- 夫婦で二段ベッドを使うのは変?
- 大人が普通の二段ベッドを使っても壊れない?
- 部屋が狭いけど夫婦で広々寝たい!
狭い寝室では、夫婦二人用にシングルベッド2台を置くのは難しくなります。
そこで二段ベッドの上段・下段にそれぞれが寝る方法がありますが、デメリットや商品選びが分からない方はたくさんいらっしゃいます。
私はベッドショップオーナーで、睡眠・寝具指導士、睡眠・寝具インストラクター・寝具ソムリエの資格を持っていますが、夫婦が二段ベッドを使うのは大きなメリットがあると考えています。
そこでこの記事では、夫婦が二段ベッドで寝るメリット・デメリットや選び方、おすすめ商品をご紹介します。
夫婦で二段ベッドを使うメリット
夫婦で二段ベッドを使用するのに抵抗がある方も多いと思いますが、実は多くのメリットが隠されています。
主なメリットとしては、
- 夫婦で熟睡出来る
- 広い部屋ではキングサイズで広々
- 子供が出来ても添い寝ベッドとして活躍
- 子供が成長してからはシングルベッド2台として使える
と言った事があります。
1.夫婦で熟睡出来る
二段ベッド最大の魅力は、二人が寝るスペースを一人分で済ませられる事。
寝室が狭い夫婦の場合、多くのケースではダブルベッドに二人が寝ます。
しかしダブルベッドのサイズは横幅が140cmと、シングルベッドの1.4倍程度しかありません。
そのため寝心地が狭く、睡眠の質も低下します。
二段ベッドにすると、一人一人がシングルサイズの寝床を確保出来るので、夫婦がしっかり熟睡出来ます。
また「いびきがうるさい」「寝相が悪い」「起床・就寝時間が異なる」と言った場合も、上段と下段に分かれる事でパートナーの睡眠を邪魔しません。
広い部屋ではキングサイズで広々
また、転勤などで間取りの広い部屋に引っ越した場合は、シングルベッドを2台並べてキングサイズとして仲良く寝る事が出来ます。
昇進が多い人ほど転勤はつきものなので、その時その時の間取りに対応出来るのも二段ベッドの魅力です。
子供が出来ても添い寝ベッドとして活躍
キングサイズベッドにすれば、出産してからも親子3人川の字になって寝る事も出来ます。
この方法なら子供が1歳半から一緒に寝る事が出来ますよ。
>>二段ベッドはいつからいつまで使える?1歳半から大人まで大丈夫です!
子供が成長してからはシングルベッド2台として使える
子供達が成長したら、シングルベッド2台に分割しても良いでしょう。
子供が2人いれば、仲良く子供たちに分けられるので経済的に無駄がありません。
夫婦で二段ベッドを使うデメリット
メリットが多い二段ベッドですが、夫婦で使う際には、
- ベッドの長さに注意!
- マットレスの厚みに注意!
の2点のデメリットに注意する必要があります。
1.ベッドの長さに注意!
通常のベッドでも二段ベッドでも、マットレスの長さは195cmと同じです。
しかし二段ベッドでは、構造上フットボードが付いているため、高身長の方が寝ると足がつっかえる可能性があります。
目安として170cm以上の方がいるご夫婦は、二段ベッドで寝るのは避けた方が良いでしょう。
2.マットレスの厚みに注意!
夫婦で二段ベッドを使用する場合、一番困るのがマットレスの厚みです。
子供用マットレスは薄く作られているので、旦那さんが使うと底付き感が出てしまい、腰痛の原因になります。
また、厚みが15cmや20cmと言った分厚いスプリングマットレスだと寝心地は良いのですが、ベッドガードが相対的に低くなってしまい危険です。
そのため、マットレスは厚み10cm程度の商品を選びましょう。
付属のマットレスで10cm厚がない場合は、ウレタンマットレスもおすすめです。
目安となる厚みは、
体重 | マットレスの厚み |
20kg未満 | 3cm以上 |
20kg~40㎏ | 5cm以上 |
40kg~60㎏ | 8cm以上 |
60kg以上 | 10cm以上 |
となっているので、体重に合わせて選ぶようにしましょう。
夫婦におすすめのマットレス『エイプマンパッド』
マットレスの種類 | サイズ | 価格 |
高反発ウレタン | シングル~ダブル | 14,134円~ |
『エイプマンパッド』は、密度30Dで耐久性・価格のバランスが取れたウレタンマットレスです。
ホルムアルデヒドも検出されていないので、アレルギーのご夫婦でも安心。
夫婦で使える二段ベッドの選び方
このように夫婦で二段ベッドを使うのには、多くのメリットがあります。
しかし、全ての二段ベッドが大人も使えると言うわけではありません。
夫婦で使うためには、
- 分割タイプ
- 耐荷重が高い
- 耐震性を備えている
- シングルサイズ以上
の4点をクリアしている二段ベッドにする事が大切です。
分割タイプ
最近の二段ベッドのほとんどは「分割タイプ」ですが、中には一体型で分割できない商品もあります。
メリットを最大限引き出すためには、間取りに合わせて
- キングサイズベッド
- 二段ベッド
- シングルベッド2台
に切り替えられる二段ベッドにしましょう。
>>「分割可能な二段ベッド」の選び方4つのポイント&おすすめ分割ベッド5選!
