- マットレスの硬さは好みで良い?
- 自分に合ったマットレスが欲しい!
- 2人で寝る場合、マットレスの硬さはどうする?
マットレスは種類やメーカーを基準に選ぶ方法もありますが、ご自身の体格に適した「硬さ」を選ぶ事が何より大切です。
マットレスでは、
- ソフト
- 普通
- かため
と言った硬さが設定されています。
私はベッドショップオーナーで、睡眠・寝具指導士、睡眠・寝具インストラクター、寝具ソムリエの資格を持っていますが、マットレスの硬さは好みも考慮しますが、基本的には体重と照らし合わせると体を傷める心配がないのでおすすめです。
適度な硬さがあるマットレスは腰痛予防が出来るだけでなく、質の良い睡眠を取る事が出来るようになりますよ。
自分に合ったマットレスの硬さを選ぶ方法
理想的な寝姿勢とは、立っている姿勢のまま仰向きに寝転んだ状態の事を言います。
背中が緩やかなS字カーブを描いていて、写真のように腰や肩が適度に沈んでいる状態です。
とは言え、自分で理想の寝姿勢になっているのかは分かりにくいので、次の項目チェックしてみましょう。
- 腰と背中の間に空間が出来ていない
- 腰が沈みすぎていない
- 寝返りがうちやすい
1.腰と背中の間に空間が出来ていない
腰と背中の間に隙間があれば、身体にフィットしていない目安になります。
この場合、あなたにとってマットレスは少し硬めなので、もう少し柔らかいマットレスを選びましょう。
2.腰が沈みすぎていない
腰が沈みすぎていれば、逆に柔らかすぎるマットレスなので、もう少し硬めのマットレスにしましょう。
3.寝返りがうちやすい
寝返りをうつ時に、力を入れないと出来なければマットレスの反発力が足りない証拠です。
反発力はN(ニュートン)であらわされているので、もう少し高めの数値のマットレスにしましょう。
体重別スプリングマットレスの硬さの目安
スプリングマットレスの硬さを体重別に分けると、
- ソフト:体重50㎏未満
- 普通:体重50㎏~80㎏
- かため:体重80㎏以上
が目安になります。
体重の軽い子供や細身の女性は柔らかいマットレス
体重の軽い子供や細身の女性は、柔らかいマットレスを使用することで、体への負担を軽減出来ます。
体重が軽い人が硬いマットレスを使用すると、凹みが少ない分腰や背中が少し浮き気味になり、体全体をマットレスが支える状態にならないので快適に眠ることが難しくなります。
また、無理な姿勢で寝る事になるので、筋肉や筋を痛める原因にもなるので注意しましょう。
とは言っても体重が軽い人が多少硬いマットレスで寝たとしても、そこまで健康に悪影響を与える事はないので、「ソフト」か「普通」の硬さのマットレスの中で寝心地が良いものを選ぶと良いでしょう。
体重が軽い人は敷布団でも大丈夫
体重の軽い人であれば、マットレスではなく敷布団でも快適な睡眠を取ることが可能です。
敷布団は通常のスプリングマットレスに比べて硬めで反発力がなく薄手なので、体重が重たい人が使用すると底付き感が出ますが、子供や体重が軽い女性では比較的快適に寝る事が出来ます。
柔らかいマットレスの種類は?
