- 引っ越しでパイプベッドを処分したい!
- 不要なパイプベッドは売れる?
- パイプベッドのお得な処分方法は?
自宅で使用していたパイプベッドを、引越しや買い替えの際に処分したい方は多いです。
私はベッドショップオーナーで、睡眠・寝具指導士、睡眠・寝具インストラクター、寝具ソムリエの資格を持っていますが、パイプベッドは木製ベッドよりも処分が簡単だと考えています。
パイプベッドは、購入時に自分で組み立てした方も多いと思います。
そう言ったパイプベッドは、解体してコンパクトにすると処分に費用がほとんどかかりません。
例えば大阪市では、以下のものは中身の見えるごみ袋に入れて収集日の午前9時まで出すと、資源ごみとして回収してくれます。
なべ・灰皿・アルミ箔などの金属製の生活用品で、直径または最大の辺が30センチメートル以下(フライパン等は柄の部分を除く)のもの(ホーロー製品は除く)。棒状のものは1メートル以下のもの。
(大阪市:資源ごみから引用)
パイプベッドを解体すると何本かのスチール製のパイプに分けられますが、ほとんどは1m以下なので、資源ごみとして回収してくれます。
とは言え、床板部分は一塊のメッシュ状の金網が多いので、資源ごみとしては回収してくれません。
また、スプリングマットレスなど厚手のマットレスも、普通の自治体では回収してくれないので、粗大ごみなどとして処分する必要があります。
そこでこの記事では、パイプベッドの処分方法や費用、それに解体方法をご説明します。
パイプベッドの処分方法5選
パイプベッドを処分する方法としては、
- 粗大ごみとして処分
- 不用品回収業者に依頼
- リサイクルショップに持ち込む
- ネットオークションに出品する
- 地元の掲示板を使う
の5つがあります。
1.粗大ごみとして処分
不用品として捨てる場合は、粗大ごみとして回収してもらえます。
手順としては、
- 地域の粗大ごみ受付センターに電話を入れる
- 不用品回収のシールをコンビニで購入
- 指定された日時に回収場所に置く
となります。
住んでいる地域の粗大ごみ受付センターに電話をして、不用品回収時に貼り付けるシールをコンビニなどで購入します。
そして、指定された日時に外に置くことで、業者が持って行くシステムです。
最近ではインターネットで受付をしている地域もあるので、ご自身がお住いの粗大ごみ収集方法を参照して下さい。
ゴミの持ち込み
粗大ごみとして回収を依頼すると1000円以上必要ですが、ご自身が車で持ち込む事で費用を抑えられます。
通常1kgあたり100円程度と安いので、処理施設が近い方はお得な方法です。
2.不用品回収業者に依頼
次は不用品回収業者に依頼をして、自宅からそのまま持ち出してもらう方法です。
粗大ごみとして捨てるのと大きく異なるのが、自分自身で特定の場所に持ち出す必要がない事です。
パイプベッドと言っても一人で解体や持ち運びするのは結構大変なので、高齢者や一人暮らしの女性は活用すると良いでしょう。
3.リサイクルショップに持ち込む
パイプベッドの状態が良ければ、家具を取り扱っているリサイクルショップに持ち込んで買取や引き取りをしてもらうのも一つの方法です。
大型家具は自宅まで出張買取や引き取りをしてくれることも多く、無料で処分することができる点でも良い方法といわれています。
但しパイプベッドは元値が安いですし、ブランドなどもないので高値で買い取ってもらうのは難しいでしょう。
4.ネットオークションに出品する
ヤフオクやメルカリなどネットオークションサイトに出品をして、落札をして貰う方法もあります。
3月など新生活シーズンはできるだけ安い家具を購入したいと考える方も多く、安く状態の良いパイプベッドであれば購入したいという方も少なくありません。
ご自身で発送する必要があるので、購入時に付属してきた梱包材などは保管しておくことがベターです。
パイプベッド自体は比較的落札されているケースが多いですが、中古のマットレスは需要がほとんどないので注意しましょう。
また、パイプベッドの配送料を出品者、落札者のどちらが負担するかで出品する時の相場はかなり違ってきます。
ベッドの状態や相場を見て、最低金額を設定すると損をしないで済みます。
5.地元の掲示板を使う
ジモティーなど地元の掲示板に掲載する事で、直接引き取りに来てもらう方法もあります。
パイプベッドなど大型家具はネットオークションだと配送料が高くなるので、なかなか買い手が付かない事が多いですし、宅配業者まで持っていくのも大変ですよね?
