マットレスの硬さはN(ニュートン)で確認|体重・体格に合う選び方を解説

マットレスの硬さはN(ニュートン)で確認|体重・体格に合う選び方を解説
  • マットレスのN(ニュートン)は何を表す?
  • 自分の体重に合う硬さはどう選ぶ?
  • 2人で寝る場合は同じ硬さで良い?

ウレタンマットレスの商品説明で「75N」「110N」「170N」などの数字を見て、「どれを選べば良いの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。

私はベッドショップオーナーで、睡眠環境・寝具指導士、睡眠・寝具インストラクター、寝具ソムリエの資格を持っていますが、N(ニュートン)はウレタンフォームの「硬さ」を比較する目安として便利ですが、体重だけで最適なN値を決めるのではなく、体型・寝姿勢・厚み・素材構成まで確認することが大切だと考えています。

この記事では、N(ニュートン)の正しい見方、体格に合わせた硬さの考え方、2人で寝る場合の選び方まで解説します。

マットレスが「硬すぎる・柔らかすぎる」と感じる場合の見分け方はこちらで詳しく解説しています。

>>マットレスは硬い方がいい?硬すぎ・柔らかすぎの見分け方と選び方

マットレスのN(ニュートン)とは?

ウレタンマットレスの硬さを表すN(ニュートン)

N(ニュートン)は、ウレタンフォームマットレスの硬さを表す数値です。

家庭用品品質表示法では、ウレタンフォームマットレスの硬さをJIS K6400-2に基づく試験方法で測定し、数値と「やわらかめ・ふつう・かため」の区分を表示します。

現在の区分は次の通りです。

N(ニュートン) 表示区分
75N未満 やわらかめ
75N以上110N未満 ふつう
110N以上 かため

たとえば「やわらかめ(70ニュートン)」のように表示されます。

(参考:消費者庁「家庭用品品質表示法」)

N(ニュートン)が高いほど硬い

基本的には、N値が高いほどウレタンフォームは硬くなります。

ただし、同じN値でも厚み・密度・表面加工・多層構造などによって実際の寝心地は変わります。

そのため「110Nだから必ず硬い」「170Nだから体重80kg以上向け」と単純に判断しないことが大切です。

N(ニュートン)は「反発力」そのものではない

ここは特に間違えやすいポイントです。

N(ニュートン)は品質表示上の硬さを示す数値であり、低反発・高反発をそのまま判定する数値ではありません。

たとえば、N値が高いから必ず「高反発」、N値が低いから必ず「低反発」とは限りません。

寝返りのしやすさを考える場合は、硬さだけでなく、ウレタンの反発性・構造・厚みなども確認しましょう。

自分に合うマットレスの硬さを選ぶ3つのポイント

ウレタンマットレスに横になっている

硬さを選ぶときは、N値だけではなく次の3点を確認すると分かりやすくなります。

  1. 腰や臀部が沈み込みすぎていない
  2. 肩や腰に強い圧迫感がない
  3. 無理なく寝返りできる

1.腰や臀部が沈み込みすぎていない

柔らかすぎて腰が沈み込むマットレス

柔らかすぎるマットレスでは、腰や臀部など体の重い部分が深く沈み込み、寝姿勢を保ちにくくなる場合があります。

仰向けになったときに腰付近だけが大きく沈み込む場合は、もう少し硬めのマットレスも候補になります。

2.肩や腰に強い圧迫感がない

硬すぎて体にフィットしにくいマットレス

反対に硬すぎると、肩・腰・臀部など体の出っ張った部分に圧迫感を感じることがあります。

特に横向き寝では肩や腰に体重が集中しやすいため、適度に沈み込めるか確認しましょう。

3.無理なく寝返りできる

マットレスで寝返りをするイメージ

寝返りは、同じ部位への圧迫を避けたり、寝床内の温度や湿度を調整したりする自然な動きです。

柔らかすぎて体が深く沈み込むと、寝返りに力が必要になる場合があります。

実際に試せる場合は、仰向けと横向きの両方で寝て、自然に姿勢を変えられるか確認しましょう。

体重はマットレスの硬さを選ぶ目安になる

体重をマットレスの硬さ選びの目安にする

体重はマットレスの硬さを選ぶ一つの目安になります。

一般的には、体重が軽い方は硬すぎると圧迫感を感じやすく、体重が重い方は柔らかすぎると沈み込みを感じやすい傾向があります。

ただし、体重だけで「○kgなら○N」と最適値を固定することはおすすめしません。

同じ60kgでも、身長・体型・筋肉量・寝姿勢・マットレスの厚みや構造によって感じ方が違うためです。

硬さ選びの考え方

  • 体重が軽め:やわらかめ~ふつうも候補
  • 標準的な体格:ふつうを基準に寝姿勢・好みで調整
  • 体重が重め:ふつう~かためも候補

これはあくまで出発点です。実際には、腰や臀部の沈み込み、肩や腰の圧迫感、寝返りのしやすさを確認してください。

子供・細身の人は柔らかめが良い?

