- 新婚ベッドの予算はいくら必要?
- 新婚にはどのサイズが人気?
- マットレスの予算と選び方が知りたい!
結婚を機に新居に引越しをする際、色々な家具が必要になりますが、その中でもベッドは二人が一緒にいる大切な場所です。
お互いが愛し合う場所であると同時に、健康的な睡眠を取るベッドを選ぶ必要がありますが、気になるのが予算ではないでしょうか?
私はベッドショップオーナーで、睡眠・寝具指導士、睡眠・寝具インストラクター、寝具ソムリエの資格を持っていますが、新婚夫婦ならベッドフレームに7万円、マットレスに10万円の予算をかけると、デザインや機能性、高い睡眠の質を確保できます。
そこでこの記事では、新婚ベッドの予算やベッドサイズ、マットレスの選び方について詳しくご説明します。
新婚ベッドの予算
ベッドを購入する時にまず気になるのが、他の新婚夫婦がどれくらいの予算をベッドに費やしているかではないでしょうか?
「自分たちの事だから自分たちで金額も決める」とは言っても、予算の目安があった方が選びやすいのは確かです。
そこで、ゼクシィが2016年に行ったアンケート結果をご紹介したいと思います。
新婚ベッドの予算は2016年時点で14.8万円!インフレを考慮すると…
アンケートによると、
5万円未満 | 5~ 10万円未満 | 10~ 15万円未満 | 15~ 20万円未満 | 20~ 25万円未満 | 25~ 30万円未満 | 30~ 35万円未満 | 35万円以上 | 平均・万円 |
13.4% | 21.9% | 25.0% | 11.8% | 11.8% | 2.7% | 5.9% | 7.5% | 14.8万円 |
となっていて、一番多いのが10万円~15万円で、次に5万円~10万になっています。
平均値としては14.8万円なので、ある程度まとまった金額をベッドにつぎ込んでいる事が分かります。
またインフレによって、ベッドの価格やそれに伴う運送費も1~2割程度値上がりしている事を考えると、2023年以降の相場は17万円程度と考えて予算を組むことをおすすめします。
ベッドフレームとマットレスの予算配分
ベッドの予算17万円の中には、ベッドフレームとマットレスが含まれています。
一般的にベッドを購入する際には、ベッドフレームとマットレスの金額比を4:6くらいにするのがおすすめと言われています。
ベッドフレームはデザインや機能性が目に見えてわかるので、予算を多くつぎ込みがちですが、実際に寝るのはマットレスなので、本来であれば3:7の比率でも良いくらいです。
つまり17万円のベッドであれば、ベッドフレームに6~7万円でマットレスに10~11万円の予算配分を行いましょう。
これに枕やベッドパッド、シーツ類などが必要になってくるので、寝具全体の予算としては20万円が相場と言ったところでしょうか。
ベッドのサイズ
これからベッドで寝たい新婚夫婦の方にとっては、サイズ選びも悩みますよね?
一般的には、
- ダブルベッド1台
- シングルベッド2台
- クイーンベッド1台
の3つのうちのどれかを選びます。
中にはセミダブル1台にしているカップルもいるようですが、これはプロの目から見ると絶対に止めておいた方が良いです。
セミダブルベッドは狭すぎる
と言うのも、人が快適に寝るためには左右にある程度の余裕が必要になってきます。
具体的には両サイドに20cmずつ必要と言われているのですが、これをカップルに当てはめると、
「女性の肩幅+男性の肩幅+60cm」になります。
女性の肩幅の平均が約41cm、男性の肩幅の平均が約45cmなので、146cm程度のベッド幅があれば快適に眠れると言えます。
ベッドの幅
一方で、ベッドの幅と言うのは、
となっています。
ダブルベッドでも若干狭いので、セミダブルでは正直熟睡する事はかなり困難です。
一晩、二晩だけ一緒に寝るのであれば、セミダブルベッドでも良いですが、新婚生活を始めるには狭すぎます。
あなた方夫婦のベッドサイズを診断!
そこでまずはあなた方夫婦の生活にとって、最適なベッドサイズを診断してみましょう。
クイーンベッドがおすすめ
シングルベッド2台(ツインベッド)がおすすめ
寝室に余裕があるなら断然シングルベッド2台(ツインベッド)がおすすめ!くっつければキングサイズになりますし、子供が生まれても親子3人川の字で眠れます。一番のメリットはお互い睡眠を邪魔せず深く質の高い睡眠を取れる事です。
ダブルベッドがおすすめ
パートナーとの距離を縮めたいならダブルベッドが最適!特に新婚夫婦は寝ても起きてもずっと一緒に居たいものです。お互いの体温を感じながら睡眠を取れるので、精神的な安心感を得られます。ダブルベッド1台ならコストを削減出来ますし、寝室を広く使えるのでおしゃれにコーデする事も可能!
