- マットレスのサイズが知りたい!
- 身長が低い人向けのマットレスはある?
- マットレスの選び方のポイントは?
マットレスを選ぶ時には、耐圧分散性や通気性、寝返りしやすい反発力を考えると後悔しません。
しかしそれよりも大切なのは、快適に睡眠を取れるマットレスサイズを確保する事です。
私はベッドショップオーナーで、睡眠・寝具指導士、睡眠・寝具インストラクター、寝具ソムリエの資格を持っていますが、セミダブルに2人が寝たり、クイーンに3人寝る事は睡眠の質が悪化するのでおすすめしません。
そこでこの記事では、基本的なマットレスサイズやマットレスの選び方、おすすめマットレスについて詳しくご説明します。
マットレスのサイズはどれくらい?
マットレスの機能や硬さはもちろん大切ですが、まず決めないといけない事としてサイズがありますよね?
ベッドサイズはベッドフレームの大きさによりばらつきがありますが、基本的なサイズはマットレスの
- 幅
- 長さ
によって決まります。
マットレスのサイズに関しては、日本ではJIS規格で定められていますが、海外製マットレスも多く流通しているので、同じサイズでも幅が違う事があります。
基本的な種類はセミシングルやシングル、そしてセミダブル、ダブル。
大きなサイズではクイーンやキング、ワイドキング。
大きさが様々なので、使用する人に合わせてサイズを選ぶ事が大事ですね。
上の図はあくまで一例であって、実際のサイズは下記の表のようになっています。
マットレスの幅と長さ一覧
ベッドサイズ | 幅 | 長さ | |
セミシングル | 80~85cm | 195cm | 1人用 |
シングル | 90~100cm | 195cm | 1人用 |
セミダブル | 120cm | 195cm | 1人用 |
ダブル | 140cm | 195cm | 2人用 |
クイーン | 160cm | 195cm | 2人用 |
キング | 180~200cm | 195cm | 3人用 |
ワイドキング | 200cm~ | 195cm | 3人用・4人用 |
長さは一般的に195cmで、幅で区別されています。
セミシングルは幅80~85cm、シングルは90~100cmとなっています。
セミダブルが120cmで、2人で一緒なら最低限ダブルは必要でサイズは140cmです。
2人がゆったり寝るのであれば、クイーンがおすすめで160㎝になっています。
キングサイズは180~200cm幅ですが、その上にワイドキングもあり最大280cm幅となっています。
マットレスの幅を決めるのは肩幅
とは言っても、例えば1人用であれば
- セミシングル
- シングル
- セミダブル
の3種類があるので、どれにしたら良いか分かりにくいですよね?
実は、マットレスの幅を決めるのは使う人の肩幅が基準になるんです。
- 1人で寝るのであれば、「使う人の肩幅+40cm(両サイド20㎝ずつ)」
- 2人で寝るのであれば、「2人分の肩幅+60cm」
- 3人で寝るのであれば、「3人分の肩幅+80cm」
になります。
ちなみに日本人の肩幅の平均は
- 男性が45cm
- 女性が41cm
- 小学生の子供30~35cm
になっています。
そのため、女性や子供であればセミシングルサイズでも問題ありません。
男性はシングルサイズが一般的ですが、思いっきり寝返りをしたい方などはセミダブルを選んでも良いかもしれませんね。
マットレスサイズの選び方
マットレスサイズを選ぶときには、
セミシングル | 女性・子供1人用 |
シングル | 女性・男性1人用 |
セミダブル | 男性1人用 |
ダブル | 男性と女性の2人用(狭め) |
クイーン | 男性と女性の2人用(広め) |
キング | 3人用(親子3人用狭め) |
ワイドキング | 親子3人用(広め)・親子4人用 |
を目安にすると欲しいサイズのベッドを購入する事が出来ます。
ベッドサイズで良くある間違い
ベッドサイズで、良くある間違いとしては、
- 「シングル2台分はダブルではなく、キング」
- 「2人で寝るならセミダブルではなく、最低でもダブル、出来ればクイーン」
- 「親子3人で寝るならクイーンではなく、最低でもキング、出来ればワイドキング」
です。
