- 脚付きマットレスに布団は敷くの?
- 脚を付けるのが面倒・・・
- ルンバは使える?
脚付きマットレスは寝具以外にも使い勝手に優れているベッドですが、布団を敷くなど間違った使い方をしている方も多くいます。
私は睡眠・寝具指導士の資格を取得していて、日々睡眠研究の論文に目を通して最新情報を入手しており、科学的根拠に基づくブログを運営しています。
そこでこの記事では、脚付きマットレスの正しい使い方やNGな使い方、更には知っておくと便利な使い方をご紹介します。
脚付きマットレスの正しい使い方
脚付きマットレスを正しく使うためには、
- 組み立てる
- ベッドパッド・シーツを用意する
の2ステップが必要です。
1.組み立てる
脚付きマットレスがお手元に届いたら、梱包を取り除いて、マットレスの裏面に脚を取り付けます。
基本的にねじ込み式になので、脚の取り付けに工具は必要ありません。
分割式脚付きマットレスの組み立て方
分割式脚付きマットレスの場合には、2つを接続「マジックテープ」や「固定金具」を使います。
頻繁に分割する方は、マジックテープで簡易的に固定している方が便利ですが、普段連結して使用する方であれば、固定金具でしっかりとくっつけた方が離れないのでおすすめです。
2.ベッドパッド・シーツを用意する
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脚付きマットレスを衛生的に使用するためには、
- ボックスシーツ+ベッドパッド
- ボックスシーツ+敷きパッド
のいずれかを使うようにしましょう。
基本はベッドパッドの上にボックスシーツを被せる
基本的な使い方は、ベッド本体の上にベッドパッドを敷き、その上からボックスシーツを被せます。
こうする事で、寝汗がマットレスに染み込む事を防ぐとともに、皮脂やフケが付着するのも防げます。
ベッドパッドは1ヶ月に1回程度、ボックスシーツは1週間に1回程度洗濯機で丸洗いするようにして下さい。
真冬や真夏は敷きパッドを使う
真冬はシーツが肌に触れると冷たいですし、真夏は汗でシーツが体にまとわりついてしまいますよね?
そう言った時に活躍するのが「敷きパッド」です。
暖かい素材や、ひんやり冷感素材の敷きパッドをシーツの上に載せる事で、快適に睡眠を取れます。
敷きパッドは肌に直接触れるように使うので、ボックスシーツの上に敷きます。
この時、ベッドパッドは外した方が寝心地が良くなります。
脚付きマットレスNGな使い方3選!
脚付きマットレスは、収納がなくシンプルな作りなので、基本的な使い方をすればカビに強いベッドです。
しかし、
- 布団を敷く
- マットレスを直置きする
- ローテーションをしない
と言った使い方をすると、カビやダニが発生したり、へたりが早くなるので注意しましょう。
1.布団を敷く
脚付きマットレスをお使いの方に質問です!敷布団は敷いてますか?もし敷いている方は敷布団とマットレスの間にカビが生えたりしませんか? 床に敷布団でカビに悩まされ脚付きマットレスを購入しましたがどう使えば衛生的か考えてしまいます。ご回答いただけるととても助かります。よろしくお願いします。
ヤフー知恵袋を見ていると、このような投稿が多くあります。
結論から申し上げますと、脚付きマットレスに敷布団は使いません!
脚付きマットレスは、その名の通り「マットレス」としての機能を持っています。
耐圧を分散して適度な弾力性を持たせる事で、理想的な寝姿勢を維持できるように作られています。
しかし敷布団を上に載せると、マットレスの弾力性が損なわれるだけでなく、敷布団とマットレスの間に湿気が溜まりやすくなります。
また、脚付きマットレスにはヘッドボードやフットボードがないので、寝ている間に敷布団がずれ落ちる事もあります。
寝心地の面からも、衛生的な観点からも布団を敷くのは止めて下さいね。
2.マットレスを直置きする
「脚付きマットレスを購入したけど、脚を付けるのが面倒・・・」と言う理由で、マットレスを床に直置きする人は結構多くいます。
しかし、この使い方は絶対にしないで下さい。
と言うのも、脚付きマットレスは脚がある事で、下から空気が入り込む構造になっています。
そのため通気性に優れていて、カビの心配がほとんどない優れたベッドです。
しかしフローリングや畳に直置きをすると、汗や部屋の湿気がマットレスの下に溜まってしまいます。
湿度の高い部屋では、2~3日もすればマットレスの裏側に黒カビが・・・
一度繁殖したカビは除去するのが大変ですし、マットレスの生地や床も傷めてしまうので注意してくださいね。
3.ローテーションをしない
脚付きマットレスは、頭と足の位置をひっくり返す「ローテーション」をする事で寿命を延ばせます。
逆にローテーションをしないと、お尻の部分が徐々に凹んできます。
ローテーションは簡単なので、2~3ヶ月に一度は行いましょう。
脚付きマットレスの便利な使い方7選!
