- ローボードとハイタイプ、どちらのテレビ台がいい?
- 床座りやソファから見やすい高さはどう選ぶ?
- 収納や配線、大きなテレビの耐荷重と転倒が心配。
ローボードの選び方は、普段テレビを見る姿勢に合う高さを考え、収納・配線・テレビの重量・固定方法を順番に確かめることです。低く横長のローボードは部屋をすっきり見せやすい一方、扉の種類や設置方法を確認せずに選ぶと使いにくくなります。
私はベッド・家具ショップオーナーで、睡眠環境・寝具指導士の資格を保有しています。この記事では、ローボードとほかのテレビ台の違いから、床座り・ソファでの高さ、収納と耐荷重、転倒防止まで具体的にまとめます。
- 高さ:床座り・ソファ・椅子など、普段の見る姿勢から選ぶ
- 収納:引き出し・フラップ扉・オープン棚と配線を確認
- サイズ:テレビの脚、対応インチ、天板の耐荷重を照合
- 安全:テレビだけでなくローボードも適切に固定する
ローボードの選び方は「見る姿勢」「収納」「テレビの大きさ」「固定」で決める
ローボードは、一般に背が低く横長のテレビ台を指す呼び名です。ただし「何cm以下ならローボード」という統一された高さの基準があるわけではありません。名前だけで選ばず、実際の天板の高さと使い方を確認しましょう。

- 見る姿勢:床に座るか、ローソファ・一般的なソファ・椅子から見るかを決める。
- 収納:リモコンなどの小物、レコーダーやゲーム機をどこに置くか決める。
- テレビの大きさ:脚を含む寸法、台の天板幅、対応インチと耐荷重を確認する。
- 固定:テレビを台に留め、台も壁や床へ固定できるかを調べる。
一人暮らしでローボードを探す場合も、安いローボードから選ぶ場合も、この順番は同じです。外観や価格で候補を絞る前に、部屋に置けることと安全に使えることを確認してください。
ローボードとテレビ台(ハイタイプ・コーナー・壁寄せ)の違い
ローボードはテレビ台の一種です。違いを比べるときは、テレビの置かれる高さ・収納の形・設置場所に注目すると判断しやすくなります。

ローボード:低く横長で、視界を遮りにくい
テレビを低い位置に置き、壁面をすっきり見せやすい形です。横長の天板と引き出し・扉付き収納を組み合わせた商品が多く、床座りやソファ中心のリビングで候補になります。
サイドボードは食器や生活用品などを収納する家具で、ローボードより高さのあるものもあります。似た外観でも、テレビを載せる設計かどうかは天板の耐荷重と製品の用途で確認します。
ハイタイプ:収納量や高い位置からの見やすさを重視
テレビを置く位置そのものが高いものと、低いテレビ台の周囲や上部に収納棚を設けたものがあります。椅子やベッドから見るときに選びやすく、周辺の収納もまとめられます。
一方、背の高い家具は部屋によって圧迫感が出やすく、上部に棚があると設置できるテレビの大きさが限られる場合もあります。移動や転倒防止のしやすさも確認しましょう。
コーナー:部屋の角を設置場所に使う
部屋の角に沿わせて置くタイプです。角の空間を利用できますが、テレビを見る方向、扉を開けるスペース、周囲の通路を合わせて確認する必要があります。
壁寄せスタンド:収納台ではなく支柱でテレビを支える
テレビを支柱に取り付けて壁際に置くタイプです。収納家具としてのローボードとは仕組みが異なり、テレビの対応機種や金具、スタンドの設置条件を確認して選びます。壁際に置くだけで転倒防止が完了するわけではありません。
ローボードかハイタイプか:床座り・ソファ・ダイニングで選ぶ
高さ選びの基本は、普段座る位置から無理なく画面を見られるかです。床に座る部屋と、ソファやダイニングチェアに座る部屋では、適したテレビの置き方が変わります。
床座り・ローソファなら低い台が候補
床に座る、座椅子を使う、ローソファに座る場合は、画面を高く置きすぎないローボードが合わせやすくなります。天板が低い家具は視界を遮りにくく、部屋を広く見せたいときにも選びやすい形です。
一般的なソファなら座った目線で判断
ソファから見る場合は、座面の高さだけでなく、クッションに沈み込んだときの目線も確認します。低い台が必ず見やすいとは限らないため、テレビの画面位置をイメージしながら選びましょう。
家具店の高さの目安には、床座り・ローソファで35cm以下、一般的なソファで36〜50cm、ダイニングからは51cm以上という区分もあります。ただし公的な統一基準ではなく、実際には画面の大きさと座り方で変わります。
ダイニングやベッドから見るならハイタイプも検討
椅子やベッドから離れたテレビを見る場合は、低いローボードでは画面を見下ろすことがあります。テレビを置く高さを確保できるハイタイプも比べ、実際の視聴位置から確認してください。