我が家でも娘が生まれた当初は、夫婦で使用していたクイーンベッドで親子3人寝ていましたがやっぱり狭かったですね。
サイズ的にはそこまで問題ないのかもしれませんが、子供は寝返りが凄いので全然熟睡出来なかったので、今は私だけシングルベッドで寝ています。
長いマットレスと短いマットレス
一般的に流通しているマットレスの長さは、195cmが基準となっています。
一方マットレスの長さは「身長+15cm」あれば快適に睡眠を取る事が出来ます。
そのため180cm未満の方であれば、通常丈のマットレスで問題ありません。
しかし、180cm以上の高身長の方であればロングサイズのマットレスでないと熟睡する事が出来ません。
また逆に165cm未満の女性や子供では、ショート丈のマットレスの方が置き場所を選ばないので良いケースもあります。
高身長の人にはロングサイズ
まず身長が高い人向けのサイズとしては、ロングサイズがあります。
メーカーによって長さに違いがありますが、200~210cmの間です。
高身長の方が通常丈のマットレスを使用すると、足や頭がつっかえてしまいます。
横になっていてもストレスがかかりますし、かがんだ状態で寝なければいけないので、睡眠の質も低下してしまいます。
しかしロングサイズのマットレスであれば、身長190cmの高身長の方でも安心して使用出来ます。
女性や子供はショート丈でも大丈夫
次は身長が低い方向けのマットレスですが、「ショート丈」と言うものがあります。
ショート丈と言っても長さが180cmあるので、身長で言うと165cmまでの方なら使用出来ます。
男性だと厳しいですが、平均的な身長の女性や子供なら問題ありません。
マットレスの最小サイズは?
小柄な女性や子供が使う際には、「とにかく一番小さいマットレスが欲しい」と言うケースもありますよね?
そんな時には、ショート丈のセミシングルサイズを選ぶようにしましょう。
幅 | 長さ | ||
ショート丈・セミシングル | 80~85cm | 180cm | 小柄な女性・子供用 |
マットレスの幅は80~85cm、長さは180cmなので、このサイズで脚付きマットレスなどを選ぶとヘッドボードなどもないので、ものすごくコンパクトになっています。
マットレスの種類
マットレスの長さと幅を選んだら、最後は硬さや機能面をチェックしましょう。
スプリングマットレスの種類としては、
- ボンネルコイルマットレス
- ポケットコイルマットレス
- マルチラススーパースプリングマットレス(フランスベッド社製)
- ゼルトスプリングマットレス(フランスベッド社製)
が主流となっています。
マットレスの硬さ
マットレスを選ぶときに気にしてほしいのが、「硬さ」になります。
もちろん人によって、柔らかいマットレスの方が寝やすい人もいれば、硬めのしっかりしたマットレスの方が好みの方もいるのですが、体重によって目安となる方さがあるのでご紹介いたします。
マットレスの硬さは大きく分けて、
- ソフト(ポケットコイル各種)
- 普通(ボンネルコイル、ポケットコイル)
- 硬め(ボンネルコイル、マルチラススーパースプリング、ゼルトスプリング各種)
の3種類がありますが、基本的にはご使用する方の体重を目安にするのが最も確かとなります。
ソフト(~体重50㎏)
硬さが「ソフト」のマットレスは、主に体重が50㎏未満の子供や細身の女性におすすめとなっています。
体重が軽い方が硬めのマットレスで寝ると反発力に体重が負けてしまい、腰や背中が浮いた状態で寝る事になります。
体重に比べて硬すぎるマットレスは疲労が抜けにくいだけでなく、筋肉が圧迫されるので痛みの原因になる事があるので注意しましょう。
普通(体重50㎏~80㎏)
体重が50㎏~80㎏の平均的な体格の成人男女は、普通の硬さが一番しっくりきます。
背骨のラインが綺麗なS字を描いて、重たい臀部や足が適度に沈み込むので体全体をマットレスが支えてくれます。
硬め(体重80㎏~)
体重が80㎏を超えるガッシリ体系の方は、硬めのマットレスで体重をしっかり支えるようにしましょう。
体重が重たい方が柔らかすぎるマットレスで寝ると、腰が「く」の字に折れ曲がってしまい圧迫するので腰痛の原因となるので注意して下さい。
(ベッドマットレスの選び方より引用)
抗菌・防臭・防ダニなどの機能もチェック!
