- ミラーレースと遮像レースは何が違う?夜も外から見えにくいのはどちら?
- UVカット率が高いと部屋が暗くなる?遮熱・採光はどう選ぶ?
- レースの丈や枚数、洗濯表示はどこを確認すればいい?
レースカーテンは「昼だけ視線を抑えたいか、夜も見えにくくしたいか」を最初に決め、次に明るさ・UVカット・遮熱性能、最後に幅と丈を確認して選びます。特にミラーレースは日中の外光を利用するため、夜に室内の照明をつけると外から見えやすくなる点に注意が必要です。
私はベッドショップオーナーで、睡眠環境・寝具指導士などの資格を持っています。この記事では、機能表示の意味と実際の選び方を、窓の向きや部屋の使い方に合わせて解説します。
- 日中の視線:ミラー加工や遮像性能を比較する
- 夜の視線:昼夜対応の遮像性能を確認し、必要に応じてドレープカーテンを閉める
- 明るさ:遮像性と採光性を別々にチェックする
- 寸法:窓ガラスではなくカーテンレールを基準に採寸する
レースカーテンの選び方は「視線・明るさ・サイズ」の順
機能が多い商品でも、どの性能を優先するか決めなければ選びにくくなります。まず窓の外が道路・隣家・庭のどれに面しているかを確認し、次に部屋に取り込みたい光の量を考えます。最後にレールと窓の寸法を測ると、必要な機能とサイズが絞れます。

① 外からの視線をどの時間帯に防ぎたいか
昼間だけ人通りが気になる窓ならミラーレースが候補です。夜に照明をつけた状態でも視線を抑えたいなら、夜間の見えにくさを確認できる遮像レースを選びます。ただし「遮像」の表示だけで完全に見えないとは判断せず、製品の試験条件や見え方の説明を確認してください。
② 採光・UVカット・遮熱の優先順位を決める
日当たりが弱い部屋は採光性、強い西日が入る部屋はUVカットや遮熱性が選択の中心になります。これらは同じ性能ではありません。外からの見えにくさが高い製品ほど必ず暗くなるわけでもないため、商品ごとの透け感や採光の説明を比べます。
③ 幅・丈・枚数を確認する
レールの種類、窓の形、両開きか片開きかを確認します。「幅100cm・2枚組」と「幅200cm・1枚」は同じではありません。注文前に仕上がり幅と必要枚数を照合してください。
ミラーレースと遮像レースの違い|夜の見え方に注意
ミラーレースは、生地の裏面に光を反射しやすい糸を用いるなどして、外が明るい日中に室内を見えにくくするタイプです。一方、遮像レースは織りの密度や糸の構造などで室内の像を見えにくくする製品群で、昼夜の性能は商品ごとに異なります。

ミラーレース:外光がある日中に効果を発揮
室外が明るく、室内が相対的に暗いときは反射の効果を得やすくなります。しかし、夕方や夜に外が暗くなり、室内照明が明るい状態になると見え方が変わります。ミラー加工だけを根拠に「夜も見えない」とは考えないでください。
遮像レース:昼夜の性能表示を確認する
遮像レースには、夜間の見えにくさを重視した商品があります。ただし「遮像」「ミラー」「UVカット」などの表示は別の機能で、夜間の性能を一律に保証する共通等級ではありません。メーカー独自の見えにくさランクを使う場合もあるため、夜の室内照明を想定した試験・写真・説明があるかを確認します。
夜はドレープカーテンを閉めるのが確実な対策
人影や室内の様子をできるだけ見せたくない寝室・道路沿いの部屋では、夜は厚地のドレープカーテンを閉める方法を基本にしましょう。レース単体の見えにくさは、室内外の明るさ、窓との距離、照明の位置によっても変化します。
UVカット・遮熱・採光はそれぞれ別の性能
似た機能に見えても、紫外線・日射熱・目に見える光はそれぞれ異なります。表示の意味を分けて確認しましょう。

