階段付きロフトベッドの選び方|梯子との違いと注意点

階段と手すりを備えたロフトベッドの設置イメージ
  • ロフトベッドは階段と梯子、どちらが使いやすい?
  • 階段付きにすると、どれくらい場所が必要?
  • 昇り降りや寝具選びで気をつけることは?

足を置く面の広さと昇り降りのしやすさを重視するなら階段付き、部屋をなるべく広く使いたいなら梯子付きが候補になります。階段付きは、寝床の横に階段と出入りのスペースを確保できる人に向いています。

購入前に見ておきたいのは、足元だけでなく、つかまる場所と寝床への乗り移り方です。上るときは問題がなくても、降りるときに足を置く位置が見えにくい製品や、出入り口で身体を大きくひねる配置では、毎日の使いにくさにつながります。

この記事では、階段と梯子の違いから、階段の選び方、購入前に測る場所、寝具と夜間の照明まで解説します。

ロフトベッドは階段と梯子のどちらがよい?

比較する点 階段付き 梯子付き
足の置き方 足を置く板が広い製品なら、足をしっかり載せやすい 足を掛ける段の広さと、梯子の傾きによって使いやすさが変わる
設置スペース 階段も含めた置き場所と、一番下の段の手前に立つ場所が必要 垂直な梯子は省スペース。斜めの梯子は、足元に張り出す分の場所が必要
つかまる場所 手すりの位置と、上までつかまって移動できるかを見る 梯子の左右の枠や持ち手を握りやすいかを見る
収納 階段下に棚や収納を備えた製品もある 梯子の前や下に物を置かず、上り下りする場所を空ける
組み立て・移動 階段の部品もあるため、重さや組み立て場所を確認する 本体の高さや重量に応じた人数と作業場所が必要

選び分けの目安

  • 階段付きが向く:足をしっかり置いて昇り降りしたい、階段と通路の両方を確保できる
  • 梯子付きが向く:置き場所を小さくしたい、両手でつかまりながら一段ずつ上り下りできる
  • 低い寝床も検討したい:夜間に何度も降りる、足元がふらつく、上り下りそのものがつらい、または不安がある

階段のある製品でも転落の危険は残ります。日中の使いやすさだけでなく、眠いときや体調が悪い日の使い方まで考えると、生活に合う高さと形を選びやすくなります。

階段付きロフトベッドで見るべき4つのポイント

階段付きロフトベッドの踏み面・段差・手すり・寝床への乗り移りの確認位置

1.足を置く板の広さと、一段ごとの高さ

階段の足を置く板を「踏み面」といいます。写真では立派な階段に見えても、足を置ける部分が小さいことがあります。板の横幅と奥行きに加え、一段ごとの高さを見て選びましょう。

店頭などで試せる場合は、説明を受けてから上り下りし、降りるときに次の段へ足を置けるか、膝を大きく持ち上げずに上れるか、足元を見やすいかを確かめます。靴下で使うなら、足を置く板に滑り止め加工があるかも確認します。

2.手すりの位置と握りやすさ

つかまりたい高さに手すりがあるか、握ったまま一段ずつ移動できるかを見ます。一番下の段から寝床へ入るまで、途中でつかまる場所がなくならないかも確かめてください。

手すりが太すぎる、家具や壁で握る場所が隠れるといった状態は避けます。手すりに物を掛けると握る場所が減るため、バッグや衣類の収納場所とは分けましょう。

3.階段から寝床へ入りやすいか

階段を上りきったところで、大きくまたいだり、身体をひねったりせずに寝床へ入れるかを見ます。手を掛ける場所があり、頭の近くに天井の出っ張りがない配置を選びましょう。

マットレスを敷くと、その厚さの分だけ寝る位置が高くなります。マットレスを載せた状態で、階段から寝床に入るところまでイメージすると、使いにくさに気づきやすくなります。

4.階段や手すりをしっかり固定できるか

階段や梯子を本体につなぐ部分、手すりを留めるネジなどを確認します。購入後も説明書に沿って点検し、ネジの緩みや部品の曲がりが見つかったら、使うのを止めて対処してください。

丈夫さは、木製・スチール製という素材だけでなく、柱や補強用の部品、つなぎ目の作りでも変わります。使える重さの上限を示す「耐荷重」も確認しましょう。階段部分に別の上限がある製品では、そちらも守ります。

