- ダブルベッドがあるけど、赤ちゃんと添い寝しても大丈夫?
- ベッドガードやベッドインベッドは、いつから使える?
- 専用グッズが使えない時期は、どうすればいい?
ダブルベッドを持っているご家庭では、赤ちゃんが生まれたときに「そのまま添い寝できないか」と考える方も多いのではないでしょうか。
大人用ベッドでの添い寝には、転落や、隙間に頭や顔が挟まる事故への注意が必要です。月齢・発達段階に合わせて、ベッドの高さや壁とのすき間、寝具の硬さや配置などを見直すことで、これらのリスクを減らすことができます。
私はベッド・家具ショップオーナーで、睡眠環境・寝具指導士の資格を保有しています。この記事では、消費者庁とこども家庭庁の資料に沿って、ダブルベッドで添い寝をする際に確認したいポイントをまとめます。
- 寝かせる場所:1歳未満の赤ちゃんは、専用の寝床で寝かせることが勧められています(こども家庭庁)。満2歳になるまでは、できるだけベビーベッドに寝かせるよう、消費者庁が案内しています。
- ベッドインベッド:対象月齢は製品によって異なります。寝返りを始めるなど使用条件を外れたら、その時点で使用を中止してください。
- ベッドガード:SG基準では生後18か月未満を対象外としており、2026年7月8日からは消費生活用製品安全法の「子供PSCマーク」制度も始まっています。生後18か月未満の乳幼児には使用できません。18か月を過ぎて使うときの選び方は、ベッドガードの選び方にまとめています。
- ダブルベッドで添い寝する場合:ベッドの高さ、壁やフレームとのすき間、マットレス・寝具の硬さや配置を確認し、赤ちゃんを一人にしないことが基本です。
>>床に近いフロアベッドの一覧を見る(0〜1歳は専用の寝床が先です)
大人用ベッドでの添い寝はいつから?

「何か月から添い寝してよい」という年齢は決まっていません。公的な資料では、赤ちゃんの月齢に応じて、次のような案内がされています。
1歳未満は、赤ちゃん専用の寝床を
こども家庭庁は、赤ちゃんが安全に眠るために、1歳未満は大人と別の専用の寝床で寝かせることを勧めています。寝具は硬めで平らなものにし、周りに物を置かないよう案内しています。(こども家庭庁「赤ちゃんが安全に眠れるように」)
満2歳までは、できるだけベビーベッドを
消費者庁は、0〜1歳児が大人用ベッドから転落する事故が多く報告されていることから、満2歳になるまでは、できるだけベビーベッドに寝かせるよう案内しています。大人用ベッドで赤ちゃんを一人にしないことも、あわせて呼びかけています。(消費者庁「0~1歳児の大人用ベッドからの転落事故に御注意ください」)
ベビーベッドを使わず、ダブルベッドで添い寝をするご家庭もあります。その場合に確認しておきたいポイントを、月齢別に見ていきます。
月齢・成長段階による違い
ベッドインベッドは、製品ごとの対象月齢を確認
ベッドインベッドは、大人用ベッドの上に置く赤ちゃん専用の小さな寝床です。周囲にフレームがあるため、隣で寝る保護者の体が赤ちゃんに直接触れにくく、持ち運びもできるため床や布団の上でも使用できます。
対象月齢は製品によって異なるため、購入前に取扱説明書や商品ページで確認してください。また、成長して窮屈になった場合や、寝返りを始めた場合、自力で抜け出すようになった場合は、対象月齢の範囲内であっても、その時点で使用を中止してください。
ベッドガードは、生後18か月未満は使用不可
生後18か月未満の乳幼児にベッドガードを使用すると、マットレスとベッドガードの隙間に赤ちゃんが挟まれて窒息する事故につながるおそれがあります。
製品安全協会が定める安全基準(SG基準)では、幼児用ベッドガードの対象を「生後18か月未満には使用しないこと」と定め、本体だけでなく梱包箱にもその旨を表示するよう義務付けています。
大人用ベッドに取り付ける幼児用ベッドガードは、生後18か月未満の
乳幼児には絶対に使用しないでください。
子どもが隙間に挟まり、自力で抜け出せずに窒息するリスクがあります。(消費者庁のホームページより引用)
