- カーテンを家で洗いたいけれど、洗濯機に入れても大丈夫?
- フックの外し方や脱水の時間が分からない。シワや縮みが心配!
- 遮光・防炎カーテンや、カビが付いたレースはどう洗う?
カーテンの洗い方は、洗濯表示を確認し、フックを外し、布地に合う方法で洗って、形を整えて干すのが基本です。「洗えるカーテン」でも、洗濯機で洗えるものと手洗いが必要なものがあります。
私はベッド・家具ショップオーナーで、睡眠環境・寝具指導士の資格を保有しています。この記事では、カーテンの手入れを失敗しないための準備から洗濯・干し方、遮光・防炎・カビの注意点まで、順番にまとめます。
- 洗う前:洗濯表示と防炎ラベルを確認する
- 洗い方:フックを外し、ひだに沿ってたたんで洗う
- 脱水・乾燥:脱水は短く、表示に合う方法で十分に乾かす
- 洗えないとき:無理に水洗いせず、専門店に相談する
カーテンの洗い方は「洗濯表示を見る→外す→洗う→吊るして干す」の順
家で洗えるカーテンなら、次の順番で進めると迷いません。洗う前に家庭洗濯ができる表示か、乾かす場所があるかを確かめましょう。

- 表示を見る:洗濯表示と防炎ラベルを確認し、水洗いできるか判断する。
- 外す:レールから取り外し、フックや重りなどの部品を取る。
- 洗う:ひだに沿ってたたみ、指定の方法で洗う。脱水は短くする。
- 干す:形を整え、軽いものはレールに吊るすなどして乾かす。
年末の大掃除では、晴れて乾きやすい日を選ぶと作業が進めやすくなります。厚手のドレープと薄いレースは分けて洗いましょう。
洗う前に洗濯表示を見る:家で洗えるか・洗えないかの見分け
洗濯表示の5つの基本記号
洗濯表示には、洗濯おけ・三角形・正方形・アイロンの形・円という5つの基本記号があります。それぞれ家庭での洗濯、漂白、乾燥、アイロン、クリーニングを示します。

最初に見るのは洗濯おけの形です。漂白剤を使いたい場合は三角形、干し方は正方形の記号も確認します。記号の詳しい一覧は、消費者庁の洗濯表示の案内で確認できます。
洗濯おけの数字・下線・手のマーク・×印
洗濯おけの中の数字は洗うときの液温の上限です。下に一本線があれば弱い処理、二本線ならさらに弱い処理を示します。
手のマークは手洗い、洗濯おけに×印が付いていれば家庭での洗濯は禁止です。手洗い表示を見て、普通の洗濯機コースで洗えると判断しないようにしましょう。機種ごとに対応が異なるため、洗濯機の説明書も必要です。
干し方の記号もいっしょに見る
自然乾燥の表示では、正方形の中の縦線がつり干し、横線が平干し、斜め線が日陰干しを示します。縦線が二本なら、脱水しない「ぬれつり干し」の意味です。
水洗いできても、必ずレールに吊るしてよいとは限りません。洗濯表示と商品のお手入れ案内を優先してください。
洗濯表示が無い・家庭での洗濯禁止のとき
洗濯表示が見当たらない場合は、自己判断で洗濯機に入れないでください。家庭での洗濯禁止なら水洗いは避け、販売店やクリーニング店に相談します。
なお、円のクリーニング記号があるだけで、家庭洗濯が禁止とは限りません。家庭洗濯の可否は、洗濯おけの記号で判断します。
カーテンとフックの外し方、洗う前の下準備
ほこりを落としてからレールから外す
カーテンを吊るしたまま、表面や上部のほこりをやさしく払いましょう。窓を開けて換気し、周囲の家具にほこりが付かないようにします。
取り外すときは、無理に引っ張らず、レールのランナーからフックを順番に外します。高い位置の作業は、安定した踏み台を使い、無理な姿勢を避けてください。
フックと重りを外し、汚れを確認
アジャスターフックは布地からすべて取り外します。重りなど、取り外せる布地以外の部品も外し、なくさないよう袋にまとめましょう。フックが付いていた位置も覚えておくと、洗った後に戻しやすくなります。
裾や手で触れる部分の汚れを確認し、洗濯表示で使える洗剤を選びます。色落ちが心配な場合は目立たない部分で確かめ、汚れが強いところは布地を傷めない範囲で先に手当てします。
洗濯機で洗う:たたみ方・洗濯ネット・コースと短い脱水
ひだに沿ってたたみ、必要ならネットへ
洗濯機で洗えるカーテンは、ひだに沿って山折り・谷折りにたたみ、横方向にも折って収めます。洗濯ネット指定があれば必ず使い、汚れが気になる面が外側になるようにすると洗いやすくなります。
