- 新婚ベッドの予算はいくら?
- ダブル・クイーン・2台置きのどれを選ぶ?
- マットレスの予算と選び方は?
結論から言うと、新婚ベッドは「10万円ならフレーム6万円・マットレス4万円」のように固定比率で決める必要はありません。
2025年にベッドを夫婦で利用している500人を対象に行われたWebアンケートでは、実際に購入したベッドの価格帯は「5万円~10万円未満」が26%で最多、次いで「10万円~15万円未満」が16%、「4万円~5万円未満」が15%でした。一方で20万円以上も12%あり、予算にはかなり幅があります。
同調査で購入時に重視されたのは、サイズ67%、価格58%、寝心地50%でした。新婚ベッドは平均額に合わせるより、①寝室に入るサイズ、②2人の眠り方、③必要な機能、④総予算の順で考える方が選びやすくなります。
迷ったら、まずこの目安から選んでください
- ベッド一式の予算:まず5万~15万円程度を比較範囲にする
- 寝室が狭め・予算重視:ダブル1台を第一候補
- 2人でゆったり眠りたい:クイーン1台を第一候補
- 就寝時間・寝心地の好みが違う:シングル2台を第一候補
- 将来別々に使う可能性がある:シングル2台が使い回しやすい
特に迷っている新婚夫婦には、「寝室に余裕があればシングル2台、設置幅を抑えたいならダブル、1台でゆったり寝たいならクイーン」を最初の比較基準としておすすめします。これは絶対条件ではありませんが、候補を絞る出発点として分かりやすい目安です。
私はベッドショップオーナーで、睡眠環境・寝具指導士、睡眠・寝具インストラクター、寝具ソムリエの資格を持っています。この記事では、厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」と2025年の夫婦500人Webアンケートを確認したうえで、新婚夫婦が予算・サイズ・マットレスをどう決めればよいかを整理します。
新婚ベッドの予算|5~10万円未満が最多

株式会社インテリアオフィスワンが2025年8月29日~9月1日に、ベッドを夫婦で利用している500人を対象に実施したWebアンケートでは、購入価格は次の順でした。
| 購入価格帯 | 回答割合 |
|---|---|
| 5万円~10万円未満 | 26% |
| 10万円~15万円未満 | 16% |
| 4万円~5万円未満 | 15% |
| 20万円以上 | 12% |
注意したいのは、この調査は新婚夫婦だけの調査ではないことです。そのため「新婚ベッドの平均予算は○万円」とは断定しません。ただし、現在ベッドを使っている夫婦が実際に選んだ価格帯の目安にはなります。
また、購入時に重視した項目は「サイズ」67%、「価格」58%、「寝心地」50%でした。価格だけでなく、サイズと寝心地を含めて比較することが重要です。
予算で迷った場合の考え方
夫婦500人の実購入価格を見ると、まず5万~15万円程度を比較範囲にすると商品を探しやすくなります。ただし、これはベッドの適正価格を示す公的基準ではありません。クイーン、大型収納付き、高品質なマットレス、シングル2台などを選べば15万円を超えることもあります。
反対に、新婚生活ではベッド以外にも冷蔵庫・洗濯機・カーテン・ダイニング家具などが必要です。ベッドだけで新生活予算を使い切らないよう、家具・家電全体の予算を決めてからベッドに配分しましょう。
出典:株式会社インテリアオフィスワン「夫婦のベッド購入白書」
新婚生活全体の予算からベッド代を決める
新婚生活では、ベッドだけを買うわけではありません。ゼクシィの新生活費用調査では、インテリア・家具の平均は24万4,000円とされています。これはベッド単体の予算ではなく、家具・インテリア全体の金額です。
また、ゼクシィが結婚後2年以内の20~30代男女110人に行った調査では、寝室で買い足した・買い替えた家具等は1位カーテン/ブラインド、2位寝具、3位ベッドでした。
そのため、家具全体に使える金額が25万円前後なら、ベッドだけに20万円以上を使うのではなく、カーテンや収納家具など新居で必要になる物も先に洗い出しておくと予算を組みやすくなります。
新婚生活の予算を決める順番
- 新居に持ち込める家具・家電を確認する
- 新しく必要な家具・家電を一覧にする
- 寝室に使える予算を決める
- その中でベッドフレームとマットレスを選ぶ
ゼクシィの別調査では、結婚前にどちらか、または両方が一人暮らしだったカップルが69%、すでに同棲していた人が24%でした。使える家具・家電を持ち込んで、2人暮らしでサイズアップが必要なベッドや寝具を優先して買い替える方法も現実的です。
参考:ゼクシィ「結婚にはいくらかかる?平均額まとめ」、ゼクシィ「新婚生活で必要な物って何?」
フレームとマットレスの予算配分は固定しない
ベッドフレームとマットレスの予算配分に、「6:4」などの決まった比率はありません。
収納が不要ならシンプルなフレームにしてマットレスへ予算を回せます。新居の収納が少なければ、引き出し付きなどのフレームへ予算をかける価値があります。
- 寝心地優先:フレームをシンプルにしてマットレスを比較
- 収納不足:収納付きフレームの容量・構造を重視
- 開放感重視:ロータイプなど必要なデザインに予算を使う
- 長く使う:耐荷重・構造・保証・将来の使い方も確認
新婚夫婦のベッドサイズは「1台」か「2台」から決める

新婚だから必ずダブル、睡眠重視なら必ずシングル2台、という決まりはありません。
一般的なマットレス幅の目安は、ダブル約140cm、クイーン約160cm、シングル2台なら合計約194cmです。メーカーや商品によって実寸は異なるため、購入時は商品寸法を確認してください。
| 使い方 | 幅の目安 | 選びやすい夫婦 |
|---|---|---|
| ダブル1台 | 約140cm | 設置幅と購入費用を抑えたい |
| クイーン1台 | 約160cm | 1台で横幅にもう少し余裕がほしい |
| シングル2台 | 合計約194cm | 寝具やマットレスをそれぞれ選びたい |
セミダブル約120cmを2人用の標準サイズとして積極的にはおすすめしません。2人で長期間使うなら、まずダブル以上を比較し、スペースに余裕があればクイーンや2台置きも検討しましょう。
結局どれを選ぶ?
