- 遮光カーテンの1級・2級・3級って、何が違うの?
- 遮熱や防炎の機能は、自分の部屋にも必要?
- 既製品とオーダー、どちらを買えば失敗しにくい?
カーテンの選び方で大切なのは、色や柄だけで決めないことです。窓に合うサイズを確認し、遮光・遮熱・防炎など必要な機能を絞ってから、生地の見た目や購入方法を選ぶと失敗を減らせます。
私はベッドショップオーナーで、睡眠環境・寝具指導士の資格を保有しています。この記事では、カーテンの種類と機能の違い、部屋に合う選び方、購入前に確認したいポイントをまとめます。
- 選ぶ順番:サイズを確認し、目的・色柄・買い方を決める
- 遮光:暗さを重視するなら等級を確認する
- 遮熱・防炎:日差しや建物の条件に合わせて選ぶ
- 購入前:洗濯表示、枚数、フックの仕様も確かめる
カーテンを選ぶ順番:サイズ → 目的 → 色・柄 → 買い方

カーテン選びは、まず窓とレールの状態を確かめるところから始まります。窓ガラスだけを測って注文すると、幅が足りなかったり、裾が床に当たったりする原因になります。
次に、日差しを抑えたいのか、外からの視線を遮りたいのか、室内の温度変化を抑えたいのかを決めます。寝室なら遮光性、リビングなら明るさと視線対策の両立など、使う部屋から考えると整理しやすくなります。
機能が決まったら、壁や床、家具と合わせて色・柄を選びます。最後に、希望のサイズと機能が既製品で見つかるかを確認し、必要ならイージーオーダーやオーダーを検討しましょう。
採寸はカーテンレールを基準にする
同じ窓でも、レールの長さや取り付け位置によって必要なカーテンの幅・丈は変わります。掃き出し窓と腰窓でも、裾の位置の考え方は同じではありません。
注文前には、レールの種類、ランナーの位置、フックの形、必要な枚数を確認してください。商品ページの「幅」がカーテン一枚分なのか、セット全体の幅なのかも見落とせないポイントです。
カーテンの種類:ドレープ・レース・シェード・ブラインド・ロールスクリーン

ドレープとレースは役割が違う
ドレープカーテンは厚手の生地を使うことが多く、遮光や室内の目隠し、インテリアの印象づくりに向いています。レースカーテンは日中の明るさを取り入れながら、視線や日差しを調整する役割があります。
両方を使う二重吊りなら、昼はレース、夜はドレープというように使い分けられます。ただし、レースの「外から見えにくい」という性能は商品や昼夜の照明条件で異なります。夜間の目隠しまで必要なら、遮像性の表示も確認しましょう。
シェード・ブラインド・ロールスクリーン
シェードは布を上下にたたみ上げるタイプで、窓まわりをすっきり見せたい場合に向きます。ブラインドは羽根の角度で光と視線を調整しやすい一方、羽根の掃除や操作方法も考慮が必要です。
ロールスクリーンは生地を巻き上げて使い、窓の前をすっきり見せやすいのが特徴です。水回りでは、湿気への適性やお手入れ方法、設置場所に合った素材かどうかを確認して選びましょう。
遮光カーテンの選び方:1級・2級・3級の違い

遮光カーテンの等級は、生地が光をどの程度遮るかを示す「遮光率」で区分されます。等級の数字が小さいほど、遮光率が高くなります。
- 遮光1級:遮光率99.99%以上
- 遮光2級:遮光率99.80%以上99.99%未満
- 遮光3級:遮光率99.40%以上99.80%未満
遮光等級は生地そのものの性能を示します。実際の部屋の明るさは、カーテンの取り付け位置や隙間から入る光によっても変わります。
寝室の暗さを重視するなら1級から検討
遮光1級は、3つの等級の中で最も光を通しにくい区分です。ただし、同じ1級でも生地の色や加工、室内の照明条件によって暗さの感じ方は変わります。
夜勤明けなど日中に眠る方や、朝の光を抑えたい寝室では、まず遮光1級を候補にすると選びやすくなります。一方、朝の自然光をある程度取り入れたい場合は、2級・3級も比較してみましょう。
ただし、遮光率は生地の性能を示すもので、部屋全体がその数値どおりに暗くなるわけではありません。カーテンの上部や左右、中央の合わせ目から光が入るため、取り付け方も重要です。
遮光以外の機能は必要性で選ぶ
レースカーテンには、外から見えにくくする遮像・ミラー加工や、紫外線対策を意識したUVカット機能を備えた商品があります。防音、消臭、花粉対策、撥水などの表示もありますが、名称だけで効果を判断せず、商品の試験条件と使用上の注意を確認しましょう。