日本には梅雨や台風があるので、湿度管理もマットレス選びには重要なポイントです。
マットレスの種類や構造、あるいは海外製か日本製かによっても、抗菌・防臭・防ダニ機能が付いているものとそうでないものがあります。
快適に睡眠をとるためには、これらの機能が備わっている方が理想的ですが、価格が高くなるので、予算と相談する事になりますね。
サイズ別おすすめマットレス
マットレスの大きさやご自身がどの程度の広さのベッドが分かったところで、サイズ別おすすめマットレスをご紹介します。
セミシングル~キングサイズおすすめ「EVAエヴァ」
サイズ | 価格 |
セミシングル~キング | 13,729円~ |
セミシングル~キングサイズまで幅広くラインナップしている人気マットレスとして、EVAエヴァがあります。
累計38万セット販売しているベストセラーのマットレスで、ボンネルコイルマットレスとポケットコイルマットレスの2種類があります。
日本人技術者が開発して、ISO9001認定工場で製造している安心品質です。
マットレスカラーもブラックとホワイトがあり、インテリアに合わせてお選びいただけます。
ダブルサイズおすすめ「マルチラススーパースプリングマットレス」
サイズ | 価格 |
シングル~ダブル | 53,976円~ |
恋人同士や夫婦で使用するマットレスでは、パートナーが寝返りなどをした時に横揺れしないマットレスがおすすめです。
そこでおすすめなのが、フランスベッド社製のマルチラススーパースプリングマットレスです。
高密度連続スプリングによって、たわみやへたりが少なく、ボンネルコイルマットレスのような横揺れも解消しています。
男女のカップルが使用する場合、清潔な方がお互い安心できますが、マルチラススーパースプリングマットレスは衛生マットレスとして全日本ベッド工業会の認定を受けています。
ダブルサイズ以上におすすめ超快眠マットレス ホテルプレミアム EVA エヴァ
サイズ | 価格 |
セミシングル~キング | 23,021円~ |
ポケットコイルマットレスは耐圧分散性に優れているので、2人以上で寝る際に横揺れが気になりません。
体の凹凸に細かくフィットするので、寝心地も優しく腰痛などの症状があるかたでも安心です。
超快眠マットレス ホテルプレミアムは、ポケットコイルマットレスの中でも、特に高品質な3種類がラインナップしているので、ご使用される方の体形などを考慮して選ぶと快適な睡眠が取れますよ。
小さいマットレスサイズおすすめ【EVA】エヴァジュニア
サイズ | 価格 |
ショート丈セミシングル~通常丈シングル | 10,434円~ |
子供が使うマットレスサイズとしては、ショート丈やセミシングルがありますが、おすすめとなってくるのが【EVA】エヴァジュニアです。
子供は寝ている間に成長ホルモンを活発に分泌する事で、身長や体重が増えていきます。
【EVA】エヴァジュニアは、まだ未成熟な子供の骨に負担がかからないように設計されていて、厚みも10㎝前後なので二段ベッドやロフトベッドでも使用する事が出来ます。
マットレスのサイズまとめ
マットレスサイズは、セミシングル~キングサイズまであり、長さは基本的に195㎝となっていて、幅が異なります。
セミシングルは幅が80~85cm、シングルは90~100cm。セミダブルが120cmで、ダブルは140cmです。
クイーンサイズが160cm。キングサイズは180~200cmです。
また高身長の方には200cm以上あるロングサイズがおすすめですし、子供や女性であればショート丈のマットレスでも大丈夫です。