- 子供のロフトベッドは、何歳から使えるの?
- 転落事故が心配。どんな対策をすればいい?
- 小学生には、どんなロフトベッドを選べばいい?
子供が小学生になると、学習机と寝る場所をまとめられるロフトベッドが気になってきます。一方で、就寝する場所が高いため、転落事故への不安も大きいと思います。
私はベッドショップオーナーで、睡眠環境・寝具指導士の資格を保有しています。この記事では、使える年齢の考え方、事故を防ぐポイント、年齢に合わせた選び方を、公的機関の資料やメーカーの表示に沿ってまとめます。
- 年齢:商品ごとの「対象年齢」の表示が最優先です。年齢だけで決めず、就寝面の高さ、手すり、お子さんの寝相や体格も確認します。
- 事故防止:手すりの高さを守る、はしごで遊ばせない、取扱説明書に従って設置する、夜間の昇り降りに気をつける、の4点が基本です。
- 見守り:年齢の目安を満たしていても、子供の体格や寝相、寝ぼけやすさによって向き不向きがあります。
ロフトベッドは何歳から使える?
ロフトベッドの使える年齢は、商品ごとに決められています。SGマークの「二段ベッド及びロフトベッドのSG基準」(製品安全協会)は、床板上面の高さが800mm以上のロフトベッドなどを対象とし、取扱説明書に「〇才未満の者は使用しないこと」といった注意表示を求めています。一方で、「高さ〇mmなら〇歳以上」という一律の対応表は、確認できませんでした。実際に使用できる年齢は、商品ごとの表示や取扱説明書で確認してください。

表示の例として、当店のロフトベッド スチール 頑丈は、ハイタイプが10歳以上、ミドルタイプが6歳以上での使用とされています。システムロフトベッドは、10歳未満の使用不可と表示されています。同じロフトベッドでも、商品によって年齢の目安は異なります。
就寝面が高いタイプほど、落ちたときの落差は大きくなります。年齢の表示を満たしていても、寝相が大きい、寝ぼけて歩くことがある、高い場所が苦手といった場合は、就寝面の高さも含めて選びましょう。
基準の概要は、製品安全協会(SGマーク)「二段ベッド及びロフトベッド」で確認できます。
ロフトベッドの事故は?起きている転落の例
「ロフトベッド 事故」と検索すると、重い事故を心配する声も見つかります。当記事では件数を断定せず、公的機関の資料で確認できる例を紹介します。
- はしごからの転落:こども家庭庁の資料には、保護者が目を離している間に、子供がロフトベッドの階段(はしご)を登り、高さ約1mから転落して腕を骨折した例が掲載されています。(こども家庭庁「身の回りに潜む転落事故の危機」)
- 子供全般の傾向:消費者庁は、医療機関のデータで、入院が必要になった子供の事故のうち転落が最も多く、約3割を占めていたと公表しています。(消費者庁「子どもの転落事故に注意!」)
事故の情報は、消費者庁の事故情報データバンクでも検索できます。
ロフトベッドを選ぶときのチェックポイント
- 対象年齢と就寝面の高さ:対象年齢の表示に加えて、就寝面の高さを比べます。
- 手すり(ガード)の高さ:厚いマットレスや敷布団を重ねると、手すりが相対的に低くなります。商品ごとに使用できるマットレスの厚さが決められているので、取扱説明書の範囲で選びます。
- 昇り降りの方法:はしごタイプは、ステップ幅が広く滑りにくいものを選びます。階段タイプは足を掛けやすく、寝ぼけたときも安心しやすい選択肢です。
- 安全基準・試験の表示:SGマークや第三者機関による強度試験の表示があるか、対象年齢が明記されているかを確認します。
選び方をさらに詳しく知りたい方は、次の記事もご覧ください。
転落を防ぐ設置と使い方の注意点
設置条件に従い、危険な隙間をつくらない
設置場所は、商品の設置条件や取扱説明書に従って決めます。壁との間や、家具との間などに、子供が挟まったり落ちたりするような危険な隙間ができないように設置してください。窓際は、落下の不安に加えて日差しや室温の影響を受けやすいため、避けたほうが安心です。
はしごでは遊ばせない
慣れてくると、はしごを走って昇り降りしたり、上から飛び降りたりすることがあります。「はしご以外から降りない」「ベッドの上で飛び跳ねない」を、使い始めにお子さんと一緒に約束しておきます。
夜間の昇り降りに備える
夜中にトイレへ行くとき、寝ぼけたまま昇り降りするのが心配な場合は、就寝面が低いタイプにするか、足元を照らす常夜灯を置くと安心しやすくなります。
床が硬いときは、クッション性のあるマットを敷く
フローリングなど硬い床の場合は、ロフトベッドまわりにクッション性のあるマットを敷く方法もあります。転落を防ぐものではありませんが、床が硬いままにしない工夫の一つです。
床板・ガードに負荷をかけすぎない
友達や兄弟と一緒に上に乗って遊ぶと、耐荷重を超えたり、一部に負荷が集中したりします。ベッドの上は寝る場所として使い、遊びの場所にしないことも大切です。ネジは、緩んでいないか定期的に確認してください。
天井の高さを確認する
成長すると、寝床に座ったときに頭が天井や梁に近づきます。設置前に、天井までの高さと梁の位置を測っておきます。
夏場の暑さ対策は、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶ ロフトベッドは夏暑い!寝室の暑さ対策は空気の循環とクーラーがポイント!
就寝面の高さを比べられるロフトベッドの例
参考として、当店の商品を2つご紹介します。対象年齢・仕様・在庫は商品ごとに異なるため、各商品ページと取扱説明書でご確認ください。
システムベッド 102×203×119cm
ベッド、デスク、ワゴンがそろったロータイプです。ベッドの高さは約119cm、床面高は約82cmで、ベッド下にデスクとワゴンを収められます。メッシュ床、幅広ガード、角丸加工など、子供向けの配慮があります。在庫状況は商品ページでご確認ください。
木製ロフトベッド すのこ 2口コンセント・宮付き
パイン材のロフトベッドで、ロー・ミドル・ハイの3タイプがあります。角丸仕上げで、クロスバーが横揺れを抑えます。はしごは4方向に付け替えられるため、壁の位置に合わせて設置できます。対象年齢は、選ぶ高さの表示に沿って確認してください。
子供のロフトベッドに関するよくある質問
ロフトベッドで死亡事故は起きていますか?
ロフトベッドに手すりを追加したり、ガードを後付けしてもいいですか?
二段ベッドとロフトベッドでは、どちらが安全ですか?
ロフトベッドの下で寝てもいいですか?
子供がロフトベッドから落ちたときは、どうすればいいですか?
子供のロフトベッド選びのまとめ
ロフトベッドは、勉強と就寝を1つにまとめられる便利な家具ですが、就寝面が高い分、転落への備えが大切です。対象年齢は商品ごとの表示を最優先にします。手すりの高さを守り、取扱説明書に従って設置し、はしごや夜間の昇り降りに気をつけて使いましょう。
- 年齢:商品ごとの対象年齢の表示を最優先に。
- 選び方:就寝面の高さ、手すりの高さ、使用できるマットレスの厚さを確認する。
- 設置:取扱説明書に従い、危険な隙間をつくらない。窓際は避ける。天井の高さを測る。
- 使い方:はしごで遊ばない。ベッドの上で飛び跳ねない。夜間の昇り降りに備える。