遮熱・断熱・保温:夏と冬でカーテンに期待できること
遮熱は日差し、保温は室内の暖かさに注目
遮熱は、窓から入る日射の熱を抑える機能として考えます。日差しの強い窓では、遮熱機能を持つレースカーテンを使うことで、明るさを確保しながら日射の影響を抑える選択ができます。
一方、断熱・保温は窓まわりの熱の移動を抑える考え方です。冬場は厚手のドレープとレースを組み合わせ、窓と室内の間に空気の層をつくる使い方もあります。ただし、効果は窓の性能、隙間、生地の仕様などで変わります。
遮熱性能を比較するときは、「遮熱」という表示だけで決めず、商品に記載された試験結果や測定条件を確認しましょう。遮熱率などの数値は、測定方法が違う商品同士では単純に比較できません。
結露はカーテンだけで解決しない
窓の結露は、室内の湿気と窓表面の温度などが関係します。カーテンを閉めると窓まわりの空気の動きも変わるため、湿気がこもっていないか確認しましょう。窓と家具の結露対策は、記事末尾の関連記事でも説明しています。
防炎カーテン:防炎ラベルと、使う義務がある建物
防炎カーテンは、火が付いたときに燃え広がりにくい性能を備えたカーテンです。「防炎」は「燃えない」という意味ではありません。安全性を考えるうえでは、素材の性能と火気の取り扱いを分けて考える必要があります。
建物によって防炎物品の使用義務がある

カーテンは防炎対象物品に含まれ、高さ31mを超える高層建築物などでは防炎物品の使用が義務付けられています。共同住宅であっても、建物の条件によって対象になります。詳しい対象条件は消防庁の防炎に関する案内でも確認できます。
自宅が対象か分からない場合は、マンションの管理会社や建物の管理者に確認しましょう。単に階数だけで判断せず、建物の用途や条件を確認することが大切です。
防炎ラベルは購入前に確認
防炎ラベルは、定められた防炎性能を持つ物品であることを示す表示です。防炎物品の使用が必要な建物では、商品説明の「防炎」の文字だけでなく、適切な防炎表示があるかを確かめてください。
ウォッシャブル・洗濯表示・お手入れ
カーテンは窓際のほこりや生活中の汚れが付きやすいため、購入前に洗えるかを確認するとお手入れがしやすくなります。「ウォッシャブル」の表示があっても、すべての生地を同じ方法で洗えるわけではありません。
洗濯できるかは商品のタグで判断
洗えるカーテンでも、洗濯による縮みや型崩れのしやすさは生地や縫製によって異なります。特に丈をぴったり合わせたい窓では、商品の取り扱い方法を確認しておきましょう。
家庭で洗えるかどうかは、洗濯桶のマークなど商品に付いている洗濯表示を確認します。水洗いできない商品や、手洗い・弱い洗濯が指定されている商品もあります。
洗濯機で洗えるか、洗濯ネットが必要か、乾燥方法に制限があるかは、購入した商品の洗濯表示と取扱説明を確認してください。フックを外してから洗うなど、製品ごとの注意にも従いましょう。
色・柄・ヒダ:部屋の印象で選ぶ
色は壁・床・家具との組み合わせで決める
カーテンは窓まわりで目に入りやすい面積を占めます。明るい色は軽やかな印象に、濃い色は落ち着いた印象になりやすいため、部屋の広さや採光と合わせて考えましょう。
迷ったときは壁に近い色でまとめると統一感を出しやすくなります。反対に、家具やクッションの色を拾ってアクセントにする方法もあります。画面と実物で色の見え方が異なることがあるため、生地サンプルが選べる場合は窓際で確認すると安心です。
ヒダの量で仕上がりの表情が変わる
ヒダが多いカーテンは、布の重なりが増えてゆったりした印象になります。すっきり見せたい場合は、ヒダの少ない仕様も候補です。
ただし、ヒダの倍率と注文する幅は同じ意味ではありません。「1.5倍ヒダ」「2倍ヒダ」といった表示は、生地の使い方を示す仕様なので、必要な仕上がり幅と取り違えないようにしましょう。
既製・イージーオーダー・オーダーの違いと、安く選ぶ考え方
まず既製品でサイズが合うか確認する
既製カーテンは、用意されたサイズ・色・機能の中から選ぶ方法です。窓に合う商品が見つかれば、比較しやすく、予算を抑えたい方にも向いています。ただし、同じ「幅」の表記でも一枚入りと複数枚入りがあるため、セット内容を確認してください。
