最近では風水という言葉を耳にする機会は、特に珍しくありませんよね?
しかし風水と言うと、「怪しい」とか「胡散臭い」「占いと同じで気持ちの問題」と思っている人も多いのではないでしょうか?
しかし、風水は運気を上げるために確立された学問でもあります。
特に寝室のベッドは、風水において大切な役割を果たしているので、幸運を味方につけたい方は必見です。
この記事では、そんな風水をベッドに取り入れる方法を簡単にご説明いたします。
風水とは?
風水とは陰陽説と五行説と方角に注意する事で、気の流れを良くして幸運を得られる様にする約四千年前に中国で発祥した環境学のことです。
それぞれの方角には財運や仕事運、恋愛運等に関連しておりその方角に合う色や物を置く事で方角に適した運気アップを望む事が出来ます。
「胡散臭い」と一言で片づけるのは簡単ですが、例えば「掃除」をするしないによっても運気は変わってくるものです。
綺麗にしている部屋と汚い部屋では、どちらが運気が上がるかは明白ですよね?
風水を極めようとすると大変ですが、寝室(特にベッド)は風水の中でも重要な役割を果たしているので、ここだけでも改善する価値は十分にありますよ。
幸運を呼ぶ寝室の位置
風水では如何にして良い形で、気を巡らせるかを重視するのが基本です。
そのため家の中で特に重視されているのが、玄関です。
玄関は気の入り口となっているので、十分に注意しなければなりません。
同様にキッチンは、エネルギーとなる食べ物を作る場所なので重視しています。
そして、それらと並んで重視される場所がベッドを置く寝室です。
家を建てる際には、この3つの場所をきちんと風水的に良い状態にする事が基本になります。
風水における寝室の役目
寝室は1日の疲労をリセットするだけでなく、エネルギーを補充して翌日に備える事が出来る風水的にも非常に大切な場所です。
寝室における風水は健康だけでなく、個人の運気にも大きな影響を与える場所なので正しい方角に設置しましょう。
ただし風水では、吉凶の方位というのは人によって違いがあります。
だからこそ一概にこの方角ならば大丈夫という訳でなく、自身の生年月日から吉凶の方角をまずは割り出す事です。
そうして1番運気が良いとされる大吉の「天医」の方角に寝室を設置すれば、疲労回復効果の高い睡眠を得る事が出来ます。
天医が取れない場合には、中吉の「延年」の方角でも家族運のアップ等を望む事が可能です。
あなたの天医の方角を知る
あなたの生まれた年から本命卦(ほんめいか)を導き出して、その本命卦に沿った天医の方角に寝室を置くことが風水的に良いとされています。
まずは下記の簡易表からあなたの本命卦が何かを調べましょう。
生まれた年の本命卦(ほんめいか) | 男性 | 女性 |
昭和12、21、30、39、48、57、平成3年、12、21 | 離(り) | 乾(けん) |
昭和13、22、31、40、49、58、平成4年、13、22 | 艮(ごん) | 兌(だ) |
昭和14、23、32、41、50、59、平成5年、14、23 | 兌(だ) | 艮(ごん) |
昭和15、24、33、42、51、60、平成6年、15、24 | 乾(けん) | 離(り) |
昭和16、25、34、43、52、61、平成7年、16、25 | 坤(こん) | 坎(かん) |
昭和17、26、35、44、53、62、平成8年、17、26 | 巽(そん) | 坤(こん) |
昭和18、27、36、45、54、63、平成9年、18、27 | 震(しん) | 震(しん) |
昭和19、28、37、46、55、平成元年、10、19、28 | 坤(こん) | 巽(そん) |
昭和20、29、38、47、56、平成2年、11、20、29 | 坎(かん) | 艮(ごん) |
本命卦が分かったら、次に下記のグラフに記載してある天医の方角を調べます。
坎・震・巽・離の4つの中に本命卦がある人を「東四命」、艮・坤・兌・乾の4つの中に本命卦がある人を「西四命」と言います。
「震」が本命卦の人は北が天医
「震」が本命卦の人の天医は、北になります。
昭和18、27、36、45、54、63、平成9年、18、27生まれの男性・女性の方が当てはまります。
「巽」が本命卦の人は南が天医
「巽」が本命卦の人は南が天医になります。
昭和17、26、35、44、53、62、平成8年、17、26生まれの男性
昭和19、28、37、46、55、平成元年、10、19、28生まれの女性が当てはまります。
「離」が本命卦の人は南東が天医
「離」が本命卦の人は南東が天医になります。
昭和12、21、30、39、48、57、平成3年、12、21生まれの男性
昭和15、24、33、42、51、60、平成6年、15、24生まれの女性が当てはまります。
「坎」が本命卦の人は東が天医
「坎」が本命卦の人は東が天医になります。
昭和20、29、38、47、56、平成2年、11、20、29生まれの男性
昭和16、25、34、43、52、61、平成7年、16、25生まれの女性が当てはまります。
「坤」が本命卦の人は西が天医
「坤」が本命卦の人は西が天医になります。
昭和19、28、37、46、55、平成元年、10、19、28生まれの男性
昭和17、26、35、44、53、62、平成8年、17、26生まれの女性が当てはまります。
「兌」が本命卦の人は南西が天医
「兌」が本命卦の人は南西が天医になります。
昭和14、23、32、41、50、59、平成5年、14、23生まれの男性
昭和13、22、31、40、49、58、平成4年、13、22生まれの女性が当てはまります。