柔らかめのマットレスとしては、安価なものであれば、
- 海外製のボンネルコイルマットレス
- 海外製のポケットコイルマットレス
があります。
但しどちらのマットレスも防臭・防ダニ、抗菌などの機能は備わっていないので、日々のメンテナンスや湿気対策をしっかりとする必要があります。
柔らかいマットレスのおすすめは「ポケットコイルマットレス」
サイズ | 価格 |
セミシングル~キング | 13,729円~ |
柔らかいマットレスで寝心地も重視するのであれば、EVAエヴァのポケットコイルマットレスがおすすめです。
累計38万枚販売しているベストセラー商品で、日本人技術者が開発してISO9001を取得した工場で生産を行っています。
値段も安く、寝心地もソフトなので体重が軽い細身の女性や子供に最適となっています。
体重の重い人は硬めのマットレス
体重が70㎏を超える人は、硬めのマットレスを使用することが望ましいです。
柔らかいマットレスだと凹みが激しくなるので寝ている時の姿勢「く」の字にが歪んでしまい、腰痛が悪化したり、睡眠時無呼吸症候群を併発したりします。
質の悪い睡眠になってしまう事で、
- 長時間寝ても眠気が取れない
- 日中のパフォーマンスが下がる
- うつ病リスクの増大
- 糖尿病リスクの増大
- 肥満体質になりやすい
- ストレスが溜まる
と言った悪影響が次から次に出てきてしまうので、注意が必要です。
また、体重が軽い人が硬めのマットレスを使用する分にはさほど悪影響が出ませんが、体重が重たい人が柔らかすぎるマットレスで寝るのは間違いなく寝姿勢が崩れるのでお勧めできません。
硬いマットレスのおすすめは「マルチラススーパースプリングマットレス」
サイズ | 価格 |
シングル~ダブル | 53,976円~ |
硬めのマットレスの中でおすすめは、マルチラススーパースプリングマットレスです。
フランスベッド社製のマットレスで、高密度連続スプリングを使用する事により、部分的な落ち込みが出ないように工夫されています。
また耐圧分散性にも優れているので、腰痛や肩こりなどがある人でも安心して使う事が出来ます。
ウレタンマットレスの硬さの表記
スプリングマットレス以外に、ウレタンマットレスを使用したい人も多いと思いますが、ウレタンマットレスの場合は硬さを表す単位「N(ニュートン)」を目安にします。
これはJIS規格で定められている方法で、公的機関や製造会社が測定を行っています。
硬さの目安としては、
- 60N未満:やわらかめ
- 60N~100N:ふつう
- 100N以上:硬め
となっています。
基本的にN(ニュートン)は数値が高いほど硬いマットレスになっていて、一般的には70N以下が低反発マットレス、100N以上であれば高反発マットレスと呼んでいます。
ウレタンマットレスの体重ごとの目安
ウレタンマットレスを選ぶ際にはご自身の体重を下記の表と照らし合わせて、体重に合った硬さのマットレスを選ぶことが大切です。
体重 | ニュートン(N) |
40kg未満 | 40N程度 |
40kg~50㎏ | 60N~80N程度 |
50kg~60㎏ | 100N~140N程度 |
60kg~70㎏ | 100N~140N程度 |
70kg~80g | 140N程度 |
80kg以上 | 170N程度 |
表を見ればわかるように、子供や細身の女性であれば低反発マットレスがおすすめですし、男性であれば基本的に高反発マットレスの方が体に優しいと言えます。
腰痛におすすめのマットレスの硬さは?
腰痛は日々のパフォーマンスを著しく低下するだけでなく、入眠が困難になったり中途覚醒の原因となります。
インターネットで検索すると腰痛には「硬い」マットレスの方が良いと書いてある記事を良く見かけます。
しかし、実際の研究によると適度な硬さのマットレスの方が腰痛を改善する事が分かってきています。
腰痛の人がマットレスを選ぶ際には、
- 自分の体重に合った硬さを選ぶ
- 耐圧分散が出来るマットレスを選ぶ
の2つを心掛けるようにしましょう。
>>「マットレスは硬いほうが良い」は危険!適度な硬さで耐圧分散を重視
自分の体重に合った硬さを選ぶ
スプリングマットレスでもウレタンマットレスでも、体重に合った硬さのマットレスを選ぶことが一番大切です。
特に柔らかすぎるマットレスは腰痛を間違いなく悪化させてしまうので気を付けましょう。
