- ロングサイズベッドは、何処で買える?
- 身長が高く普通のベッドだと体を丸めて寝る必要がある・・
高身長の方が通常のベッドを使うと。足が飛び出たり、頭をヘッドボードや壁にぶつけてしまいます。
また足元に壁やタンスなどがある場合は、少し伸びをしただけでつっかえるので、イライラも溜まりますよね?
私はベッドショップオーナーで、睡眠・寝具指導士、睡眠・寝具インストラクター、寝具ソムリエの資格を持っていますが、長さが足りないベッドは寝姿勢が崩れて睡眠の質が落ちるので直ぐに対策を取る事をおすすめします。
そこでこの記事では、高身長の方でも快適に眠れるロングクッションやロングベッドをご紹介します。
シングルベッドは身長何㎝まで大丈夫?
通常のシングルベッドは、長さが195㎝です。
これだけ見ると高身長の人でも大丈夫のように思いますが、実際にはベッドの長さは「身長+15㎝」必要と言われています。
と言うのも、人は寝ている間ずっと同じ体勢でいるわけではありません。
ちょっとした寝返りや寝相によって、ベッドから足や頭が飛び出してしまいます。
頭もヘッドボードにくっつけながら寝る人はいないので、ある程度余裕を持っていないと狭苦しくなってしまいます。
シングルベッドは身長180㎝が限界!
そのため、通常のシングルベッドは身長180㎝までが使用出来る限界と言えます。
では、身長180㎝以上の人は、どうすればいいのかと言うと、
- マットレスを少しずらす(ロングクッションを使う)
- ロングベッドに買い替える
と言った2つの方法があるので、それぞれご説明したいと思います。
マットレスを少しずらす(ロングクッションを使う)
まず一つ目は、マットレスをずらす方法です。
マットレスを設置する際に、頭部分に10㎝程度の隙間をもたせます。
そこにタオルやクッションを敷き詰める、たったこれだけのことでもマットレスの長さを余分に確保出来ます。
頭部分は枕を置くので、多少の隙間は問題ありませんし、マットレスの耐圧分散は体に影響しますが、頭部は関係ありません。
足先はベッドフレームがないですが、スプリングマットレスは厚みがあるので、極端にたわんで寝づらいと言う事もありません。
もちろん、この方法は一時しのぎにしかなりませんし、見た目にも不格好なのは確かです。
マットレス用ロングクッションを使う
マットレス用 ロングクッション シングルサイズ用 【RCP】
そこで、おすすめなのが「マットレス用ロングクッション」を使う方法です。
ヘッドボードに空いた10㎝の隙間に専用のクッションを入れる事で、見た目にもさほど違和感なく使用する事が出来ます。
但しこの方法は、ベッドの種類によって難しい場合があります。
例えば、フロアベッドのようにフレーム枠にマットレスをはめ込むタイプのベッドではこの方法は使えません。
また、ローベッドのようにフットボードが付いているタイプも、マットレスをずらす事が出来ません。
では、具体的にこうした対処法の他に、高身長の人におすすめの方法はあるのでしょうか?
ロングベッドに買い替える
高身長の人が余裕をもって睡眠を取るためには、ロングベッドを用いるのが一番おすすめです。
ロングベッドは通常サイズのシングルベッドに比べて、プラス11cm程あります。
つまり、ロングベッドであれば身長196cm未満であれば快適に睡眠を取れます。
睡眠の質が低下すると・・・
睡眠が深いノンレム睡眠の中でも、始めの1時間半の「特に深い睡眠」は成長ホルモンが最も分泌して、体の成長や記憶形成に重要な役割を果たしています。
しかしこの深い睡眠は、眼を覚まさないような些細な妨害でも浅くなってしまうことがわかっています。
睡眠不足は、記憶力など脳機能の低下だけでなく、高血圧、糖尿病、ガン、心臓病、脳卒中、肥満、メタボリックシンドロームなど、多くの病的状態との関連も示唆されています。
身長に見合わない短いベッドで眠ると、それだけで健康を害します。
通常サイズのベッドでこれまで窮屈な思いをしてきたという人や、不眠症の方、慢性的に疲労がたまっている方はロングベッドを選択するようにして下さい。
おすすめのロングベッド5選!
ロングベッドは残念ながらベッド専門店でも取り扱っていない事があります。
そのためネットで探すのが一番手っ取り早いのですが、それでも品数は限られています。
ここでは、その中でも特に人気の高いロングベッドを5つご紹介したいと思います。
1位.ロング丈連結ベッド【JointLong】ジョイント・ロング
ベッドの種類 | サイズ | 価格 |
フロアベッド | セミシングル~ワイドK280 | 65,016円~ |
【JointLong】ジョイント・ロングは、棚・照明・コンセントが付いているフロアタイプのロングベッドです。
サイズ展開がセミシングル~ワイドキングまで幅広く揃っているのが特徴で、一人用や二人用だけでなくご家族が増えた時でも重宝するロングベッドになっています。
また、クイーンサイズ以上は2つのベッドを連結していますが、将来的には分割して使用する事も出来るので、お子様の成長に合わせて長く愛用する事が出来ますよ。
2位.パイプベッド【フレームのみ】のびのびベッド【Scelta】シェルタ
パイプベッド【フレームのみ】のびのびベッド【Scelta】シェルタ
ベッドの種類 | サイズ | 価格 |
パイプベッド | シングル | 44,246円 |
【Scelta】シェルタは、伸び縮みするパイプベッドです。
ベッドの長さを150㎝~210㎝まで7段階調整する事が出来ます。
男の子の場合中高生など成長期になると、一気に身長も体重も増えてきます。
しかし【Scelta】シェルタなら、小学生から大人まで使い続けられるので一度きりの購入で済ませる事が出来ます。
3位.デザインボードベッドロング Girafy ジラフィ
ベッドの種類 | サイズ | 価格 |
ローベッド | シングル~ダブル | 32,131円~ |
Girafy ジラフィは長さが210㎝あるロースタイルがかっこいいロングベッドです。
シングル・セミダブル・ダブルと3種類サイズがありますが、床板がすのこ状になっていて基本的にはマットレスではなく敷布団を敷いて眠る仕様になっています。
シンプルなデザインで値段も比較的安いので、敷布団を愛用していてロングサイズのベッドフレームをお探しの方におすすめとなっています。
4位.敷布団対応ロングサイズ 日本製ひのき棚付きセミダブルロング(楽天)
こちらは布団対応・セミダブルサイズのロングベッドです。
すのこの幅が狭いため、敷布団が落ち込みにくく湿気も効率的に逃がしてくれます。
高身長の方は肩幅が広い方も多いので、横幅も広いこちらの商品はおすすめです。
5位.こうひん 日本製 ひのきすのこベッド『マレ ロング』(Amazon)
こちらはヘッドレスタイプのロングベッドです。
耐久性に強く虫を寄せ付けない【ひのき】を採用しているので、衛生的な睡眠環境を整えられます。
四方八方から空気が入り込むことで、湿気やカビに非常に強いため、湿気がちな間取りでも安心です。
ロングベッドまとめ
身長が180cmを超えるような高身長の方にとっては、通常サイズのベッドでは頭や足がつっかえてしまうので、知らない間に睡眠の質が低下している事が考えられます。
そこでおすすめになってくるのが、ロングクッションを使って、マットレスの長さを伸ばす方法と、通常よりも11㎝長いロングベッドを使用する方法です。