LDKのレイアウト|広さ別の考え方と家具の置き方・分け方のコツ

LDKのレイアウト
  • LDKにソファとダイニングテーブルを置きたいけれど、どこに並べればいい?
  • リビングとダイニングの境目がなく、家具の配置がまとまらない。
  • キッチンからの通り道や椅子の後ろが狭くならない?照明も気になる。

LDKのレイアウトは、キッチンの近くにダイニング、くつろぎやすい側にリビングを配置し、両者をつなぐ通路を先に確保するのが基本です。家具の大きさから選ぶのではなく、「部屋の実寸→使う場所の区分け→生活動線→家具の外寸→照明・固定」の順に決めると、ソファとダイニングテーブルを無理なく組み合わせられるか判断できます。

私はベッド・家具ショップオーナーで、睡眠環境・寝具指導士の資格を保有しています。この記事では、LDKの広さ別の考え方、リビングダイニングの分け方、ソファとテレビの位置、キッチンからの通路、照明と家具の固定まで具体的に解説します。

  • 測る:LDKの縦横と、ドア・窓・キッチン・コンセントの位置を図にする。
  • 分ける:キッチン側を食事、奥をくつろぎの場所にする。
  • 通す:配膳、冷蔵庫、ベランダへの動線を確保してから家具を選ぶ。
  • 仕上げる:照明を用途で分け、家具とテレビを固定する。

LDKのレイアウトは「広さ」「分け方」「動線」「家具の大きさ」「照明と固定」の順に決める

まず間取りを描き、動かせない場所を記入する

LDKの壁から壁までの長さを測り、キッチンカウンター、冷蔵庫置き場、窓、出入口、収納扉、コンセントを図に書きます。縦長・横長・L字・正方形に近い形のどれでも、ドアと収納の開閉範囲は家具を置けない場所として先に確保してください。

ダイニングとリビングを決めてから家具を選ぶ

食事を運びやすいキッチン側にダイニングテーブル、落ち着いて過ごす側にソファとテレビ台を仮配置します。次にキッチンからテーブル、冷蔵庫、リビングへの道を引き、その通路を除いた場所に収まる家具の外寸を選びます。

最後に照明の位置と家具の転倒防止を確認します。最初からソファの大きさを決めると、配膳や椅子の出し入れに必要な場所が残らないため、順番を逆にしないことが大切です。

LDKのレイアウトを決める5つの順番を示した図

LDKの広さの目安:広告で「LDK」と書くための決まり

DK・LDKの広さの目安(下限)

不動産広告には、DK・LDKと表示するための広さの指導基準があります。居室が1部屋ならLDKは8畳以上、DKは4.5畳以上、居室が2部屋以上ならLDKは10畳以上、DKは6畳以上が表示上の下限の目安です。これは家具をゆったり置ける広さの基準ではありません。

これは広告でLDKと表示するための基準であり、ソファとダイニングテーブルを快適に置ける広さの保証ではありません。「1LDKだからソファも置ける」と判断せず、LDK部分の実寸を確認しましょう。

畳1枚の大きさ

不動産広告の畳数表示は、1畳当たり1.62㎡以上として計算します。ただし、同じ畳数でも縦横の比率や柱の位置によって家具の置きやすさは変わります。

ただし、同じ畳数でもキッチンの形、柱の出っ張り、窓や扉の位置によって家具を置ける床面は変わります。物件資料の畳数を家具の配置可能面積と取り違えないでください。

広さ別の考え方と家具の大きさ

8〜10畳前後のLDK

食事とくつろぎの両方を確保したい場合は、ダイニングテーブルかソファのどちらを主役にするか先に決めます。食卓を中心に暮らすなら小さめのソファ、ソファを中心に過ごすならコンパクトな食卓やソファダイニングを候補にします。

キッチン前にダイニングを置くと通路が細くなる形なら、テーブルを無理に中央へ置かず、食事の場所を片側にまとめることも考えます。

12畳前後のLDK

ダイニングテーブルとソファを別々に置くなら、両方を大型にしないことがポイントです。食卓と椅子を引く範囲を先に図面へ描き、残った床の幅と奥行きに収まるソファを選んでください。

まず食卓と椅子の動く範囲を描き、残った場所にソファとテレビ台を配置します。通路を削って家具を大きくするより、片方の奥行きや幅を抑える方が動きやすい部屋にできます。

16畳以上のLDK

ダイニングとリビングを離して置き、ラグや照明でそれぞれの用途をはっきり分ける配置を検討できます。キッチンから食卓へ短く移動できる位置と、ソファからテレビが見やすい位置を別々に決めましょう。

