- 折りたたみベッドの寝心地は悪い?
- 高反発の折りたたみベッドが欲しい!
- 折りたためるすのこベッドはある?
寝る時はベッドとして、使わない時は折りたたんで片づけられる「折りたたみベッド」は便利ですが、すのこ仕様や、高反発マットレス、アウトドア用など種類は様々です。
また一般的にマットレスが薄いので、寝心地が心配ですよね?
私はベッドショップオーナーで睡眠・寝具指導士、寝具ソムリエの資格を持っていますが、折りたたみベッドは用途によって選び方とおすすめ商品が変わってきます。
そこでこの記事では、折りたたみベッドの選び方とおすすめメーカーをご紹介します。
折りたたみベッドの選び方とおすすめメーカー
折りたたみベッドを選ぶ時の基準は、
- 高反発マットレス
- 低反発マットレス
- すのこになっている
- おしゃれ
- 寝心地が良い
- 安い
なので、それぞれの特徴とおすすめ商品をご紹介します。
1.高反発マットレスの折りたたみベッド
高反発マットレスは、反発力が高く押してもすぐに復元します。
反発力はN(ニュートン)で表されるのですが、100N未満が低反発で、100N以上が高反発に分類されます。
メリットとしては
- 寝返りがうちやすい
- 耐圧分散に優れている
- 体が沈み込みすぎない
があげられます。
寝返りがうちやすい
寝返りは体の負担軽減や体温調整等の役割があるため、適度な寝返りは必要ですが、低反発マットレスは反発力が弱いので体を強く動かさないと寝返りをうてません。
(快眠のためのテクニック参照)
しかし高反発マットレスは少しの力で寝返りをうてるので、血液やリンパの流れが良くなり疲労回復もスムーズに行えます。
耐圧分散に優れている
また三次元にからまった高反発素材の繊維があらゆる角度から体全体を支える為、耐圧を均一に分散してくれます。
体が沈み込みすぎない
それ以外にも反発力が強いので、体が沈み込みにくい特徴があります。
人間は腰とお尻が一番重たいので、反発力が小さいと「く」の字に体が曲がり寝姿勢が崩れてしまいますが、高反発マットレスではそう言った心配がありません。
低反発マットレスの方が入眠はしやすいですが、身体の事を考えると高反発マットレスの方が優れていると言えます。
折りたたみベッド シングル 収納 高反発 14段階リクライニング ブラック OTB-KR
23,800円
「高反発ウレタン」使用しているこちらの商品は、硬すぎず柔らかすぎず跳ね返す力が強い折りたたみベッドです。
マットレスの厚みが10cmと分厚いので底付き感がないですし、14段階のリクライニング機能搭載で好みの角度にする事が出来ます。
値段も安くて軽いので折りたたんだり移動させるのも楽なので、一人暮らしの方に人気が高い商品となっています。
2.低反発マットレスの折りたたみベッド
NASAがロケットの打ち上げの際に、宇宙飛行士の衝撃を和らげる為に開発した事で有名になったのが低反発マットレスです。
日本ではテンピュールが枕やマットレスを開発した事で、一時期流行しました。
押し込んでもゆっくりと復元するので、寝心地が柔らかく、包み込むような感触が好きな方におすすめです。
但し腰痛などの症状がある人は、低反発マットレスで寝ると悪化させる要因になるので止めましょう。
低反発折りたたみリクライニングベッドBeltaベルタ
38,210円~
Beltaベルタは低反発ウレタンマットを使用していて、ゆっくり沈み込むソフトな寝心地の折りたたみベッドです。
背部には、5段階リクライニングがあるので、お好みの角度で横になれます。
フレーム部分を持ち上げるとバネ付きなので、簡単に折りたたむ事が出来ます。
ストッパー付きで勝手に広がる心配もなく、キャスターも8個付いているので動きもスムーズです。
3.すのこ仕様の折りたたみベッド
マットレス付き折りたたみベッドも良いですが、「すのこ」になっている商品もおすすめです。
日本では梅雨や台風など湿気が高い季節が多いので、布団やマットレスが湿気やすくカビが生える原因になります。
カビが繁殖する原因は、
- 湿気
- 餌となる人間の皮脂やフケ
- 温度
- 酸素
がありますが、温度と酸素はコントロールするのが難しいので、湿度を下げる事と寝具を衛生的にする事が大切です。
布団やマットレスを敷く部分を「すのこ」にする事で、隙間から空気が入り寝具の湿気を追い出す事が出来ます。
特に湿度や温度が高くなる夏場や、汗っかきの人にとって「すのこ」は快適に眠るためにもおすすめです。
そんな「すのこ」の折りたたみベッドですが、
- ハイタイプ
- ロータイプ
の2種類があります。
ハイタイプはベッド下に空間があるのに対して、ロータイプは床すのこを直置きします。
キャスター付折りたたみベッド + 寝具セット〔 敷布団 掛け布団 枕 〕
キャスター付折りたたみベッド + 寝具セット〔 敷布団 掛け布団 枕 〕
35,454円
こちらはキャスター付き折りたたみベッドです。
新生活を始める方の中には、布団寝が好きな方も多いですが、こちらの商品なら掛け布団、敷布団、枕がセットになっているので、余分な出費も必要ありません。
折りたたみ式 すのこベッド
9,228円~
こちらはロータイプのすのこ折りたたみベッドです。
サイズはシングル・セミダブル・ダブルがあり、桐の天然木を使用しているので調湿性に優れています。
「M」字型に4つ折り出来て、部屋干しにも便利です。
耐荷重が180㎏と頑丈で、布団・マットレスのどちらでも使用可能です。
赤ちゃんと添い寝する際には、高さのあるベッドでは転落の危険性がありますが、フロアタイプの折りたたみベッドなら安全です。
4.おしゃれな折りたたみベッド
折りたたみベッドと言っても、見た目がおしゃれな方がやっぱり良いですよね?
