- 一流ホテルは何処のベッドメーカーを使っている?
- ディズニーランドのホテルは何処のメーカーのベッド?
- 宿泊する際の「ダブル」と「ツイン」の違いは?
一流ホテルに宿泊すると、シーツはパリッと綺麗にアイロンがけされていて、マットレスはふかふかで気持ち良く睡眠を取る事が出来ます。
そのため、何処のメーカーのベッドやマットレスを使用しているか気になる方はたくさんいらっしゃいます。
私はベッドショップオーナーで、睡眠・寝具指導士、睡眠・寝具インストラクター、寝具ソムリエの資格を持っていますが、海外であれば、シモンズやシーリー、サータが有名ですし、日本ではそれに加えて日本ベッドやフランスベッドが多く取り入れられています。
そこでこの記事では、有名ブランドのマットレスやベッドフレームに加えて、宿泊する際の「シングル」「ダブル」「ツイン」の違いについてご紹介します。
個人でも購入可能なので、ホテル仕様のマットレスやベッドにすればラグジュアリーな寝心地を得る事が出来ますよ。
一流ホテルが使用しているベッドメーカー
最近は一流ホテルだけでなく、カプセルホテルでもマットレスだけは高級なものを使用しているところもあります。
私が東京で宿泊したカプセルホテルも「シモンズ」のマットレスを使用していましたが、高いだけで質の悪いマットレスを使用している2流ホテルに泊まるよりも余程寝心地は快適でした。
私に限らず多くの日本人にとって、睡眠は大きな課題になっている気がします。
そんなホテルで使用されている人気のベッド(マットレス)としては、
- SIMMONS(シモンズ)
- Sealy(シーリー)
- Serta(サータ)
- 日本ベッド
- フランスベッド
の5種類があるので、それぞれをご紹介したいと思います。
1.SIMMONS(シモンズ)
シモンズ(Simmons Bedding Company)は1870年アメリカで誕生したベッドメーカーです。
シモンズは、最先端の睡眠科学をベッドやマットレスの研究開発に取り入れてきました。
ノンレム睡眠とレム睡眠はどのようなメカニズムになっているのか、ベッドの素材や機能がどのように睡眠の質を左右するかなどを科学的に解き明かしながらよりすぐれたベッド作りを進めています。
シモンズは、ポケットコイルマットレスを商業化したベッドメーカーとして名をはせています。
ユーザーの口コミを常に商品にフィードバックしている姿勢が、一流ベッドメーカーとしての地位を確立して、「世界のベッド」と称されています。
シモンズのおすすめマットレス
シモンズのベッドの中でも特におすすめなのが、こちらのビューティーレストです。
程よい硬さとクッション性を兼ね備えた、シモンズのベストセラーマットレスです。
中空構造の特殊ポリエステル綿を採用していて、やさしい感触が魅力です。
耐久性・弾力性・通気性にも優れていて、長く愛用出来る逸品です。
2.Sealy(シーリー)
シーリーは米国テキサス州シーリータウンで創業以来、約130年の歴史がある老舗ベッドメーカーです。
シーリーは、業界に先駆けて整形外科医の協力をあおぎながら、心地よい眠りをつねに科学的な視点から見つめてきました。
手で触ってみて寝心地が良さそうだという曖昧な感覚ではなく、実際に体を横たえたときの本物の快適さを追求して誕生したのが「ポスチャーテックコイル(米国特許取得)」です。
ポスチャーテックコイルはどんな体型や体重の方にも、つねに理想の寝姿勢をサポートしてくれる特徴を持っています。
さらにその技術をベースに、「タイタニウムコイル」や「センターサポート」なども新開発しながら、現在も研究を続けています。
ディズニーランドなどでも採用されている一流メーカーです。
シーリーのおすすめマットレス
シーリーのおすすめマットレスと言えばこちらの「チタンコレクション クラリス2ファーム」です。
耐久性を高めながらソフト感もアップさせた「タイタニウムコイル」、交互配列により、コイルにかかる荷重を適合化、24時間以内に99%以上を抗菌などの機能を備えていて、世界中のホテルで愛されているマットレスです。
3.Serta(サータ)
サータ社の歴史は1931年、より快適な眠りと、健康の追求というコンセプトとともに始まりました。
サータ社がこだわり続けるポケットコイルマットレスは、一般家庭はもちろん、一流ホテルをはじめ数多くのホテルに採用され、全米売上No.1の実績を誇っています。
サータのおすすめマットレス
418,000円
