ロフトベッドは夏暑い!寝室の暑さ対策は空気の循環とクーラーがポイント!

ダニが繁殖しやすい暑い季節ロフトベッド
  • ロフトベッドで寝ていると異常に暑い!
  • 寝床を涼しくしたい!
  • 夏のロフトベッドを快適にしたい!

冬は快適に睡眠が取れたロフトベッドも、夏場の暑さに嫌気を指す人は結構います。

エアコンを付けてもほとんど涼しくならないので、不思議に思う方も多いのではないでしょうか?

私は睡眠・寝具指導士、睡眠・寝具インストラクター、寝具ソムリエの資格を所有していますが、ロフトベッドは夏場想像以上に暑いので、適切な対策を取る事を推奨しています。

そこでこの記事では、ロフトベッドが暑い理由や夏場でも快適に使う方法をご紹介します。

夏にロフトベッドが暑い理由

暑い

ロフトベッドの下は涼しいのに、寝床に入ると途端に暑く感じます。

なぜ夏は、ロフトベッドが暑くなるかと言うと、

  1. 暑い空気は上に溜まる
  2. 天井からの熱気も重なる
  3. ウレタンマットレスが蒸れる

と言った理由があるからです。

1.暑い空気は上に溜まる

暑い空気は上に溜まる

一番の理由は、暖かい空気は上に溜まる性質を持っているからです。

一方、冷気は下に溜まります。

暑いとクーラーを付けますが、これらの性質によって暖かい空気は上に溜まり冷気は下に溜まるので、高い位置にあるロフトベッドはどうしても暑くがちです。

ある研究によると、エアコンを付けた時の天井付近と床付近の温度を測定したら、温度差が10度以上あったと言う報告もあります。

また、二段ベッドの上段も同じ環境になるので注意してください。

2.天井からの熱気も重なる

天井から熱気が伝わってきている

次の理由として、天井からくる熱気の存在が挙げられます。

マンションは大丈夫ですが、一軒家の2階は日中に屋根がジリジリと熱せられることで、熱気が屋根に溜まり、それが室内にも伝導します。

つまり天井に近いロフトベッドは、ただでさえ暑い空気の中にいるのに、上からも蒸されるのです。

通常人は寝ている間にコップ一杯分の汗をかきますが、ロフトベッドでは温度が極端に高いので熱中症になる危険性もあります。

3.ウレタンマットレスが蒸れる

ウレタンマットレス

ロフトベッドは耐荷重が低いために、ウレタンマットレスを使用する方が多いと思います。

スプリングマットレスはコイルが大半なので、通気性が良く夏場でも快適に睡眠を取れます。

しかしウレタンマットレスは、通気性・吸放湿性が悪く夏場になると寝汗が寝具内に溜まり蒸れます。

快適な寝床内環境は温度が33度で湿度が55%程度ですが、夏場にウレタンマットレスで寝ると温度だけでなく湿度まで上がり蒸し暑く感じます。

ロフトベッドの暑さ対策

ロフトベッドの暑さ対策は部屋の空気の循環と、クーラーの効きを最大限にする事が大切です。

そのための効果的な暑さ対策は、

  1. シーリングファンを付ける
  2. 扇風機を回す
  3. サーキュレーターで空気を循環
  4. ひんやり冷感敷きパッドを使う
  5. 下段に寝る
  6. カーテンを断熱素材にする

と言った方法があります。

1.シーリングファンを付ける


天井に溜まった熱気を循環するのに一番効率が良いのが、シーリングファンです。

アメリカなどで一般的に取り付けられているシーリングファンは、ゆっくりと回転しながら部屋中の空気を循環してくれますし、ロフトベッドでは多少ですが直接風を受ける事も出来ます。