どれが良いとは言えない
ダブルベッド・・クイーンベッドシングルベッド2台のどれも決め手がないあなた。睡眠の質やパートナーとの密着度、就寝リズム、将来的な使い方など大切な要素はたくさんありますが、その中でもあなたが重要したいポイントに絞って選択しましょう。
どちらかと言うとシングルベッド2台(ツインベッド)がおすすめ
ダブルベッドも良いけど、シングルベッド2台の方がより適しています。シングルベッド2台をくっつけて寝る事でパートナーとの親密度を上げながらも、睡眠の質を高く保てます。予算や間取りに余裕があるのであればシングルベッド2台にしましょう!
どちらかと言うとダブルベッドがおすすめ
シングルベッド2台でも良いですが、ダブルベッドの方が後悔しないでしょう。パートナーとの物理的・心理的距離感を縮める事は、いつまでも夫婦が仲良く暮らせるポイントでもあります。収納付きダブルベッドにすれば、狭い部屋でもスッキリ片づける事が出来ますよ!
ダブルベッドの予算とおすすめ
新婚夫婦であれば、ラブラブなカップルが多いと思いますし、お互いが密着できるダブルベッドが良いと考えている方も多いのではないでしょうか?
実際、ベッドを購入したカップルの44.2%がダブルベッド1台を購入したと回答しています。
ダブルベッドは人気サイズなので安い商品も多いですが、新婚夫婦の場合予算の目安は13万円程度となります。
ダブルベッドがおすすめの新婚夫婦
ダブルベッドがおすすめの新婚夫婦の特徴としては、
- いつでも一緒にいたい
- 体が密着していると安心できる
- 若くて細身のカップル
- 睡眠が深く簡単には目覚めない
があります。
比較的細身のカップルであればダブルベッドでも窮屈に感じずに済みますし、若ければ関節や筋肉も柔らかいので多少狭くても熟睡する事が出来ます。
そう言ったカップルであれば、ダブルベッドで身体が常に密着している事でお互いの親密度も上がりますし、愛する人との時間を満喫する事が出来ますよ。
新婚夫婦におすすめのダブルベッド【Fenrirフェンリル】
高級ウォルナット材ワイドサイズ収納ベッドFenrirフェンリル
ベッドの種類 | サイズ | カラー |
チェストベッド | ダブル~キング | ウォールナット材 |
宮棚 | 値段 | 3ヶ月販売数・満足度 |
2口コンセント、照明 | 100,668円~ | 27台・100% |
Fenrirフェンリルは高級木材ウォールナットを使用したチェストベッドです。
ダブルサイズでも高級感があり、1段タイプのチェストベッドなので組み立てが簡単で頑丈に作られています。
値段は高いですが、愛用するほどに木材の色合いに深みが出てくる逸品です。
シングルベッド2台の予算とおすすめ
新婚夫婦でシングルベッド2台と聞くと驚く人もいるかもしれませんが、全体の26.1%の人が該当しています。
ちょっとドライなイメージを持たれがちですが、意外にメリットが多いのがこのタイプです。
例えば、
- お互いの睡眠を邪魔しない
- 片方が風邪を引いた時に距離をおける
- 思う存分寝返りをうつ事が出来る
- 自分に適したマットレスを使える
- 布団・毛布を1枚ずつ使える
と言ったように、かなりメリットがたくさんあります。
特に睡眠を重視するのであれば、シングルベッド2台だとお互いの振動が伝わらないですし、マットレスも自分に合ったものを使えるので、最善の方法と言えるでしょう。
シングルベッド2台の予算の目安は18万円程度となります。
シングルベッド2台がおすすめの新婚夫婦
新婚夫婦の中でも、
- 睡眠を重視する
- 日中のパフォーマンスを上げたい
- 布団は1人1枚使いたい
- 就寝・起床時間が夫婦で異なる
と言った人はシングルベッド2台にすると良いでしょう。
人は人生の3分の1を寝て過ごすわけですから、どれだけ質の高い睡眠を取れるかは、健康を維持するためにも大切な要素です。
シングルベッド2台のおすすめ【 Dearka ディアッカ】
コンパクトに収納できる連結ファミリーベッド Dearka ディアッカ
ベッドの種類 | サイズ | カラー |
チェストベッド | セミシングル~ワイドキング | ブラウン、ホワイト |
宮棚 | 値段 | 3ヶ月販売数・満足度 |
2口コンセント | 139,421円~ | 68台・94.1% |
Dearka ディアッカは、2台のベッドをぴったりくっつけられるチェストベッドです。
サイズ展開が豊富なのでシングルだけでなく、セミダブルやダブル2台にする事も可能。
収納タイプも2種類あるので、部屋の間取りや荷物の量に応じて選ぶ事が出来ます。
クイーンベッドの予算とおすすめ
