- 梯子の上り下りが苦痛になってきた
- 夏場はロフト部分が暑い!
- 最近ロフトベッドの下で寝ているけど、上も活用したい
深く考えずにロフトベッドを購入してしまい、途中からロフト部分に寝るのが嫌になり下で寝るようになった方は意外に多いものです。
私は睡眠・寝具指導士、寝具ソムリエの資格を取得していますが、ロフトベッドは環境によって非常に寝づらくなるので注意が必要と考えています。
そこでこの記事では、ロフトベッドが寝苦しくなる原因から、下で寝て上を収納場所にする方法まで詳しくご説明します。
ロフトベッドの下で寝る主なきっかけ
ロフトベッドは寝床が上段で、そこにマットレスを敷いて寝ます。
しかし、上で寝るのが嫌ならば下で寝るのもアリだと思いますし、実際にその使い方をしている人は多いようです。
ロフトベッドの下で寝るきっかけとしては、
- 毎回梯子や階段を上り下りするのが面倒
- 夏場は蒸し風呂のように暑い
- 寝心地がイマイチ
- きしみ音がする
- 揺れる
- 彼女が出来た
と言う事があります。
1.毎回梯子や階段を上り下りするのが面倒
最初は秘密基地のようで楽しくても、次第に寝床に移動をするのが面倒に感じるかもしれません。
疲れている時はすぐにベッドで横になりたいですが、ロフトベッドは梯子や階段を上るという作業が必要になります。
ちょっとした移動ですが、毎日の事となると不満を覚えてしまうものです。
2.夏場は蒸し風呂のように暑い
冷たい空気は下に、暖かい空気は上に溜まる性質があるため、夏場はロフトベッドが蒸し風呂のように暑くなります。
エアコンをつけても冷えるのはフローリング付近で、寝床まで涼しくはなかなかなりません。
夏場の暑さをきっかけに、下で寝るようになるケースも頻繁にあります。
>>ロフトベッドは夏暑い!寝室の暑さ対策は空気の循環とクーラーがポイント!
3.寝心地がイマイチ
寝心地が満足できずに、下で寝る方もいます。
ロフトベッドは通常のスプリングマットレスと比べて薄手であったり、蒸れやすいウレタンマットレスが多いため、寝心地に不満を覚える方もいるでしょう。
特に体重が重たい方が薄型マットレスを使用すると、底付き感が出る事があります。
4.きしみ音がする
ロフトベッドの耐荷重は通常100㎏~120㎏程度と低いので、体重が重たい方は「ギシギシ」ときしみ音がするかもしれません。
寝返りのたびにきしみ音がすると入眠しにくいですし、寝床に入るのも嫌になってきます。
5.揺れる
パイプ製ロフトベッドで多いきっかけとして、「揺れ」があります。
木製やパイプが十分太いと大丈夫ですが、梯子の上り下りや寝返りをした時に揺れを感じる事があります。
きしみ音に加えてぐらぐら揺れると、安心して熟睡出来ませんよね。
6.彼女が出来た
意外な理由として、「彼女が出来た」と言うものがあります。
彼女とベッドインするようになると、ロフトベッドは
- 梯子の上り下りをすると雰囲気が壊れる
- 狭い
- きしみ音がする
- 揺れる
とデメリットだらけです。
せっかく良いムードになっても、ロフトベッドに上ってもらうのは申し訳ないですよね。
シングルサイズなので、2人で寝るには狭いですし、耐荷重を超えるため揺れやきしみ音も酷く、最悪破損の原因にもなります。
気持ちよくない寝床に向かう事はストレスでしかなく、やがて「下で寝たらいいんじゃない?」という考えも自然と湧き上がるのではないでしょうか?