もちろん、天井に取り付けるのですからライト付きがおすすめで、部屋の雰囲気を南国っぽくする事も出来ますよ。

2.扇風機を回す


暑さ対策のひとつに、扇風機を用いる方法があります。

ロフトベッドが暑く感じるのは、上に暖気が溜まるのが理由と説明しましたが、扇風機で空気を循環させることで暖気を散らせます。

扇風機は寝床でコントロールしたいので、リモコン付きを購入しましょう。

扇風機は上向きに設定

扇風機の使い方は、下から上に向かって風を送るようにします。

上に溜まっている暑い空気を循環させる事で、部屋の温度を一定に出来ます。

とは言え、扇風機だけで快適に眠れる程、夏のロフトベッドは甘くありません。

クーラーを併用する

もっとヒンヤリさせたい時には、クーラーを併用するのが効果的です。

クーラーによって発生した冷気は下に溜まりますが、それを扇風機で上に送るイメージです。

同時に使うと電気代が気になるかもしれませんが、扇風機は省エネ効果の高い家電なので、そこまで大きな負担にはなりません。

またクーラーを効率的に使える分、温度設定を省エネに出来るのでむしろ節電出来ます。

3.サーキュレーターで空気を循環


 扇風機と似ていますが、更に涼しく寝たい方はサーキュレーターを使用するのがおすすめです。

サーキュレーターは一見すると扇風機と同じに見えるかもしれませんが、風の性質が異なります。

サーキュレーターは直線的な風を送る

扇風機は風を幅広く拡散するイメージですが、サーキュレーターは直線的に風を飛ばすことが可能です。

より遠くまでパワフルに風を送れるため、天井付近に溜まった暖気を効果的に拡散出来ます。

目的も扇風機は人が涼しく感じるためですが、サーキュレーターは空気を循環させるのが目的なので、今回のようなケースはサーキュレーターの方が適しています。

クーラーと併用する時は斜め上に向ける

サーキュレーターの使い方

クーラーと併用するなら、斜め上に向けると効率的に冷気を部屋中に送れます。

首振りも出来るので、万遍なく熱を逃がす事も可能です。

寝床の熱気を外に逃がしたい時

寝床の熱気を外に逃がしたい時は、寝床にサーキュレーターを置いて窓に向けて送風します。

こうする事で、寝床に溜まった暑い空気を外に追い出すとともに、冷たい外気を部屋に取り入れられます。

天窓がある場合は、そちらに向かって風を流すのも効果的です。

一人暮らしで夕方帰宅すると、部屋が蒸し風呂のようになっているため、一度室内の空気と外気を入れ替えてからエアコンを使用しましょう。

サーキュレーターとエアコンを併用した時の温度変化

サーキュレーターとエアコンを併用した時の温度変化

サーキュレーターとエアコンを併用すると、エアコンだけの使用と比べて約1度温度を低くする事が出来ます。(アイリスプラザより引用)

扇風機同様に電気代も安いので、部屋にクーラーがあるご家庭ならサーキュレーターを使ってさい。

4.ひんやり冷感敷きパッドを使う


扇風機やサーキュレーター、エアコンの風が苦手な方は、敷きパッドもおすすめです。

私が実際に購入して「あっ、冷たい!」と感じた敷きパッドがこちらの商品です。

敷きパッドはどのくらい冷たく感じるかを客観的に判断出来るように、「Q-MAX」を採用しています。

0.2以上がひんやり感じる境界線で、通常のひんやり敷きパッドは0.3~0.5程度ですが、こちらはQ-MAX0.5と強力な冷たさです。

5.下段に寝る

下に布団を敷いて寝る

部屋にエアコンが無ければ、寝る場所をいっそのこと変えるのも良いかもしれません。

下段にロフトベッドのマットレスを敷いて夏の間だけ下で寝るのもありです。

但しマットレスをフローリングに直置きすると裏面にカビが生えるので、簡易的なすのこベッドで良いので敷きましょう。

>>ロフトベッドの下で寝るのはあり?意外に多い「上に収納」「下で寝る」人達

6.カーテンを断熱素材にする


夏場は窓からの紫外線が強いので、カーテンを断熱素材に変えるだけでもエアコンの効きが良くなり涼しく感じます。

日差しを遮るだけでなく外からの視線・熱線・太陽光も遮るため、プライバシーが気になる方や節電対策にも最適!

暑い夏は涼しく、寒い冬は暖かいので、快適に睡眠を取れますよ。

ロフトベッドの暑さ対策まとめ

夏は暑い空気が上に溜まり、天井からの熱気も加わるのでロフトベッドはかなり暑くなります。

暑さ対策は扇風機やサーキュレーターにクーラーを併用する事で、ロフトベッドの寝苦しさを解消できます。

断熱素材のカーテンは、外からの熱気や紫外線をシャットアウト出来ます。

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