UVカット率は紫外線を遮る割合
UVカット率は、試験条件下で生地がどれだけ紫外線を遮るかを示す数値です。たとえばUVカット率80%と表示されていれば、所定の試験で対象の紫外線の約80%を遮ったという意味です。窓全体の日焼けを80%防げるという保証ではありません。生地のない隙間や窓ガラスの性能も関係します。
遮熱は日射による熱の入り方を抑える性能
遮熱レースは日射熱の侵入を抑える目的で選びます。製品の「遮熱率」や「遮熱効果率」は試験条件が異なる場合があり、数値を比較するときは試験方法や基準をそろえることが重要です。冷房費の削減額や室温の低下幅は、窓の向き・ガラス・部屋の条件によって変わります。
採光性は明るさ、遮像性は見えにくさ
昼間も照明をつけずに過ごしたい部屋では、採光性の説明と生地サンプルを確認します。白いレースでも、編み方や糸の密度によって光の通し方は変わります。「UVカット率が高い=必ず暗い」「遮像性が高い=必ず採光できない」ではありません。窓の向きと優先したい機能に合わせて選びましょう。
窓の位置・部屋別に合うレースカーテン
道路沿い・1階:昼夜のプライバシーを優先
通行人の視線が入りやすい窓では、昼間のミラー性能だけでなく、夕方以降の遮像性能を確認します。道路から窓までの距離が短い場合や室内の照明が強い場合は、夜にドレープを併用する前提で考えましょう。
日当たりの良いリビング:採光とUVカットを両立
明るさを保ちたいリビングでは、UVカット率だけで決めず、採光性や透け感も確認します。床や家具への日差しが強いなら遮熱機能も候補です。生地見本がある場合は窓に当て、晴天時と曇天時の印象を比べると選びやすくなります。
寝室:夜の見えにくさと厚地カーテンとの相性
寝室では夜のプライバシーが重要です。昼はレースで光を取り込み、夜は厚地のカーテンを閉める組み合わせが基本になります。レースはドレープより少し短くして、室内側から裾が見えにくいようにするとすっきりまとまります。
レースカーテンのサイズ・丈・枚数の決め方
レースカーテンも、窓枠やガラスではなくカーテンレールの固定ランナー間を基準に幅を測ります。丈はランナーの穴の下から床・窓枠までを測り、掃き出し窓と腰高窓で仕上げ方を変えます。ここでは注文前に必要な点だけ確認します。
- 幅:レールの左右の固定ランナー間を測り、商品が案内するゆとりを加える
- 掃き出し窓:床に引きずらないよう、床上約1cm前後を一つの目安にする
- 腰高窓:窓枠下に約15〜20cmかかる長さを目安に、家具との干渉も確認
- ドレープとの丈:レースをドレープより1〜2cm短くすることが多いが、商品仕様とレール位置を優先
- 枚数:2枚組・1枚入り、片開き・両開き、幅150cm以上の継ぎ目を確認
採寸を詳しく確認したい場合は、カーテンのサイズの測り方|幅・丈の採寸手順も参考にしてください。なお、サイズやフックの微調整範囲は商品ごとに異なります。
洗えるレース・防炎・素材を確認する
洗濯表示とフックの取り外しを確認
レースはほこりが付着しやすいため、洗濯表示を確認して手入れ方法を決めます。「ウォッシャブル」でも、洗濯ネットの使用、弱い水流、乾燥機不可などの条件がある場合があります。洗う前にフックを外し、表示に従って乾かしてください。
防炎は「燃えない」という意味ではない
防炎カーテンは燃え広がりにくい性能を持つもので、不燃ではありません。防炎が必要な建物・用途では、適切な防炎性能表示を備えた製品を選びます。高層住宅や施設などで条件が気になる場合は、建物の管理者や所轄消防署に確認しましょう。
素材とデザインは部屋の明るさも左右する
