- 6畳の間取りにロフトベッドは置ける?
- ロフトベッドの下は何を置ける?
- 一人暮らしにロフトベッドはおすすめ?
一人暮らしでは狭い部屋にロフトベッドを置くため、思うようにレイアウト出来ない方がたくさんいらっしゃいます。
私はベッドショップオーナーで、睡眠・寝具指導士の資格を保有していますが、ロフトベッドは購入前にレイアウトとロフト下に何を置くか決める事が大切です。
そこでこの記事では、ロフトベッドの具体的なレイアウトや、一人暮らしでロフトベッドを使うメリット・デメリットをご紹介します。
ロフトベッドの4.5畳・6畳レイアウト
学生の一人暮らしは4.5畳の間取りが多いですし、社会人でも6畳が主流です。
4.5畳は縦261cm×横261cmの正方形の間取りが多く、シングルベッドを置くと部屋の半分近くを占領します。
6畳は縦261cm×横352cmの長方形の間取りが多いですが、それでも部屋の3分の1程度をベッドが占有します。
他にタンスやハンガーポール、テレビデッキなどの家具を置くので、生活空間が狭くなります。
しかしロフトベッドを使うと、
- ベッド下を書斎にする
- ソファーを設置してリラックス空間に
- ベッド下を収納スペースとして活用
- 寝床を収納スペースとして活用
- 階段付きロフトベッドで見せる収納
と言ったレイアウトが可能になります。
1.ベッド下を書斎にする
社会人では、仕事をするスペースを確保したい方も多いでしょう。
寝床が天井付近にあるロフトベッドでは、下にパソコンデスクを設置出来ます。
リモートワークや帰宅後もパソコン業務をする方が多いですが、ハイタイプのロフトベッドであればロフトベッドを「書斎」として活用出来ます。
2.ソファーを設置してリラックス空間に
一人暮らしでは、ソファー生活に憧れる方もいらっしゃいます。
ソファーで寛ぎながら、テレビを見る時間は一人暮らしの楽しみと言えます。
ロフトベッドなら寝床の下にソファーを設置して、反対側にテレビを置く事で、そんな願いも叶えてくれます。
ベッド下は暗くなりがちですが、落ち着いた色のライトを設置すれば、スタイリッシュなレイアウトに出来ます。
3.ベッド下を収納スペースとして活用
下段を完全に収納スペースとするのも、一人暮らしではおすすめです。
「ハイタイプ」であれば、パイプハンガーやチェスト、タンスを置けますが、「ミドルタイプ」や「ロータイプ」でも、十分すぎる程の収納ケースを置く事が出来ます。
4.寝床を収納スペースとして活用
逆にベッドの上段を収納スペースにする方法もあります。
- 梯子の上り下りが苦痛になってきた・・・
- 夏場は寝床に暑い空気が籠って寝苦しい・・・
そんな時は、上段に荷物を放り込んで下で寝るのもありです!
すのことマットレスだけであれば安く済みますし、上段を活用出来るので、「ロフトベッド失敗だ~」と後悔する事もありません。
>>ロフトベッドの下で寝るのはあり?意外に多い「上に収納」「下で寝る」人達
5.階段付きロフトベッドで見せる収納
階段付きロフトベッドでは、階段下をディスプレイするのもおすすめです。
梯子に比べてベッドへの移動がスムーズですし、インテリアとしての存在感もアップします。
「おしゃれにレイアウトしたい」と言う方は、階段の下に観葉植物を飾れば、友達や彼氏を部屋に招いた時でも、好印象を持ってもらえますよ。
>>階段付きロフトベッドおすすめ10選!メリット・デメリット&選び方
一人暮らしでロフトベッドをレイアウトするポイント
一人暮らしでロフトベッドをアレンジする場合、購入前に部屋全体のレイアウト計画を立てることが重要です。
主なチェックポイントは、
- 高さを含めたサイズを確認する
- 部屋のどこに設置するか
- 配色のバランスを考える
- 搬入経路の確認
- 組み立ては大変
の5点です。
1.高さを含めたサイズを確認する
一人暮らしの部屋に大型家具を入れると、サイズ違いで部屋に入らないと言ったトラブルがあります。
特にロフトベッドは「高さ」が重要なポイントです。
- 天井までの高さ
- 寝床に座った時に天井までどれくらいの余裕があるか
- ベッド下に机やソファーを置いた時に頭が床板にぶつからないか
をチェックしましょう。
また体重が重たい方が、ハイタイプのロフトベッドで寝るときしみ音がしやすくなります。
荷物の量や、どのようにレイアウトしたいかを明確にして、必要最低限の高さのロフトベッドを選ぶのも重要です。
2.部屋のどこに設置するか
4.5畳や6畳の狭い間取りでは、ドア付近やクローゼットの手前にはベッドを置けません。
そのため窓際か壁際のどちらかになりますが、窓際は日光を遮るので壁際に設置するのがおすすめです。