購入前に測るのは「置き場所・通り道・天井までの高さ」

階段も含めて置けるか、降りた先を歩けるか

商品の寸法図を見て、階段がどちら側に付くかを確かめます。階段や枕元の棚、手すりを含めたベッド全体の大きさを、床にテープなどで印してみましょう。斜めの梯子なら、足元に張り出す部分も含めます。

次に、一番下の段の前に立つ、方向を変える、部屋の出入口へ歩くという動きを実際の床で試します。ドアや収納扉も開け、階段の前に重ならないかを確認しましょう。本体が収まることに加えて、降りた先から通路へ無理なく出られることが設置の条件です。

階段の左右を変更できる製品では、窓や出入口に近づきすぎず、家具の開閉を妨げない側を選びます。部屋全体の配置を検討する場合は、狭い部屋にロフトベッドを置く際の配置と確認点も参考になります。

寝床に座って頭をぶつけないか

商品に書かれた「ベッドの高さ」は、手すりの上端までを指すことがあります。頭上にどれだけ余裕が残るかを知るには、寝具を載せる板の高さと、寝具の厚さを使って計算します。

寝具の上から天井までの高さ=部屋の天井高-寝具を載せる板の高さ-寝具の厚さ

例えば、天井まで240cm、寝具を載せる板まで140cm、寝具の厚さが合計8cmなら、残る高さは92cmです。この92cmは計算例です。必要な高さは、使う人が座ったり起き上がったりするときの姿勢で変わります。

階段を含む外寸と出入りの空間、寝面から天井までの高さを測る図

普段の寝具に座り、寝具の表面から頭のてっぺんまでを測って比べてみましょう。ぴったり収まるだけでなく、起き上がるときにも頭をぶつけない余裕が必要です。天井に梁(出っ張り)や照明がある場所では、その一番低いところまでを測ります。子ども用なら、成長に合わせて寝床を低くできる製品も便利です。

箱が部屋まで入るか、組み立てる場所があるか

組み立て後の大きさだけでなく、届く箱のサイズも見ておきましょう。大きな箱が玄関や廊下の曲がり角を通るかを確かめ、部屋には部品を並べて作業する場所を空けます。

作業人数や組み立て順序は説明書に従いましょう。別室で完成させてから運ぶ方法では、出入口を通らないことがあります。部屋での作業が難しければ、購入前に組立設置サービスの対応を確かめておくと計画を立てやすくなります。

マットレスは厚さ・寝心地・手入れのしやすさで選ぶ

敷寝具が厚くなると寝具上面からサイドガード上端までの高さが小さくなる比較図

厚すぎる寝具は、転落防止の柵を低くしてしまう

ベッドの横にある転落防止の柵を「サイドガード」といいます。厚いマットレスを敷くほど、身体が柵の上端に近づき、柵で囲まれる高さが小さくなります。ベッドで指定された寝具の厚さを守り、敷布団などを重ねる場合は合計の厚さで確認してください。本体に寝具の高さの上限を示す線がある場合は、その線も守ります。

マットレスの幅・長さも指定寸法に合わせます。サイドガードと寝具の間に生じる隙間を自己流の詰め物で埋めたり、ガードをかさ上げしたりせず、指定に合う大きさ・厚さの寝具を選びましょう。

薄くても、寝たときに背中や腰が痛くないものを

ベッドで使える厚さの中から、横向きで肩や腰が強く押されないもの、仰向けで下の板の硬さを感じにくいものを選びます。寝返りの打ちやすさも大切です。寝具を載せる部分がすのこや金属メッシュなら、その上で使えるマットレスかも確認しましょう。

重さの上限は、体重だけを指す表示か、マットレスなども含む表示かを確かめます。寝具を含む場合は、体重に寝具の重さを足して考えてください。「試験で耐えた重さ」と「普段使える重さ」は別なので、使用時の上限を見ます。

シーツ交換と乾燥を続けられる重さにする

高い寝床では、寝具を持ち上げたり向きを変えたりする作業にも負担がかかります。折りたためるか、カバーを外しやすいか、裏面に風を通せるかまで比較してください。大きな寝具を抱え、両手がふさがったまま上り下りするのは避けます。