こちらはサータの「グランドプレミアムマットレス」です。
アメリカの一流ホテルで特に好まれて使用されているマットレスを、日本人用に設計しなおしています。
コイルもJIS規格で最高グレードの綿材となっていて、日本人の体格に適しているので小柄な女性でも安心です。
通気性が良く、抗菌仕様なので湿気がちな季節も快適に睡眠が取れます。
4.日本ベッド
日本ベッドは1926年の創業以来の思いとして、「暮らしに寄り添いながらよい眠りのためにできるすべてを追求すること」をポリシーとしています。
日本ベッドの創設者は宇佐見竹治と言うホテルマンで、明治末期、商社マンとして渡英した事をきっかけに日本にベッド文化を根付かせるため会社を設立しました。
日本ベッドのおすすめマットレス
日本ベッドのマットレスの中でも、高品質なタイプが「シルキーポケットコイルマットレス」です。
「シルキーパフ」「シルキーポケット」「シルキーフォン」「ピロートップシルキーポケット」の4種類から好みの寝心地を選ぶ事が出来ます。
シルキーポケットコイルマットレスは、従来の2倍に当たる1200個ものコイルを配列させる事で、細かく体にフィットするように出来ています。
5.フランスベッド
まだ戦後間もない1940年代の終わりに東京・三鷹市にフランスベッドの前身である「双葉製作所」が誕生しました。
1960年には折りたたみ式ソファベッドの製造を開始し、1961年に社名を「フランスベッド」に変更。
西洋風の生活にあこがれる当時の日本人にとって、憧れのベッドメーカーになりました。
フランスベッド社製おすすめマットレス
フランスベッド製マットレス【マルチラススーパースプリングマットレス】
サイズ | 価格 |
シングル~ダブル | 53,976円~ |
フランスベッド社製マットレスは耐圧分散性・通気性・耐久性に優れたベッドですが、中でもマルチラススーパースプリングマットレスは衛生面で高い評価を受けています。
抗菌・防臭・防ダニ加工が施されていて、低ホルムアルデヒド仕様なので赤ちゃんがいるご家庭でも安心してご使用する事が出来ます。
マットレスは「硬め」となっていますが、表面のソフト層が柔らかい素材で作られてあるので女性や子供でも快適な睡眠を取る事が可能です。
ベッドフレームおすすめブランド
マットレスはシモンズやシーリーと言ったメーカーがトップブランドですが、ベッドフレームはどうでしょうか?
ホテル仕様として人気が高いベッドフレームブランドには、
- Fidelioフィデリオ
- 【Confianza】コンフィアンサ
- Fenrirフェンリル
- Formare フォルマーレ
- REGALOリガーロ
の5つがあるので、ご紹介したいと思います。
高級ウォルナット材ツインベッドFidelioフィデリオ
ベッドの種類 | サイズ | 価格 |
ツインベッド | ツイン(S×2~SD×2) | 177,355円~ |
Fidelioフィデリオは、高級木材ウォールナットを採用しているツインベッドです。
銘木ウォールナットの突板は、深い褐色で寝室を落ち着いた雰囲気にしてくれます。
シングルとセミダブルを組み合わせる事で、3種類のツインベッドから選べるようになっています。
ベッド下には12㎝の隙間があるので、お掃除ロボットを使ってお部屋の掃除をする事が出来ます。
ヘッドボードはくり抜きタイプになっていて、照明が寝室のムードを一層引き立てる仕上がりとなっています。
ホテル風モダンデザインベッド【Confianza】コンフィアンサ
ホテル風モダンデザインベッド【Confianza】コンフィアンサ
ベッドの種類 | サイズ | 価格 |
モダンデザインベッド | シングル~ワイドK280 | 67,320円~ |
【Confianza】コンフィアンサは、ホテル仕様のモダンデザインベッドです。
最大幅280㎝と家族一緒に寝るのに最適で、2台連結しても隙間が出来にくい構造になっています。
ヘッドボードは曲線が美しいフラットパネルを採用していて、ベッド下には大容量の荷物を収納する事が出来ます。
付属品のベッドサイドテーブルと合わせる事で、高級ホテルの仕様をご家庭でも味わう事が出来ます。
高級ウォルナット材ワイドサイズ収納ベッドFenrirフェンリル
高級ウォルナット材ワイドサイズ収納ベッドFenrirフェンリル
ベッドの種類 | サイズ | 価格 |
チェストベッド | ダブル~キング | 100,668円~ |