ネットの大きさや洗える枚数は、洗濯機の機種によって異なります。たとえば一部の機種では、一辺40cm以上のネットを使用しないよう案内されています。大きなネットなら安心と決めず、お使いの洗濯機の説明書を確認してください。
コースと脱水時間は表示・説明書を優先
弱い洗濯が必要な布地は、洗濯機が指定する対応コースを選びます。通常コースや毛布コースを自己判断で選ばず、洗濯表示と洗濯機の取扱説明書を照らし合わせましょう。
脱水を長くすると、シワが強く残ることがあります。洗濯機メーカーの一部機種の案内では1〜3分、カーテンの手入れ案内には30秒以内や遮光カーテンで1分程度とする例もあります。これは一律の指定時間ではありません。布地と機種に合う短い時間を選びます。
手洗い表示ならやさしく押し洗い
手洗いできるカーテンは、指定の液温と洗剤を守り、たらいや浴槽などでやさしく押し洗いします。強くこすったり、ねじって絞ったりせず、洗剤が残らないようすすぎます。
レースとドレープは分けて洗いましょう。洗濯機に収まらない大きなカーテンは、無理に詰めずクリーニングも検討してください。
干し方:レールに吊るして乾かすとシワが伸びやすい
洗い終わったらすぐに取り出し、ひだや裾を整えて干します。乾燥機や洗濯機の乾燥機能は、カーテンを傷めたり縮ませたりするおそれがあるため、製品の表示・説明書で明確に認められていない限り避けましょう。

軽いカーテン・レースはレールに吊るす
レールが重さに耐えられる軽いカーテンなら、フックを付け直して吊るし、形を整えながら乾かせます。床にタオルを敷き、窓を開けるなどして空気を通しましょう。
濡れた布が窓ガラスに密着すると乾きにくいため、布地が触れないようにします。日陰干し指定なら、直射日光を避けてください。
厚手は物干しざおなどで重さを分散
厚手のカーテンは水を含むと重くなります。濡れたままレールに吊るすと、レールや金具に負担がかかるため、物干しざおを2本使うなどして重さを分けましょう。
風通しのよい場所で、布同士が重ならないように広げます。室内で干すなら換気や除湿を行い、十分に乾いてから元に戻してください。
遮光・防炎・レースカーテンを洗うときの注意
遮光カーテン:裏面の加工を傷めない
遮光カーテンには、裏側にコーティングがあるものもあります。もみ洗いや強い脱水で加工面を傷めないよう、洗濯表示と商品説明を確認しましょう。
「遮光」という名前だけでは水洗いできるか判断できません。洗濯機に対応している製品でも、脱水を短くし、形を整えて干すことが大切です。
防炎カーテン:ラベルの洗濯区分を見る
防炎カーテンは、洗濯できるかどうかに加えて、洗濯後も防炎性能を保てるかを確認する必要があります。防炎ラベルには水洗い・ドライクリーニングへの適合区分があり、洗濯後に再び防炎処理が必要なものもあります。
防炎ラベルと洗濯表示を両方確認し、区分が分からない場合は販売店やメーカーに相談してください。高さ31mを超える高層建築物など、防炎物品の使用が義務付けられる場所では特に注意が必要です。
レースカーテン:薄い生地を引っかけない
レースカーテンは薄く、フックやほかの洗濯物に引っかかると傷みやすい生地です。フックを外し、必要に応じてネットに入れて、ドレープとは分けて洗います。
洗濯後は引っ張らずに形を整え、指定の干し方で乾かしましょう。古くなって弱った生地は、洗濯によって破れることもあるため、状態を確認してください。
洗う頻度の目安と、年末の大掃除で洗うときのコツ
厚手は年1回、レースは年2回前後を参考に
洗う頻度に、すべてのカーテンへ共通する公的な基準があるわけではありません。家庭での手入れの目安として、厚手のカーテンは年1回程度、レースは年2回程度から考えるとよいでしょう。レースを年2〜3回程度とする手入れ案内もあります。
キッチンに近い窓や結露しやすい場所では、汚れ具合を見て調整します。洗いすぎで傷みやすい素材もあるため、表示と生地の状態を優先してください。
大掃除では乾燥時間を先に確保
年末に洗うなら、乾きやすい日の午前中に始め、窓ガラスやカーテンレールのほこりも掃除しましょう。厚手とレースを別の日に分けると、干す場所を確保しやすくなります。
