掛け布団・敷布団・ベッドサイズ一覧｜日本寝具寝装品協会の規格参照

掛け布団や敷布団を購入する際、サイズを知らずに選ぶ方はたくさんいらっしゃいます。

しかし、適当に選ぶとシーツとの長さが異なる事もあるので注意が必要です。

私はベッドショップオーナーで、睡眠・寝具指導士、睡眠・寝具インストラクター、寝具ソムリエの資格を保有していますが、布団は通常サイズとロングサイズの両方が流通しているのでスペックを確認するのが大切だと考えています。

また2人が寝る時の布団を1枚にするか2枚にするかは、睡眠に大きく影響を与えます。

そこでこの記事では、ベッドや布団のサイズ規格に加えて、ダブルベッドで布団2枚使用した時の寝心地についてご説明します。

一般的なベッドサイズと人数

掛け布団とベッドの組み合わせについて検討する前に、ベッドサイズと人数の基本事項を抑えておきます。

セミシングルは肩幅が狭い子供や女性に向いています。

シングルベッドは最もポピュラーな一人用ベッドで、年齢や性別は問いません。

セミダブルは広めの一人用ベッドなので、ゆったり寝たい方におすすめのサイズです。

ダブルは140cm幅とセミダブルより一回り大きくなるので、カップルや夫婦など大人2人で寝る事が出来ますが、少し狭く感じるかもしれません。

これより大きくなるとクイーンやキングになりますが、クイーンベッドでは、大人2人が余裕をもって寝る事が出来て、キングベッドでは親子3人でも大丈夫です。

掛け布団・敷布団・肌掛け布団のサイズ

これに対応する掛け布団のサイズは、

となっています。（日本寝具寝装品協会の規格）

これは各々のサイズに対応しているので当然の結果ともいえますが、体格には個人差があるのでワンサイズアップさせたほうがベターなこともあります。

あまり知られていませんが、セミシングルやセミダブル用の掛布団もちゃんと販売しています。

ちなみにクイーンベッドやキングベッド用の掛け布団もありますが、通常は一人一人がシングルサイズの掛け布団を使用する事が多くなっています。

身長が高い人はロングサイズの掛け布団を

 身長が高い男性は就寝姿勢をとると足先が掛け布団からはみ出してしまい、特に冬場は寒さに悩まされる事になります。

そのため高身長の方は、10cm長いロングサイズの掛け布団を使用しましょう。

身長が低い人はショートサイズの掛け布団を

同様に身長が低い人の場合には、長い掛け布団が邪魔になる事があります。

日本寝具寝装品協会の規格にはありませんが、丈が短いサイズの布団もあります。

特に子供が二段ベッドやロフトベッドで使用する際には、丈の短いショートサイズの掛け布団を用意するようにしてあげましょう。

大きいベッド→小さいベッドの場合、掛け布団はどうする？

ベッドサイズをダブルやセミダブルからシングルベッドに変更した場合、掛け布団はそのまま使い続けて大丈夫でしょうか？

この場合、シングルベッドよりも掛け布団の方が大きくなります。

こう言ったケースでは、就寝するときの不快感を確かめるのが大切です。

大きすぎると布団が重く感じるだけでなく、身体に絡まって、寝返りをスムーズに打てなくなる可能性があります。

寝返りのチェック

寝返りを打つと、

と言った事があるなら、ベッドの大きさに適合した掛け布団を購入する方が良いでしょう。

大人の男性がセミダブル用の掛け布団を使用するくらいは問題にならないですが、女性や子供だと寝心地が悪くなり良質な睡眠時間を確保することが難しくなります。

寝起きに疲れを感じるようであれば買い替えてくださいね。

小さいベッド→大きいベッドの場合、掛け布団はどうする？

逆に、セミシングルやシングルなど小さいサイズから、セミダブルベッドやダブルベッドに買い換えた場合はどうでしょうか？

セミダブルベッドに一人で寝る場合にはシングルの掛け布団で十分身体をカバーすることが出来るので全く問題ありません。

ダブルベッドで掛け布団は1枚？それとも2枚？

それではダブルベッドに2人で寝る場合、掛け布団や肌掛け布団はどうすれば良いでしょうか？

本来はダブル用の掛布団を1枚で寝るように出来ています。

しかしシングルサイズの掛布団を2枚購入して、それぞれの布団で眠りたいカップルもたくさんいらっしゃいます。

この時問題になるのは、ダブルベッドと言う限られたスペースでは、シングルサイズの掛け布団2枚を置くとかなり狭くなることです。

子供が小さくて、親子で寝る場合は問題ありませんが、カップルや夫婦で寝る場合には、大人2人＋掛布団2枚がダブルベッドの上に乗る事なるので、どうしても窮屈に感じてしまいます。

掛け布団2枚で寝たい場合はクイーンベッドがおすすめ

大人2人が掛け布団2枚でそれぞれ寝たい方は、ダブルベッドではなくクイーンベッドを選んだ方が良いでしょう。

「クイーンベッドは大きすぎる！」と思うかもしれませんが、実際のサイズを確認するとわかる通り、セミシングルベッドが2台分しかありませんので、決して大きすぎる事はありません。

私も妻と結婚した時に購入したのはクイーンベッドですが、夫婦2人がそれぞれ快適な睡眠をとれるのでおすすめのサイズですよ。

＞＞クイーンサイズベッドはこちら！

掛け布団のベッドサイズまとめ

掛け布団はベッドサイズに合った規格を選ぶようにしますが、クイーンとキングはそれぞれシングルサイズの掛け布団を使用した方が快適に睡眠を取る事が出来ます。

ダブルベッドにそれぞれシングルサイズの掛け布団をかけて狭く感じる場合は、クイーンベッドにした方が良いでしょう。