ロフトベッドの下で寝るメリット
ではロフトベッドの下で寝ると、どんなメリットがあるかと言うと、
- 楽に床に就ける
- 移動が楽
- 布団やシーツの交換が楽
- 夏場は涼しい
が挙げられます。
1.楽に床に就ける
一番は、とにかく楽に床に就けることです。
仕事から疲れて帰ってきても、サッとベッドに横になれます。
通常のベッドユーザーは、それが当たり前なので感動が分かりにくいかもしれませんが、ロフトベッドユーザーからすると移動距離の短さがとても嬉しく感じます。
2.移動が楽
床に就いた時に「あれを忘れた!」となった際にも移動が楽です。
ロフトベッドでは忘れ物やチャイムが鳴るたびに一旦下りて、再度上がる必要があります。
最悪なのは、上で寝ている時にスマホなどを落とした時です。
壊れる可能性も高いうえに、わざわざ梯子を下りて取りにいかなければいけません。
地味にこの移動が大変に感じますが、下で寝ているとこう言った煩わしさから解放されます。
3.布団やシーツの交換が楽
布団やシーツを楽々交換できるのも、何気に感じるメリットです。
ロフトベッドでは梯子を上りながらシーツ交換するので、その作業が辛く感じる方もいます。
ところが下で寝る事で、シーツやカバー類の交換作業が楽になります。
4.夏場は涼しい
エアコンの恩恵を受けやすいメリットもあります。
夏場は冷たい空気が下に行き、逆に暑い空気が上に溜まるので温度差は10度以上になる事もあります。
ベッドの位置が高いとクーラーをガンガンに効かせないと涼しくなりませんが、下で寝ていると電気代の節約にもなりますし、なにより快眠出来ます。
夏場の快適さは上と下とでは全く異なるので、暑さが苦手な人は下で寝た方が断然快適なはずです。
ロフトベッドは上を収納としても使える
下で寝ることも出来るロフトベッドですが、そうすると「ロフトベッドの上はどう使用するのが良いか?」と考えますよね?
スペースが空いているので、何らかの用途で使わないともったいありません。
そこでおすすめなのが、上を収納場所として活用する事です。
特に一人暮らしでは、荷物の置き場所が少ないと感じている方がたくさんいらっしゃいます。
収納スペースがない事で、部屋が散らかるケースも多いと思います。
しかしそんな荷物も、ロフトベッドの上に片付ける事で解決できます。
ロフトベッドの上に収納できるもの
ロフトベッドの上は広さが十分あるので、例えばスキー板のような長くて大きい物も楽々片づけられます。
それ以外にも、布団や毛布と言った寝具やカーペットなどの長物。
更には、漫画やDVDなど多少重たい荷物でも問題ありません。
ロフトベッドの上に収納する時の注意点
注意点としては、耐荷重を超えるような重たい荷物を置かない事です。
例えば本がぎっしり入っている段ボール箱などは厳禁です。
コミックは1冊150g程度なので600冊以上置ける計算ですが、すのこだと隙間から落ちる可能性がありますし、一か所に集中すると底抜けの危険性もあるので、これらを考慮して収納しましょう。
荷物が沢山ある人にとっても便利ですし、最初からロフトベッドの上を収納スペース用で買うのも良いかもしれませんね。
ロフトベッドの下で寝る時の注意点
9,228円~
ロフトベッドの下で寝るメリットは多いですが、注意点が一つあります。
それは、「マットレスを敷きっぱなしにするのはNG」と言う事です。
多くのロフトベッドは床板をすのこにする事で、寝汗による湿気を溜めないようにしています。
そのため、ある程度マットレスが敷きっぱなしでも湿気てカビが生える事はありません。
ウレタンマットレスをフローリングに直置きして万年床にすると、湿気がマットレスの裏側に溜まりあっという間にカビの温床となります。
特にロフトベッド用のマットレスは折りたたみ出来ないタイプが殆どで、片づけるのが余計面倒に感じるかもしれません。