クイーンベッドと言うとかなり大きなベッドを想像する人も多いですが、実際にはダブルベッドよりも20㎝幅広なだけです。
サイズだけで言うとシングルベッド2台の方が場所を取る事になります。
そのため、クイーンベッドの位置づけは、ダブルベッド1台とシングルベッド2台の中間と考えてよいでしょう。
クイーンベッドのメリットとしては
- 密着したい時には密着出来て、離れたい時には離れられる
- 風邪などの時に少し離れているのでうつるリスクが減る
- お互いの寝返りなどの振動が伝わりにくい
- 掛布団2枚をお互いが使う事が出来る
が挙げられます。
通常ダブルベッドでは、大きな布団1枚を2人で使う事になりますが、クイーンベッドなら1人1セットずつ使うスペースがあります。
但し、搬入経路の確認だけは忘れないようにしましょう。
通常クイーンベッドは連結ではなく1台のベッドになるので、ドアやエレベーターなど搬入できるかを確認する必要があります。
ただ、私の家も1枚タイプのクイーンベッドを愛用していて、これまでに何度も転勤しましたが、6畳の部屋でも問題なく置けますし、搬入出来なくて困ったことはありません。
クイーンベッドのおすすめ【Neptunoネプトゥーノ】
リクライニング機能付き・モダンデザインローベッドNeptunoネプトゥーノ
ベッドの種類 | サイズ | カラー |
ローベッド | ダブル~キング | ファブリック:グレー、レザー:ブラック |
宮棚 | 値段 | 3ヶ月販売数・満足度 |
リクライニング | 117,724円~ | 71台・100% |
Neptunoネプトゥーノは、ファブリックとブラックレザーの異素材を使用したローベッドです。
オリジナリティと高級感はずば抜けており、新婚ベッドに相応しい佇まいをしています。
リクライニング機能もあるので、就寝前にベッドでコミュニケーションを取るのに最適です。
新婚におすすめのマットレスと相場
新婚生活は他人同士だった2人が、一つ屋根の下共同して生活を始めます。
緊張感やストレスがかかりやすいですし、責任感も生まれてきます。
そのため疲れを癒すマットレスには出来る限り予算を多くかけるようにしましょう。
目安としては、
- ダブルベッド用:8万円
- シングルベッド2台:12万円
- クイーンベッド用:10万円
となります。
また新婚夫婦に最適なマットレスの選び方には、
- 硬さは「普通」
- 耐圧分散が出来ている(コイル数が多い)
- 抗菌・防臭機能が備わっている
があります。
1.硬さは「普通」
新婚夫婦が同じマットレスを使用する場合の硬さは、「普通」がおすすめです。。
体重が比較的軽い女性だけであれば硬さは「ソフト」もしくは「普通」が良いですし、男性だけであれば「普通」が最適です。
しかし二人一緒に寝るのであれば、中間の「普通」の硬さにしないと、夫婦どちらかが寝ずらくなります。
2.耐圧分散が出来ている(コイル数が多い)
人気のマットレスには、ボンネルコイルとポケットコイルの2種類があります。
価格が安いのはボンネルコイルマットレスですが、ボンネルコイルマットレスだと振動が伝わりやすいので、夜トイレに起きた時にパートナーを起こす可能性が高くなります。
一方ポケットコイルマットレスはスプリングが独立しているので体を点で支えてくれるだけでなく、振動も伝わりにくいので、新婚夫婦に最適です。
耐圧分散性も優れているので、腰痛や肩こりの方も安心してご使用できます。
また、コイル数が多いマットレスは体の凹凸に細かくフィットしてくれて快適な睡眠を取る事が出来餡巣。
新婚夫婦の場合には、最低でも500以上(シングルサイズで)のコイル数のマットレスを選びましょう。
3.抗菌・防臭機能が備わっている
シーツや枕カバーなど毎日洗濯していれば臭いも気になりませんが、夏場など汗をかいた翌朝は布団やシーツから少し臭う事もあります。
大好きな相手だからこそ、嫌な臭いは出来るだけ防止したいですよね?
国産のマットレスには抗菌や防臭効果のあるマットレスが揃っているので、海外製ではなく国産がおすすめです。
まとめ
新婚夫婦のベッド予算は、2016年時点で平均14.8万円で、主に10万円〜15万円が多い。
インフレを考慮すると、2023年以降は約17万円が相場。
ベッドフレームとマットレスの予算配分は、フレームに6〜7万円、マットレスに10〜11万円が推奨される。
ベッドサイズは、シングルベッド2台がお互いの睡眠を邪魔せず、クイーンベッドが空間的に優れている。
マットレスはコイル数が多く耐圧分散性が高いものがおすすめで、抗菌・防臭機能のある国産マットレスが良い。