なお、低い台でも転倒しないとは限りません。テレビの重さや大きさに見合った安定した家具を選び、固定までセットで考えます。
収納の選び方:引き出し・フラップ扉・オープン棚とリモコン
ローボードの収納は、何を入れるかと、収納したまま機器を操作できるかで選びます。外から見えない収納でも、使うたびに扉を開ける必要があると不便です。
引き出しはリモコン・ケーブルなどの小物向け
リモコン、ケーブル、ゲームソフトなどを整理しやすい収納です。奥の物を取り出しやすい反面、引き出したときに前の通路をふさがないか確認しましょう。
地震の揺れで引き出しが飛び出すと、家具の重心が移って転倒につながるおそれがあります。重い物を引き出しに詰め込みすぎず、飛び出しを抑えるラッチの有無も確認します。
フラップ扉は隠せるが、リモコン操作に注意
フラップ扉は前に倒して開く扉で、収納物をすっきり隠せます。ただし、扉を閉めるとレコーダーなどのリモコン操作ができない商品もあります。購入前に扉の素材と商品説明を確かめてください。
開いた扉が足元や通路に当たらないかも重要です。扉の前にソファやローテーブルを置く場合は、開閉の余裕を見て配置しましょう。
オープン棚・ガラス扉は機器の使いやすさを確認
レコーダーなどリモコンで操作する機器には、オープン棚やリモコン信号を通せる扉が便利です。ただしガラス扉でも、機器の受光部が隠れたり角度が合わなかったりする場合があるため、商品仕様を確認します。
配線と熱:コード穴・背面・機器のすき間
ローボードの中にレコーダーやゲーム機を置くなら、収納できる寸法と、コード・熱の逃げ道をセットで確かめます。機器が入っても、配線が押しつぶされたり通気口がふさがれたりしては使いにくくなります。
コードスリット・コード穴・背面の開口を確認
天板にコードスリットがあるか、扉の内側からコードを通せるか、背面が開いているかを商品写真と仕様で確認しましょう。コンセントとアンテナ端子の位置も、設置場所を決める前に確認します。
背面のコードや電源プラグが壁に強く当たらないようにし、商品に壁から離す指定がある場合は守ってください。商品名に「壁置き」と書かれていても、壁に密着できるとは限りません。
レコーダーの通気口をふさがない
レコーダーの冷却ファンや通気口がほこりでふさがれたり、棚や壁に密着したりすると、放熱不足による不具合につながります。必要なすき間は機器の取扱説明書に従い、ローボードの棚板や背板との位置関係を確認してください。
テレビ台の背面は掃除がしにくい場所です。配線をまとめすぎて通気口を塞がないようにし、ほこりを定期的に取り除ける配置にしましょう。
天板の耐荷重と対応インチの見方
テレビがローボードの天板に収まるだけでは十分ではありません。天板の耐荷重・対応インチ・テレビの脚の位置をそれぞれ確認します。
テレビの質量はスタンド込みで照合する
テレビの仕様書にあるスタンド込みの質量と、ローボードの天板耐荷重を比べます。台に置くスピーカーや小物があれば、その重さも含めて判断してください。
「対応○型まで」という表示がある商品は、その範囲を確認します。ただし同じ画面サイズでもテレビの脚の幅や形は異なるため、テレビの脚が天板からはみ出さないかを実寸で確かめましょう。
天板・棚板・引き出しで耐荷重は違う
耐荷重は家具全体で一つの数値とは限りません。天板、棚板、引き出し、扉内の収納部で異なる商品があるため、レコーダーや収納物を置く場所ごとに確認します。
重い物を上の棚や引き出しに集中させず、できるだけ低い位置に収めることも大切です。天板が十分な耐荷重を持っていても、家具の固定を省いてよい理由にはなりません。
テレビの転倒防止:テレビとローボードの両方を固定する
テレビをローボードに固定するだけでは、ローボードごと転倒するおそれがあります。テレビと台をつなぎ、台も壁や床に固定する方法を基本に、製品と住まいに合う固定具を選びましょう。

テレビとローボードを固定する
テレビの取扱説明書に対応した転倒防止ストラップなどを使い、テレビを台に留めます。ストラップ式ではテレビの形状や重量に応じて本数を増やし、4本以上とする方法も案内されています。固定具の種類と取付位置は説明書に従ってください。
粘着マットは接地面の凹凸によって十分に密着しないことがあります。固定具の効果を一律に判断せず、テレビと台の組み合わせに適した方法を選びます。
ローボードも壁・床に固定する
ローボード自体も壁や床へ固定します。ネジを使う固定具は、壁の下地や床材に合う施工が必要です。石こうボードだけに不適切なネジを打つなど、強度の不足する取付けを避け、必要なら専門業者に相談してください。
