすい高さ

起き上がりやすい高さの目安は、「身長×0.25」となっています。

身長が低い女性はローベッドがちょうど良い高さですが、背の高い男性で足腰が悪い方は通常のベッドの方が良いでしょう。

5.冬は寒く感じやすい

寒い冬

冷たい空気は下に溜まる性質があります。

ローベッドは高さが低く床板もすのこ仕様なので、マットレスの下から冷気が入り込みやすく寝冷えを起こす事があります。

特にヘッドレスタイプは、頭からも冷気が入り込んで、寝つきが悪くなる原因となります。

そのため北向きの間取りや、窓際にベッドを配置する方はヘッドボード付きのローベッドがおすすめです。

また、床にコルクマットなど断熱効果が高い敷物を敷いたり、マットレスの下にアルミシートを敷くと寒さを軽減出来ますよ。

ステージレイアウトとは?

ローベッドの特徴として「ステージタイプ」を選べることがあります。

通常のベッドはフレーム幅とマットレス幅が同じです。

しかしローベッドでは、フレーム幅に比べてマットレス幅を狭くする事が可能です。

ステージレイアウトにする事で寝るスペースは狭くなりますが、フレームが際立ち見た目に高級感を演出する事が出来ます。

ステージタイプの種類

ステージタイプ

ステージタイプには、

  • フルレイアウト
  • ステージレイアウト

の2つがあります。

フルレイアウト

フルレイアウト

フルレイアウトは通常のベッド同様、フレーム幅とマットレス幅が同じになっています。

ステージレイアウト

ステージレイアウト

一方、ステージレイアウトではフレーム幅に比べてマットレス幅が20㎝狭くなっています。

おすすめのローベッド3選!

それでは、厳選したおすすめのローベッドをご紹介いたします。

棚・コンセント付きモダンデザインローベッドTschuesチュース

Tschuesチュース

モダンデザインローベッド Tschues チュース

サイズ カラー 価格
セミダブル~クイーン ウォールナットブラウン 45,947円~

チュースには、

  1. 洗練されたモダンデザイン
  2. 豊富な機能性

と言った特徴があります。

1. 洗練されたモダンデザインと上質な素材感

フレームは特殊なプリント紙を使い表面に凹凸を付け、本物のウォールナットに近づけた質感は、高級感と温かみを感じさせます。

  • 上質な質感: 特殊なプリント紙によって、本物のウォールナットのような美しい木目を再現しています。
  • 耐久性: スチール製の脚は、スタイリッシュなだけでなく、耐久性にも優れています。

2. 豊富な機能性で快適な睡眠を

チュースは、見た目だけでなく、機能性も充実しています。

  • ヘッドボードの収納スペース: ヘッドボードには、スマートフォンや眼鏡などを置ける宮棚があり、ベッドサイドをすっきりさせることができます。
  • コンセント付き: ベッドサイドにコンセントが付いているため、スマホやタブレットの充電に便利です。
  • すのこ構造: 床板には、すのこ構造を採用しているため、通気性が良く、湿気をこもりません。

モダンデザインローベッド FRANCLIN フランクリン

モダンデザインローベッド FRANCLIN フランクリン

モダンデザインローベッド FRANCLIN フランクリン

フレームサイズ カラー 価格
クイーン、キング ウォールナットブラウン 57,985円~

FRANCLIN フランクリンには、

  1. デザイン性と機能性の両立
  2. 快適な睡眠環境

と言った特徴があります。

1. デザイン性と機能性の両立

フランクリンは、全体的にシンプルながらも洗練されたモダンデザインが特徴です。

  • 便利なヘッドボード: ヘッドボードには、スマートフォンや眼鏡などを置くことができるスペースがあり、ベッドサイドをすっきりさせることができます。

2. 快適な睡眠環境

フランクリンは、快適な睡眠環境を提供するために、様々な工夫が凝らされています。

  • ロータイプ設計: 床に近いロータイプ設計なので、圧迫感がなく、広々とした空間を感じさせます。
  • 選べるマットレス: 6種類のマットレスから自分に合ったマットレスを選ぶことで、より快適な睡眠を実現できます。

モダンデザインローベッド Masterpiece マスターピース

モダンデザインローベッド-Masterpiece-マスターピース

モダンデザインローベッド Masterpiece マスターピース

フレームサイズ カラー 価格
クイーン、キング ウォルナットブラウン 67,909円~

Masterpiece マスターピースには、

  1. 優れたデザイン性
  2. 快適な睡眠環境

と言った特徴があります。

1. 優れたデザイン性

マスターピースは、シンプルながらも洗練されたモダンデザインが特徴です。無駄を削ぎ落としたすっきりとしたフォルムは、どんなお部屋にもすんなりと馴染みます。

  • 美しい木目調: 本物と見間違えるほどの美しいウォルナット柄の素材を使用しており、高級感と温かみを感じさせます。
  • フラットヘッドボード: フラットヘッドボードは、寝具の厚みやお部屋の雰囲気に合わせて上下で調整可能です。
  • フットボード:フットボードがある事で、マットレスのズレを防止してくれます。

2. 快適な睡眠環境

マスターピースは、快適な睡眠環境を提供するために、様々な工夫が凝らされています。

  • ロータイプ設計: 床に近いロータイプ設計なので、圧迫感がなく、広々とした空間を感じさせます。
  • 選べるマットレス: 6種類から自分に合ったマットレスを選ぶことで、より快適な睡眠を実現できます。

 

>>ローベッドはこちら!

ローベッドのメリット・デメリットまとめ

ローベッドは、デザイン性が高く、部屋を広く見せる効果がある人気のベッドです。フロアベッドとよく混同されますが、構造が異なり、ローベッドは脚があり通気性や掃除のしやすさが優れています。

ローベッドのメリット

  • おしゃれで高級感がある
  • 部屋を広く見せる
  • ステージタイプでさらにオシャレ
  • 厚みのあるマットレスに対応
  • 通気性が良く湿気に強い
  • 転落の危険が少ない
  • ペットと暮らしやすい
  • 掃除がしやすい
  • 2台並べやすい

ローベッドのデメリット

  • 収納スペースが少ない
  • 脚を短くすると掃除しにくい
  • フロアベッドより割高
  • 寝起きが少し大変
  • 冬は寒く感じやすい

ローベッドを選ぶ際のポイント

  • ステージタイプは高級感がありおすすめ
  • マットレスの厚みも考慮する
  • 通気性を重視するならすのこタイプを選ぶ
  • ペットと暮らすなら低いタイプを選ぶ

おすすめのローベッド

  • Tschuesチュース: 洗練されたデザインと豊富な機能性
  • FRANCLINフランクリン: デザイン性と機能性の両立
  • Masterpieceマスターピース: 優れたデザイン性と快適な睡眠環境

ローベッドは、デザイン性だけでなく、機能性も充実しており、快適な睡眠空間を提供してくれます。ぜひ、あなたにぴったりのローベッドを見つけてみてください。

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