- セミダブルベッドは二人用?
- 恋人におすすめのベッドサイズは?
- 夫婦でダブルベッド使ってるけど狭い・・
二人用ベッドには、ダブルとクイーンサイズがありますが、セミダブルは広めの一人用ベッドです。
またシングルベッド2台を繋げたキングサイズも、二人用ベッドとして人気が高くなっています。
私はベッドショップオーナーで、睡眠・寝具指導士、睡眠・寝具インストラクター、寝具ソムリエの資格を持っていますが、恋人ならダブルベッドを、夫婦ならクイーンかシングルベッド2台をおすすめしています。
逆にセミダブルベッドは、子供二人でも狭いので止めた方が良いです。
そこでこの記事では、
- セミダブルベッド
- ダブルベッド
- クイーンベッド
- シングルベッド2台
を使った時の寝心地に加えて、赤ちゃんと2人で寝る時の注意点をご紹介します。
二人用ベッドのサイズ
ベッドサイズは上記の通りで、ダブルとクイーンが2人用です。
ここで良く勘違いされている例としては、
- セミダブルベッドは二人用?→一人用です
- シングルベッドの2倍の大きさはダブルベッド?→キングベッドです
と言う事です。
シングルベッドの2倍は、キングベッドのサイズになっているので注意しましょう。
二人が快適に眠れるベッドの幅
では、二人が快適に眠れる幅がどれくらいかと言うと、「男性の肩幅(45㎝)+女性の肩幅(41㎝)+お互いの両サイド20㎝ずつ(60㎝)=146㎝」になります。
そのため二人がそれぞれのベッドで寝ると、ダブルベッドは少し狭く感じて、クイーンベッドは少しゆとりがあります。
二人で寝た時の寝心地
二人で寝るベッドのサイズとして、候補にあがるものとしては
- セミダブルベッド
- ダブルベッド
- クイーンベッド(セミシングルベッド2台)
- シングルベッド2台(ツインベッド)
があるので、それぞれの寝心地をご紹介します。
セミダブルベッドの寝心地
セミダブルにカップル二人が寝ると、両サイドに10㎝ちょっとしか余裕がありません。
人は寝ている間に20回程度寝返りをしますが、これだけ狭いと無意識に寝返りを抑制するので疲れが抜けにくく寝起きもイライラします。
また片方がベッドから追いやられたり、下手をすると転落する事も考えられます。
私がもしもセミダブルベッドで寝るのであれば、むしろ床で寝る事を選ぶでしょう。
それくらい窮屈な寝心地になっています。
セミダブルベッドがおすすめのケース
とは言っても、セミダブルがおすすめなケースもあります。
例えば、一人暮らしをしていてベッドを新しく購入する場合です。
恋人はいるけれども普段は一人で寝て、週末に彼女がお泊りに来るようなケースではセミダブルベッドが一番適しています。
普段はセミダブルベッドで広々と寝る事が出来ますし、彼女(彼氏)が遊びに来た時には思いっきり密着して寝る事が出来ます。
おすすめのセミダブルベッド
ベッドの種類 | サイズ | 価格 |
フロアベッド | シングル~クイーン | 35,933円~ |
セミダブルベッドにカップル二人が寝る場合には、フロアタイプがおすすめです。
布団と変わらない高さなので、片方の寝相が悪ければ、ベッドから足や手をはみ出して寝る事が出来ます。
こちらのフロアベッドは、両サイドに照明がある事でカップルの夜を優しく照らしてくれます。
ダブルベッドの寝心地
ダブルベッドになると両サイドに20㎝近く余裕があるので、細身のカップルなら寝心地は快適と言えます。
お互いの距離が短いので、恋人同士や新婚夫婦であれば丁度良いサイズ感と言えます。
パートナーと好きなだけ密着出来るダブルベッドは、愛し合う二人のためのベッドと言えます。
おすすめのダブルベッド
棚・コンセント付きデザインすのこベッドCamilleカミーユ
ベッドの種類 | サイズ | 価格 |
すのこベッド | シングル~ダブル | 36,786円~ |
ダブルベッドで一緒に寝るのであれば、Camilleカミーユがおすすめです。