14畳や20畳のLDKでも考え方は同じです。畳数ごとに「置ける家具」が公的に決まっているわけではなく、部屋の形と実寸、通路の取り方で判断します。

家具の大きさは「測る→通路→残り」で決める

家具を置く前に、壁から壁までの実寸と扉の開閉範囲を記入します。通路を先に描き、残った床の幅と奥行きを測ってから、ソファ・テーブル・テレビ台の外寸と照合してください。

ソファは座面の広さだけでなく肘掛けを含む外寸、ダイニングは椅子を引く範囲、テレビ台は配線や扉の開閉も確認します。図面に家具の輪郭を描くと、買う前に置き過ぎを防げます。

LDKの広さ別にダイニングとリビングの置き方の考え方を示した図

ダイニングとリビングの分け方

キッチン側をダイニング、奥をリビングにする

キッチンに近い側へ食卓を置くと、配膳と片付けの移動を短くまとめやすくなります。奥の窓側や壁側にソファを置けば、食事とくつろぎの場所が自然に分かれます。L字型のLDKでは、曲がり角を境に用途を分ける方法もあります。

ソファの背・ラグ・照明で区切る

ソファの背を境界にしたり、ソファ前にラグを敷いたりすると、壁を作らずにリビングの範囲を示せます。ソファとダイニングチェアを背中合わせにする場合は、椅子を十分に引けるか、背後を人が通れるかを先に確かめてください。

ダイニングの上は食卓を照らす照明、リビングはくつろぎに合う照明に分ける方法もあります。背の低い収納を仕切りにする場合は、転倒・移動対策を行い、通路をふさがない位置に置きます。

ソファの向きとテレビの位置

何を見る・誰と話すかで向きを選ぶ

テレビをよく見るならソファをテレビの正面に、料理中の家族と会話したいならキッチンやダイニングが見える向きに置きます。窓の景色を楽しむ配置もありますが、テレビ画面への日光の映り込みや、窓の開閉を妨げないか確認してください。

ソファの背を通路側へ向ける場合は、背面が歩く邪魔にならないか、ダイニングチェアを引いてもぶつからないかを床に印を付けて確かめます。

テーブルとテレビ台の間を空ける

ソファとローテーブルの間は30cm程度を起点に、座ったときの足元とテーブルへの手の届きやすさを確かめます。ローテーブルとテレビ台の間を通るなら、60cm程度以上を候補にして、収納扉を開く動作も試してください。

これは家庭のLDKに共通する規格ではありません。実際に座って足を伸ばす、テーブルを使う、テレビ台の収納を開く動作を確認し、通り道が交差しない位置へ調整しましょう。テレビ台は転倒・移動対策も必要です。

キッチンからの動線と通路の幅

毎日通る道を3方向に描く

間取り図に、「キッチン→ダイニングテーブル」「キッチン→冷蔵庫・ゴミ箱」「廊下→リビング→ベランダ」の道を矢印で描きます。食卓はキッチンから配膳しやすい位置を優先し、冷蔵庫やゴミ箱を使うときに椅子の後ろを回り込まない配置を考えましょう。

冷蔵庫やゴミ箱を使うたびに椅子の後ろを回り込む配置なら、食卓の向きやソファの位置を変えます。通路は直線で取れると移動が分かりやすく、ドアの前やベランダへの出口を家具で塞がないようにします。

通路幅は歩き方で確かめる

人が正面を向いて歩く主な通路は、まず幅60cm程度以上を候補にします。2人がすれ違う場所は100〜120cm程度を検討し、荷物を持って歩く場合やドアが開く場所では実際の動作に合わせて広げてください。

ダイニングチェアの後ろは、まず60cm程度を確保できるか図面で確かめ、椅子を引いたまま人が通る場所ならさらに余裕を取ります。数値だけで決めず、椅子の奥行きと引く動作を実際に確認してください。

椅子を後ろへ引く範囲は、テーブルの外寸とは別に確保してください。床にマスキングテープで家具の輪郭を作り、椅子を引く・冷蔵庫を開く・荷物を持って通る動作まで試すと、購入後の窮屈さを減らせます。

キッチンからダイニング・リビング・ベランダへの生活動線を示したLDKのレイアウト図

照明:LDKは1つの明かりで足りるか

リビングとダイニングで明かりを分ける

広いLDKでは、部屋の中央のシーリングライトだけでなく、ダイニングテーブルの上とソファ周辺で照明を分ける方法があります。食事の場所は手元が見やすい明かり、リビングは過ごし方に合わせて調光できる明かりを選び、器具の位置を家具の配置と一緒に決めます。

適用畳数はメーカーの説明を確認する

シーリングライトの「適用畳数」は、器具が照らせる部屋の広さを選ぶための表示です。ただし、同じLDKでも部屋の形やキッチン側の影、家具の位置によって明るさの感じ方は変わります。

