- 暖房をつけても、窓際や足元が寒いのはなぜ?
- 賃貸でもできる、費用を抑えた寒さ対策は?
- カーテンやラグを変えるとき、何を選べばよい?
部屋の寒さ対策は「窓から熱を逃がさない」「足元の冷えを和らげる」「すき間風を減らす」「暖房の空気を循環させる」の4つから始めると取り組みやすくなります。
暖房の設定温度を上げる前に、窓のカーテンを見直し、床にラグを敷き、窓やドアのすき間を点検しましょう。窓や床の断熱性能そのものを改善する工事とは効果が異なりますが、日常の工夫でも寒さを感じる場所を減らせます。
- 窓際が寒い:厚手のカーテンを窓に合わせて掛け、夜は閉める
- 足元が冷たい:ラグ・カーペット・マットで床との接触を減らす
- 風を感じる:窓・ドアのすき間を確認し、適した部材で対処する
- 頭だけ暖かい:サーキュレーターで室内の空気を緩やかに循環させる
部屋が寒い原因は?まず4つの場所を確認
冬は暖めた室内から、窓・壁・床・天井などを通して熱が屋外へ移動します。窓は特に熱が逃げやすい場所の一つです。さらに、すき間から冷たい空気が入ると、室温が十分でも寒く感じます。
また、暖かい空気は上の方にたまりやすいため、室温計を置く位置や足元の温度によって、同じ部屋でも体感が変わります。
| 寒さを感じる場所 | 主な確認点 | 最初の対策 |
|---|---|---|
| 窓の近く | ガラス・サッシ・カーテンのすき間 | カーテンの長さと閉め方を見直す |
| 床・足元 | 冷たい床材・床下からの熱移動 | ラグやマットを敷く |
| ドアや窓の端 | すき間・建付け | 気流を確認して適切にふさぐ |
| 部屋の下側 | 暖気が天井付近に偏っている | 空気を循環させる |
窓の寒さ対策|カーテンと窓まわりを見直す
窓は室内外の熱が移動しやすく、ガラス付近で冷やされた空気が床に下がることもあります。まずは窓の大きさに合った厚手のカーテンを使い、冷気が室内側へ流れ込みにくい状態を作りましょう。

① カーテンの丈と幅を合わせる
丈が短すぎたり、両端に大きなすき間があったりすると、窓際の冷たい空気が室内に流れ込みやすくなります。掃き出し窓では床とのすき間を小さくし、裾が引きずらず、ドアや家具にも干渉しない長さを選びましょう。
カーテンレールの端から端までの長さと、ランナーから床までの高さを測り、商品の採寸方法に合わせて選ぶのが基本です。
② 昼は日差しを取り込み、日が落ちたら閉める
日当たりのよい窓は、晴れた日中にカーテンを開けて日射を取り込むと室内が暖まりやすくなります。夕方以降は閉め、室内の熱が窓から逃げるのを抑えましょう。日差しが入らない窓では、無理に開けておく必要はありません。
③ 窓用断熱シート・内窓は適合条件を確認
断熱シートを使う場合は、複層ガラス・網入りガラス・Low-Eガラスなどへの使用可否を製品説明で確認してください。組み合わせによっては熱割れなどの原因になるため、すべての窓に貼れるわけではありません。
窓際の寒さが強い場合は、内窓の設置や窓自体の断熱改修がより根本的な対策になります。賃貸では施工前に管理会社や貸主へ確認しましょう。
床の寒さ対策|ラグ・カーペット・ジョイントマットを使う
フローリングの冷たさが気になる場合は、足が触れる場所に敷物を追加すると、床との直接接触を減らせます。特にソファ前、デスク下、ベッドから降りる位置など、長時間過ごす場所から対策するのが効率的です。

ラグ・カーペットは厚みと敷く範囲で選ぶ
床に座る時間が長いなら、表面の肌触りに加えて、裏面のクッション層や厚みも確認しましょう。床全体を覆う必要はなく、ソファ前なら130×190cm前後、広めのくつろぎスペースなら190×240cm前後など、家具配置に合わせた部分敷きも選択肢です。
ただし、厚いラグを敷くだけで住宅の床断熱性能が十分になるわけではありません。床下からの冷えが強い住宅では、断熱改修も検討対象です。
ジョイントマットは必要な範囲だけ敷きやすい
1枚ずつつなげるタイプは、デスク下や子どもの遊び場など、敷く範囲を調整しやすいのが利点です。ドアの開閉や椅子のキャスターに干渉しない厚さを選びましょう。
床暖房・ホットカーペットとの併用は、敷物と暖房機器の両方の取扱説明書で対応を確認してください。熱がこもると変形・変色の原因になることがあります。
敷きっぱなしにせず、床の湿気も点検する
床と敷物の間に湿気がたまると、カビや床材の変色につながることがあります。ときどきラグを上げて床を乾かし、結露や水分がある場所ではこまめに点検しましょう。
すき間風の対策|窓・ドア・換気口を区別する
窓のサッシやドアの周囲で冷たい風を感じる場合は、手を近づけて気流のある位置を確認します。すき間テープやドア下部用のすき間対策材は、取り付け場所・幅・開閉への影響を見て選びましょう。