天然木のすのこは湿気やカビに強く、円錐形のおしゃれな脚付きでベッド下の掃除も簡単。
2口コンセントがあり、カップル二人分のスマホの充電も可能。
スタイリッシュなデザインで、数あるダブルベッドの中でもひと際人気が高くなっています。
クイーンベッド(セミシングルベッド2台)の寝心地
クイーンベッドでは、両サイドに通常の1.5倍ゆとりがあります(約30㎝)。
同棲カップルや結婚を考えていない恋人には大きすぎますが、普通の夫婦が使用するのに最適なサイズ感となっています。
一緒に寝たいけれど、新婚時代のようにべちゃべちゃするのではなく、お互い適度な距離感を感じながら睡眠をしっかりとる事が出来ます。
クイーンベッドは余程大きな部屋でないと入らないと思っている方もいるかもしれませんが、実際には6畳の間取りでも十分入れる事が出来ます。
クイーンベッドを購入する時の注意点
クイーンベッド購入時は、搬入経路を確保できるか確認してください。
分割タイプであればセミシングルベッド2台なので問題ありませんが、一体ものの場合には搬入出来ない可能性もあります。
実際にエレベーターにベッドフレームやマットレスが入らなかったり、部屋の扉が小さくて搬入出来ないケースもあります。
おすすめのクイーンベッドMasterpiece マスターピース
モダンデザインローベッド Masterpiece マスターピース
ベッドの種類 | サイズ | 価格 |
ローベッド | クイーン、キング | 67,909円~ |
Masterpiece マスターピースは、低さを抑えたシンプルデザインのローベッドです。
高級感と背もたれがあるので、ベッドでのひと時を楽しく過ごす事が出来ます。
特にレイアウトを「ステージタイプ」にすると、ベッドフレーム幅が広くなり、より大人の雰囲気が漂うベッドになります。
シングルベッド2台(ツインベッド)の寝心地
シングル2台と言えば、キングベッドのサイズになるので、贅沢すぎるくらいの広さがあります。
ホテルのスイートルームに宿泊しているような開放感があり、毎日を贅沢な気分で過ごす事が出来ます。
シングルベッド2台がおすすめなのは、夫婦二人で生活をしているけれども将来子供が欲しいご家庭です。
将来的に親子三人で川の字になって寝るのには、最適なサイズと言えます。
おすすめのツインベッド
ベッドの種類 | サイズ | 価格 |
高級ベッド | ツイン(S×2、S SD、SD×2) | 177,355円~ |
Fidelioフィデリオは、高級木材ウォールナットを使用したツインベッドです。
世界三大銘木の一つ「ウォールナット」は、深い褐色の色合いと滑らかな肌触りが特徴で、寝室を落ち着いた雰囲気にしてくれます。
ムードが際立つヘッドボードには、2段のディスプレイ棚と、2口コンセント、それにモダンライトが枕元を優しく照らしてくれます。
最高級国産ナノポケットコイルマットレスなど一流品のマットレスもラインナップしているので、インテリア性と寝心地を重視したいカップルにおすすめです。
赤ちゃんと二人で寝るベッド
赤ちゃんや小さなお子さんと添い寝するために、二人用ベッドを希望している方も多いのではないでしょうか?
しかし通常のベッドでは、赤ちゃんが寝返りをした時に、落下の危険性が高いのでお勧めできません。
また、赤ちゃんは小さいので広いスペースは必要ないと思われるかもしれませんが、実際には体が軽いので信じられない程の寝返りをします。
そのため通常の二人用サイズである、ダブルベッドかクイーンベッドを選ぶ事をお勧めします。
赤ちゃんと添い寝をするのはダブル以上
ダブルベッド以上のサイズにすると、赤ちゃんが幼稚園・小学校にはいっても引き続き使用する事が出来るので、結構便利なサイズ感です。
逆に初めの時点でセミダブルを購入してしまうと、すぐに二人では眠れなくなってしまうので、お金の無駄遣いです。
>>ダブルベッドで赤ちゃんと添い寝する時は寝返りによる転落防止を!
赤ちゃんにはフロアベッドが最適!