クリーニングに出す場合は、仕上がりまでの日数を事前に確認します。年末は混み合うこともあるため、余裕を持って相談しましょう。
カビ・結露で汚れたとき、洗えないカーテンはクリーニングへ
カーテンのカビの落とし方の注意
カーテンの裾に黒い点が付いたら、窓の結露やカビが関係していることがあります。カビが疑われる部分を乾いた布で強くこすったり、掃除機で吸ったりしないでください。胞子を周囲に広げるおそれがあります。
洗える布地なら、洗濯表示の漂白の記号と商品説明を確認してから手入れします。洗剤や漂白剤が使えるか不明なときは、無理に試さず専門店に相談しましょう。塩素系カビ取り剤と酸性タイプの洗浄剤を混ぜるのは危険なので、絶対に避けてください。
洗っても汚れが残る、広い範囲にカビがある、布地が弱っている場合は、無理に洗わずクリーニング店に相談します。窓まわりの湿気が残れば再発しやすいため、結露対策も併せて確認してください。
クリーニングに出すとき
家庭での洗濯禁止や、素材・加工が特殊なカーテンは、クリーニング店に洗濯表示を伝えて相談します。防炎カーテンは、防炎性能の維持や再加工が必要かどうかも確認してください。
仕上がり日や料金は店舗・布地によって異なります。取り外す前に、替えのカーテンが必要かも考えておきましょう。
おすすめの洗えるカーテン
洗い替えや買い替えを考えるなら、「ウォッシャブル」の表示があるかを確認しましょう。ただし、具体的な洗い方は商品ごとに異なります。購入後は必ず付属の洗濯表示に従ってください。
1級遮光カーテン+ミラーレース セット
ドレープとミラーレースがセットになったタイプ。どちらもウォッシャブル仕様なので、厚手とレースを分けて手入れしたい方に向いています。
遮光カーテン(1級・2級・幅100cm 2枚)
1級遮光と2級遮光の色展開がある、幅100cmの2枚組です。ウォッシャブル仕様ですが、洗濯方法は表示を確認してください。
ドレープカーテン(遮光・形状記憶・2枚組)
形状記憶加工のある2枚組のドレープカーテンです。洗濯機洗いに対応したウォッシャブル仕様で、日々のお手入れ方法を選びやすい商品です。
ミラーレースカーテン(防炎・幅100/150/200cm)
ミラー加工と防炎加工のあるレースカーテンです。洗濯機での丸洗いに対応しますが、防炎ラベルと洗濯表示も確認しておきましょう。
カーテンの洗い方に関するよくある質問
カーテンは家の洗濯機で洗えますか?
洗濯おけの記号を見て、洗濯機で洗える表示か確認してください。手洗い表示は普通の洗濯機コースで洗える意味ではありません。洗濯表示がない場合や家庭洗濯禁止の場合は、販売店やクリーニング店に相談しましょう。
カーテンの脱水は何分にすればよいですか?
布地と洗濯機によって違います。短い脱水が基本で、機種によって1〜3分という案内や、カーテンの種類によって30秒以内・1分程度という目安もあります。洗濯表示と洗濯機の説明書を優先してください。
防炎カーテンは洗っても大丈夫ですか?
防炎ラベルの洗濯区分を確認してください。水洗いに対応するものもありますが、洗濯後に再防炎処理が必要なものもあります。分からなければ販売店やメーカーに確認しましょう。
カーテンはどれくらいの頻度で洗えばよいですか?
厚手は年1回程度、レースは年2回程度が家庭での参考目安です。汚れや結露の状況、素材の傷みやすさによって調整し、洗濯表示に従ってください。
カーテンにカビが生えたらどうすればよいですか?
乾いた布でこすったり、掃除機で吸ったりして広げないようにしましょう。洗えるか、漂白できるかを表示で確かめ、落ちない場合や広範囲ならクリーニング店に相談してください。塩素系と酸性の洗浄剤は絶対に混ぜないでください。
カーテンの洗い方のまとめ
カーテンをきれいに洗うコツは、最初に表示を確認してから、無理のない洗い方と干し方を選ぶことです。特に遮光加工や防炎性能のあるものは、普通の布と同じ感覚で洗わず、商品ごとの注意を守りましょう。
- 洗う前:洗濯表示と防炎ラベルを見る
- 準備:フックを外し、ひだに沿ってたたむ
- 乾燥:脱水は短く、重さと干し方に注意する
- 迷ったら:無理に洗わず専門店に相談する






