シーツ・ベッドパッド・除湿シート・敷きパッドの正しい敷き方&必要性

ベッドのアイテム ベッドの豆知識
  • ベッドパッドはマットレスの上に敷くの?
  • 敷きパッドの敷き方が分からない・・
  • 除湿シートは必要?

ベッドアイテムにはシーツ以外に、ベッドパッドや敷きパッド、除湿シートなどがありますが、敷く順番を間違えている人はたくさんいらっしゃいます。

私はベッドショップオーナーで、睡眠・寝具指導士、睡眠・寝具インストラクター、寝具ソムリエの資格を保有していますが、ベッドアイテムは正しく使用しないと効果が半減するので注意が必要です。

そこでこの記事では、シーツ・ベッドパッド・敷きパッド・除湿シートの役割と正しい敷き方についてご説明します。

ベッドアイテム一覧と使い方

ベッドアイテム

ベッドを購入した際に、ベッドフレームとマットレス以外に、必要となるベッドアイテムとしては、布団や毛布、枕以外にも、

  1. ベッドシーツ
  2. ベッドパッド
  3. 除湿シート
  4. 敷きパッド(夏用、冬用)

があります。

1.ベッドシーツ

ボックスシーツ

ベッドを初めて購入される方の中には、マットレスに直接寝る方もいらっしゃいます。

しかし、これではマットレスに直接肌が触れるので、寝汗や皮脂などでマットレスが汚れてしまいます。

皮脂汚れや寝汗はカビやダニの原因となり、健康被害に繋がります。

布団であれば丸洗い可能ですが、スプリングマットレスは洗濯出来ません。

そのため最低限マットレスの上にはシーツを敷いて、マットレスが汚れないようにしましょう。

ベッドシーツの種類


ベッドシーツには、

  • ボックスシーツ
  • フィットシーツ
  • ポケットシーツ
  • フラットシーツ

の4種類がありますが、おすすめは「ボックスシーツ」です。

他のベッドシーツはシーツを敷くときに手間がかかったり、寝ているとシーツがめくれてくる事もありますが、ボックスシーツはそう言った事がありません。

またシーツは肌に直接触れるため、吸湿性に優れている綿やシルクなどの天然素材がおすすめです。

ベッドシーツはベッドパッドの上

シーツの敷き方

ベッドシーツは、ベッドパッドの上に被せるように敷きます。

直接肌が触れるアイテムなので、夏場なら1週間に1回、冬場でも2週間に1回は洗濯するようにしましょう。

2.ベッドパッド

日本製・洗える・抗菌防臭防ダニベッドパッド

日本製・洗える・抗菌防臭防ダニベッドパッド

サイズ 価格
セミシングル~ワイドキング 8,363円~

ベッドを利用する上で、シーツの次に重要なのがベッドパッドです。

ベッドパッドはシーツに比べて厚みがあり、寝汗をしっかり吸い取ってくれて通気性に優れた吸汗速乾素材で作られています。

ベッドパッドの役割

ベッドパッドはクッション性も高めると共に、寝返りによる摩擦からマットレスを保護する役割があります。

ベッドパッドとシーツを併用することで寝汗がマットレスにしみ込むのを防ぎ、カビが生えにくく寿命を延ばす事も出来ます。

特に抗菌・防臭・防ダニ加工が施されているベッドパッドは、カビや雑菌、ダニの繁殖を抑えてくれるのでおすすめです。

ベッドパッドはマットレスの上

ベッドパッドの敷き方

ベッドパッドの敷き方は、マットレスの上にベッドパッドを乗せて、上下4ヶ所あるゴムバンドをマットレスに引っ掛けて固定させます。

ベッドパッドは直接肌に触れませんが、寝汗を吸い取る役割もあるので、1ヶ月に1回の頻度で洗濯しましょう。

3.除湿シート


梅雨から台風の季節は湿度も気温も高いので、寝汗をたくさんかきます。

人は寝ている間にコップ一杯分の汗をかきますが、その湿気はマットレスを通り越して床板まで達してます。

そのため床板と接しているマットレスの裏側は一番カビが生えやすいですが、カビ予防に効果を発揮してくれるのが「除湿シート」です。