Fenrirフェンリルは、銘木ウォールナットを使用している高級チェストベッドです。
くり抜き式のおしゃれなヘッドボードは、照明付きと薄型タイプから選べるようになっています。
2杯の引き出しはフルスライドレールが付いているので、奥までしっかり引き出す事が可能です。
ベッド下には長物収納エリアが備わっているので、カーペットなどの大型の荷物も置き場所に困りません。
モダンデザイン・高級レザー・デザイナーズベッド Formare フォルマーレ
ベッドの種類 | サイズ | 価格 |
レザーベッド | セミダブル、ダブル | 126,571円~ |
Formare-フォルマーレは、流線型フォルムがかっこいいベッドフレームです。
物理的に抵抗が少ない「流線型フォルム」は、欧米を中心に人気が高いデザインとなっています。
フレームはウッドスプリングを採用しているため、マットレスを置いた時の寝心地が最高で、耐久性にも優れています。
APUレザーを使用しているベッドフレームは、高級感溢れる仕上がりとなっています。
棚・コンセント・LED照明付き高級モダンローベッドREGALOリガーロ
棚・コンセント・LED照明付き高級モダンローベッドREGALOリガーロ
ベッドの種類 | サイズ | 価格 |
ローベッド | シングル~ワイドK240 | 118,705円~ |
REGALOリガーロは、ロータイプの高級モダンベッドです。
マットレスの幅は最大250㎝で、シングルサイズ~ワイドキングまで幅広くラインナップしています。
マットレスよりもフレーム幅が広いステージレイアウトを採用しているので、見た目に落ち着いた雰囲気で高級感があります。
ヘッドボードには棚とコンセント以外に、間接照明が付いているので夜間に目が覚めても安心です。
「シングル」「ダブル」「ツイン」の違い
サイズ | 長さ | 幅 | 台数 |
シングル | 195㎝ | 100㎝ | 1台 |
ダブル | 195㎝ | 140㎝ | 1台 |
ツイン | 195㎝ | 100㎝ | 2台 |
ホテルの部屋を予約をする時に、「シングル」「ダブル」「ツイン」などを選ぶことがあるかと思いますが、違いについてご存知でしょうか?
ベッドを購入する時には「シングル」や「ダブル」はあっても「ツイン」は少ないので、分からない方も多いと思います。
シングル
シングルと言うのは、一人用のベッドで幅が100㎝程度になっています。
一人で寝るのに最低限の広さはありますが、少し広めのベッドで寝たい方はセミダブルにするのもおすすめです。
ダブル
一方、ダブルは幅が140㎝程度で二人用で寝るためのベッドです。
1台のベッドなので、カップルやお子さんと一緒に寝るのに最適です。
ツイン
またツインは、シングルベッドもしくはセミダブルベッドが2台置いている部屋の事を指します。
ベッドが2台あるので、寝返りなどを気にする必要もないですし、友達と宿泊するのにおすすめです。
>>ダブルベッドとツインベッドの違い|ホテルの料金はツインの方が高い?
ホテルの布団の上にある帯
ホテルの部屋に入ると目につくのが、布団の上にある「帯」ではないでしょうか?
柄が付いていて綺麗だけれど、何のためにあって、どうすれば良いのか困ってしまいますよね?
この帯は、フットスローやベッドライナー、ベッドスロー、ベッドスカーフと言った呼ばれていて、靴を履いたままベッドに横たわった時にベッドが汚れないようにするためについています。
元々欧米から入ってきたベッド文化なので、靴を履いたまま室内を動き回る前提でベッドメイクもされています。
とは言え、日本では靴を履いたまま寝る人はほとんどいないので、どちらかと言うと飾りの役割が強くなっているようです。
この帯ですが、必要ない人は柄を表側にして折りたたんでおけば大丈夫ですよ。
ホテルベッドメーカーまとめ
一流ホテルで使用されているベッドメーカーには、シモンズやシーリー、フランスベッド、日本ベッドなどがあります。
ホテル仕様のおすすめベッドフレームブランドには、Fidelioフィデリオ、【Confianza】コンフィアンサ、Fenrirフェンリル、Formare フォルマーレ、REGALOリガーロがあります。
ベッドサイズはシングルが幅100cm程度の一人用、ダブルが幅140cm程度で二人用、ツインはシングルベッドが2台あります。
ホテルのベッドの上に置かれている帯は「フットスロー」などと呼ばれていて、靴を履いたまま横になるために敷かれています。