しかし、寝ていない時はマットレスを立てかけて新鮮な空気を通すか、簡易的な折りたたみすのこベッドを敷きましょう。
>>マットレスを直置きした時のカビ対策&インテリア実例集【寝具指導士推奨】
下で寝るのにおすすめのロフトベッド
実際に下で寝るのに適している、おすすめロフトベッドを3つご紹介します。
ポイントは、
- 高さ調整・選択が出来る
- 安いパイプ製
- デスクなどが付いていない
の3つです。
下で寝るにはロフトベッド自体にある程度の高さが必要ですが、高さ調整出来た方が上段に収納する荷物を取りやすくなります。
また、木製の方が頑丈できしみ音も少ないですが、収納として使う分には安いパイプ製の方がメリットが多いと言えます。
もちろんデスクなどが付いていると下で寝るのに邪魔なので、余分な機能がないロフトベッドを選んでみました。
ロフトベッド スチール 頑丈
高さ | 静止耐荷重 | 価格 |
ハイ・ミドル・ローで選択可 | 120kg | 32,636円~ |
こちらは、高さを選べる頑丈パイプ製ロフトベッドです。
ハイ・ミドル・ローの3種類の高さから選べますが、ベッド下を寝床にするならミドルタイプが圧迫感がなく上を収納として使いやすいのでおすすめです。
静止耐荷重も120kgと頑丈なので、上段を収納スペースにした際に安心です。
階段付きロフトベッド 北欧インテリア 6色
高さ | 静止耐荷重 | 価格 |
ハイ・ミドルで調整可 | 120kg | 49,998円~ |
こちらは北欧インテリアが魅力のロフトベッドです。
ハイとミドルで調整が可能なので、冬はハイにして上段で寝て、夏場はミドルにして下段で寝るのがおすすめです。
階段が付いているので、上段へ荷物を運ぶ時に楽です。
また下段にはパイプハンガーもあるので、ベッド下を使いやすくなっています。
システムロフトベッド シングル
高さ | 静止耐荷重 | 価格 |
ハイ | 100kg | 60,686円~ |
こちらは形状が箱型になっているロフトベッドです。
作りがしっかりしている事と、下段が囲まれてシェルフも使えるので、ベッド下を秘密基地として使うのに最適です。
強度と耐久性は、第三者機関のボーケンによる安全性試験に合格していますよ。
まとめ
ロフトベッドは、お部屋を有効活用できる便利な家具ですが、 使い始めると、上り下りが面倒になったり、夏は暑くて寝苦しいなど、不満を感じる方もいるようです。
この記事では、ロフトベッドで寝るのが嫌になった原因と、 そんな時に試せる活用方法や、おすすめのロフトベッドをご紹介します。
ロフトベッドの下で寝る主なきっかけ
- 上り下りが面倒
- 夏は暑い
- 寝心地がイマイチ
- きしみ音が気になる
- 揺れる
- 彼女ができた
ロフトベッドの下で寝るメリット
- 楽に床に就ける
- 移動が楽
- 布団やシーツの交換が楽
- 夏は涼しい
ロフトベッドの上を収納として活用
ロフトベッドの上は、広い収納スペースとして活用できます。
- 収納できるもの: スキー板、布団、毛布、カーペット、漫画、DVDなど
- 注意点: 耐荷重を超える重たい荷物は置かない
ロフトベッドの下で寝る時の注意点
- マットレスを敷きっぱなしにしない: カビの原因になるため、使用しない時は立てかけるか、簡易的なすのこベッドを敷く
下で寝るのにおすすめのロフトベッド
- 高さ調整可能: 上段に収納する荷物を取り出しやすい
- 安いパイプ製: 収納として使うには十分
- デスクなどがない: 下で寝るのに邪魔にならない
おすすめロフトベッド
- スチール製ロフトベッド: 頑丈で高さ調整可能
- 階段付きロフトベッド: 上り下りが楽で、荷物運びも便利
- システムロフトベッド: 箱型で安定しており、シェルフ付きで収納力も高い
ロフトベッドは、使い方次第で快適な生活空間を作ることができます。