除湿シートはマットレスと床板の間に敷く

除湿シートの敷き方

除湿シートはマットレスと床板の間に敷くことで、マットレス裏面に溜まってくる湿気を取り除いてカビを防止してくれます。

時々マットレスの上に敷く人がいますが、マットレスの湿気が一番溜まりやすい裏面に敷かないと本来の役割を果たせません。

除湿シートは、乾燥剤としてベルオアシスやシリカゲル、モイスファインなどを使用しています。

乾燥剤によって吸湿性が異なるので、吸水力が高い除湿シートを選ぶようにしましょう。

除湿シートは1ヶ月に1回天日干し

除湿シートは何カ月も放置しておくと吸水力がなくなってしまいます。

そのため、1ヶ月に1回を目安に天日干しをして下さい。

4.敷きパッド(夏用、冬用)

マットレスにはシーツを敷くのが基本ですが、シーツでは快適に睡眠を取れない事があります。

冬場はシーツが冷えた状態なので身体が温まりにくく、夏場は室内の温度や湿度が高くなるシーツがベトベトとまとわりつきます。

そんな真冬や真夏でも、快適に睡眠を取るために活用したいのが「敷きパッド」です。

冬用敷きパッド


冬用敷きパッドは、シーツの冷えを防いで保温効果が高い素材を使用しています。

夏用敷きパッド

除湿機能付き 冷感敷きパッド

除湿機能付き 冷感敷きパッド

5,151円

一方、夏用敷きパッドはひんやりとして、サラサラの肌触りが気持ち良い冷感効果のある素材が使われています。

敷きパッドは肌に触れるように敷く

敷きパッドの敷き方

敷きパッドは肌に直接触れる事で、素材の暖かみやひんやりした肌触りを感じるように出来ています。

そのため一番上に敷きますが、この時シーツは基本的に使用する必要はありません。

もしも併用するならシーツの上に敷きパッドを敷きましょう。

敷きパッドの洗濯頻度

敷きパッドは直接肌に触れるため、こまめに洗濯をして清潔な状態にすることをおすすめします。

夏場は1週間に1回、冬場は2週間に1回を目安に選択するようにしましょう。

まとめ

ベッドを購入したら、シーツ以外にもベッドパッド、除湿シート、敷きパッドなどのアイテムが必要になります。しかし、敷く順番を間違えると効果が半減してしまうことも。

ベッドアイテム一覧と使い方

  1. ベッドシーツ

    • 役割: マットレスを汚れから守る
    • 種類: ボックスシーツ、フィットシーツ、ポケットシーツ、フラットシーツ
    • おすすめ: ボックスシーツ
    • 素材: 綿やシルクなどの天然素材
    • 敷き方: ベッドパッドの上に被せる
    • 洗濯頻度: 夏場は週1回、冬場は2週間に1回
  2. ベッドパッド

    • 役割: 寝汗を吸収、通気性を高める、マットレスを保護
    • 素材: 吸汗速乾素材
    • 敷き方: マットレスの上に敷き、ゴムバンドで固定
    • 洗濯頻度: 1ヶ月に1回
  3. 除湿シート

    • 役割: マットレス裏面の湿気を取り除き、カビを防止
    • 敷き方: マットレスと床板の間に敷く
    • 天日干し: 1ヶ月に1回
  4. 敷きパッド

    • 役割: 季節に合わせて快適な睡眠をサポート
    • 種類: 夏用(冷感素材)、冬用(保温素材)
    • 敷き方: 肌に直接触れるように一番上に敷く(シーツは不要)
    • 洗濯頻度: 夏場は週1回、冬場は2週間に1回

まとめ

  • マットレス
  • 除湿シート
  • ベッドパッド
  • ベッドシーツ
  • 敷きパッド

上記のように、マットレス→除湿シート→ベッドパッド→ベッドシーツ→敷きパッドの順に重ねていくのが正しい使い方です。

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