ポリエステルなどの素材、ボイル・編みレースなどの織り方、無地・リーフ柄などの柄によって印象は変わります。透け感を楽しみたい窓と、視線を遮りたい窓では優先順位が異なるため、デザインだけでなく機能表示と一緒に選びます。
セラピス掲載のレースカーテンを機能別に比較
選び方の具体例として、セラピスに掲載されている3タイプを紹介します。いずれも確認時点で「只今お取扱い出来ません」と表示されているため、現在購入できる商品としては案内していません。販売状況が変わる可能性があるため、仕様の確認例としてご覧ください。
ミラー加工・防炎・UVカットのレースカーテン
日中の視線対策を重視するミラー加工タイプ。商品説明にはUVカット率72.9%、防炎、洗濯機対応の記載があります。幅100cmは2枚入り、幅150・200cmは1枚入り。夜の見えにくさはミラー加工だけで判断しないことがポイントです。
昼夜の遮像・UVカット・遮熱機能付きレースカーテン
昼夜の遮像性をうたう多機能タイプ。UVカット、遮熱・保温、防炎、洗濯対応の記載があります。商品ページ内でUVカット率の表記に差があるため、購入前に対象SKUの仕様を確認してください。
遮像ミラー・採光・UVカットの2枚組レースカーテン
アルミ蒸着フィルムを用いた生地で、日中の遮像ミラー、採光性、UVカット85%以上、洗濯対応を案内しています。柄・色の選択肢があり、窓の幅とセット枚数を確認して比較するタイプです。
商品を探す場合は、セラピスのカーテン一覧で最新の掲載内容を確認してください。掲載商品の販売可否・商品画像・仕様は公開前に再確認が必要です。
購入前の最終チェックリスト
- 視線:昼間だけか、夜も見えにくくしたいか
- ミラーと遮像:機能表示の違いと夜間の説明を確認
- 採光:部屋の明るさを優先するか、外からの見えにくさを優先するか
- UV・遮熱:数値の意味と試験条件を確認
- サイズ:レールの幅、ランナーからの丈、フック、枚数
- お手入れ:洗濯表示、防炎表示、付属品を確認
レースカーテンの選び方に関するよくある質問
Q. ミラーレースは夜も外から見えませんか?
A. いいえ。外光の反射を利用するタイプは、外が暗く室内が明るい夜に見えやすくなることがあります。夜の遮像性能を確認し、必要に応じてドレープカーテンを閉めてください。
Q. 遮像レースなら夜も絶対に透けませんか?
A. 絶対とはいえません。室内外の明るさ、照明の位置、人が窓に近づく距離、生地の種類で見え方は変わります。夜間の試験・商品説明を確認しましょう。
Q. UVカット率が高いと部屋は暗くなりますか?
A. 必ずしもそうではありません。紫外線を遮る性能と、目に見える光を取り込む採光性は別です。採光性や透け感もあわせて比較してください。
Q. レースカーテンはドレープより何cm短くしますか?
A. ドレープより1〜2cm短くすることが多いですが、レール位置・フック・商品仕様で変わります。ランナーの穴の下から測り、実際の仕上がり寸法を優先してください。
Q. レースカーテンは洗濯機で洗えますか?
A. ウォッシャブル表示があり、洗濯表示で許可されていれば洗えます。フックを外し、ネットの使用や脱水・乾燥方法など、商品の表示に従ってください。
まとめ|昼夜の視線と明るさを両立するレースを選ぶ
レースカーテンは、「昼と夜、どちらの視線を防ぎたいか」→「UVカット・遮熱・採光」→「幅・丈・枚数」の順で選ぶと失敗しにくくなります。ミラー加工と遮像性は同じではなく、夜間の見え方は商品ごとに確認することが重要です。窓の使い方に合う機能を選び、ドレープカーテンとの組み合わせも考えましょう。