- ダブル:寝室の広さと予算を優先したい2人
- クイーン:1台で一緒に寝ながら、ダブルより横幅に余裕がほしい2人
- シングル2台:生活時間・寝相・硬さの好みが違う2人
寝室の幅が確保できるなら、長期的な使いやすさではシングル2台をまず比較する価値があります。1台ずつマットレスを選べ、将来分けて使うこともできます。一方、設置スペースを抑えたい場合はダブルが現実的です。
迷ったらこの3問で決める

- 寝室に何cm幅まで置けるかを測る
- 同じマットレス・同じ掛け寝具で問題ないかを話す
- 将来、別々に使う可能性があるかを考える
2台置きは、それぞれ違うマットレスを選べることや、将来1台ずつ分けて使いやすいことがメリットです。一方で、設置幅と寝具の数は増えます。
肩幅の計算だけでサイズを決めない
2人用ベッドの幅は、男女の平均肩幅など単純な計算だけでは決められません。寝返り、寝姿勢、2人の体格、寝室寸法などを合わせて判断する必要があります。
新婚夫婦の実例では「シングル2台」も多い
ブライダルメディア「marry」が新婚・夫婦にベッド事情を聞いた記事では、ダブルを使う夫婦だけでなく、シングル2台を並べる、セミダブル+シングルを並べるなど、将来の家族構成や生活リズムを考えて2台を選んだ体験談が多数紹介されています。
特に「就寝・起床時間が違うため振動が気になりにくいよう2台にした」「将来は1台を子ども用に回せるようにした」といった声があります。これは公的な統計ではなく体験談ですが、新婚時点だけでなく、引っ越しや家族構成の変化まで考えて選ぶという点は参考になります。
またゼクシィの記事でも、睡眠の質を考える場合はツインを選択肢として紹介しており、先輩夫婦からは「就寝・起床時間が異なるなら2台」という声も掲載されています。
参考:marry「新婚生活のベッドのサイズ、みんなは何を選んでいる?」、ゼクシィ「ふたりで寝るベッド&寝具の選び方」
厚生労働省の睡眠ガイドから考える新婚ベッド選び
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、成人について6時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保することに加え、睡眠休養感を高めることを重視しています。また、寝室の光・温度・音など睡眠環境を整えることも示されています。
ベッド選びでも「新婚だから密着できるベッド」という視点だけでなく、2人が必要な睡眠を取りやすい環境をつくれるかを優先しましょう。
出典:厚生労働省「睡眠対策/健康づくりのための睡眠ガイド2023」
就寝・起床時間が違うなら2台置きも比較
夫婦で勤務時間が違う、夜中に起きることが多い、寝返りによる揺れが気になる場合は、1枚の大きなマットレスだけでなく、シングル2台などマットレスを分ける方法も比較してください。
逆に寝室が狭く、2台置くとクローゼットやドアが使いにくくなるなら、ダブルやクイーン1台の方が生活しやすいことがあります。
新婚夫婦のマットレスは「硬さ普通」「コイル数○個」で決めない
マットレスは価格だけでなく、2人の体格・寝姿勢・好みを確認して選びます。
夫婦だから「普通」の硬さが最適とは限らず、コイル数だけでマットレスの良し悪しを判断することもできません。線径、配列、詰め物、構造などによって寝心地は変わるため、商品全体の仕様と2人の好みを確認しましょう。
1枚を2人で使う場合
ダブルやクイーンを1枚で使う場合は、2人とも横になって違和感がないことが重要です。実店舗で試せるなら普段に近い姿勢で確認します。
- マットレスの実寸と厚み
- ボンネルコイル・ポケットコイルなどの構造
- 硬さや詰め物の仕様
- 対応するベッドフレーム
- 保証・返品条件
- 搬入できる梱包サイズ
好みが違うならマットレスを分ける
夫婦で体格や好みが大きく違う場合は、無理に1枚で折り合いをつけず、シングル2台などでそれぞれが合うマットレスを選ぶ方法があります。
ポケットコイルはコイルが独立して動く構造ですが、「ポケットコイルなら必ず快眠」「腰痛に良い」といった医学的な断定はしません。商品ごとの構造と寝心地を確認しましょう。
