- 脚付きマットレスの選び方が知りたい!
- 寝心地が良い脚付きマットレスを教えて!
- 分割型と一体型脚付きマットレスは何が違う?
値段が安く、シーツで簡単に雰囲気を変えられる脚付きマットレスですが、分割型もあればマットレスの種類も多彩なので選び方が難しいかもしれません。
またマットレスがへたったら交換が出来ないので、おすすめしていないショップもあります。
私はベッドショップオーナーで、睡眠・寝具指導士、睡眠・寝具インストラクター、寝具ソムリエの資格を持っていますが、脚付きマットレスは選び方を抑えると低価格でおすすめのベッドだと考えています。
そこでこの記事では、専門家目線での選び方や、おすすめ脚付きマットレスに加えて、後悔しない使い方をご紹介します。
脚付きマットレスの選び方
脚付きマットレスを選ぶ際は、
- マットレスのサイズ
- マットレスの種類
- 一体型or分割型
の3点に注目すると後悔する事がありません。
1.マットレスのサイズ
人は寝ている間に20回程度寝返りをうちますが、寝返りが抑制されると睡眠の質が低下します。
寝返りは、睡眠中に同じ体の部位が圧迫され続けることで、その部位の血液循環が滞ることを防ぎ、体の負担を和らげるために生理的におこなわれる体の動きなのです。そのほか寝返りには体温を調節する・寝床内の温度を保つ・熱や水分の発散を調節するといったはたらきがあります。(厚生労働省ホームページより引用)
そのため、マットレスが狭いと質の高い睡眠が取りにくくなるので、体格にあったサイズ選びが大切になります。
平均的な体格の成人はシングル
快適に睡眠が取れるマットレス幅は「肩幅+両サイド20cmずつ」と言われています。
成人男性の肩幅の平均は46cmで、成人女性の肩幅の平均は41cmである事を考えると、平均的な体格の男女であればシングルサイズ大丈夫です。
※人より肩幅が狭い女性や子供はセミシングルでも問題ありません。
睡眠の質を向上させたい方はセミダブル
一方、体格ががっしりしている方や、睡眠の質を向上したい方、ペットと一緒に寝る方は一回り大きいセミダブルがおすすめとなります。
細身のカップルはダブル
寝心地を考えると、成人男女2人が寝るには147cm必要なため、ダブルサイズは少し狭く感じます。
そのため、ダブルサイズは細身のカップルや女性二人で寝るのに適しています。
平均的な体格の男女はクイーン
幅160cmのクイーンサイズは、肩幅が広めの男女でもゆったりとした寝心地になっています。
2.マットレスの種類
脚付きマットレスは、
- ボンネルコイルマットレス
- ポケットコイルマットレス
の2種類が主流ですが、それぞれ異なる特徴を備えているのでご説明します。
ボンネルコイルマットレス
ボンネルコイルマットレスは、複数のコイルが連結しているのが特徴です。
そのため、
- 通気性が良い
- 耐久性が高い
- 値段が安い
- 耐圧分散性は低い
- 硬めの寝心地
と言った特徴があります。
ボンネルコイルマットレスがおすすめの人
寝心地が硬めのため、体重が軽い女性や子供には不向きとされている一方、健康体の男性であれば低価格で長寿命なので非常におすすめです。
ポケットコイルマットレス
ポケットコイルマットレスは、袋に入ったコイルが一つ一つ並べられています。
そのため、
- 耐圧分散性が高い
- 部分的なへたりが出やすい
- ソフト~普通の硬さ
と言った特徴があります。
また、ポケットコイルマットレスならではの特徴として、コイル数の記載されている事があります。
コイル数でフィット感が異なる
ポケットコイルマットレスは、コイル数が多いほどフィット感が高く耐圧を分散してくれるため、腰痛や肩こりでも安心です。
目安としてコイル数400以上のポケットコイルマットレスであれば、快適な寝心地を得られます。
より睡眠の質を高めたい方は、コイル数が800ある【プレミアムポケットコイルマットレス】や、2段階で耐圧を分散してくれる【プレミアム2層ポケットコイルマットレス】がおすすめです。
ポケットコイルマットレスがおすすめの人
ポケットコイルマットレスは、女性や子供だけでなく、平均的な体格の男性でも快適に睡眠を取る事が出来ます。
耐圧分散性が高いので、腰痛や肩こりが気になる方はポケットコイルマットレスの方が体への負担がかからずおすすめです。
3.一体型or分割型
脚付きマットレスには、マットレスが一体になっている【一体型】と分割されている【分割型】の2種類があります。
一体型の特徴
一体型の脚付きマットレスは、マットレスの境目がないため寝心地を重視したい方におすすめです。