サッシやドアのすき間には適合する部材を使う
窓の戸当たりやドア下などに専用のすき間対策材を取り付ける方法があります。ただし、厚すぎるテープを貼ると窓が閉まらなくなったり、部材を傷めたりします。貼る前に汚れを落とし、開閉できるか確認してください。
換気口や給気口はふさがない
24時間換気の給気口・排気口や、燃焼機器に必要な換気経路を寒さ対策のためにふさがないでください。室内の空気環境が悪化するおそれがあります。冷気が強い場合は、設備に適合する風向調整部材や管理会社への相談を検討しましょう。
賃貸では貼り跡や原状回復も確認
粘着テープは下地の塗装や木部を傷めることがあります。賃貸では、剥がせると記載された製品でも目立たない場所で確認し、設備への加工は事前に管理会社へ相談しましょう。
暖房効率を高める方法|空気の循環と湿度管理
サーキュレーターで暖気の偏りを減らす
暖房中は暖かい空気が天井付近にたまりやすくなります。サーキュレーターや扇風機を使い、天井付近と足元の空気が緩やかに混ざるよう風向と風量を調整しましょう。直接体に強い風が当たると寒く感じるため、向きを工夫します。
フィルターを掃除し、室外機の周囲を空ける
エアコンのフィルターが目詰まりしていると効率が落ちます。メーカー指定の方法と頻度で掃除し、室外機の吸込口・吹出口を物でふさがないようにしてください。
温湿度計で実際の室内環境を確認する
暖房の設定温度と実際の室温は同じとは限りません。人が過ごす位置に温湿度計を置き、寒さが残る場所や結露の状態を確認しましょう。湿度が低いと乾燥を感じやすい一方、加湿しすぎると窓の結露やカビにつながります。適度な換気も必要です。
省エネの目安として暖房時の室温20℃が紹介されることがありますが、体調や年齢、住宅の状態によって必要な室温は異なります。無理に我慢せず、快適さと安全を優先してください。
予算と住まい別|寒さ対策の優先順位
| 状況 | まず試すこと | 改善しないとき |
|---|---|---|
| 賃貸・工事なし | カーテン、ラグ、取り外せるすき間対策材 | 建付けや換気設備を管理会社に相談 |
| 足元だけ寒い | よく座る場所・立つ場所に敷物を追加 | 床下の断熱や暖房方式を見直す |
| 窓際が特に寒い | 厚手のカーテン、窓まわりの点検 | 内窓・窓の断熱改修を検討 |
| 部屋全体が暖まらない | フィルター掃除、空気の循環、室温測定 | 暖房能力・断熱性能を確認 |
対策の順番は「どこが寒いか」で決めるのがポイントです。窓が原因なのに床用マットだけを増やしても、寒さの根本原因は残ります。
寒さ対策に役立つセラピスの取扱商品
窓と床の寒さ対策を考えるときに、セラピスの掲載商品から選び方の例をご紹介します。商品写真と商品名の両方をクリックすると詳細ページへ移動できます。サイズ・仕様・販売状況は注文前に必ずご確認ください。
1級遮光ドレープ+ミラーレースカーテンセット
窓まわりをまとめて見直したい方に。ドレープカーテンと遮熱・保温機能をうたうミラーレースのセットです。幅・丈の選択肢を確認し、窓の寸法に合うものを選びましょう。
コーデュロイラグ|床の冷たさが気になる場所に
ソファ前など、床に座る・足を置く場所に使いやすいラグ。約130×190cm・190×190cm・190×240cmなどのサイズが掲載されています。滑り止めやお手入れ方法も確認してください。
大判ジョイントマット|敷く範囲を調整しやすい
約60×60cm・厚さ1.2cmのジョイントマット。デスク下や遊び場など、必要な範囲に合わせて敷きやすいタイプです。床暖房との併用条件は必ずご確認ください。
>>カーテンの商品一覧を見る
>>ラグ・カーペットの商品一覧を見る
部屋の寒さ対策でよくある質問
Q1. 暖房をつけているのに足元だけ寒いのはなぜですか?
暖かい空気が上にたまりやすいことや、床面が冷えていることが考えられます。サーキュレーターで空気を循環させ、よく過ごす場所にはラグなどを敷いてみましょう。改善しなければ床や窓の断熱性能も確認します。
Q2. 遮光カーテンなら、どれでも寒さ対策になりますか?
遮光等級は主に光を遮る性能の表示で、保温性能そのものを示すものではありません。生地の厚みや保温機能の表示、窓に合った丈・幅を確認してください。
Q3. ラグを敷くだけで部屋の室温は上がりますか?
ラグは床との直接接触による冷たさを和らげるのに役立ちますが、室温が必ず上がるとは限りません。部屋全体の寒さには、窓の断熱やすき間風、暖房の使い方も併せて見直しましょう。
Q4. 賃貸の窓に断熱シートを貼っても大丈夫ですか?
まず窓ガラスの種類とシートの対応条件を確認してください。ガラスの種類によっては熱割れのリスクがあり、粘着剤が残ることもあります。施工可否や原状回復について管理会社へ確認すると安心です。
Q5. すき間風を防ぐため、換気口を閉じてもよいですか?
24時間換気の給気口や、燃焼機器に必要な換気経路をふさがないでください。空気の入れ替えが不足するおそれがあります。寒さが強い場合は、換気を保ちながら風向きを調整できる設備を検討しましょう。
まとめ|窓・床・すき間・暖房の順に見直す
部屋が寒いときは、まず窓のカーテン、床に触れる場所、すき間風、暖房の空気の流れを確認しましょう。窓際の冷えにはカーテン、足元の冷たさにはラグ、すき間風には適合する対策材が取り組みやすい方法です。
ただし、敷物やカーテンは住宅の断熱改修の代わりにはなりません。対策しても寒さが強い場合は、窓・床の断熱性能や暖房能力を確認し、必要に応じて専門業者や管理会社に相談してください。