新婚夫婦におすすめのベッド3選
ここでは、ベッド通販セラピスで取り扱っている商品の中から、ダブル・クイーン1台、または2台置きという選び方につながる3商品を紹介します。価格・在庫・選択できるマットレスは変動するため、購入時は商品ページの最新情報をご確認ください。
1.天然木の寝室に|宮付き天然木オーク材すのこベッド
シングルからクイーンまで選べる天然木オーク材のベッドです。ダブルはフレーム幅約143cm、クイーンは約163cm。コンセント付きの宮棚、すのこ床板を備えています。
新婚生活をダブルまたはクイーン1台で始めたい夫婦が比較しやすい商品です。
2.2台を並べて使いたい|Ever X family
2台のベッドを連結して使える、棚・コンセント・引き出し収納付きのファミリーベッドです。ワイドK200~300まで組み合わせられるため、2人それぞれの寝床を確保しながら並べて使いたい夫婦に向いています。
将来の家族構成や寝方の変化を考えて、1台の大型マットレスに固定したくない場合にも検討しやすいタイプです。
3.クイーン以上も選びたい|モダンライト・コンセント付き大型ローベッド
シングルからキングまでサイズを選べる大型ローベッドです。低いフレームに間接照明とコンセント付きのヘッドボードを組み合わせています。
クイーンやキングまで含めて1台の大型ベッドを比較したい夫婦に向いています。寝室に置いたときの外寸と搬入経路は注文前に必ず確認してください。
新婚ベッドを買う前の5つのチェック
- 寝室を採寸:ベッド外寸だけでなく、ドア・クローゼット・通路も確認
- 搬入経路を採寸:玄関、廊下、階段、エレベーターを確認
- 1台か2台か決める:寝心地の好みと生活時間を話し合う
- 必要な機能を絞る:収納、棚、コンセント、ロータイプなどを優先順位化
- 総額で比較:フレーム、マットレス、シーツ・パッド類まで含める
新居ではベッド以外にも家具・家電の購入費用がかかります。最初から機能を全部付けるのではなく、2人に必要なものと不要なものを分けることが予算管理のポイントです。
新婚ベッドのよくある質問
新婚ベッドの予算はいくらが目安ですか?
夫婦500人を対象とした2025年のWebアンケートでは、購入価格は5万円~10万円未満が26%で最多でした。ただし新婚限定の調査ではありません。「10万円が正解」とせず、総予算の中でサイズと寝心地を優先してください。
新婚ならダブルベッドで十分ですか?
設置幅を抑えたいならダブルは有力です。横幅にもう少し余裕がほしいならクイーン、マットレスを別々にしたいならシングル2台なども比較してください。
6畳の寝室にクイーンベッドは置けますか?
6畳でも置けるケースはありますが、畳数だけでは判断できません。クイーンのマットレス幅は約160cmが目安で、フレームはさらに大きくなる商品があります。寝室の縦横寸法、ドア、クローゼット、通路を実寸で確認してください。
新婚夫婦はシングル2台でもいいですか?
問題ありません。2台なら、それぞれ違うマットレスや掛け寝具を使いやすく、就寝時間が違う夫婦にも選択肢になります。並べて使用できる連結タイプもあります。
フレームとマットレスは6:4の予算配分がいいですか?
6:4にする根拠はありません。収納が必要ならフレーム、寝心地を優先するならマットレスというように、2人が必要とする機能へ予算を配分してください。
まとめ|新婚ベッドは予算より先に「2人の眠り方」を決める
2025年の夫婦500人Webアンケートでは、購入価格は5万円~10万円未満が最多でしたが、ベッド選びで最も重視されたのは価格ではなく「サイズ」でした。
- 購入価格は5万円~10万円未満が最多だが、予算には幅がある
- フレームとマットレスの予算比率を固定しない
- 省スペースならダブル、より広くならクイーン、個別の寝心地なら2台置きを比較
- 「硬さ普通」「コイル数○個」など一律の基準だけでマットレスを決めない
- 購入前に寝室と搬入経路を実寸で確認する
新婚生活では、ベッドは毎日長時間使う家具です。見た目や「夫婦ならこのサイズ」というイメージだけで決めず、2人が無理なく眠れて、新居の間取りと予算にも合うことを基準に選びましょう。