特に腰痛持ちの方は、分割型だとマットレスの境目が腰付近に来るため一体型がおすすめです。
分割型の特徴
分割型脚付きマットレスには、
- 移動や引っ越しが簡単
- ソファーとして使いやすい
- 中央の寝心地が良くない
と言った特徴があります。
2分割されている事で搬入や設置、移動や引っ越し時に便利です。
また日中はソファー2台分としても使えるので、来客が多い方にもおすすめ。
但しマットレス中央に境目が来るため、腰痛持ちや体重が重たい男性には不向きです。
脚付きマットレスおすすめ6選
ここでは、ベッドショップオーナーが推奨する脚付きマットレスの人気メーカー6選をご紹介します。
1位.新・国産ポケットコイルマットレスベッド Waza ワザ
サイズ | マットレスの厚み | 価格 |
スモールセミシングル~クイーン | 15cm | 78,630円~ |
寝心地に妥協したくない方におすすめなのが、新・国産ポケットコイルマットレスベッド Waza ワザです。
厚さ15cmの分厚い国産ポケットコイルマットレスが、理想的な寝姿勢を整え最高の睡眠を取る事が出来ます。
組み立ても脚を付けるだけなので、女性でも安心です。
2位.ボトムベッド脚付きマットレス
ボトムベッド脚付きマットレス ブラック 簡単組立 高さ20cm脚
16,926円~
サイズ | マットレスカラー/フレームカラー | 価格 |
セミシングル~キング | ホワイト/ブラック | 16,926円~ |
脚付きマットレスの進化型が、こちらの「ボトムベッド」。
通常の脚付きマットレスと違い、ベッド本体とマットレスを分離しています。
マットレスがへたってもマットレスの交換が出来るので長く使えますし、価格も従来品とほとんど変わらないのでコスパに優れています。
3位.寝心地が選べる ホテルダブルクッション 脚付きマットレスボトムベッド
サイズ | マットレスカラー | 価格 |
セミシングル~キング | ホワイト、ブラック、ブラウン | 22,428円~ |
こちらも「ボトムベッド」ですが、特徴的なのは「ダブルクッション」になっている事。
ダブルクッションはマットレスのクッションに加えて、ベッドフレーム内部にもコイルスプリングを内蔵する事で耐圧分散性や弾力性に富んだ仕上がりとなっています。
高級ホテルで使用されているダブルクッションの寝心地を、ご家庭でも再現出来るので最高の寝心地を得たい方や、腰痛に悩んでいる方におすすめです。
4位.脚付きマットレス コンパクト圧縮 梱包 搬入 簡単 20cm 高脚 ハイタイプ
脚付きマットレス コンパクト圧縮 梱包 搬入 簡単 20cm 高脚 ハイタイプ
サイズ | マットレスカラー | 価格 |
ショート丈セミシングル~通常丈ダブル | ホワイト、ブラック | 18,050円~ |
シンプルな脚付きマットレスが好みの方は、こちらがおすすめ。
清潔感のあるホワイト、シックな雰囲気のブラックの2色があり、コンパクトにまとめられて搬送されるので、搬入経路の心配がありません。
フレームは頑丈なスチールの上に通気性の良いすのこを重ねています。
5位.脚付きマットレスベッド 日本製ポケットコイルマットレスベッド【MORE】モア
サイズ | 分割タイプ | 脚の長さ | 価格 |
クイーン~ワイドK280 | グランド、スプリット | 7㎝・15㎝・22㎝・30㎝ | 164,129円~ |
【MORE】モアは、境目が気にならない連結パーツ付きの大型脚付きマットレスです。
分割構造も2分割されているグランドタイプと、4分割されているスプリットタイプの2種類があるので、お部屋のレイアウトによって選べます。
日本製ポケットコイルマットレスを使用しているので、寝心地にこだわりたい人におすすめです。
6位.脚付きマットレスベッド【ELAMS】エラムス
サイズ | シーツカラー | 脚の長さ | 価格 |
クイーン~ワイドK240 | モカブラウン、ナチュラルベージュなど11種類 | 7㎝・15㎝・22㎝・30㎝ | 67,735円~ |
【ELAMS】エラムスはラインナップが豊富で、マットレスは2種類、脚の長さは4種類、カラーは11種類から選べます。
ご家族で使用される場合におすすめで、子供が小さいころは一緒に添い寝をしてあげて、成長したらベッドを分割してそれぞれ使用する事も可能。
後悔しない脚付きマットレスの使い方
私はベッドショップオーナーをしていますが、お客様から
- 脚付きマットレスの上に敷布団は敷くの?