広いLDKを1灯だけで照らそうとすると、食卓やソファ周辺で明るさに差が出ることがあります。照明器具の適用畳数と配光を確認し、必要ならダイニング用の照明や補助照明を組み合わせてください。

広さだけで器具を決めず、ダイニングにペンダントライトを加える場合は、天井の配線器具の位置と取り付け条件も確認しましょう。

窓・コンセントと家具の固定

倒れても困らない置き方

背の高い収納は、倒れたときにソファやダイニングチェア、出入口やベランダへ向かう通路をふさぐ位置を避けます。重い物は下段に収納し、家具の転倒方向と避難経路を確認してください。

家具の固定

収納家具は、設置する壁の下地や家具の仕様に合ったL型金具などで確実に固定します。壁への固定が難しい場合は、製品の条件を確認して適切な転倒防止器具を組み合わせます。テレビもテレビ台ごと固定するだけでなく、テレビ本体の転倒・落下防止を行ってください。

賃貸住宅で壁に穴を開ける必要があるときは、管理会社へ先に確認してください。家具を低くするだけで固定を省かず、製品と設置面に合う器具を選びます。

家具の裏のコンセントとコード

テレビ台やソファの裏でプラグにほこりや水分がたまると、トラッキングによる発火のおそれがあります。掃除の際は電源プラグを抜いて乾いた布でほこりを取り、コードを家具の脚で踏んだり、無理に曲げたりしないようにしてください。

家具の背面には配線を点検できる場所を残し、ダイニングチェアの脚や通路をコードが横切らないようにしましょう。

LDKに置きやすいおすすめの家具

家具は「ダイニング側に置く物」「リビング側に置く物」を決めてから選びます。商品ページで外寸と組立条件を確認し、通路と扉の開閉範囲に収まるかを照合してください。

ダイニングセット

ダイニングセットの商品写真

ダイニングセット

3点・5点・8点の展開から、LDKの広さと食事をする人数に合わせて選べます。キッチン側に置く際は椅子を引く場所を含めて確認し、商品ページの注意に従って壁に密着させずに設置してください。

カウチソファ 3人掛け(オットマンセットあり)

カウチソファ3人掛けの商品写真

カウチソファ 3人掛け(オットマンセットあり)

右カウチ・左カウチ・オットマン単独に配置を変えられるため、窓や通路の位置に合わせてリビング側の形を調整できます。北海道・沖縄・離島は配送対象外のため、購入前に配送先を確認してください。

テレビボード(ラタン調扉・幅120/150/180cm)

ラタン調扉のテレビボードの商品写真

テレビボード(ラタン調扉・幅120/150/180cm)

幅120・150・180cmから、ソファの正面に置ける幅を選べます。テレビの固定と配線点検の場所を確保し、商品ページの注意に従って壁に密着させずに設置してください。

LDKのレイアウトに関するよくある質問

LDKは何畳からですか?

不動産広告の指導基準では、居室が1部屋ならLDKは8畳以上、2部屋以上なら10畳以上が表示の下限の目安です。家具をゆったり置ける基準ではないため、LDKの実寸と形を確認してください。

LDKにソファとダイニングテーブルの両方を置けますか?

家具の外寸と部屋の形で決まります。まず食卓と椅子の範囲、キッチンからの通路を確保し、残った場所にソファを描いてください。収まらなければ片方を小さくするか、ソファダイニングにまとめます。

リビングとダイニングはどう分ければよいですか?

キッチン側をダイニング、奥をリビングにし、ソファの背やラグ、照明、背の低い収納で用途を分けます。家具で通路をふさがず、収納家具は転倒・移動対策をしてください。

通路はどのくらい空ければよいですか?

主な通路は、まず幅60cm程度以上を候補にしてください。2人がすれ違う場所や椅子の後ろを通る場所はさらに広さが必要です。家具の外寸を床に示し、実際に歩いて確かめましょう。

広いLDKは照明1つで足りますか?

部屋の形や照明器具の配光によって変わります。広いLDKではリビングとダイニングの明かりを分け、食卓の手元とくつろぐ場所の明るさをそれぞれ確かめてください。

LDKのレイアウトのまとめ

LDKのレイアウトは、食卓とソファの位置を先に固定するのではなく、キッチンからの動線と椅子を引く場所を確保したあとに家具の大きさを決めることが大切です。広さの表示だけで判断せず、実寸を測り、照明・コンセント・家具の固定まで一緒に計画しましょう。

  • 測る:部屋の実寸、窓・扉・キッチンの位置。
  • 分ける:キッチン側に食卓、奥にくつろぐ場所。
  • 確保:配膳・冷蔵庫・ベランダへの道と椅子の後ろ。
  • 確認:家具の外寸、照明、配線、転倒防止。