脚付きマットレスの基本的な使い方とダメな使い方をマスターしたら、最後は「便利な使い方」をご紹介します。
実は脚付きマットレスは、単に寝るだけでなく使い勝手の優れたベッドです。
便利な使い方としては、
- ベッドとして寝る
- ソファーとして座る
- ベッド下は収納スペースとして活用
- お掃除も簡単
- お部屋の模様替えで気分をリフレッシュ!
- 脚付きマットレス2台をつなげる
- 引っ越し・搬入も楽々!
と言った事があります。
1.ベッドとして寝る
当たり前ですが、脚付きマットレスはベッドとして使えます。
ソファーベッドや折りたたみベッドは寝心地が悪いのがデメリットですが、脚付きマットレスはマットレスの寝心地そのままなので、快適に睡眠を取れます。
2.昼間はソファーとして活用
昼間はソファーとしても活用します。
寝そべってテレビを見るのも良いですし、友達が来た時にソファーとして一緒に並んで座るのもおすすめです。
分割タイプの脚付きマットレスであれば、ソファー2台分としても使えるので、意外と多くの友達を呼べるかもしれませんよ。
3.ベッド下は収納スペースとして活用
脚付きマットレスの下は、収納として活用出来ます。
脚が付いているので床との間に隙間があり、そこに収納ケースを置けます。
別売り品で長い脚や短い脚を取り扱っているメーカーもあるので、収納ケースの高さに合わせて購入するのもおすすめです。
但し、収納ケースを詰め込みすぎると、通気性が悪くなりカビが生えやすいのでマットレスの裏面につかない程度に収めて下さい。
4.お掃除も簡単
脚付きマットレスの下は隙間があるので、お掃除も簡単です。
「ベッドなので重たいのでは?」と思われるかもしれませんが、脚付きマットレスは軽量タイプが多いので、簡単に移動出来ます。
脚付きマットレスはルンバ対応
脚付きマットレスは、お掃除ロボット「ルンバ」を使用出来ます。
ルンバの高さは9cmなので、脚の長さが10cm以上あれば使えます。
一般的な脚付きマットレスの脚は、15cm程度なので問題ありません。
但し、別売り品で8cm脚が販売してある脚付きマットレスもあるので、ロースタイルにしたい方は注意してください。
>>ルンバでベッド下は掃除できる?ルンバの高さ約9cm+1cmの隙間が目安!
5.お部屋の模様替えで気分をリフレッシュ!
通常のベッドは移動が大変ですが、脚付きマットレスなら簡単にお部屋の模様替えが出来ます。
場所を変えるだけでなく、シーツの色や柄を変えて気分をリフレッシュする事も出来ますよ。
6.脚付きマットレス2台をつなげる
脚付きマットレスの中には、付属の固定金具で2台繋げらる商品もあります。
取り合えず試しに1台購入して、寝心地や使い勝手が気に入れば家族の分を購入する方法もあります。
注意点は隙間
注意点としては、マットレス同士の間に出来る「隙間」ですが、これに関しては「隙間パッド」や「マットレスバンド」を使用する事で解消出来ますよ。
>>シングルベッド2台くっつける時の隙間対策&おすすめの連結ベッド5選!
7.引っ越し・搬入も楽々!
転勤族の方は、引っ越しのたびに大きな荷物になるベッドを敬遠する方も多いと思います。
しかし脚付きマットレスは分解・組み立てがすぐに出来るので、引っ越したその日からベッドで快適に寝られますよ。
>>転勤族ベッドの選び方|単身赴任・夫婦・家族におすすめのベッド8選!
脚付きマットレスの使い方まとめ
脚付きマットレスの基本的な使い方は、組み立て・連結を行った後、シーツとベッドパッドを敷きます。
冬の寒い季節や熱帯夜には、敷きパッドを使う事で、快適な睡眠を取る事が出来ます。
また、脚付きマットレスの悪い使い方として、
- 布団を敷く
- マットレスを直置きする
- ローテーションをしない
があるので、注意しましょう。
それ以外にも、ソファーとして使用したり、ベッド下を収納スペースにする便利な使い方がたくさんあります。
軽量タイプや分割タイプであれば、お部屋の模様替えや引っ越しの時にも便利ですよ。