耐荷重が高い
通常の二段ベッドは耐荷重が100kg程度です。
耐荷重の目安は「寝る人の体重×1.5倍」が目安なので、体重が70kgを超える男性は耐荷重150kg以上ある二段ベッドが必要です。
耐震性を備えている
日本は地震大国なので、いつどこで震災が発生するか分かりません。
地震の規模が大きいと、想像以上の荷重が床板やベッドフレームにかかります。
フレームの連結が不十分な二段ベッドで寝ると、地震が発生した時の衝撃で上下が分割する事も考えられます。
体格が大きい大人が床に打ち付けられると大怪我では済まないので、耐震機能を備えている二段ベッドにしましょう。
二段ベッドの耐震機能
二段ベッドは上段と下段を、「ダボ」と呼ばれる金属の棒を挿し込むことで連結しています。
耐震機能が備わっている二段ベッドでは、このダボが2本になっていたり、ダボの上下をネジで固定出来るようになっています。
ダボが2本の二段ベッドは横揺れに強く、ダボを固定するタイプは縦揺れに強くなっています。
>>二段ベッドの地震から子供を守る【耐震機能・ネジの緩みをチェック!】
シングルサイズ以上
子供用に作られている二段ベッドの中には、「セミシングルが2台」のタイプがあります。
セミシングルサイズは成人女性であれば大丈夫ですが、成人男性には狭すぎます。
睡眠の質にも大きく関わってくるので、シングルサイズ以上の二段ベッドにしましょう。
夫婦におすすめの二段ベッド3選!
では最後に、夫婦で使うのにおすすめの二段ベッドをご紹介したいと思います。
2段ベッドにもなるワイドキングサイズベッド 【Whentoss】ウェントス
2段ベッドにもなるワイドキングサイズベッド 【Whentoss】ウェントス
カラー | 耐荷重 | 価格 |
ウォールナットブラウン | 150kg | 122,852円~ |
【Whentoss】ウェントスは、機能性に優れている二段ベッドです。
上段・下段とも耐荷重は150㎏と高く、棚も付いているので利便性にも優れています。
また、耐震機能としてダボが2本入っているので、地震の横揺れが酷い時でも安心してご使用する事が出来ます。
付属のマットレスも子供用に開発されていますが、厚みが7㎝と11㎝なので大人でも大丈夫です。
モダンデザイン天然木2段ベッド【Silvano】シルヴァーノ
モダンデザイン天然木2段ベッド【Silvano】シルヴァーノ
カラー | 垂直荷重 | 価格 |
ナチュラル | 180kg | 108,967円 |
【Silvano】シルヴァーノは、シンプルなデザインが魅力の二段ベッドです。
耐荷重は上下とも180㎏なので、体重が重たい男性が寝ても大丈夫です。
梯子は斜めに掛けで、女性でも使いやすくなっています。
またダボは上下をネジで固定しているので、耐震性にも優れています。
デザイン2段ベッド Tovey トーヴィ
カラー | 静止耐荷重 | 価格 |
ホワイト | 400kg | 186,451円 |
Tovey トーヴィは、静止荷重400㎏と頑丈な二段ベッドです。
引き出し・ハンガーパネル付きなので、夫婦の着替えをスッキリ片づけられます。
高品質なマットレスが勢ぞろいしていて、腰痛持ちの方でも安心ですよ。
夫婦の二段ベッドまとめ
夫婦で二段ベッドを使用する事で、引っ越しなどで間取りが変わった時や、子供が生まれた時でも臨機応変に対応する事が出来ます。
夫婦で使用するので、
- 分割
- 耐荷重
- 耐震性
- サイズ
- マットレスの厚み
に注意して選ぶようにして下さい。