もしも窓際に設置してしまうと日差しが強い夏場は、寝床の温度が一気に上昇するので睡眠の質が低下します。
3.配色のバランスを考える
レイアウトで重要なのが、ロフトベッドの色味です。
ロフトベッドは天井近くまでカバーする大型インテリア家具なので、色合いによって部屋の印象が大きく異なります。
男性は、黒を基調としたスタイリッシュなデザインで統一されたい方も多いと思います。
しかし高さのある家具では、黒やダークブラウンと言った濃い配色だと、圧迫感が強くなります。
他の家具との調和も大切ですが、白やナチュラルを選んだ方が部屋全体の印象を明るく軽いイメージに出来るのでおすすめです。
4.搬入経路の確認
マンションによっては、エレベーターや階段を利用して搬入するので、搬入できる通路があるか確認しましょう。
エレベーターや扉の大きさによっては搬入出来ずに、返品するといったトラブルもあるので注意しましょう。
5.組み立ては大変
一人暮らしで大変なのが、ロフトベッドの組立てです。
フレームが高い位置まであるため、1人で組み立てるのは危険です。
組立具合によっては使用中にベッドが破損したり、転倒や怪我といった可能性もあります。
そのため特にロフトベッドは、友達やご家族の方に手伝ってもらいましょう。
組み立ての段取りも大事
ロフトベッドを組み立てる際は個々の部材が大きいため、予め部材を置くスペースを確保します。
寝室以外にスペースがあれば、別室で組みあげて寝室に順番に運ぶと作業効率が上がりますよ。
一人暮らしでロフトベッドを使うメリット
ロフトベッドはメリットを最大限に引き出す事で、一人暮らしを充実させれます。
ロフトベッドを一人暮らしで使うメリットには、
- 空間を最大限使用出来る
- 収納スペースに困らない
- 秘密基地みたいでワクワクする
- 冬は暖かい
と言った事があります。
1.空間を最大限使用出来る
一人暮らしの人の大半は1Kや1DKの間取りですが、狭い部屋でも寝るスペースが上段で、下段を自由に使えるロフトベッドは部屋を有効活用出来ます。
2.収納スペースに困らない
通常ロフトベッドはベッド下に収納しますが、一人暮らしでは上段を収納スペースにして、下段に布団を敷く方法もあります。
いずれにしてもベッド1台置くスペースがあれば、そこに収納スペースも確保できるので便利です。
3.秘密基地みたいでワクワクする
ロフトベッドの魅力は、普通の間取りにロフトを組み込めること。
部屋全体を見下ろせて、日常と違った雰囲気を味わえるのは、大人になってもワクワクするものです。
4.冬は暖かい
暖かい空気は上に溜まるので、寒い冬でもロフトベッドの上は暖かく感じます。
暖房の節電にもなりますし、快眠にも繋がります。
ロフトベッドのデメリット
一方、一人暮らしのロフトベッドには、
- 揺れる・きしみ音がしやすい
- 重たい人には不向き
- 梯子の上り下りが面倒
- 夏場は暑い
と言ったデメリットがあります。
1.揺れる・きしみ音がしやすい
ハイタイプのパイプ製ロフトベッドは「ギシギシ」ときしみ音がしたり、揺れやすい傾向があります。
そのため、木製か「極太」パイプを使用しているロフトベッドを選びましょう。
特に彼女とベッドインする時は、耐荷重を超える恐れもあるので注意しましょう。
2.重たい人には不向き
ロフトベッドの耐荷重は80kg~120kgと決して高くはありません。
そのため重たい人が乗ると、マットレスなどの寝具と合わさって耐荷重が超える事があります。
床板が抜け落ちるなど事故の原因になるので注意が必要です。
3.梯子の上り下りが面倒
始めはロフト部分に行くのが楽しくても、そのうち飽きてくる人も多いでしょう。
せっかく梯子を上って寝床に行っても、忘れ物や、トイレ、宅配便などで降りなければいけないのは結構面倒です。
そのため一人暮らしでは、宮付きロフトベッドがおすすめです。
スマホや眼鏡、目覚まし時計など必要な小物を置くスペースがあるだけで、無駄に梯子の上り下りをする回数を減らす事が出来ます。
4.夏場は暑い
冬場は快適に過ごせるロフトベッドですが、夏場は冷たい空気が下に溜まるので冷房を付けてもなかなかロフト部分まで冷えません。
扇風機やサーキュレーターを使い、空気を循環させて暑い夏を乗り切る覚悟が必要です。
>>ロフトベッドは夏暑い!寝室の暑さ対策は空気の循環とクーラーがポイント!
まとめ
ロフトベッドの下は、デスクやソファーを設置したり収納スペースにするなどのレイアウトが可能。
ロフトベッドは、購入前に部屋全体のレイアウト計画が大切。
チェックポイントは、
- サイズの確認
- 部屋のどこに設置するか
- 配色
- 搬入経路
- 組み立ては大変
です。