体重が軽い人のマットレス選び

体重が軽い方は、硬いマットレスでは十分に沈み込まず、肩や腰などに圧迫感を感じることがあります。

そのため、やわらかめ~ふつうの寝心地が合う場合があります。

ただし、「子供だから柔らかい方が良い」「女性だから低反発が良い」と一律に決める必要はありません。

成長期の子供の場合も、体格に合った硬さで、寝返りしやすく、極端に沈み込まないマットレスを選ぶことが大切です。

柔らかめを選ぶなら構造も確認

柔らかさは、ウレタンのN値だけでなく、ポケットコイルや詰め物などでも調整されています。

ポケットコイルマットレスは、一つひとつのコイルが独立して動くため体の凹凸に沿いやすい構造です。

ただし、ポケットコイルなら必ず柔らかいわけではなく、コイルの太さ・配列・詰め物によって寝心地は変わります。

柔らかめの寝心地「【日本製】 低反発 マットレス」

【日本製】 低反発 マットレス

【日本製】 低反発 マットレス

こちらは日本最高レベルの高密度低反発ウレタンマットレスです。

厚さ4cmなので、トッパーマットレスとして寝具の上に重ねてご使用ください。

体重が重い人は硬めを選ぶべき?

体重が重い人のマットレス選び

体重が重い方は、柔らかすぎるマットレスでは腰や臀部が深く沈み込みやすいため、ふつう~かためも候補になります。

しかし、「体重が70kgを超えたら必ず硬め」「80kg以上なら○N」と固定して考える必要はありません。

重要なのは、沈み込みすぎず、かといって肩や腰に強い圧迫感もなく、寝返りしやすいことです。

また、硬さだけでなくマットレスの厚みや耐荷重、ウレタンの密度、スプリング構造なども確認しましょう。

しっかりした寝心地の選択肢「3つ折り高反発マットレス」

3つ折り高反発マットレス

3つ折り高反発マットレス 単品 洗えるカバー 折りたたみマットレス

9,980円~

こちらは、しっかりした寝心地が特徴の高反発ウレタンマットレスです。

厚さ約10cmで、ウレタンの硬さは154N。柔らかいマットレスでは沈み込みが気になる方にも選択肢になります。

表面には凹凸のあるプロファイル加工が施されており、体の凹凸に沿って支えやすい構造になっています。

ただし、154Nという数値だけで自分に合う硬さを判断するのではなく、実際の沈み込みや圧迫感、寝返りのしやすさも確認しましょう。

2人で寝る場合のマットレスの硬さは?

夫婦やカップルでは、体重差や好みの違いによって「同じ硬さが合わない」ことがあります。

体格差が小さく、同じ寝心地を好む場合は1枚のマットレスでも選びやすいですが、体格差が大きい場合は注意が必要です。

  • 2人の体格差が小さい:中間的な硬さを基準に選ぶ
  • 体格差が大きい:それぞれに合うシングルマットレス2枚も検討
  • 好みが違う:左右で別々の硬さを選べる構成も候補

シングル2台を並べれば、それぞれが自分に合った硬さを選びやすく、将来マットレスを片方だけ交換することもできます。

N(ニュートン)を見るときの注意点

N値はウレタンマットレスの硬さを比較するうえで便利ですが、数字だけで寝心地は決まりません。

  • N値は硬さの目安で、反発力そのものではない
  • 同じN値でも厚みや密度、加工で寝心地は変わる
  • 低反発・高反発をN値だけで分類しない
  • 体重だけで最適なN値を固定しない

ウレタンマットレスを比較するときは、N値に加えて厚み・密度・復元率・構造などの商品情報も確認しましょう。

腰痛が気になる人は硬さだけで選ばない

腰痛が気になる場合も、「硬い方が良い」「柔らかい方が良い」と一律に決めることはできません。

硬さに加えて、体圧分散性や寝返りのしやすさ、現在のマットレスのへたりなども確認しましょう。

>>腰痛の人向けマットレスの選び方|硬さ・体圧分散・寝返りを睡眠環境・寝具指導士が解説

また、「硬すぎる・柔らかすぎる」の見分け方はこちらをご覧ください。

>>マットレスは硬い方がいい?硬すぎ・柔らかすぎの見分け方と選び方

マットレスのN(ニュートン)と硬さまとめ

ウレタンフォームマットレスのN(ニュートン)は、硬さを比較するための重要な表示です。

  • 75N未満:やわらかめ
  • 75N以上110N未満:ふつう
  • 110N以上:かため

ただし、N値だけで自分に合うマットレスを決めるのではなく、体重・体型・寝姿勢・沈み込み・圧迫感・寝返りのしやすさまで確認しましょう。

体重は硬さを選ぶ一つの目安になりますが、「○kgなら○N」と固定する必要はありません。