さらに2026年7月8日からは、乳幼児用ベッドガードが消費生活用製品安全法の対象製品となり、国の技術基準に適合した製品には「子供PSCマーク」が表示されるようになりました(経過措置期間あり)。購入する際は、対象年齢や使用上の注意が明記されているか確認しましょう。(経済産業省「乳幼児用ベッドガード、ベビーカーに対して新しい規制が導入されました」)
- 平成29年度には、0歳児が大人用ベッドとベッドガードの間に挟まれて死亡する事故が2件報告されています。
ダブルベッドで添い寝をする際に確認したい、ベッド側のポイント

ここからは、寝具専門店としてお伝えできる、ベッドの構造に関する客観的なポイントです。医学的な安全性を保証するものではなく、確認の視点として参考にしてください。
マットレス上面までの高さ
ベッドの「高さ」には、フレームの脚の高さだけでなく、マットレスの厚みを含めた「マットレス上面までの高さ」があります。同じフレームでも、使用するマットレスの厚みによって、転落した場合の落差は変わります。一般的に、脚付きベッドはマットレス上面まで40cm前後になる製品が多く、フロアタイプは20〜25cm前後の製品が中心です。数値は製品ごとに異なるため、仕様表で確認しましょう。
ベッドと壁・フレームとのすき間
消費者庁は、子供の頭や顔が挟まる隙間をなくすよう案内しています。ベッドと壁の間のほか、フレームの収納部分やヘッドボードの隙間なども対象になります。ベッドを壁に寄せて設置する場合は、実際にすき間ができていないか、設置後に確認しましょう。
マットレス・寝具の硬さ
消費者庁は、敷き布団やマットレスは子供用に固めの物を使用するよう案内しています。マットレスの硬さや沈み込みは、ポケットコイルやウレタンといった素材名だけでは判断できず、内部のコイルや詰め物、フォームの種類によっても変わります。乳幼児と一緒に使うマットレスを選ぶ際は、素材の名称だけで判断せず、実際の硬さや沈み込みを確認し、乳幼児向けに設計された製品かどうかも確認するとよいでしょう。
寝具・周辺の配置
こども家庭庁は、1歳になるまでは掛け布団を使わず、スリーパーなどの着るものや空調で調整するよう案内しています。掛け布団が顔にかかることによる窒息を防ぐためです。枕やクッション、ぬいぐるみ、タオルなども、赤ちゃんの寝床には置かず、周りはシンプルに整えましょう。(こども家庭庁「赤ちゃんが安全に眠れるように」)
ダブルベッドを選ぶ場合の検討材料
前章のポイントをふまえて、当店で扱っているフロアタイプのダブルベッドの仕様をご紹介します。購入を前提とせず、検討材料としてご覧ください。
フロアタイプ:JOINT WIDE(ジョイントワイド)
| サイズ | マットレス上面までの高さ |
| セミシングル〜ワイドK280 | 約20cm |
ヘッドボードに棚・コンセント・照明を内蔵したロースタイルのフロアベッドです。価格はサイズ・マットレスの組み合わせによって変動するため、最新価格は商品ページでご確認ください。
>>JOINT WIDEの詳細はこちら
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ダブルベッドでの添い寝に関するよくある質問
ダブルベッドで赤ちゃんと添い寝しても大丈夫ですか?
ベッドインベッドやベッドガードが使えない時期は、どうすればいいですか?
フロアベッドにすれば安全ですか?
添い寝はいつまで注意が必要ですか?
まとめ
- 寝かせる場所:1歳未満は専用の寝床。満2歳まではできるだけベビーベッド。
- ベッドインベッド:対象月齢は製品ごとに確認し、条件を外れたら使用中止。
- ベッドガード:生後18か月未満は使用不可。対象年齢を定めるSG基準に加え、2026年7月8日からは子供PSCマーク制度も始まっています。
- ダブルベッドで添い寝する場合:高さ・隙間・寝具の硬さや配置を確認し、赤ちゃんを一人にしない。
ダブルベッドをお持ちのご家庭でも、月齢・発達段階に合わせてベッドの高さや隙間、寝具を見直すことで、転落・窒息などのリスクを減らすことができます。ご家庭の状況に合わせて、基本対策とベッド選びを組み合わせて検討してください。
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