可愛いデザインの折りたたみベッドが欲しい方は多いですが、実際には利便性やコンパクトさを重視している商品が主流です。
そんな中にあって、見た目もおしゃれで機能性も抜群の折りたたみベッドがあるのでご紹介します。
女性に優しいおしゃれで可愛いコンパクト折りたたみベッドMallowマロウ
おしゃれで可愛いコンパクト折りたたみベッドMallowマロウ
39,879円
Mallowマロウは、女性に優しいコンパクトサイズの折りたたみベッドです。
通常は長さ195cmですが、Mallowマロウは長さ180cmのショート丈です。
幅も85cmとセミシングルサイズなので、広げた時も邪魔になりません。
女性や子供でも使いやすいように、折りたたむときに必要な力を最小限に抑えているのも魅力です。
5.寝心地が良い折りたたみベッド
折りたたみベッドは通常のスプリングマットレスと比べると、寝心地が良くありません。
一般的なスプリングマットレスは何処に寝ても寝心地が良いですが、折りたたみベッドは折りたたむ部分がつなぎ目になるので、境目の寝心地が若干悪くなります。
また、折りたたみベッドは「簡易ベッド」なので、マットレスにそこまで力を入れていない商品が多い事も理由の一つです。
通常折りたたみベッドは、薄くても反発力が得られるウレタンマットレスを使用しますが、寝心地にこだわりたい方はスプリングマットレスを使用している商品も良いでしょう。
組立不要 マットが選べる電動ベッド
39,999円~
こちらは、ボンネルコイルマットレス付き電動折りたたみベッドです。
ボンネルコイルマットレスはコイルが連結しているので、硬めの寝心地が好きな方や体重が重たい方におすすめです。
重たい体重でもしっかりとサポートしてくれますし、電動なので女性やお年寄りでも簡単に折りたたむ事が出来ます。
6.安い折りたたみベッド
とにかく値段が安い折りたたみベッドが欲しい方もいらっしゃると思います。
あらゆる折りたたみベッドの中でも最安値級と言えるのは、ロータイプのすのこ折りたたみベッドになります。
桐仕様ロール式すのこベッド(フレームのみ)木製『Schlaf-シュラフ-』
桐仕様ロール式すのこベッド(フレームのみ)木製『Schlaf-シュラフ-』
8,084円~
『Schlaf-シュラフ-』は、ロール状になる折りたたみベッドです。
桐のすのこになっているので通気性は抜群ですし、使用しない時は丸めて収納出来ます。
床に触れる部分には全てクッション材が貼り付けてあるので、フローリングを傷つける心配もありません。
折りたたみベッドおすすめまとめ
折りたたみベッドは、限られたスペースを有効活用できる便利なアイテムです。しかし、寝心地や耐久性など、気になる点も多いのではないでしょうか。折りたたみベッドを選ぶ際は、マットレスの種類、ベッドのタイプ、機能性などを考慮することが大切です。
マットレスの種類:
- 高反発マットレス:
- 寝返りが打ちやすく、体圧分散性に優れています。
- 体が沈み込みすぎず、正しい寝姿勢を保てます。
- 腰痛の方にもおすすめです。
- 低反発マットレス:
- 体を包み込むような柔らかい寝心地が特徴です。
- 体圧分散性に優れています。
- ただし、腰痛の方には不向きな場合があります。
ベッドのタイプ:
- すのこベッド:
- 通気性に優れ、湿気対策に効果的です。
- 布団でもマットレスでも使用できます。
- ハイタイプとロータイプがあります。
- マットレス付きベッド:
- すぐに使用できる手軽さが魅力です。
- マットレスの種類によって寝心地が異なります。
- 電動ベッド:
- リクライニング機能付きで、好みの角度に調整できます。
- 高齢者や体の不自由な方におすすめです。
その他:
- 折りたたみやすさ、収納時のサイズ
- ベッドの高さ、耐荷重
- デザイン性、機能性
- 価格帯