イージーオーダーは、選べる生地や仕様を一定の範囲に絞りながらサイズを合わせる方法です。オーダーは窓に合わせた仕様を選びやすい一方、製作にかかる期間や注文後の変更・返品条件を事前に確認する必要があります。
安さだけでなく、使い続ける条件で比較
安いカーテンを探すときは、まず必要な遮光等級と洗濯の可否を決めてから価格を比べましょう。使わない機能まで増やすと、予算が膨らみやすくなります。
アジャスターフックで丈を調整できる商品もありますが、調整できる範囲には限りがあります。サイズが合わないものを無理に選ぶより、採寸結果に合うかを優先してください。セール品でも、必要枚数・送料・返品条件まで含めて確認しましょう。
部屋別・暮らし別の選び方(寝室・リビング・一人暮らし)
寝室は遮光性と光の入り方を確認
朝の光で目が覚めやすい寝室なら、遮光等級を優先して選びます。生地の等級だけでなく、カーテン上部や両端からの光漏れも考慮しましょう。反対に朝日を取り入れたい方は、遮光性を高くしすぎない選択もあります。
リビングはレースとの組み合わせが便利
日中の明るさを保ちたいリビングでは、ドレープとレースを組み合わせると調整しやすくなります。道路や隣家に面した窓では、外からの視線を抑える機能も確認してください。
一人暮らし・賃貸は設置条件を優先
一人暮らしでは、まず既製サイズが窓に合うか、必要な枚数がそろうかを確認します。賃貸住宅では、レールの有無や取り付け方法、壁への穴開けが必要かどうかを購入前に確かめましょう。
買う前の最終チェックリスト
- レールを基準に幅と丈を確認し、必要枚数を数えたか
- 遮光・遮熱・目隠しなど、優先する機能を決めたか
- 洗濯表示とお手入れ方法を確認したか
- 建物に防炎カーテンの使用義務があるか確認したか
- 生地サンプルや商品写真で、色・柄・透け感を確かめたか
通販では、届いてから「思っていた丈と違う」「レースが付いていなかった」と気付くことがあります。商品ページのセット内容、フック、製作・配送条件、返品の可否まで読んでから注文しましょう。
セラピスで選べるカーテン
1級遮光カーテン+ミラーレース セット
ドレープとミラーレースをまとめて選べるセットです。遮光性と日中の視線対策を一緒に考えたい方に向いています。幅によってセット枚数が異なるため、購入前に確認してください。
遮光カーテン(1級・2級・幅100cm 2枚)
色によって遮光等級が異なるカーテンです。丈の選択肢と希望の色・等級を確認して選べます。受注生産品のため、注文後のキャンセル・返品条件にも注意してください。
遮熱レースカーテン(UVカット・防炎)
遮熱、UVカット、防炎などの機能を備えたレースカーテンです。窓まわりの日差しや視線が気になる場合の候補になります。ドレープは別に必要か、購入前に確認しましょう。
カーテンの選び方に関するよくある質問
遮光1級と2級の違いは何ですか?
遮光1級は遮光率99.99%以上、2級は99.80%以上99.99%未満です。暗さを重視するなら1級から検討しますが、取り付け部分の隙間から入る光も確認してください。
防炎カーテンは必ず必要ですか?
建物の条件によります。高さ31mを超える高層建築物などは、防炎物品の使用義務の対象です。マンションの場合は管理会社などに確認してください。
カーテンは家で洗えますか?
家庭で洗えるかは商品によって異なります。「ウォッシャブル」の表示だけで判断せず、洗濯表示のタグと取扱説明を確認してください。洗濯桶のマークや洗い方の指定を確認しましょう。
既製品とオーダーはどちらが安いですか?
窓に合う既製品があれば、予算を抑えやすい選択肢です。ただし、価格は生地や機能、仕様によって異なります。必要枚数や送料を含め、商品ページで比較してください。
一人暮らしのカーテンは何を優先しますか?
最初に窓とレールに合うサイズを確認し、次に遮光等級と洗濯のしやすさを選びます。賃貸なら、レールやフックの仕様も購入前に確認しましょう。
カーテンの選び方のまとめ
カーテンは、窓に合うサイズを確かめたうえで、暮らしに必要な機能を選ぶのが基本です。寝室の遮光、日差しへの遮熱対策、建物に応じた防炎、洗濯のしやすさを確認し、最後に色・柄と予算を比較しましょう。
- サイズ:レール基準で採寸し、枚数とフックも確認
- 機能:遮光・遮熱・防炎を目的に合わせて選択
- 買い方:既製品で合わなければオーダーを検討