赤ちゃん一緒に寝るベッドで大切な事は、サイズよりも高さにあります。
通常のベッドの高さは床から約40㎝程度あるので、落下すると大怪我に繋がります。
また、ベッドガードを取り付けたり、壁にくっつける事で赤ちゃんの転落事故を防ぐ方法もありますが、生後18カ月未満の乳幼児の場合にはマットレスとベッドガードの間や、マットレスと壁の間に赤ちゃんが挟まって窒息死する危険性があるので絶対にしないでください。
大人用ベッドに取り付ける幼児用ベッドガードは、生後18か月未満の乳幼児には絶対に使用しないでください。子どもが隙間に挟まり、自力で抜け出せずに窒息するリスクがあります。製品購入前に子どもがその製品の対象月齢か確認し、購入後は使用前に、製品の取扱説明書や注意表示をよく確認しましょう。
(消費者庁のホームページより引用)
では赤ちゃんと一緒に寝るベッドはどんなタイプが良いかと言うと、高さが20㎝~25㎝程度と低いフロアベッドになります。
赤ちゃんと二人で寝るおすすめのベッド
ベッドの種類 | サイズ | 価格 |
フロアベッド | クシングル~ワイドK280 | 21,592円~ |
『hohoemi』はフロアベッドの中でも低さを抑えてあるので、万が一赤ちゃんがベッドから落ちても怪我の心配がほとんどありません。
また、ベッドフレームはFフォースターの低ホルムアルデヒド製品なので「ツン」とした嫌な臭いもなく、アレルギーがある赤ちゃんでも安心です。
枕元にはライトも装備されているので、夜間の授乳やオムツを変えるのも便利ですよ。
フローリングにはコルクマットを敷く
また、フロアベッドと言っても高さがあるのでベッドから落ちると赤ちゃんが痛い思いをするのには変わりありません。
絨毯やラグマットでは厚みがないので、おすすめなのがコルクマットを床に敷くことです。
通常のコルクマットではクッション性も不十分ですし、すぐにボロボロになるので、「タンスのゲンコルクマット」と言うPE樹脂を配合したものがおすすめです。
二人用マットレスの選び方
クイーンベッドなど1枚のマットレスに二人が寝る場合には、マットレスの種類に注意してください。
限られたスペースに二人が寝るため、お互いの振動が伝わったり、ギシギシと音がするようなものは避けます。
具体的には「ボンネルコイルマットレス」は止めた方が良いでしょう。
ボンネルコイルマットレスは安くて寿命も長いので人気が高いマットレスです。
しかしコイルが繋がっているので、寝返りをしたり起き上がったりしたときにパートナーに振動が伝わり夜中に起こしてしまう可能性が高くなります。
また、ベッドの上で激しく動くと「ギシギシ」と音がするので、二人用のマットレスとしてはおすすめできません。
おすすめはポケットコイルマットレス
ポケットコイルマットレスであれば、コイル一つ一つが独立しているので、体重がかかった場所だけ沈み込み、パートナーには振動が伝わりにくくなっているのでおすすめです。
また、海外製と国産であれば国産の方が、抗菌・防臭などの機能が備わっているので良いでしょう。
どうしても恋人同士や新婚夫婦が一緒に寝ると、シーツやマットレスは汚れてしまいますが、抗菌・防臭機能が付いている事で、衛生的な状態を保つことが出来ます。
但しカップルのうちどちらかの体重が70㎏を超える場合には、フランスベッド社製のマルチラススーパースプリングマットレスやゼルトスプリングマットレスがおすすめとなります。
二人用ベッドまとめ
二人用のベッドとしてはダブルベッドとクイーンベッドの2種類があります。
セミダブルベッドはかなり狭いので、恋人同士が時々一緒に寝るのであれば良いですが、新婚夫婦など毎日二人が一緒に寝るベッドとしてはおすすめできません。
寝心地はダブルベッドだと少し狭く感じて、クイーンベッド(セミシングルベッド2台)では広々と寝る事が出来ます。
また、マットレスを選ぶときには振動が伝わりにくいポケットコイルマットレスが二人用としてはおすすめです。