- 分割式脚付きマットレスの境目が気になる・・
- マットレスを直置きしても大丈夫?
と言った質問を良く受けるので、回答いたします。
脚付きマットレスの上に敷布団は敷かない!
知恵袋を見ていても、

脚付きマットレスをお使いの方に質問です!敷布団は敷いてますか?もし敷いている方は敷布団とマットレスの間にカビが生えたりしませんか? 床に敷布団でカビに悩まされ脚付きマットレスを購入しましたがどう使えば衛生的か考えてしまいます。
と言った投稿が見られるように、脚付きマットレスに敷布団を敷く方は結構いらっしゃいます。
しかし、脚付きマットレスは敷布団を使用する必要はありません。
マットレスは耐圧分散が出来ていて、理想の寝姿勢を保てるように工夫されています。
敷布団を敷くと寝心地が柔らかくなりすぎてしまい、腰が曲がった状態で寝るので腰痛を発症しやすくなります。
また、敷布団とマットレスの間に湿気が溜まりやすいので、カビやダニが繁殖する原因にもなります。
明らかに寝心地が悪くない限り、敷布団を敷くのは止めましょう。
分割型脚付きマットレスの境目はベッドパッドで解消!
分割型脚付きマットレスはつなぎ目が腰骨付近に来るので、寝心地が悪く感じる方がいらっしゃいます。
体重が軽い女性や子供であれば気になりませんが、体格のがっしりした男性の場合、沈み込む量が多いので腰に違和感を感じる事があります。
厚めのベッドパッドで寝心地を改善
8,363円~
境目の寝心地が悪い時には、厚めのベッドパッドをマットレスとシーツの間に入れる事で解消できます。
また縁が柔らかめのポケットコイルを使用している脚付きマットレスを選ぶと、快適な睡眠が取りやすくなります。
マットレス直置きはNG!
脚付きマットレスを使う上で絶対に止めてほしい事は、脚を付けずにマットレスを直置きする事です。
寝心地だけ考えると脚はなくて良さそうですが、脚がある事でマットレスの下から新鮮な空気を取り込めます。
寝汗はマットレスの中を通り裏面に溜まるので、マットレスだけでなくフローリングにもカビが生える原因になるので必ず脚は取り付けましょう。
>>脚付きマットレス使い方マニュアル|布団を敷く・マットレス直置きはNG
>>脚付きマットレスがカビやすい4つのNGな使い方&効果的なカビ対策方法
脚付きマットレスおすすめまとめ
脚付きマットレスは、手頃な価格で快適な睡眠を得られる人気のベッドです。選び方のポイントは、マットレスのサイズ、種類、一体型か分割型かの3点です。
マットレスのサイズ:
- 平均的な体格の成人: シングル
- ゆったりと寝たい方: セミダブル
- 細身のカップル: ダブル
- 広々と寝たい方: クイーン
マットレスの種類:
- ボンネルコイル: 通気性・耐久性◎、硬めの寝心地。
- ポケットコイル: 体圧分散性◎、ソフト~普通の硬さ。
一体型と分割型:
- 一体型: 寝心地重視、腰痛持ちにおすすめ。
- 分割型: 搬入・移動が楽、ソファとしても使える。
おすすめ脚付きマットレス:
- 新・国産ポケットコイルマットレスベッド Waza ワザ
- ボトムベッド脚付きマットレス
- ホテルダブルクッション 脚付きマットレスボトムベッド
- 脚付きマットレス コンパクト圧縮 梱包 搬入 簡単 20cm 高脚 ハイタイプ
- 脚付きマットレスベッド 日本製ポケットコイルマットレスベッド【MORE】モア
- 脚付きマットレスベッド【ELAMS】エラムス
後悔しない使い方:
- 敷布団は不要。
- 分割型はベッドパッドで境目をカバー。
- マットレスの直置きはNG。
これらのポイントを参考に、自分にぴったりの脚付きマットレスを見つけて、快適な睡眠を手に入れましょう。