地元でパイプベッドを必要としている人を探して無料や格安で譲る事で、引き取りに来てもらう事が出来ますよ。
パイプベッドの処分にかかる費用
パイプベッドの処分する際、一番気になるのが捨てる際にかかる費用ではないでしょうか?
新しいベッドを購入した場合はメーカーが無料で引き取りをしてくれたり、引越し業者に依頼をすれば引き取りをしてくれるケースもあります。
しかしベッドフレームの買い替えを行わない場合や、引越しの予定がない場合は自分自身でベッドを解体して処分する必要が出てきます。
少しでも費用を抑えにはどのような方法があるのか
- 東京都で粗大ごみとして処分する時の費用
- 不用品回収業者に依頼する時の費用
- ネットオークションで販売する時の相場
の3つのパターンで、おおよその金額をご説明します。
東京都で粗大ごみとして処分する時の費用
品目 | 収集 | 持込 |
パイプベッド(ロフト型を含む) | 1,200円 | 600円 |
ベッドマット | 1,200円 | 600円 |
地域によってかかる費用は異なりますがパイプベッド本体だけであれば、1200円程度で捨てることが出来ます。
またマットレスも捨てたい場合には、倍の値段がかかります。
粗大ごみ処理場に持ち込み
更に安く処分するには、粗大ごみ受付センターまで持ち込む方法があります。
費用は10㎏あたり100円と格安で処分する事が出来ます。
パイプベッドの場合床板が一番大きくなりますが、2枚に分かれているタイプであれば乗用車に乗せる事が出来ます。
不用品回収業者に依頼する時の費用
自分で解体や収集場所まで持っていくことが難しいという場合は、不用品回収業者に直接依頼をすることで持ち出しから処分まで全て専門業者に行ってもらうことが可能です。
専門業者に依頼する場合はベッドの大きさや重量によっては約6,000円~10,000円の費用がかかると言われています。
但し、業者によって値段はまちまちなので複数の業者に見積もりを依頼すると良いでしょう。
また、マットレスの引き取りはしてもらえない事が多いので、予め電話やメールで確認をしておきましょう。
ネットオークションで販売する時の相場
ネットオークションで販売されている中古のパイプベッドの相場は3000円~4000円程度が多いようです。
あまり高く設定しても時間を浪費するだけなので、売れやすい金額に設定をして早めに処分した方が良いかもしれません。
パイプベッドを解体する方法
パイプベッドを粗大ごみとして処分したり、やネットオークションで販売する場合には、できるだけコンパクトな状態にまとめておくことが重要になります。
パイプベッドの解体方法は、組み立て方の逆の手順で行います。
- マットレスを外す
- 床板を外す
- フレームとヘッドボード、フレームとフットボードについているネジを六角レンチやドライバーで外す
の3ステップで出来ます。
基本的にネジで留められている部分はドライバーや六角レンチさえあれば大丈夫ですし、購入時に付属部品として工具が付いているはずなのでそれを使って解体出来ます。
解体する事で粗大ごみとして収集してもらうにも、ゴミの収集場所に持っていくにしても持ち運びが簡単で、置き場所を取らなくなります。
ただヘッドボードやフットボード、フレームは自分一人で持っていくことが出来ても、床板やマットレス部分は女性一人では持っていけない可能性があります。
重たい場合には無理をせずに、二人以上で移動させましょう。
パイプベッドの処分まとめ
引越しや買い替えを機に、パイプベッドを処分したいと思っている方は少なくありません。
粗大ごみとして自治体で回収してもらったり、不用品回収業者・リサイクルショップに依頼したり、ネットオークションや地元の掲示板で販売する方法があります。
費用は粗大ごみが1000~2000円、持ち込みなら100円程度、不用品回収業者は3000円~4000円が相場です。