寝具の候補には、薄型・軽量のジュニアマットレス EVA エヴァがあります。選ぶタイプのサイズ・厚さ・重量と、ベッドで使える寝具の条件を比べて選んでください。

夜中の上り下りと、子どもが使うときの注意点

眠るときの暗さと、降りるときの見やすさを両立する

眠るときは目に入る光を抑えつつ、夜中に降りるときには階段が見えるようにしておきましょう。寝床から点けられるライトや足元灯が役立ちます。顔を直接照らさず、段の端や降りた先の床が見える位置に置くのがポイントです。

コードは手足に引っ掛からないようにまとめ、階段には本・衣類・スマートフォンを置かないようにします。起きた直後はすぐに降りず、身体を起こして足元を確認してから動きましょう。

子どもは対象年齢と、一人で降りられるかを確認する

子どもには、製品に表示された対象年齢や使用条件を守ったうえで、説明書に書かれた上り下りの方法を教えます。自分で上れることに加え、一段ずつ落ち着いて降りられること、手すりを使うこと、寝床で飛び跳ねないことを確かめてください。

対象年齢に達していても、手足が届かない、降りるのを怖がる、遊びながら使う場合は、低い寝床を選びましょう。下のきょうだいが勝手に上らないようにする配慮も必要です。

SGマークは、製品の安全基準への適合を確認する目印の一つです。マークの有無に加え、使える年齢や寝具、ネジなどの点検方法を説明書で確かめておきましょう。

階段付きロフトベッドを比較するときの商品例

階段付きロフトベッド 北欧インテリア 6色は、階段を左右に設置でき、寝床の高さをハイ・ミドルに調整できるタイプです。階段を含めた全体の大きさや高さの違いを比較する際の参考になります。

この商品は現在、売り切れ表示です。販売状況は商品ページで確認し、ほかの形や高さも含めて探す場合は、ロフトベッド一覧から比較してください。

階段付きロフトベッドのよくある質問

今ある梯子を階段に交換できますか?

メーカーがそのベッド用として認めた階段がある場合に限ります。高さが合う収納棚でも、人が上り下りする重さに耐えられるか、ベッドに固定できるかは別です。自己流で取り付けず、型番を伝えて販売元に確認します。

階段下には何を収納できますか?

収納用の棚や引き出しがある製品なら、決められた重さの範囲で物を入れられます。階段下に隙間があっても、棚として使えるとは限りません。物が足を置く板にはみ出したり、引き出しが通路をふさいだりしない使い方にします。

階段の位置は購入後も左右を入れ替えられますか?

左右変更に対応した製品でも、分解や組み直しが必要な場合があります。階段だけを動かせるとは限りません。模様替えを想定するなら、変更手順、必要な作業場所、枕元の棚や寝床の出入り口との位置関係を購入前に確かめておきましょう。

階段を降りるときは、前向きと後ろ向きのどちらですか?

製品の取扱説明書で指定された向きと方法に従ってください。ロフトベッドの階段には急な傾斜のものもあり、住宅の階段と同じ感覚で前向きに降りられるとは限りません。方法が不明な場合は使用前に販売元へ確認します。

階段部分だけがぐらつくときはどうすればよいですか?

いったん使用を止め、説明書に沿ってネジやつなぎ目、床に接する部分を点検してください。指定どおりに締め直しても改善しない場合や、部品の割れや曲がりがある場合は販売元に相談します。布や板を自己流で挟んで、ぐらつきを抑えたまま使うのは避けましょう。

まとめ|階段の形と毎日の動作を合わせて選ぶ

階段付きロフトベッドは、足を置く面を確保しやすいことが利点です。足を置く板の広さ、手すりの握りやすさ、寝床への入りやすさを確かめましょう。階段も含めて置けることと、降りた先を歩けることが大切です。

指定に合う寝具と夜間の照明を整え、上り下りが負担になる場合は寝床を低くする選択も含めると、日々の暮らしに合うベッドを選びやすくなります。

著者情報
だんな

ベッド通販セラピスのオーナー
睡眠環境・寝具指導士、寝具インストラクターの有資格者
質の高い睡眠と、インテリア性を兼ね備えたベッドの情報を発信中。
5年前に自身も頸椎を痛めてから、本気で寝心地の良い枕やマットレス選びを考える。
兵庫県生まれ、大阪育ちの根っからの関西人。
>>だんなのプロフィールはこちら!

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