低い家具でも固定対策が不要になる高さ・重量の一律の基準はありません。キャスター付きの台は、移動防止対策も必要です。固定の考え方は東京消防庁の家具転倒防止ハンドブックも確認してください。
子どもが登らない配置と収納にする
テレビ台に登ろうとしたり、上のおもちゃを取ろうとしたりして、テレビや家具が倒れる事故が報告されています。台の上に子どもの興味を引く物を置かず、登る足場になる家具を近くに配置しないことも大切です。
固定具だけに頼らず、引き出しの飛び出しや収納物の重さにも注意してください。安全対策は、消費者庁の家具・テレビの転倒事故に関する資料も参考になります。
一人暮らし・安いローボードで失敗しないための最終チェック
一人暮らしで安いローボードを選ぶときも、価格だけで判断せず、次の項目を購入前に確認しましょう。とくに組み立ての条件と耐荷重は、商品ごとの差が大きい部分です。
- 見る位置:床座り・ソファ・ベッドのどこからテレビを見るか。
- テレビとの適合:天板幅、脚の位置、対応インチ、スタンド込みの重量。
- 収納と操作:引き出し・フラップ扉・オープン棚の使い分けとリモコンの通り方。
- 配線と放熱:コード穴、背面の開口、機器の通気口。
- 設置スペース:幅と奥行き、コンセント、扉や引き出しの開閉スペース。
- 転倒防止:テレビとローボードの両方を固定できるか。
- 搬入と組み立て:玄関先渡しか、完成品かお客様組立品か、工具と作業人数。
ローボードは見た目がシンプルでも、幅が長い商品は搬入経路や組み立て場所の確保が必要です。商品ページの梱包・組み立て条件まで読んでから購入しましょう。
おすすめのローボード・テレビ台
見る姿勢と収納の使い方が決まったら、実際の商品を比較します。ここでは、低い台座タイプ・配線しやすいコンパクトタイプ・脚付きのラタン調タイプを紹介します。
ローボード(台座タイプ・幅150〜240cm)
高さ28.7cmの低い台座タイプで、床座りやローソファから見る部屋に合わせやすい形です。引き出しとフラップ扉で収納を分けられますが、扉を閉めるとリモコン操作ができない仕様のため、機器の置き方に注意してください。
テレビ台(幅110cm・壁置き)
天板のコードスリット、扉内のコード穴、中央の背面オープンなど、配線を考えた構造です。可動棚で収納を調整できますが、商品名に「壁置き」とあっても壁に密着させて設置する仕様ではありません。
テレビボード(ラタン調扉・幅120/150/180cm)
木目柄とラタン調扉を組み合わせた脚付きのテレビボードです。高さ36cmで足元に空間があり、床の掃除のしやすさも考えたい人に向いています。壁付け設置は推奨されていないため、設置条件を確認してください。
ローボードの選び方に関するよくある質問
ローボードとテレビ台は何が違いますか?
ローボードは、背が低く横長のテレビ台を指す呼び名です。ローボードと呼ぶ高さに統一された基準はないため、天板の高さと収納の形、耐荷重を見て選びましょう。
ソファから見るときもローボードでよいですか?
ソファの座面の高さや座ったときの目線に合えば候補になります。ローソファと一般的なソファでは見る位置が変わるため、テレビの画面位置を確かめてください。
フラップ扉の中にレコーダーを入れても大丈夫ですか?
商品によっては扉を閉めるとリモコン操作ができません。また、レコーダーの通気口をふさがないよう、機器の説明書に従って必要な空間を確保してください。
大きいテレビを載せるときは何を見ればよいですか?
テレビのスタンド込みの質量と、ローボードの天板耐荷重を照合します。対応インチの表示、テレビの脚の位置、天板から脚がはみ出さないかも確認しましょう。
テレビが倒れないようにするにはどうすればよいですか?
テレビをローボードに固定し、ローボードも壁や床に固定する方法が基本です。固定具は製品と住宅の条件に合うものを使い、子どもが家具に登らない配置も考えてください。
ローボードの選び方のまとめ
ローボードは、低いデザインだけでなく、見る姿勢、収納と配線、テレビの適合、固定方法まで確認して選びます。候補が決まったら、商品ページの天板耐荷重・扉の仕様・組み立て条件を確認し、テレビと家具の取扱説明書に合う設置方法を選んでください。
- 高さ:床座り・ソファ・椅子など、普段の見る姿勢から選ぶ
- 収納:引き出し・フラップ扉・オープン棚と配線を確認
- サイズ:テレビの脚、対応インチ、天板の耐荷重を照合
- 安全:テレビだけでなくローボードも適切に固定する