耐圧分散が出来るマットレスを選ぶ
人は寝ている姿勢の時に44%の荷重が腰に加わっています。
そのため耐圧を満遍なく分散出来るマットレスでないと、腰に大きな負担を強いる事になり腰痛を悪化させます。
スプリングマットレスで人気がある種類として「ボンネルコイルマットレス」や「ポケットコイルマットレス」がありますが、ボンネルコイルマットレスは耐圧分散が出来ていないので、横になった時に重たい腰に圧力が集中してしまうので止めた方が良いでしょう。
ポケットコイルマットレスやマルチラススーパースプリングなど、耐圧分散に優れているマットレスを選ぶのが大切です。
腰痛におすすめのマットレス
腰痛におすすめのマットレスとしては、
- 超快眠マットレス ホテルプレミアム EVA エヴァ
- MLILY エムリリー 優反発シリーズ
- 13層やすらぎマットレス
- 高反発マットレスモットン
- 雲のやすらぎプレミアム
の5つがあります。
それぞれ特徴があるのでご紹介しておきますね。
超快眠マットレス ホテルプレミアム EVA エヴァ
23,021円~
超快眠マットレス ホテルプレミアム EVA エヴァには、3種類のポケットコイルマットレスがラインナップしていて、それぞれ高い水準で耐圧分散性を実現しています。
平均的な体格の方は高密度ポケットコイルが、比較的軽い体重の方は2層ポケットコイルが、柔らかい寝心地が好みの方は体圧分散ウレタン+高密度ポケットコイルがおすすめとなっています。
MLILY エムリリー 優反発シリーズ
21980円~
MLILY エムリリー 優反発シリーズは、体重が重たい人にも軽い人にも対応できるマットレスです。
上層部が柔らかい寝心地の優反発フォームになっていて、下層部は沈み込みすぎないように高反発オープンセルを使用しています。
ソフトな寝心地と、しっかりとしたサポートを兼ね備えていますし、コスパに優れているのでおすすめです。
【雲のやすらぎ極マットレス】
98,000円
テレビや雑誌でもかなり取り上げられている有名なマットレスで、楽天ランキングやYahoo!ショッピングでも1位を獲得しています。
- 27㎝の極厚マットレス
- 3Dスプリング高反発構造
- 6.5インチの極上コイル
- 理想の反発力
- 抜群の通気性
- 抜群の保温性
- 防ダニ・抗菌・防臭
- 完全日本製
とこだわり抜いているマットレスだけあって、耐圧分散に優れていて腰痛や肩こり、疲れが取れないなどの症状がある方におすすめのマットレスです。
高級マットレスなので金額は高いですが、60日間返金保証がついているので腰が痛くてたまらない人は試してみる事をおすすめします。
高反発マットレスモットン
39800円~
腰痛対策マットレス【モットン】は人気が高いので、知っている方も多いと思いますが、一番の特徴は硬さを選べるところにあります。
マットレスの硬さの目安は体重によって異なりますが、モットンでは、
- 140N(体重:~45㎏)ソフト
- 10N(体重:45㎏~80㎏)レギュラー
- 280N(体重:80㎏~)ハード
の3つから自分の体格に合わせた硬さを選ぶことが出来るので、体重に合ったマットレスを購入するようにしましょう。
90日間の返金保証が付いているので、万が一気に入らなかったとしても損をしないのは嬉しいですよね。
雲のやすらぎプレミアム
39800円~
腰痛対策に特化しているマットレスで、復元力が99.9%ととにかく「へたらない」のが特徴です。
8万回の繰り返し実験を第三者機関で行い、高品質素材と言う事を実証しています。
体重が重たい人はどうしても腰痛になりやすいですが、雲のやすらぎプレミアムならしっかりと腰回りをサポートしてくれるので安心です。
100日間の返金保証がついているので、一度試してみるのも良いでしょう。
マットレスの硬さまとめ
マットレスの硬さは体重が重い人は「硬め」を、体重が軽い人は「柔らかめ(ソフト)」を選ぶようにしましょう。
体重ごとの目安の硬さがあるので、スプリングマットレスにしてもウレタンマットレスにしても、必ずご自身の体格に適している硬さにする事が腰痛対策としても大切です。
健康面を考えると体重の重たい人が柔らかいマットレスで寝るのが一番悪影響を受けやすいですが、体重の軽い人が硬めのマットレスで寝てもそこまで影響はありません。