「乾」が本命卦の人は北東が天医
「乾」が本命卦の人は北東が天医になります。
昭和15、24、33、42、51、60、平成6年、15、24生まれの男性
昭和12、21、30、39、48、57、平成3年、12、21生まれの女性が当てはまります。
「艮」が本命卦の人は北西が天医
「艮」が本命卦の人は北西が天医になります。
昭和13、22、31、40、49、58、平成4年、13、22生まれの男性
昭和14、23、32、41、50、59、平成5年、14、23生まれの女性が当てはまります。
風水を取り入れたベッドの配置
寝室の位置を決めたら、そこで安心するのはまだ早計です。
今度は、ベッドの位置にも風水を取り入れてみましょう。
ベッドの位置も個人の生年月日を元にして、その人にとって吉と呼べる方角にベッドを設置する必要があります。
なのできちんと生年月日を元にして本命卦を行い、自分にとってどの方角が「吉」であるかを調べてそれに合わせる必要があります。
それぞれの本命卦によって吉の方角は異なりますが、大まかには「東四命の人」と「西四命の人」に分ける事が出来ます。
東四命に適したベッドの配置
坎・震・巽・離の4つの中に本命卦がある人は「東四命」なので、ベッドの配置は図のようにすると運気がアップします。
西四命に適したベッドの配置
一方、艮・坤・兌・乾の4つの中に本命卦がある人は「西四命」なので、西を中心としてベッドを配置するのが良いとなっています。
風水に置いてベッドの配置が重要な理由
どうして寝室だけでなくベッドの位置にまで注意しなければならないかと言うと、睡眠中は身体が無防備な状態になるためです。
そのため睡眠中は深層意識が影響を受け易く、寝室の環境が悪い場合には邪気による悪影響を受け易いと考えられています。
なので邪気の影響により運気が低下したり、体調を崩すといった問題が生じ易いです。
だからこそ寝室は、最高の環境に出来る様に留意する必要があります。
特に寝付きが悪く睡眠障害に悩まされている人は、ベッドの位置に注意すべきです。
ベッドを数十センチ動かしたり、頭の位置を変えるだけでも風水的に改善出来る可能性があります。
凶の方角にベッドを配置する時は水晶を
どうしても凶の方角にしか寝室を置けない場合は、寝室に水晶を置く事をおすすめします。
水晶には空気を浄化して乱れたエネルギーを整える効果があるので、良い方角に寝室を設置出来ない時には活用しましょう。
家族の本命卦がバラバラのときは世帯主に合わせる
一人暮らしであればご自身の本命卦に合わせれば良いですが、夫婦や家族と一緒に寝る人も多いと思います。
そんな時には、世帯主に合わせるのが基本となります。
一家の大黒柱に合わせる事は、家族全員に良い影響を与えると考えられるからです。
但し、ケースバイケースで家族の誰かが病気をしている時などは、その年だけは病気の人の本命卦に合わせるのも良いでしょう。
風水におけるベッドの配色
風水を取り入れて寝室を設置するなら方角だけでなく、ベッドの色にも注意しましょう。
ベッドの色と言うと、黒や茶色といった濃いめの色を選ぶ人が少なくありません。
しかしベッドの色で運気アップを目論むのならば、方角に合わせた色を選ぶことをおすすめします。
とは言え、ベッドフレーム自体の色を変えるのは難しいので、シーツの色を変える事で運気をアップしましょう。
北側は白色
白色には、浄化やリセットという意味合いが存在しています。
寝室のベッドで眠るという行為は1日の疲れをリセットし、新たな1日をスタートさせる場所として相応しいです。
白に限らず色は方角により合う合わないというのがあるので、自分のベッドの方角をまずはチェックしましょう。
例えば本命卦が東四命の人は北向きのベッドの配置が良いとされています。
そうして自分の吉の方角から寝室を、北・北西・北東の方角に設置した人は是非ともシーツを白色で統一してみましょう。
南側は緑色
南は太陽の通り道になるので、火の気のある赤いシーツは避けるようにしましょう。
相性が良いのは緑色でシーツを変えるのも良いですし、観葉植物などを置いてもOKです。
但し観葉植物を置くときには、必ず本物を置くようにして造花は止めましょう。
東側は赤色
風水で東側は仕事運や勉強運を司る方角とされています。
相性の良い色は赤やピンクですが、派手過ぎて寝つきが悪くなるようであれば緑色や水色でも大丈夫です。
と言うのも風水には、「跡継ぎは東の風に当てろ」という言葉があり、東から吹く風には木の気が含まれているからです。
西側は黄色
方位「西」は金の気を持ち金運にダイレクトに影響を与える方角です。
キレイな水の気があると金は増幅する傾向にあるので、西側に同じく金運を司り水の気を持つキッチンがあると家全体の金運アップにつながります。
「西」の持つ色は「白・金・銀」など金属や石を表すカラーなので、金色のシーツが一番良いのですが、見つからない時には白や黄色でも大丈夫です。
注意点として金属なので水が多すぎると錆びつき、火が強すぎると溶けてしまいます。
つまり西側には黒や青(水)、赤(火)は多様しないほうが良いでしょう。
ベッドの風水まとめ
風水において寝室・ベッドの配置は、玄関やキッチンと並んで寝室が重要とされています。
自分の生年月日を使い本命卦を求めたら、天医の方角に寝室を配置するようにしましょう。
ベッドの配置は、坎・震・巽・離の方は東を中心にして、艮・坤・兌・乾の4つの中に本命卦がある人は、西を中心にします。
同時にベッドを配置した方角によって相性の良い色のシーツを取り入れる事で、恋愛運や仕事運、金運をアップする事が出来ます。